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Yamareco

記録ID: 260000
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積雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

新雪を踏んでイブネへ(甲津畑より)

2013年01月12日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.7km
登り
903m
下り
900m

コースタイム

岩ヶ谷林道登山口(7:00)〜東近江市避難小屋(7:55/8:00)〜蓮如上人旧跡(8:30/8:35)〜一反ボウソウ(9:30/9:40)
〜杉峠(10:00/10:20)〜杉峠の頭〜タイジョウ分岐(11:00)〜佐目峠(11:15)〜イブネ(11:45)(イブネ北端往復(12:15)
〜タイジョウ分岐(12:45/12:55)〜杉峠(13:25/13:30)〜峠直下避難小屋:昼食(13:45/14:10)
〜蓮如上人旧跡(14:50/14:55)〜登山口(16:05)
天候 薄曇り 後晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八日市ICから八風街道で甲津畑へ。藤切川に懸る鳴野橋手前に駐車。
コース状況/
危険箇所等
林道を進むと永源寺グリーンランドまでは除雪されているのか、この先は路面凍結があります。

蓮如上人旧跡から積雪が増えます。
杉峠〜イブネ間の積雪は40〜50cmと思われます。
(この間はワカンを履きましたがフカフカの新雪で効果があったのかな?)
風が強いイブネ北端ではエビのシッポが多く見られます。
残念ながら樹氷に適した気候では無かったようです。
脇のポストに登山届を入れ、林道へ入る
2013年01月12日 07:12撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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脇のポストに登山届を入れ、林道へ入る
カクレグラのピーク?
2013年01月12日 07:25撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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カクレグラのピーク?
あれは清水頭だろうか?
2013年01月12日 07:37撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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あれは清水頭だろうか?
桜地蔵に安全登山をお願いする
2013年01月12日 07:56撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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桜地蔵に安全登山をお願いする
タイジョウへの指標が新しくなった
2013年01月12日 08:01撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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タイジョウへの指標が新しくなった
東近江市避難小屋で小休止
2013年01月12日 08:04撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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東近江市避難小屋で小休止
大シデの巨木
2013年01月12日 08:48撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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大シデの巨木
2013年01月12日 09:01撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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一反ボウソウ
2013年01月12日 09:44撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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一反ボウソウ
峠直下の避難小屋
2013年01月12日 09:59撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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峠直下の避難小屋
急斜面のトラバースは滑落に気を付けよう
2013年01月12日 10:02撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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急斜面のトラバースは滑落に気を付けよう
杉峠に出ると御在所岳が見られる
2013年01月12日 10:15撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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杉峠に出ると御在所岳が見られる
杉峠から一登りで雪原に出る(樹氷が見たかったな)
2013年01月12日 10:46撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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杉峠から一登りで雪原に出る(樹氷が見たかったな)
南西に綿向山?を展望(雪原より)
2013年01月12日 10:46撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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南西に綿向山?を展望(雪原より)
目印のすぐ先が杉峠の頭だ
2013年01月12日 11:05撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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目印のすぐ先が杉峠の頭だ
佐目峠からイブネに向かう小尾根が延びる
2013年01月12日 11:17撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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佐目峠からイブネに向かう小尾根が延びる
佐目峠から見る東雨乞岳
2013年01月12日 11:21撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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佐目峠から見る東雨乞岳
やっと登りつめたイブネから鎌尾根を見る
2013年01月12日 11:58撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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やっと登りつめたイブネから鎌尾根を見る
イブネ北端より釈迦ヶ岳
2013年01月12日 12:10撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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イブネ北端より釈迦ヶ岳
御池岳と藤原岳は大きな山だ(イブネ北端より)
2013年01月12日 12:11撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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御池岳と藤原岳は大きな山だ(イブネ北端より)
樹氷は無いがエビのシッポが(イブネ北端)
2013年01月12日 12:16撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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樹氷は無いがエビのシッポが(イブネ北端)
霊仙山、伊吹山が白く輝く(イブネ北端より)
2013年01月12日 12:17撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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霊仙山、伊吹山が白く輝く(イブネ北端より)
北端からイブネへ戻る
2013年01月12日 12:22撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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北端からイブネへ戻る
対峙する国見、御在所、鎌の三山を一望
(イブネより)
2013年01月12日 12:31撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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対峙する国見、御在所、鎌の三山を一望
(イブネより)
イブネ頂上台地の様子
2013年01月12日 12:32撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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イブネ頂上台地の様子
雨乞岳に向かってイブネ台地を下る
2013年01月12日 12:32撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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雨乞岳に向かってイブネ台地を下る
タイジョウ分岐点辺りはアゲンギョと呼ばれる
2013年01月12日 13:06撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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タイジョウ分岐点辺りはアゲンギョと呼ばれる
快晴の杉峠から御在所岳をズーム
2013年01月12日 13:29撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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快晴の杉峠から御在所岳をズーム
青空が戻った杉峠
2013年01月12日 13:42撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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青空が戻った杉峠
一級河川「渋川」の起点石柱
2013年01月12日 14:37撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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一級河川「渋川」の起点石柱
陽を浴びてフジキリ谷を下る
2013年01月12日 14:41撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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陽を浴びてフジキリ谷を下る
冬の渓谷
2013年01月12日 14:49撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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冬の渓谷
蓮如上人旧跡で小休止
2013年01月12日 14:59撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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蓮如上人旧跡で小休止
アンモナイトのような雪まくり
2013年01月12日 15:25撮影 by  EX-H15 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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1/12 15:25
アンモナイトのような雪まくり

