斜里岳 北稜 北西尾根
- GPS
- 147:45
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 2,540m
- 下り
- 2,538m
コースタイム
28日
除雪終点7:15-11:20北西尾根取り付き11:50-13:00樹林限界c820くらい-14:50c1130-15:30玉石沢c1000くらいテン場
29日
テン場5:40-6:40北稜取り付き10:30-11:00テン場
30日
テン場→雪洞
31日
雪洞→もう一つ雪洞
1日
雪洞8:30-9:30北西尾根c1200-11:00尾根合流点c1420-11:10がま岩c144011:25-11:50斜里岳P12:20-13:00がま岩-13:20北西おねc1200-13:40雪洞
2日
雪洞4:40-5:30北稜取り付き6:15-6:20小槍c1250くらい-7:30大槍先のコルc1360くらい7:45-7:45第一岩塔c1380くらい9:00-9:30第三岩塔c1410くらい13:00-14:40斜里岳P14:50-尾根合流点15:30-15:50北西尾根c1200-16:10雪洞
3日
雪洞7:10-8:30玉石沢c650-10:00・338-11:00除雪終点下山
天候 | 28日 スカッパレ。無風。非常に良い天気 29日 朝は曇っており風もある。午後から晴天スカッパレ 30日 悪天候。停滞。とおもいきや、青空も見えており意外と行けた可能性も。 31日 悪天候。停滞。風雪厳しい。 1日 快晴。風も弱い。北西尾根アタック 2日 朝のうちは晴れ。次第に雪が降りガスも出てくるが夕方まで基本的に晴れ。 3日 朝から風が強く、下界に降りてからは10m先も見えないような猛吹雪。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
隣には神社がある場所が除雪終点で、除雪車の転回用か広いスペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期としては全体的に雪は多そう。頂上にはボッコなどがあるはずなのだが、埋まっていて何も無いくらいの雪はある。 がま岩を始め北西尾根 がま岩のワイヤーは埋まっていて、そこにワイヤーがあると知っていなければ普通見つけられない。ワイヤーを掴む、話すという動作が怖い。 その付近も含め雪庇はチョロチョロ出ているが小さいため避けられる。 頂上への急斜面は雪がグサグサでステップが決まらず非常に怖かった。 北稜 小槍 なんも。 大槍 大槍上まで3段登り平坦登り…みたいな感じ。急だが特に問題はない。 大槍下り 尾根上を降ろしていける。途中身長くらいの水壁な段差があり、そこは慎重に下ろした。 岩塔1 トラバースするには沢型の雪崩も怖く雪質もステップが決まりにくい吹き溜まり雪だった。そのため敬遠。 尾根上も雪はグサグサでステップが決まりにくく、ハイマツなどを足場にしたり掴んだりしつつ上へ上る。 尾根上は細めの下りの雪稜。 すると、1.5個めの岩塔がありそれは右側に2,3mほど懸垂トラバースして巻く。pinは木。 岩塔2 右側から回りこむようにして登っていく。雪質もよくサクサク登れて簡単。尾根に出ると左側に少し吹き溜まっていたが踏み込むと地面にはハイマツがあったので尾根上の判断は楽。 岩塔3 始め尾根上を行こうと思ったのだが段差が厳しくトラバースしてから直上することに。雪質が悪いこともあってザイルを40mほど出していく。後続はユマールで確保して、木を掴んだりしながら登る。最後は末端で。pinは木。中間支点もだいたい埋まっていたカンバたちを掘り返して。 最後の登り 第三岸塔を登り切ったらあとは高度感のある急な雪稜をグイグイ登っていく感じ。北稜の中で一番高度感があって怖い。だが雪質は悪くはない。 何箇所か水壁的な身長くらいの段差はあるがバイルとかさくっと決まって楽に登れる。 一番最後のPへの登りは右側から回りこむようにしていけばいけそうだったが、まっすぐザイルを張ってユマールで登っていく。上端を固定したのはスノーバー。 北稜全体 大槍降りて第一岩塔あたりが一番難しいのだろうと記録などを読んで思っていたが、雪の量のせいもあったのか第3岩頭あたりが大変だった。 八剣山を大きくした感じというのはまさにその通りだなと思ったが、大きくなっている分高度感も少なく、尾根も思っていたより太く、印象ほど大したことがなかったというのが感想。 |
