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鳳凰三山・早川尾根 (残雪ラッセルにより、早川尾根ノ頭付近で撤退) (積雪期ピークハント/縦走 / 甲斐駒・北岳)

日程:
2008年05月21日 〜 2008年05月23日
メンバー: 天候:
3日ともよく晴れ、暑かったです


コースタイム:
   1日目 夜叉神峠登山口-夜叉神峠1770m-大崖頭山2186.1mの左側を巻く-杖立峠-苺平2500(位)-南御室小屋-薬師岳2780m-観音岳2840m-赤抜沢ノ頭-賽ノ河原-地蔵岳(オベリスク)2764mの基部-鳳凰小屋-地蔵岳直下の白砂の平地(泊)

2日目 地蔵岳-赤抜沢ノ頭-高嶺2778.8m-白鳳峠-赤薙沢ノ頭2553m-広河原峠2344m-早川尾根小屋-早川尾根ノ頭2463.4より少し先で撤退-広河原峠-白鳳峠-高嶺-赤抜沢ノ頭-地蔵岳直下、昨日と同じ場所(泊)

3日目 地蔵-観音-薬師-南御室小屋-苺平-杖立峠-夜叉神峠-登山口
コース状況/その他周辺情報:
   夜叉神峠から先は、全行程を通じて大体、左側に大きく白嶺三山が見えます。
段々と、(南から)笊の遠望、塩見、中央アルプスの遠望、仙丈、浅夜峰、甲斐駒、後、この先辿る鳳凰三山と、見える山が増えて行きます。
ここ3日程うんと暑かったので、最初の日(21日)と最後の日(23日)では、雪の量や質が大分変わりました。
行く時は、杖立峠の大分下(標高2000m位から上)でぽつぽつと出始めましたが、帰る時は苺平(2500m位)から少し下った日当たりの良い所辺りまで、ほとんど溶けていました。
ほとんどと言っても、樹林帯では、ずぼずぼ埋まる程に残っています。
完全に雪道になるのは、苺平から手前位だったと思いますが、薬師岳までは雪質がさっぱりしていて(標高が低くても)、余り埋まる事なく快適に歩けます。
薬師岳直下になると、森林限界を越え、陽当たりが良くなるので、雪は少ないですが、日陰では、岩と岩の間にたっぷり残っていたり、アイスバーン状態で残っていたり、植物の上に沢山残っているような所も有ります。
しかし、稜線の白砂は、もう大分出てきてはいます。
観音岳から先(地蔵岳まで行くに)は、ほんの少しレベルが上がるような気がします。
地蔵岳周辺(鳳凰小屋に行く場合とか)は、傾斜がきつい(雪も多い)です。
三山の中では、地蔵岳周辺が一番雪が多いです。
又、当然ですが、雪が有るのと無いのとでは、体力・時間・危険の面で雲泥の差が有ります。
地蔵岳から先(早川尾根)に行くには、相当体力に自信が無いと(或いは日程に余裕が無いと)きついと思います。
あと、技術。
早川尾根から、広河原に下るエスケープルート(白鳳峠や広河原峠から下るルート)には、トレースは有りませんでした。
日中になると、雪はぐっずぐずで、終いには一歩歩を進める毎に、足の付け根までぶち抜きました。
忍者の抜き足差し足のように歩いても、無駄です。埋まります。
本当は、浅夜峰(と、あわよくば甲斐駒)に登り、歌宿から戸台に下るつもりでしたが、軟雪ラッセルで体力の限界を感じたので、苦渋の決断でしたが、撤退を決めました。
自分は、よく知らずに行ったもので(出来る限り調べましたが)、えらい目に遭いました。
特に、高嶺の登降は要注意(ここ強調)です。
物っ凄げぇ急な坂です。
溶ければ、何という事もないんでしょうが。
滑落したら、死ぬかもしれません。
朝早ければ、雪が締まっている(凍っている)ので、アイゼンを着ければ、何となしで通過は出来ますが、昼にもなると、ぐずぐずに雪が腐って、アイゼンもピッケルも効きません。
足を雪の中によく蹴り込み、四つん這い状態で、雪面から僅かに出た植物にすがるしかありませんでした。
早川尾根に行くには、朝晩ならば、雪も締まっていて何とかなりますが、難所を通過する時間帯が日中だと、大分厳しいと思います。
兎に角雪がやわくなるので、体力が要るし、危険です。
そんな具合です。
鳳凰山までならば、大した事はありません。
因みに、朝晩の凍った雪面に対処する為に、軽アイゼン位は最低持って行った方がよいと思います。
ストックは、バランス取りに有効です。
鳳凰までだったらば、ピッケルは要りません。
南御室・鳳凰・早川尾根小屋とも、水は出ていました。
特に南御室の水場は、最高。
早川尾根の水場は、印が無いので見付かり難いです。
小屋から少し入った森の中に、ビニルの管から湧水が出ています。
小屋は、薬師小屋だけやっていました。
本当はいけないのかもしれませんが、地蔵岳のオベリスクの下の砂地は、ほぼ平地なので、天泊するには適しています。
夜は甲府盆地の夜景、朝は甲斐駒と浅夜峰の姿が綺麗でした。

