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Yamareco

記録ID: 259060
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ハイキング
丹沢

【相模原13愛川5】小沢バス停から城山高校前バス停まで 謹慎中につき安全遊歩低空飛行のみ62 関東ふれあい神奈川13 ( リベンジ )

2013年01月07日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
21.9km
登り
1,280m
下り
1,207m

コースタイム

起床3:45→出発5:07→

6:30淵野辺駅6:32→6:33淵野辺駅南口バスターミナル(1番乗り場)6:40→

7:11小沢バス停→7:12諏訪神社7:15→7:16還浄寺7:17→7:29▲小沢古城跡山7:33→7:45諏訪神社7:49→8:09とりつき口→8:11福寿院→8:16相模メモリアルパーク→8:23行き過ぎて戻ってハイキングコースへ→8:27▲天狗山8:33→8:36南側登山口分岐→8:43▲三栗山9:02→9:27南へ下る尾根を見送る9:30→9:33クラブハウス前→9:46美化プラント方面分岐→9:51上三増バス停分岐→10:02▲牛松山10:11→10:23左手にさがみ野霊園の北端へと下りそうな下りを分ける→10:25直進する尾根と分かれて南へ下る道へ10:26→10:36畑の横を通って一般道へ(左折)10:38→10:44県道65号(右折)→10:49右折路入る→10:51鳥居→10:52菅原神社10:54→10:55鳥居前からの道を合わせる→11:04撤退→11:16鳥居へ戻る11:20→11:31三増峠登り口→11:43三増峠11:48→11:54▲小ピーク→11:56▲東峰11:57→12:03▲志田山12:06→12:11南東への尾根を分けて右手(西)へ12:12→12:14バス停分岐→12:18志田峠分岐12:19→12:21▲410m圏峰(北西への道が分岐)12:23→12:26▲417m峰→12:43志田峠東の赤と黄色のテープ地点へ12:44→12:49志田峠13:01→13:16右折路入る→13:22韮尾根バス停分岐13:36→14:07▲雨乞山14:08→14:25桜山分岐→14:27桜山分岐休憩所14:34→14:44日ノ森山分岐→14:58中野橋分岐→15:15平井橋→15:18無料庵バス停→15:39城山公園→15:54女坂分岐→16:01十字路→16:07▲城山(筑井城址)16:27→16:32十字路→16:34飯縄神社16:36→16:37一本杉→16:38宝ヶ池→16:39鷹射場分岐→17:06津久井湖17:18→17:28城山高校前バス停17:30→

18:03橋本駅北口バスターミナル→18:05橋本駅18:06→

(9分間寄り道)→帰宅19:55


「関東ふれあいの道 神奈川県コース13 山里から津久井湖へのみち」コースタイム3時間21分
(※韮尾根バス停〜韮尾根バス停分岐のタイムは2012年12月07日のもの)

韮尾根バス停→42→雨乞山→60→平井橋→24→根本→28→城山→37→津久井湖→10→城山高校前バス停

天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】JR 小淵沢駅→神奈中 小沢バス停

【帰り】神奈中 城山高校前バス停→JR 橋本駅

コース状況/
危険箇所等
【 コース状況 】
小沢古城跡山へは、諏訪神社と還浄寺の間にある階段からとりつき、直登ぎみに尾根にのったらあとは細めの尾根を北西に進み、三角点「梅沢」のある肩のところだけちょい踏み崩れやすい斜面を登り、三角点から15mほどで山頂部にたどり着く。
ここから南西にも尾根がのびていたが、今回は辞退した。

天狗山を越えてから「南側登山口分岐」の標識があったので、三栗山ハイキングコースの本来のとりつき口とは異なると思うが、福寿院の脇道より墓地手前で左手の道を行くと程なく相模メモリアルパークの車止めゲートのところに出るので右折して、最初の直線路を曲がる前に右手のフェンスの切れ目から続いている階段を行く。途中で右手に尾根を分けるが少々植生が煩わしいので天狗松跡広場までは階段を利用した方がオトクであろう。

広場の上方5mくらいのとところに痩せ尾根が回り込んでいるのだが無視してもかまわないだろう。はたして、広々とした山道をそのまま行けば、程なくハイキングコースの指導標があるところにぶつかるので、ここより三栗山〜牛松山までは道標に従う。

さて、左手ににさがみ野霊園の北端へと下りそうな細い下り道を分けるてから2分程度で進行方向の尾根が薮っぽくなってくるところに左後方に戻るような形で南へと下る道がついていたのでここより下る。すぐに右手側が道路と近くなってくるのがわかるが踏み跡もないのでそのまま行くと、倒木が多くなり薄い薮気味となり、道形も怪しくなってくる。ついに道が消滅しているところに出てしまったが、薄い薮の向こうに農地らしきところが見えていたのでそちらへ向かうと景観がひらけ、農地を回りこむようにして一般道へと下った。