写真
感想
サモア隊長のぎっくり腰やら、中山峠の通行止やら、いろんな都合でデッパが遅れたり何だりしつつ年末のまたたびを27日にデッパ。高速道路が猛吹雪のため通行止、下道も何処までが道路でどこからが対向車線で、前の車が何メートル先にいるのかも全く分からないような状況の中、ノロノロ運転で旭川まわりで斜里町へと向かう。斜里の道の駅の駐車場で少し寝た後、斜里岳へと向かい、準備をして行動開始。
うまい具合に林道を行こうとするが、それも面倒くさいので適当に柵を越えたり何だりしつつ植林地帯を突っ切って北西尾根の取り付きまで。沢型ははっきりとしていて現在地確認にはあまり困らない。
北西尾根をえっちらおっちら上がっていくと、平らになり始める辺りでちょうど樹林が疎になり斜里岳がお見え。すごく格好がいい。ふと横を見てみれば、どっしりとした海別岳が真っ白な山体を晒し、その奥に広がる知床の白さが眩しい。風邪もなく非常に穏やかな中、のんびりと尾根を進めていく。
昨日入山出来ていれば今日はいい北稜日和なのになぁとか言いつつ雪洞を充分に惚れるくらいの雪庇が左側に張り出している北西尾根を淡々と登って行き、時間も時間なので玉石沢の中におろしてテンパることに。
玉石沢への下りは雪崩が怖いという話だったが、確かにコチラ側の斜面は急で沢型は白く、その周りの樹林も疎ら。だが、そこそこ出てるし、雪も雪崩れそうな感じはしないので適当におろして、沢中に降りる前の少し吹き溜まって平らになっている場所にテントを張ってその日の行動は終了。
29日
朝起きてみると風の音がビュービュー言っている。朝から晴れてきて今日は晴れるはずだということでパッキングしてデッパ。玉石沢におろしてそのまま対岸の尾根を登っていく。
コチラ側の斜面は緩く、bushもたくさんあり雪崩れる気はしない。壷でここを登るのは大変かに思えたが、結構堅いこともあってむしろシールで登ったほうが苦労しそう。えっちらおっちら上がって稜線まで。
北稜は稜線に乗ってもただの尾根。やはり小槍まで行かないと「稜」という感じではないようだ。とりあえず風雪厳しく、視界もないので雪洞を掘って時間待ち。中に入って9時頃まで休んでみるが視界は一向に回復せず、風も強い。時間も足りないので引き返しを決定する。
しかし、引き返しを決定した途端ガスは晴れだし、みるみるうちに北稜の全景が見え出す。風はまだあるがとりあえずこのあとは確実に晴れるという予報だし行けるんじゃないかという空気がパーティー内に生まれるが、迷ったらとりあえず行ってみる、みたいなことをしてカミホロでも下山できなかったりしたこのパーティーの今までを省みて、行きたい行きたいと前のめりな隊長をなだめすかして引き返し。
30日
テントが潰れかかって、入口からビュービュー風が吹き込んできて寒くて目が覚める。今日は本当に天気が悪そうだ。テントも潰れかかっているし、この先年明けまで停滞することは確実な天気状況なので、快適さを求めてそこら辺で雪洞を掘ることとし、その日は雪洞作成、引越し、ナポレオン大会をして行動終了。謎に酒やつまみを出すペースが早く、早くも酒不足となってしまう。
31日
掘り易さを優先して雪洞の特に入口部分の天井の高さが50cmほどしか作らなかったため、案の定天井がだいぶん下がって端っこの部分が崩れた朝となった。新雪で柔らかかったこともあってまぁ崩れるだろうなと思っていたところだったので特に衝撃はない。
このままじゃ寒いじゃないかということでどうせ今日もステイだし明日も北稜には行けなさそうだし、快適な暮らしを求めて数メートル横にしっかりとした雪洞を掘ることにする。
