栂池〜白馬岳〜唐松岳 不帰ノ嶮 テント泊
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,691m
- 下り
- 2,681m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:30
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:55
天候 | ガス 曇り・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
栂池高原〜登山口ロープウェイ片道2000円 白馬頂上宿舎テント泊要予約1300円 ビール500ml 800円自販機 天狗山荘テント泊要予約1300円 ビール350ml 600円自販機 高速バス白馬八方ー新宿 4900円 八方尾根〜白馬八方リフト・ロープウェイ片道1610円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
猿倉からの入山、大雪渓&鑓温泉は現在ともに閉鎖 天狗の大下りのガレ場、不帰ノ嶮の鎖場は地図に記載通り |
その他周辺情報 | 栂池高原ロープウェイ乗り場着いたら紙に記入 八方の湯 800円 源泉湯 温度もいい 八方、ローソン向かいに軽食(バーガー)とビールの店 |
写真
感想
前回の裏銀座の反省を生かし、軽い48ℓザック新調と荷物を減らし、後立山を線で繋ぐテント3泊の山行を計画、2日目は朝日岳往復にしようとしたが、最終日の天気がよくないなかでの不帰ノ嶮通過は微妙なので白馬岳〜唐松のみに変更した。
1日目白馬頂上宿舎、2日目を天狗山荘までとした余裕のあるスケジュールは、3日目の不帰ノ嶮に体力を備えられ、また食料消費で荷物も軽くなり非常に快適だった。
当初、猿倉からを予定したが出発2日前に通行禁止になり、急遽、栂池高原からとなった。
毎日アルペンバスは土曜午前までしか問い合わせできず、行き先変更情報に難儀した。
ガスが多く稜線を一望する快晴こそなかったが、まずまずの天気だった。
稜線の風は冷たく、ジャケットの下にフリースを着ながら歩いた。
1日目、夜行バスの中で腕時計とマグカップ忘れに気づきガックリ。猿倉の登山道が両方閉鎖されたためか朝の栂池のゴンドラは長蛇の列だったが、例年よりは少ないのだろうか。運良く早朝に着いたため最初のロープウェイに乗れた。
白馬大池まではまぁまぁの急登が続き、白馬岳までは地味な登りが初日のザックの重さとともに堪えた。水場が豊富なルートで、気温も低くなってきていたので水はもっと減らせたはず。
白馬岳山頂はガスのなかだった。マグカップを買いたいが、頂上宿舎まで下って売ってなかったら…とやたら重く1800円もするステンレスマグカップを白馬岳山荘で購入したが、頂上宿舎で軽くて1000円のマグカップが売っていた😭
夕方、10分だけ晴れて撮影タイム。夜は断続的にテント場に風が吹き込み、テントがバタバタと音を立てた。夏用シュラフではかなり寒く(2〜3℃)辛い就寝となった。夜トイレに行くと満天の星空だった
2日目は旭岳方面散策と天狗山荘まで時間が有り余るので、ゆっくり起床。晴れたので6時台に白馬岳へ、テント撤収は一番最後になり誰もいなかった。ザックをデポして裏旭岳方面散策、剱岳が綺麗だった。
稜線に復帰し、アップダウンはすごいが、杓子岳、白馬鑓ヶ岳はすぐ目の前。
人は少なく、静かに歩けた。
杓子岳への登りはザレ場の急登でいやらしかった。鑓ヶ岳へ向かう途中、登山道のど真ん中に真新しい熊の糞。鑓ヶ岳山頂で話した方は、杓子ー鑓ヶ岳間の鞍部で登山道をクマが横切るのを見たらしい。昼11時半くらいなのにウロウロしているらしい。鑓ヶ岳への小鑓の登りはキツかった。
天狗山荘には13時には着いてしまった。ガスガスで展望はなかったが、ビールを飲んで、食料をありったけ消費し明日に備えた。
日が落ちてからの気温低下がすごく、ありったけを着込んだが寒さで夜中にギブアップ。今までただ持ち歩いてきただけだったエマージェンシーブランケットが役立ち、その後は快適に暖かく眠れた。
3日目、10時間寝て、朝4時起床。晴れていて、満天の星空を堪能、朝日は見れなかったが朝焼けが綺麗で素晴らしい雲上の朝を迎えた。
昨日の短い行動時間と十分な睡眠で体調は万全。水は1ℓちょっとだけにしたが、寒いくらいなので結局下山時には余った。
6時前にスタートしてすぐに雲が上がってきて、終日ガスとなった。
不帰ノ嶮コースは地図に記載通りだった。
天狗の大下りはガレガレで土が見えている部分以外は大小全て浮き石、下りなので注意した。
不帰キレットの鎖場はなかなかのクライミングで、しっかり三点確保しながら慎重に登った。鉄の梯子を通過したあとの巻道にある5mくらい、左が切れ落ちた場所があり、山側にはロープや掴む場所がなく滑ったら一発アウト、ここの通過は非常に注意した。
南峰へはぐるりと回り込み、最後危なそうな鎖場。不帰ノ嶮はそれまでの登山道よりメリハリがあり、楽しかった。ガスと小粒の雨、地図で見た三峰に向かうが、三峰はないまま巻道歩きで、最後急登を登るとそこは唐松岳だった😓コースタイムも大幅に巻いて、あっという間だった。
ガスが一瞬開けて剱岳と五竜岳が見えたが、30分粘って下山。ガスは濃くなり唐松岳山荘は10m手前まで気づかなかった。そのまま通過して、あとは緩やかな下り。リフトまでの何気ない砂利道で転び、テン泊装備でかなりの強さで足首を捻って激痛。焦ったが、歩き出すと痛みは治ったので安堵した。油断…。
リフトでゆったり下り、そのまま高速バス乗り場近くの八方の湯で暖まった。八方の湯の食堂はうどんのみ。揚げ物食べたいが近くに店はなく、運良く見つけたカフェでチキン&フレンチフライにありついた。
かなり寒くなってきているのでナルゲンボトルと魔法瓶があると良かったかも。
自分としては、かなり余裕のある充実したテン泊縦走だった。
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