感想

年始からの出張業務もやっと開放され、週末の天気も良さそうなので早速出かける。冬のイブネには是非行きたかったので、
本年最初の鈴鹿はイブネに決定。

早朝の凍結した林道を藤切川に懸る鳴野橋へ走る。橋手前の路肩に車の姿は無い、どうやら一番乗りのようだ。

岩ヶ谷林道に入るとすぐ雪が現れる。準備してきたアイゼンもワカンも無駄では無さそうな予感。
時々開ける樹林越からはカクレグラ?や清水頭?のピークが見られる。
凍った林道終点手前の「桜地蔵」で安全登山をお願いして頭を垂れる。

谷に懸る鉄橋から山道に入り、「タイジョウ」への新しく付けられた指標を見送ると東近江市の避難小屋に出る。
ここで小休止を兼ねてスパッツを着け積雪に備える。気温は−4℃。

古屋敷跡で大峠への道を分けるが、誰も入っていないようだ。
奥の畑谷の合流点を見て藤切谷を木橋で左岸へ渡ると蓮如上人旧跡の台地に出る。
奥の畑谷方面にも踏み跡は見られない。

小屋を過ぎると徐々に積雪も増えてくるが、かすかにトレースは残っている。
谷道は風も無く、気温の割には寒さは感じずうっすらと汗ばむ程だ。

「シデの並木」の登りにかかる頃背中に汗を感じてきたので、薄着に着替えていく。気温は0℃まで上がり、しかも無風。

「一反ボウソウ」を過ぎる頃には、トレースもふかふかの新雪に埋もれ完全に消えた。

峠直下の避難小屋から一層深くなった雪の急斜面をトラバースして、一息急登すると杉峠に出る。
新雪に覆われた峠にも一番乗りのようで、イブネへも、雨乞へも踏み跡は見えない。
稜線に出ると流石に風は強く再びジャケットを着込み、ワカンを装着して北へ延びる尾根に踏み込む。

小動物の足跡に先導されて新雪にトレースを刻んで行く。

一息登ると雪原に出て、背後の雨乞岳、南西方面の綿向山など広大な展望が広がる。
ひそかに青空に輝く樹氷を期待していたが、気温が高いせいか全く気配が無い。次回を狙おう。

樹林帯で紛らわしい尾根を右に見送って杉峠の頭を過ぎると、尾根が広がる。
タイジョウ、佐目峠分岐で辺りは古くからアゲンギョと呼ばれるらしい。
(吹雪いたら迷いやすい地形だ。)

新雪にトレースを刻むのは気分は良いが疲れる。予定の1時間遅れだ。12時までにイブネに上がれるだろうか?