やはり年始時期ということもあって全体的に雪は締まっておらず、地面から1mちょっとより上はサクサク掘れてしまうやわらか雪。とりあえず4mほど積もってる雪を入口の天井1m以上取ることにして掘り進めて雪洞作り。これだけあれば下がってくることはあっても落ちることはないだろうって感じで。
快適な雪洞を作ってこの日の行動は終了。大晦日ということもあって摘みなどを出しつつ、紅白を少し聞きつつ、就寝。
ちなみに、雪洞内の物干し竿にはゾンデが非常に有効。テントポールは曲がって使い物にならないが、ゾンデは長い上にあまり撓むことがなく使いやすい。ほかにピッケルスコップなども指しておくと便利。
1日
あけましておめでとうございますということで外の様子を見てみると、風もあまり内容で穏やかに腫れている。あれ?もちょっと天気悪いんじゃなかったっけ?急いでパッキングして、今日はとりあえず北西尾根から風の様子も見つつ頂上まで上がって見ることに。
斜面をシーアイゼンつけてジグ切りつつ登り、そこからもうスキーはいらないということでEPにして北西尾根を登っていく。風はあり寒いが、風は弱く、北稜に行けたんじゃないかと言いながら登っていく。
尾根合流点までの登りが意外と急。合流してからは尾根が細くなり、吹き溜まりもちょろちょろしてる雪稜チックな感じ。眼の前に見える斜里はカッコイイ。そして歩いて行くと、尾根上を行くんだったら1mちょっとジャンプするかどうかして降りなければならなさそうな段差を発見。右側を巻いていけそうだったのでそちらを行ってみると足元の辺りからワイヤーが出てくる。なるほどやはりここがガマ岩か。
そのワイヤー掴んでガマ岩を通過するが、ワイヤー掴むまでとワイヤー離して尾根に復帰するまでがシュカブラというか岩もせり出してきているしちょっと怖い。雪質も悪くあまりしっかりステップが決まらず生きた心地がしない。なんとか通過するもその先からは同じようにステップが決まらず、ピッケルを指しても決まらない非常に最低な雪質が続いていく。
とりあえずその先にある岩を右から巻いて間というか左から抜けて頂上への急斜面へ。個人的にこういうステップが決まらず宙に浮いているような感覚がする地面の感覚というのが非常に嫌いで、泣きたくなりながら登っていく。ピッケルを差してもスカスカ入ってしまって何も効いてる気がしないし、地に足がつかないこの感覚が耐えられない。が、頑張って登る。
最後は道なのかしら無いが左に回り込むように頂上へ。スカッパレ。風も穏やかで良い天気。
とりあえず北稜の様子を見たり、写真をとったりしてから下り始める。
登りですら怖かったのだから下りなんてもうそれ以上なわけで、非常に恐怖感を覚えながら4足歩行でただひたすら手元足元を確認しつつ下っていく。沢のフリクションとかもそうなんだけれども、物理的にかっちり噛み合っているというか固定されているというか、そういう感覚のしない地面というのは本当に大嫌い。多分大丈夫なんだろうけども、そういうホールドスタンスを信用できる日は自分には来そうもない。とりあえずひたすら怖い怖いと思いつつ急斜面を下り、ガマ岩をおっかなびっくり通過していくが、パーティーの他のみんなはサーっと先へ行ってしまっていて1人置いてかないでーと思いながら追いすがる。
尾根合流からは雪質が良くなってきたのでそのまま前降りでサクサク下ってパーティーの皆に追いつき、あとは壷でざーっと雪洞まで。
明日は天気がよさそうだということで気合を入れて就寝。
2日
今日は勝負日。4時半くらいに雪洞を出発。月明かりに照らされてくっきりと見える斜里を見ながらラテルネも付けず北稜に向けて登っていく。風はほとんどなく、昨日よりも弱い。これはいけるってことで、北稜に取り付き、小槍の前で少し明るくなるまで休憩。明るくなったのでいざ登攀開始。
小槍の登りは特になんてことはない。そのさき大槍までも急なところはあるが雪質も悪くはなく、サクサクと登りやすいところを登って行き大槍へ。大槍の上からは尾根に沿って降ろしていけば降りられそうだったので後ろ向きも交えながら降りていき、途中身長ほどの段差をBS。前爪を使い岩と氷のステップを使いながら降ろす。ほんと垂壁に近いためスタンスを目で見ることがあまりできず、足先で確かめておりていく感じなので結構怖く、TOPの木村さんに感謝。しかし、バイルもしっかり使えるし怖い場所ではない。