写真: この山行の写真をスライドショーで見る

綺麗な色

夜叉神峠より、左から農鳥・間ノ岳・北岳

同じく、真ん中奥、塩見岳

お、カモシカだ

全然、逃げない

むしろ、威嚇のような事もしていたが、ついには斜面を下りて行った

雪が出始めたのは、この辺か

杖立峠

苺平までもう少しの、展望の良い場所

出た、白嶺三山

遠くに笊(多分)が見える


北岳ですな

苺平。千頭星山方面、トレース無し

流石、百名山・・親切だなぁ

奥秩父の山々と茅ヶ岳(下の方)

南御室小屋

砂払岳かな

おぉ、塩見(白い山)と笊(真ん中の左端?)

間ノ岳と北岳

塩見と農鳥

出た、ついに仙丈と浅夜峰

左から、赤抜沢ノ頭(?)、観音岳(真ん中)、薬師岳(右)

甲斐駒の先っぽが見えた

北岳と小太郎山、その稜線の上には北(か中央)アルプス

左から、浅峰夜・甲斐駒の頭(奥)・観音岳、眼下には薬師小屋

薬師までもう少し

おぉ、富士山

蓼科から南八ツの連なり

薬師岳天辺にて、白峰三山

観音岳まで割と近い

観音から、富士と薬師

出た、ついに甲斐駒の全景とオベリスク

浅夜峰・甲斐駒・オベリスクの豪華スリーショット。感無量

オベリスクが近くなってきた

赤抜沢ノ頭(?)から、白峰三山

同じく、観音岳

オベリスク

賽ノ河原より、浅夜峰と甲斐駒

同じく、甲府盆地

オベリスク。ご立派です

でかい。登れないですね

夕暮れ時のオベリスク

鳳凰小屋は、遥か下

もう体力の限界・・張させて貰う事にしよう

浅夜峰に沈みゆく、夕陽



贅沢だなぁ

おはようございます

いざ、ゆかん

地味な難峰、高嶺

高嶺より、(左から)赤抜沢ノ頭・観音岳・薬師岳・辻山

大分角度が変わってきたな


う、美しい。(仙丈)


どんどん、でかくなってゆく

(写真では判り難いが・・)よく下りてきたな

今登りたい山、ツートップ。感動


白鳳峠

ほんと角度が違ってきたな

仙丈って、でかいな

近くなってきました

広河原峠

この辺で限界と判断し、撤退。(樹間越しにミヨシノ頭?)

下見えねぇし・・よく登ってこれたな(高嶺)

これで安心、でも気は緩めずに

又、張ってもうた

お地蔵さま方、二晩もお世話になりました

観音岳

朝の光が綺麗

さようなら、オベリスク

いいお天気ですね

美しいな、しかし

観音岳の影が映る

ほんとに、いい景色だな。

薬師に着き、安堵して寝っ転がる

森が美しい

暑っちぃな、今日は

最後の休憩

山吹が綺麗

苦労したが、実にいい山だった。
  
感想/記録:(by pu-mel)
   あこがれの甲斐駒は、遥か遠くに聳えていた・・。
雪が締まっていれば、何とかなるんでしょうが、なんせ雪が緩過ぎた。(多過ぎた)
南アの残雪量は、八ツの比じゃない。
おそらく、春の雪が多かったからなんでしょうな。


関連する山:※関係ない山が表示される場合もあります。
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