鳥海山
- GPS
- 05:43
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,360m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:47
天候 | 雨後晴れ後霧、風強し、賽の河原付近より下は晴れていたと思われる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
小屋まではよく踏み固められている岩道。 小屋より先は普通の整備された登山道。 谷ルートへの分岐がわかりにくく急斜面なので要注意。谷ルートの御室まではゴーロ瓦踏みかためられていて歩きやすいが、外輪山との分岐後、涸れ沢の横断でルートを見失いやすいので注意。御室から頂上は不安定なゴーロ帯を行く。登りは良いが、下りは濡れてると滑りやすいのでちゅうい。途中岩穴らしきところに入っていくがそれで正しい。 |
その他周辺情報 | 道の駅 ねむの丘 \450強塩泉 |
写真
感想
前日に引き続いて、東北日本海側登山遠征。
朝4:30に三崎公園キャンプ場を出て、登山口に6:45着。
登山口でポツポツと雨粒が落ちている。
しばらく行こうか迷う。
しかし、何人か登山者が、出ていったのを見て。goと決める。
出発直後、雨が本格的の降り始める、雨具を着て黙々と雨の中を歩く。これ程降られている中歩くのも久しぶりである。雪の中の登山はしょっちゅう行っているが、、
引き返したくもなるが、この時間で下っても下界ではどこの店も温泉も開いてないので、濡れ損となってしまうので、登る。
蒸し暑い中、無心で上ったら、賽の河原あたりで雨が止んできた。前に何人か先に出た登山者がガスの中に消えていく。彼らを追いかけながら悪天の中、登る。するとそのうちに、雲が切れて晴れてきた。小屋に着くまでの間青空が広がっていく様子と周りに広がる野原を眺めたり、写真を撮ったりしていた。
小屋に着いて、小屋の裏手にまわると強風。鳥海湖がガスの切れ目から見えているが、稜線はガスが結構な勢いで抜けている。
一旦小屋の正面に戻り、休憩し、どうするか考える。外輪山コースではなく、谷コースなら二重稜線の中には入って、風が弱まると考えた。
分岐まではCTで一時間、自分の足ではそれよりは少なく済んで、かつ、防寒はジオライン中厚手に着替えればそこそこいける。
谷に入っても体が揺さぶられるレベルなら撤退、ガス+雨本降りで撤退、ジオライン着て寒ければ撤退と決めて出発。
案の定稜線は、強風。冬の八ヶ岳主稜線くらいの少しよろけるくらいの風が吹いていた。でも、時折、ガスが切れて遥かなる鳥海の山頂が見えた。二年前の外輪山から見た妙高を彷彿とさせる威容であった。谷ルートの分岐で女性一人に会い、自分が先行してルーファイ。まず地形図だと手前の旧分岐の方の道が書かれているので現地の道標の方が正しい。旧分岐ルートはropeがかけられている。新道から見ると梯子の跡がわかりやすい。枯れた沢を横断する際向こう岸の登山道が少し見つけずらかった。
その後は、よく整備された登山道をただ登るだけだが、ここで上部からどんどんガスが沸いてきてものの5分もしないうちに、濃いガスの中に入った。暗い山道をなる早で登る。高度を稼がない割に距離が長くて意外と時間がかかる。ガスが濃いので、気を紛らわすためにラジオをつけながら進む。そんなこんなで、御室につく。
御室には入れなさそう。もう冬仕舞いしてしまっているのだろうか?
御室のトイレの前で風が防げたので、ここでジオライン中厚手を着る。一気に暖かい。たぶん、嵩高対防寒性能の比で結構良い線いってるのではないだろうか?