続いて第1岩塔。とりあえず木村高柳で尾根上を行ってみて、店長さんが右側のトラバースを見て見ることに。トラバースは雪崩と雪質が怖く、行くんだったらザイル貼りたいなということで、行けそうな尾根上を選択。尾根上は表面カリカリ中グサグサ、その下にはハイマツ、カンバが生えているという感じで雪にステップは決まらず、雪を崩して枝をスタンスにして登っていく形となるちょっと左側に回りこむ部分では地面はなく純粋に空中のハイマツをスタンスにする感じとなってヒヤッとするがハイマツさんたちはしっかりしているので大丈夫。ピッケルやバイルも枝に引っ掛けて使えばこの上なく頼りになる良い感じ。北稜はこの先もこんなかんじで枝などは下にいっぱいあるので特にホールドスタンスに困るようなことはなかった。
第1岩塔を登り切るとちょっと下り気味の雪稜があって細いし結構怖い。で、その先に下から見ていた時にもわかったようなヒョイッと出てる岩塔があり、まぁ便宜上1.5岩塔と呼ぶが、その前で一旦たまる。
この1.5個めを巻いて降りるのだが、2mくらいの垂壁を降りてトラバースしなければならず、足元の雪はやはり崩れやすいということと、降りたところの雪がステップの決まらない感じに行きが吹き溜まっていて嫌だということでtopのサモアさんはザイル使ってごぼうで降りて、後続は懸垂して少し降りた後トラバース。ホールドスタンスも意外としっかり決まるので特に何も。
続けて第2岩塔。ここは右側を回りこむようにしてルンゼを登っていき上に出るような形で進める。僕TOP。ここが一番雪が固く、バイルも前爪もしっかり雪面で決まって楽勝。さくさくっと上に登ると左側がチョロっと吹き溜まっている雪稜。どこまでが地面なのかなーと思うが、取り敢えずおもいっきり足を踏み込んでみたら下にハイマツがあったのでそんな感じでハイマツの上を歩いてるってことを確認しつつ第3岩塔手前まで。多分後続にとってはそんなこと少しも思わないただの尾根。上から見てみるとそこまで吹き溜まりは張りだしていなかったが、まぁ通ったルートは正解っぽかった。
記録では第1岩塔の通貨が非常に難しく、そのあとはそこまでやってれば普通にいけるとのことだったので、もう後はこれ巻いて登るだけかなと思い第3岩塔。普通に登って尾根上に行けそうだったので後ろから来た店長さんにこれピャッと登って終わりじゃないっすかー?みたいなこと言ってトップを譲る。が、店長さん少し登ってストップ。あれ?その壁登って尾根上行けるんじゃないの?シュカブラ崩せばおんなじ様な感じなんじゃね?サモアさんがトラバースして巻く方に行ってみるが、これまた詰まったらしく、待っている人たちからは見えないところでソッチの方が簡単そうだ、いやこっちのほうが難しい、みたいな会話を繰り広げている。
とりあえずサモアさんルートの方に行ってみようということになったようで店長さんが降りてきてザイルを引っ張ってルート工作に。木で確保しながらだんだんと悪化しているような天候の中ひたすら待つ。と、ルートが出来上がったようで、後続はユマールで確保しながらその先へ進んでいくことに。最後の僕は末端確保。
ルート状況としては、すこしトラバースして回り込むと沢型の上に出て、その沢型をトラバースした後、カンバがせり出してきている壁をカンバをホールドスタンスにしながら登っていく。登って行く途中でザイルは引っかかるわ中間支点も外しにくいわ引っかかるわでこの辺りが非常に面倒くさい。そのあとまた岩を回りこんで微妙に出てる枝をホールドにしながらトラバースして、あとは上へとハイマツに引っ掛けながら上へと登っていく感じ。
バイルも何処にでも引っ掛けれるし、枝が引っかかって邪魔なことを除けばスタンスも全般的に安心しておけるものばかりで自分は特に怖い感じはしなかったが、パーティーの他の皆はここが一番怖かったらしい。