ここを左折すると程なく県道65号線にぶつかるので右折して、5分ほどで右折路に入り、菅原神社から三増峠への境界尾根を目指したが、けっこうハードなので退却して、三増トンネルのわずかばかり手前の右手にあるハイキングコースの道標のところから素直にやさしい道を上り、三増峠へ。

ゲートを跨ぎ、立入禁止のトラロープが張られた志田山方面へ。ピークをひとつ超えて東峰で西に折れ、巻き道が分かれるところから右手の高みに向かって直登する。

山頂より南西に下るとすぐに巻き道が合流し、すぐバス停への分岐が示されたテープのところで右手を道なりにゆき、T字路を右に折れ、分岐標識が横たわっているところ(志田峠分岐)から南西に登ると長っ細い志田森のピークにでるので417mと思しいポイントまで進み、ここより南東〜東〜南東〜南西と下り、踏み跡が怪しくなるところから、かなりの急斜面を下った先の枯れ沢のところに、前回確認した、とりつき口にあったのと同じ赤と黄色のテープが並んでいて、誘導されるように志田峠東のとりつき口へとたどり着く。

ここより5分ほど上れば志田峠で、城山高校前バス停までは、すべて関東ふれあいの道の道標に従うだけ。

小沢古城跡山の頂上ちょい下方には、四等三角点「梅沢」がある。
三栗山の頂上ちょい下方(見晴台付近)には、城山町の1級基準点「NO.110」がある。
雨乞山の山頂には、、三等三角点「雨乞岳」がある。

【 危険箇所 】
皆無。
とくに、津久井城山コース、関東ふれあいの道と、三栗山ハイキングコースは安全遊歩道クラス。

ただし、志田森からの下りの最後の方は、そこそこ急な斜面を枯れ沢まで下降するので要注意。

また、三増峠から志田山へのルートは「オオスズメバチの巣があるため立入禁止」となっているため自己責任にて。

牛松山からの下りも、最後の方は踏み跡が怪しくなってくるので注意。

いずれにせよ、地図&コンパス必携。

【 トイレ 】
大相模カントリークラブ・城山公園・城山・津久井湖・などなど。

【 休憩所 】
そこいらじゅうにある。

【 飲食・買い物 】
津久井湖の自販機にて、バンホーテンのミルクココア(120円)をいただく。

【 持参したガイド・地図 】
1/25000地図 八王子(国土地理院)
1/25000地図 上溝(国土地理院)
都市地図 神奈川県10 相模原市・愛川町(1/14000 昭文社)
関東ふれあいの道 神奈川県コース5-5

【 失せ物 】
老眼鏡。

【 ゲットしたオタカラ 】
なし。

【 my初登頂かながわ 】
425 小沢古城跡山 (仮称) 110m圏
426 天狗山 190m圏
427 三栗山 240m
428 牛松山 282m
429 志田山 410m圏
430 志田森 417m
431 雨乞山 429m

【 参考にさせていただいたサイト 】
愛川町観光協会(ハイキングコース)
http://www.aikawa-kankoukyoukai.jp/haikingu.html

古城を歩く
http://www15.ocn.ne.jp/~castle04/index.html

悠歩悠遊
http://yuhoyuyu.sakura.ne.jp/index.html

kemura-13さんのブログ
http://ameblo.jp/kemura-13/

araigenga(ヤマレコ)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-2901-prof.html

bicmos(ヤマレコ)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-14339-prof.html

hirokok510(ヤマレコ)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-29081-prof.html

Yamaotoko7(ヤマレコ)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/userinfo-8544-prof.html

【 周辺の寄り道情報 】
飯山、高松山、煤ヶ谷秋葉山、煤ヶ谷高取山、福神山、上野山、法華峰、稲生桜山、日ノ森山、小倉山、家形山、春ノ木丸、シルタレ沢ノ頭、タロベエ峰、などなど。

