菖蒲が浜から男体山 志津から廃道を迷い野州原林道を下る
- GPS
- 12:40
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 1,352m
- 下り
- 1,946m
コースタイム
天候 | よく晴れて暑い暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
竜頭の滝で中学の修学旅行を思い出して感慨無量。男体山は単調な登りだが山頂だけは北に崩落した火口が雄大で360度の好展望。志津〜弥平ガ原は廃道で道に迷い、林道を丹勢経由で下りる。テント重い。 |
感想
前日は湯本から日光白根・五色山を周回して菖蒲が浜にテントを張った。トレックライズ1の初使用であったが、湖畔に打ち寄せるさざ波を聞きながら静かな夜を過ごした。近くに竜頭の滝があるので寄ってみる。30年も前に修学旅行で見学したことを思い出してしばし感慨にふける。バスもないので中禅寺湖北岸の道を歩いて中宮祠から登山道に入る。拝観料という名目の入山料500円は、この山全体が神社の私有地なのでしょうがないが、下山してくる人からは集金しないというのは太っ腹である。
途中で車道に出て4合目から本格的な登山道。傾斜がきついが、振り返る中禅寺湖の眺めがなぐさめてくれる。山頂まで随分時間がかかったのは前日の疲れとテントの重さだろうか。ついでに火口壁西を進んで祠に立ち寄る。志津までの下山は火口壁東側を進んで下っていく。
志津から裏見滝までは地形図の波線を辿るつもりだが、林道の曲がり具合をチェックしながら入口を探す。林道に切られると入口を探すのが大変だが、地図のポイントに笹やぶのへこみを発見して分け入る。が・・・、肩までの笹籔が厚くて微妙なやぶのへこみを追うのは大変だし、樹林に入ると道が不明瞭となり、とうとう道を失った。・・なので、左の沢におり、この沢筋を下ることにする。大きな滝壺の落ち口に出ればそれが標高1600mの滝であり、この3mm上流に登山道が出現するはずである。
滝というのは下から見上げるから美しいのであって、落ち口から覗き込むなんて気分の良いものではない。等高線で4本の絶壁は確かに自然の偉大さを感じさせるものであるが、正直言って怖いぃぃぃ。さて、この落ち口から登山道を探せなければ志津まで道なき道を200m登ることになる。が、なんとか落ち口のすぐそばに笹やぶの凹みを発見して一安心。笹は腰より下まのでここからは道を追って14:30に野州原林道1530m地点に出ることができた。
この道は、林道に切られているとはいえ、交差して下へと続くはず、と探したが全く発見できない。なので、意気消沈してテンション急降下してふてくされて、そのまま林道を下ってきたのさ。長い長い埃っぽい砂利道を暑い暑いと汗だくになり、水も飲みほし、ああ、こんなことなら汚いとはいえ志津小屋で水を補給すべきだったとぼやきながら、ぐねぐねだらだらと歩くしかないでしょ。バス停に着いたのは18:30なので4時間のだらだら林道歩きでした。
地形図に書いてあっても信じるな。廃道ということもある、覚悟して行け、ということを学んだのでした。かなり悔しいので、鎌か草刈り機を持って道を開きながらリベンジしたいという気がするのである。
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