店長さんがここっすか!?みたいな場所で確保している横を通り過ぎておんなじ様なところをもう1-2mほど登って尾根上に出る。そのあと眼の前に広がっているのは頂上まで続く雪稜。
第三岩塔上からが今までの中では最も細く、斜度もあることもあって高度感は強かったのだが、そのような急な雪稜上を一歩一歩登って行き、途中ちょっとした段差をハイマツなどを足場にしながら登っていく。段差などのスタンスとかの幅が大きく、メッチェンってこういう歩幅が大きく、力でヨイショって登るようなムーブは苦手な人が多いよなぁとか思い、店長さんを少しは気に留めつつP直下まで。
右側に回りこんで北壁からの沢型みたいなところに出て登っていけばそれで終わりなのかなーとも思うが、トップを歩いていたサモアさんがザイル固定して後続はユマールで登れば早いっていうのでザイルを渡してルート工作を任せる。確かにユマールで登るのは楽だなぁとか思いつつ上に出て、昨日見に来た場所だということを確認してホッとひと安心。この時点で空はもうすぐ夕方のような雰囲気を醸しだしておりよくあることだが時間はあまりなかったのだ。
全員が登り切るのをまち、あとは皆でPへと向けて緩い尾根を上がっていき、頂上。昨日も来た場所だが、北稜から来たということもありまた違った印象を受ける。そして周りの景色が夕焼けっぽく染まってきつつあり、それもまた綺麗。少し休んで北西尾根を下り始める。
昨日よりも雪が安定してきており昨日ほどは怖くなく、さくっと降りていく。しかし下りというものがそもそも怖いということに間違いはなく、僕と木村さんは慎重にゆっくり降りていく。
そしてテン場への降りだしの位置まで来て、後は玉石沢まで降ろして雪洞、第宴会へ。
それにしても、初日に大きく張り出していた北西尾根の雪庇が天候のせいか昨日はほとんど削られ消滅していたのにまた今日になったら張りだし始めていた。この時期の雪庇はやはり脆いんだなぁとも、雪の造形の変化はやっぱり面白いなぁとも思う。
3日
昨日のペミ、ふりかけ、スパの3部構成の食計でやられていた片山くんをよそに朝から棒ラー2日分の満足飯。この山行はスパの味付けもコーンクリームとかスキムとか、ペミもコンソメスキムとか、ステイ食に米とか色々と今まで自分としては考えもしなかったことが取り入れられていてしかも意外と旨く、山の食事に関してはもっと色々と考える必要があるなぁとか思った山行だった。
3日間くらいお世話になった快適な雪洞を後にして出発する。しかし、雪が締まりきっていないせいもあるのかもしれないが想像以上に湿度が高く、天井も下がった。雪洞の適期は1-3月くらいだとは聞いていたが、やはり硬く締まった雪に掘るのとはだいぶ違うのだなぁと一人納得。
出発してからはシールでもつるつる滑るくらい非常に硬い玉石沢の中をスキーで降ろしていって、横の斜面が緩くなってくる辺りから林道めがけて一直線。片足シール片足スキーで快適に滑って、林道まで。林道からはシールを完全に外してみるが、ほとんど完全なトラバースで、若干登りなどもあり、・324先くらいから以外はシールを付けておくべきだったと後悔しながら下山。
下界はほとんど雪が降っていないようで、車も殆ど雪をかぶっておらず、荷物を積み込んで一路遠回りへと向かうのでした。ちゃんちゃん。
ちなみに、温泉は清里のホテル緑清荘で入り、その後ほとんどすべての車が地吹雪視界不良のためハザードランプを付けているような根北峠を通って、とおまわりまで。民宿とおまわりではいつもどおりおいしいご飯を食べさせてもらって、鹿肉などもつまみながらお酒を飲んで、最後は雪浴びをして、翌日ラ・レトリ中標津でジェラート食って足寄から高速道路で札幌に帰り鍋パーティーという流れでした。
ツクチェ・ピークに向けた準備山行もこれでひとまず一段落。もう時間もないし色々と頑張ろう。
↓ちなみに、とおまわりのその日のブログ。
http://plaza.rakuten.co.jp/toomawari/diary/201301040000/
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