おはようさん。
(還浄寺)
2013年01月07日 07:17撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 7:17
おはようさん。
(還浄寺)
山頂より15mほど手前の肩っぽいところにある
(小沢古城跡山)
2013年01月07日 07:28撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 7:28
山頂より15mほど手前の肩っぽいところにある
(小沢古城跡山)
ここから南西にも下りの尾根がのびていた
(小沢古城跡山山頂)
2013年01月07日 07:31撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 7:31
ここから南西にも下りの尾根がのびていた
(小沢古城跡山山頂)
けっこう細尾根
(小沢古城跡山)
2013年01月07日 07:40撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 7:40
けっこう細尾根
(小沢古城跡山)
城山を振り返る
(県道54)
2013年01月07日 08:00撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:00
城山を振り返る
(県道54)
(県道54とりつき口)
2013年01月07日 08:09撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:09
(県道54とりつき口)
(相模メモリアルパークのハイキングコース入口)
2013年01月07日 08:23撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:23
(相模メモリアルパークのハイキングコース入口)
天狗松跡広場を俯瞰する
(天狗山山頂)
2013年01月07日 08:32撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:32
天狗松跡広場を俯瞰する
(天狗山山頂)
(天狗松跡広場)
2013年01月07日 08:33撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:33
(天狗松跡広場)
(三栗山山頂)
2013年01月07日 08:43撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:43
(三栗山山頂)
見晴台は山頂より3mくらい低いところにある
(三栗山見晴台)
2013年01月07日 08:45撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:45
見晴台は山頂より3mくらい低いところにある
(三栗山見晴台)
城山町の1級基準点もあった
(三栗山見晴台)
2013年01月07日 08:58撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 8:58
城山町の1級基準点もあった
(三栗山見晴台)
(三栗山)
2013年01月07日 09:12撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 9:12
(三栗山)
(三栗山)
2013年01月07日 09:20撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 9:20
(三栗山)
牛松山が正面に
(大相模カントリークラブ)
2013年01月07日 09:49撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 9:49
牛松山が正面に
(大相模カントリークラブ)
(牛松山)
2013年01月07日 09:55撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 9:55
(牛松山)
(牛松山山頂)
2013年01月07日 10:02撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 10:02
(牛松山山頂)
(牛松山山頂)
2013年01月07日 10:09撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 10:09
(牛松山山頂)
(下降地点)
2013年01月07日 10:34撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 10:34
(下降地点)
(とりつき口)
2013年01月07日 10:36撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 10:36
(とりつき口)
(県道65からの右折路)
2013年01月07日 10:49撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 10:49
(県道65からの右折路)
歩き辛くなってきたので引き返す
(撤退地点)
2013年01月07日 11:04撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 11:04
歩き辛くなってきたので引き返す
(撤退地点)
普通にハイキングコースがあった
(三増峠登り口)
2013年01月07日 11:31撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 11:31
普通にハイキングコースがあった
(三増峠登り口)
(三増峠)
2013年01月07日 11:44撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 11:44
(三増峠)
志田山への登り口には「立入禁止」看板が
(三増峠)
2013年01月07日 11:45撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 11:45
志田山への登り口には「立入禁止」看板が
(三増峠)
(志田山東峰山頂)
2013年01月07日 11:56撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 11:56
(志田山東峰山頂)
(志田山山頂)
2013年01月07日 12:03撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 12:03
(志田山山頂)
(尾根分岐)
2013年01月07日 12:11撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 12:11
(尾根分岐)
赤と黄色のテープのところに出る
(下降地点)
2013年01月07日 12:43撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 12:43
赤と黄色のテープのところに出る
(下降地点)
(韮尾根バス停分岐手前)
2013年01月07日 13:20撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 13:20
(韮尾根バス停分岐手前)
とても癒された
(韮尾根バス停分岐手前)
2013年01月07日 13:21撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 13:21
とても癒された
(韮尾根バス停分岐手前)
(韮尾根バス停分岐)
2013年01月07日 13:22撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 13:22
(韮尾根バス停分岐)
雨乞山
(韮尾根バス停分岐)
2013年01月07日 13:23撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 13:23
雨乞山
(韮尾根バス停分岐)
(雨乞山山頂)
2013年01月07日 14:07撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 14:07
(雨乞山山頂)
(雨乞山山頂)
2013年01月07日 14:08撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 14:08
(雨乞山山頂)
(西明日原)
2013年01月07日 14:54撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 14:54
(西明日原)
(西明日原)
2013年01月07日 15:01撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 15:01
(西明日原)
とても癒された
(西明日原)
2013年01月07日 15:04撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 15:04
とても癒された
(西明日原)
(平井橋)
2013年01月07日 23:31撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 23:31
(平井橋)
(城山公園入口)
2013年01月07日 15:40撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 15:40
(城山公園入口)
(城山)
2013年01月07日 15:45撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 15:45
(城山)
(城山山頂)
2013年01月07日 16:14撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 16:14
(城山山頂)
(城山山頂下休憩所)
またね。
2013年01月07日 16:21撮影 by  PENTAX Optio RZ10, PENTAX
1/7 16:21
(城山山頂下休憩所)
またね。

感想






【 反省 】
さて、前回大歩危でとりつくことすら出来なかった「コース13」なので、今回はさすがに最優先事項としたため、現地で残り時間と照らし合わせて稲生桜山と日ノ森山へのピストンを省いたが、企画段階ですでに小倉山を省いていたので次回、いっしょに御馳走になれるルートをつくればよいので無問題であろうか。
ともあれ今回は、寄り道したい気持ちを我慢できたのが大収穫か。