防寒対策をして、頂上までGO。頂上までは大きめの岩がゴロゴロ転がるゴーロ帯。登りやすいけど、時々風で体があおられる&岩が濡れていて難易度が上がっている。
また、ガスのせいで地味にメガネに細かい水滴がつく。岩にペンキが塗ってあって、ルートは親切だが、今回は視界が20m程度なのでルーファイが少し難儀であった。全体の2/3くらい上ったところで一旦道がくだり始め、ゴルジュの中みたいな岩穴に入っていく。最初はルートミスかと思ったが、これで正しい。岩穴の中は風が入ってこなかったので、少し気が安らぐ。そこから出て、少し上るとすぐ頂上。心の目で男鹿半島と眼下に広がる日本海が見えた気がする。頂上はやはり風がビュービュー。気温はおそらく10℃前後頂上の岩陰で少し風が防げたので、ここで待望のLAWSONのコンビニスイーツのどらもっちを食べる。強風、ガス、視界がわずかの中で食べるどらもっちはよくわかんない背徳感でとても美味しかった。山頂での風の強さから、外輪山コースでの下山は諦める。(こちらの方が、登り返しが面倒でない気がしていたので、可能であれば外輪山コースで下山を考えていた。)
10分ほどで下山に入る。岩が大きいので一歩一歩を大きく取る必要があり、降りるのに難儀する。途中の岩穴付近で1人だけ登山者とすれ違った。それ以外に御室より上部ですれ違った登山者はいなかった。
ラジオをかけながら、御室で小休止ののち下山開始。結構な数の登山者とすれ違う。聞いた話だと外輪山コースにいった人は今日はほとんどいないらしい。途中、登りで自分の少し前を登っていた人を追い抜いた。彼らは、御室で引き返したらしい。
NHK第一で為末さんの話を聞きながらどんどん谷を降りていき、涸れた沢の手前あたりで暑くなってきたので、ジオラインを脱ぐ。雨雲脱ごうかと思ったが、外輪山コースの分岐がある稜線に再び上がってからの判断とした。
稜線はまだ強風だったため、しばらくの間、雨具は脱げなかった。
強風の中稜線を下っていくと所々コルでは、ガスの下の境界を抜けていてうっすら下界が見えた。どうやら、雲がかかっているのは、鳥海山の上だけらしい。行きは見えた鳥海湖も帰りは見えずに小屋までたどり着く。
小屋から下におりて見て、風向きが朝と違うことに気がついた。朝は南西の風だったが、降りてくる頃には北西の風になっていた。近くにいた健脚のおじさんに追いつけるように飛ばそうとするも、周りの野原に見とれて写真をとっていたのでなかなか追いつけない。そして降りていくにしたがい、ガスの勢力範囲から外れていって、日光が当たるようになって結構暑くなってきた。賽の河原の手前で雨具を脱ぎ、再び軽快に降っていく。すこし、足が疲れていたが、降りながら天気が良くなっていくの感じてをひたすら歩く。滝の賽の河原からしたは笹が刈り払われていたが、トンボの数が物凄かった。石畳の上にとまっているらしく、自分が歩くと、一斉に飛び立つので目の前がトンボだらけだった。でもアブとかじゃないので全然よかった。最後、コンクリの階段に変わったところから走って、登山口フィニッシュ。
6h切れてよかった。
ビジターセンターを見学し、コーラを飲んで、鳥海ブルーラインを車で降る。途中工事車両がセンターラインをはみ出して走ってカーブしてきたので肝を冷やしたが、気持ちの良い道路だった。
下界におり、道の駅ねむの丘で温泉。強塩泉の風呂で開放感が素晴らしかった。
そこの食堂で地魚丼¥1500を食べ、14:20頃新潟に向けて出発。
途中新潟のバイパスで渋滞につかまりながらもなんとか19:00のリミットギリギリでレンタカーを返し、新潟19:36発のときで茨城に帰る。
総じて、野原、湿原、池塘、草紅葉に魅了された東北遠征であった。
もっと秋が深まってから来るのもまた一つの楽しみだと思った。鳥海、月山に関してはぜひ、冬の山スキーシーズンにも訪れたい。しかしながら、秋の草紅葉ろ湿原が一番綺麗なのかもしれないと思った。
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