20200919‗初日‗仙人池ヒュッテ
- GPS
- 08:45
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,135m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
内蔵助谷まではハイステップの道で体力が削られる 岩が滑りやすく注意 |
写真
感想
劒に行こう!
と春から話をしていたパートナと。
7月に計画をするも、長雨で断念。
8月に計画もするも、また同じく天候不良で断念。
そして、長次郎谷の雪渓の崩壊…。これで、八ッ峰には取付くことができなくなってしまった。
どこまでついていないんだ。
と最後の望みの北方稜線に託す。
計画は以下とした。
【9/19】土
黒部ダム - 黒部ダム駅 - 内蔵助谷出合 - 内蔵助分岐 - 内蔵助平 - ハシゴ段乗越 - ハシゴ段分岐 - 池の平小屋泊
【9/20】日
池の平小屋 - 北方稜線 - 劔本峰 - 前劔 - 劒沢泊り
【9/21】月
劒沢 - 源次郎尾根取付き - 源次郎尾根 - 本峰 - 劒沢泊り
【9/22】火
劒沢 - 前劔 - 劒本峰南稜 - 劒本峰 - 前劔 - 劔沢 - 劒沢泊り
【9/23】 水
劒沢 - 別山北稜 - 真砂岳 - 立山三山 - 雄山 - タンボ平 - 黒部湖
もちろん、すべての日程がうまくいかないことは織り込み済みで、スタートを切った。
前日は雨で、まだ、夏の湿っぽい空気が漂う扇沢。前日車中泊で、何とか始発便の権利を得ることができた。
まずは内蔵助谷出合へ。
天気は今日から一気に冬型へ。雪予報も付くがまだまだ暑い。内蔵助谷出合から内蔵助谷に向かう。
この日は、我々のほかに1名の登山者のみ。ほとんどの登山者が黒部湖駅に向かっていった。
登山口には、富山県岳連の関係者が。軽く情報交換をして登山を開始した。
内蔵助谷までは、ぬめった、ハイステップの足場の急登で一歩一歩に体力を削られる。
ハシゴを超えると斜度も一段落をして少し歩きやすくなる。
ハシゴを過ぎるあたりから太陽が覗き、青空が出てくる。
湿度が高く汗が滝のように出る。ようやく、内蔵助谷出合へ。CT的にはまずまずだ。ここからは涸沢歩き。
水場で一本立てて、ハシゴ段乗越を目指す。湿度は少しは減って来たが、気温が上がり体力を削られる。
足やお尻。腹筋などに違和感を感じる。激暑の中、ハシゴ段乗越へ。乗越手前では、息は絶え絶えで
ヨレテくる。ハシゴ段の名物のハシゴを下ると、本格的な下りへ。ここの道も足元が滑り、滑る。
滑る度に、体幹で耐えて来たが、さすがに限界が来たようで、腹筋が攣る。非常にまずい状況である。
何とか降り切り川岸へ。ここから仙人新道へ。新道下の渡渉地点。橋で本日初の登山者に合う。
その人は、劒沢から、仙人池ヒュッテに向かっているとのこと。ここから600mの登りに備えて休憩を取る。
そして、仙人新道へ。登り初めから、足が攣る。腿。前脛。と数メートル歩くと攣りが酷くたって居られない。
少し休み登りの繰り返しで、だましだまし、高度を稼ぎ仙人峠へ。CTの2倍はかかったのではないだろうか。
先行していたパートナが、峠で、待っていてくれ、到着すると、池の平小屋には入れないことを告げる。
と、丁度同じタイミングで雲切新道を歩いてきた、池の平小屋の小屋番達と出くわす。
小屋番曰く、今年は営業していないので止められないので、仙人池ヒュッテへ行って欲しいとのこと。
仕方なく仙人池ヒュッテを目指す。が限界を超えている肉体には、ヒュッテまでの道も同様に険しかった。
ここで、断られたらもう動けない。決死の覚悟で向かう。 と、仙人池ヒュッテは、受け容れてくれた。
とてもありがたい。ついて、お茶などもいただき、その日は、布団の上で、ゆっくりと休息が取れた。
何とか明日につながる休養となった。
池の平小屋でテント泊をしていたら、ここまで回復出来なかったんじゃないかと思えるくらい厚遇で快適
であった。
2日目に続く
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