焦る気持ちを抑えて一歩一歩トレースを刻み、何とか時間内にイブネの頂上台地に出る。
頭上の空から青さが消えて雲が多く、遠望が利く天気ではないが滋賀、三重県内の展望は充分だ。
クラシまで行きたかったが時間も厳しいので、せめてイブネの雰囲気がより感じられるイブネ北端まで往復して来よう。

北側の展望が大きく広がる。軍艦を伏せたように大きな山容を見せる御池岳、鉄塔から右へ連なる藤原岳3ピーク、
そして左に白く輝くのは伊吹山、霊仙山辺りか。あの輝きでは多分伊吹、霊仙はさぞ良い天気に恵まれているんだろう。

足元には張り出した雪庇が見られるので左寄りに進む。
馬酔木群落を過ぎ立派なエビのシッポを付けた灌木を抜けて北端を往復した後、イブネの頂上台地を後にして杉峠へ戻る。

鼻水をすすりながら下りかかると、今日初めて人に出会う。
朝明からのコースで来た彼も昼食抜きですぐに戻るのだろうか?。
互いに時間も無いので、短時間の立ち話で挨拶を交わして別れる。

自分のトレースを踏んで杉峠に戻ると、皮肉にも空に青さが戻り陽射しも出てきたが、雰囲気を味わっただけで峠を下る。

峠下の避難小屋で遅めの昼食を摂って一息入れる。
丸木のベンチに座って熱いコーヒーを飲みながら、コースタイムを整理した後小屋を出る。

向山鉱山跡のすぐ下に「渋川」の石柱が有る。ここから下流は地図上では渋川に変わる。

暖かい陽射しを浴びて、新雪のイブネを踏んだ心地よい疲労感に包まれてフジキリ谷をゆっくりと下る。


追伸:
レコを検索していてイブネ下山時に出逢ったのはsolowalkerさんとわかりました。
又どこかで逢えますかね。今後も宜しくお願いします。

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コメント

onetotaniさん おはようございます
甲津畑からイブネ・クラシへのコース、一度歩いてみたいコースです。
鈴鹿の奥部は静かで趣のある道がまだまだ残っているんですね。秋に雨乞に登った時実感しました。

春になったら今年は行ってみようかな。
2013/1/14 11:32
sugi-chanさん 今日は。
希望していた雪のイブネへ行く事ができました。
残雪の時期と違って、新雪の時期は行程に1〜2時間程余裕をみないとダメですね。今回の反省点です。

歴史の有る千種街道を辿ってイブネに出るコースはマイブームになりつつあります。
いつかは広大な頂上台地で一泊したいと思っています。

是非出かけて見て下さい。
2013/1/14 16:40
onetotaniさん、こんばんは!
憧れの冬のイブネ、
onetotaniさん、新雪にトレースをつけながらの
山行だったのですね

鈴鹿には、まだ知らない場所がいくつもあります。
イブネもそのうちの一つ。
どんなところなのだろうかと、onetotaniさんのレコを
読みながら想像します。
雪の無い時期に歩いてようと思いますhappy01
2013/1/14 23:01
slowlifeさん 今晩は。
三重県側からも、滋賀県側からも遠い山ですが、鈴鹿の奥座敷らしい雰囲気に魅力を感じています。

初めて広大な頂上台地に立った時は、霙交じりの悪天候でしたが、いっぺんにお気に入りになりました。

slowlifeさんも、御家族で是非出かけてみて下さい。
2013/1/15 21:31
はじめまして!!
onetotaniさん、こんばんは。

いつも鈴鹿のレコ、拝見させてもらってます。

イブネ・・・
我が家もこの週末にテン泊しようと考えてたんですが、敢え無く寝坊…
無雪期に同ルートを歩いてイブネ歩いたんですが、山上台地に一目惚れ・・・

真っ白な台地は素敵なんだろうなぁ・・・と思ってました

という事で、今週日帰りで再チャレンジを画策しておりまして、非常に参考になりました

ありがとうございます
2013/1/17 23:12
utaotoさん 今晩は。
こちらこそ、いつも楽しく読ませていただいております。

お子さんの成長につれて山行がステップップアップして行く様子が羨ましくもあります。

イブネは鈴鹿でも独特の雰囲気があり、何度も訪れたくなる所ですね。
実は今回は杉峠を上がった雪原で樹氷に出逢うのを期待したんですが・・・。

utaotoさんの記録を楽しみにしています。

今年もあちこちへ出かけようと思います。
いろいろなコースを参考にさせて頂きますので、
今後も宜しくお願いします。
2013/1/18 20:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ハイキング 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
雨乞岳,東雨乞岳〜甲津畑ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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