老眼鏡をまた落としてしまった。また、山を汚してしまった。ごめんなさい。帽子の上から引っ掛けるのは禁止とすることにした。

今回は(今回も)ルート図のポイントにまったく自信が無い。偏にスキル不足の為せる業なのだが、特に、関東ふれあいの道のルートについては記入したルート図と一致しない可能性大なので要注意。ほかにも2箇所ほど自信がまったく無いところアリ…。

【 教訓 】
成らぬは人の為さぬなりけり。

【 感想 】
三栗山ハイキングコースはそこそこ展望にもめぐまれていて、心地よかった。

津久井城山ハイキングコースは、一度歩いているものの根本方面からは初めてだったのでそれなりにたのしめた。

小沢古城跡山は、頂上から先の尾根を散策できなかったのが残念だけど、短い割には充分たのしめた。

三増峠からのほかの道も、いずれは散策してみたい。

最後はちょっとハラハラしたけど志田山コースも趣しろかった。

メインの雨乞山山頂はショボいけど、韮尾根と西明日原からの里山の景観にめちゃ癒された一日であった。

なんとなくツギハギだらけだし、コース設定も残り物をつないだ感アリアリながら、陽だまりハイキングとしては絶好のメリハリを備えていたような気もする。

あと、韮尾根バス停分岐で長々とお話させていただいた御方、ちょっと時間的に微妙だったため最後は話の腰を折る形になってしまったけど、いろいろとありがとね。

MVPは、きょういちにち。

関東あれあいの道かながわは、コース「14」とコース10の残りちょっとだが、「10」の残りの方は裏コースの調査時にまわすことにしたのでとりあえず王手がかかった。


【 蛇足なわたくしごと 】

赤朽葉家の伝説 桜庭一樹 ★★★★ (1/1 初読)

「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」(★★★★)が、かなりツボにハマって、当時、読み漁ったのだがそれ以外の作品は、悪くはないものの衝撃を受けるには至らず、よってついついほったらかしになっていた。ところが、昨年になって「私の男」(★★★★★)を読んで、感涙し、再び熱に浮かされ残りの作品で文庫本になっているものをすべて購入した。
「ファミリーポートレート」(★★★★☆)は、「私の男」に負けないくらいの素材であったが、如何せん構成が甘く、衝撃は大きい(ある意味キモチワルイ)ものの読後の満足感は前作に並べず。
「少女には向かない職業」(★★)は、以前に氏が書いていたものと大差のないレベルであったし、とっかかりのすばらしかった「荒野」(★★)は、巻を重ねるごとにしぼんでしまったのだが、本作は最後まで安定してよどみなく流れ、心地よい時間を提供してくれる逸品であった。
たしかに瞳子は泪が死んだからこの世に生を受けたわけだから瞳の子なのかと、思わず唸ってしまう心地よさはさておき、昭和から平成へと日本が歩んできた歴史を背景として見事にいかした切り口のすばらしさは筆舌に尽くしがたく、再読は確実のものと思われる。


悪い男 キム・ギドク ★★★★★ (1/3 再見3回目)

どうしようもなく社会の最底辺に生きる男の恋物語ではあるが、生贄になる女子大生も身勝手でモラルのかけらももちあわせていないため、この手の作品にありがちな悲惨な物語にはなっていない。桜庭一樹→私の男→悪い男という連想で、久々に再見したのだが、やはり同質の匂いが根底にある。
彼らはクズだが、つまるところ、不幸でもなんでもないのである。


マルドゥック・フラグメンツ 沖方丁 ★★☆ (1/4 初読)

ぶっちゃけ、サイドストーリーを断片的に羅列しただけの杜撰な構成なため、一冊の本として高く評価することは不可能であるが、アノニマスを切望する思いはかきたてられたのだから、しっかりと商戦にとりこまれたというところか。
わがいとしき金色のネズミに再開できる日がはやくおとずれるといいな。
ってか、スクランブルの完全版は、やっぱり買うべきなんだろうか。ちょっと悩む。


ティコ・ムーン エンキ・ビラル ★★★★★ (1/4 再見6回目)

二夜連続で重たいのを観たくはなかったためテリー・ギリアムの「バロン」を鑑賞しようとしたのだが、プレイヤーの読み取りエラーで観られなかったので、こちらにしたしだい。
シックでサイコでファンタジーな映像に今宵もまた酔いしれる。


歓楽通り パトリス・ルコント ★★★★ (1/5 再見2回目)

ジャック・リヴェットの「セリーヌとジュリーは舟でゆく」を鑑賞しようとしたのだが、またも読み取りエラーで断念し、「北の橋」も「彼女たちの舞台」も同様で、結局のところ同じダンボールにあったこちらを鑑賞したしだい。ちょっともうプレイヤーが寿命なのかもしれない。
プチ=ルイの、一途で献身的な愛が胸を撃つ。痛くて切ないけど浪漫が美しい。

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