横手山
- GPS
- 05:58
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 700m
- 下り
- 692m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
泥とぬかるみ |
写真
感想
山頂でパンを食べたいという希望をかなえようと以前から考えていた横手山に行くことにした。
志賀高原はエリアが広く、岩菅山、赤石山に行ったことがあるが、横手山ははじめて、ふもとからそそり立つ全容が見えると、にわかハイカーの我々には難敵に思えていた。
そこで、今回はのぞきということろまで車で行って、ちょっと登ってパンを食べ、その後ふもとで紅葉狩りというコースを考えていた。一応リフト、スカイレーターは使わないようにして…
ところが、思わぬ事態が2つ。高速を降りて、中野市街を過ぎると、「渋峠行きで通行止め、菅平へ迂回」といきなり。実は朝刊には載っていたが、この日は新聞を読んでなかった。
それから、池の紅葉を撮りながら硯川に向かうと、おびただしい車と、ゼッケンをつけた人々。なんとこの日は、志賀高原を舞台にしたトレイルランの大会だったらしい。
気温が零下になっていたので、なんとか車を道端に停めて道を確認したら、ツルツル。これではのぞきまで上がれるか不安になった。ただ、県外車がすこしづつノーマルタイヤで登っては行ったが…どうみてもブラックアイスバーン。
第2案の歩いて横手山に登るというのを選ぶことにした。
トレイルランを横目にゲレンデを少し歩いて、草津峠コースに入る。ゲレンデは沼地のようにぐちゃぐちゃしている部分があった。一方、街道は削れて大分荒れているが、登山道と思えば普通くらい。部分的にはコンクリートで舗装されている部分もあったので、そういうところで立ち休みしながら登って行く。鉢山分岐の手前に、一ヶ所右に分岐があったが、一応止めてあるので標識に従う。実は、この街道もトレイルランのコースになっていたようで、鉢山分岐に到達すると、案内の人が立っていた。
そこからは県境界の尾根道らしい。トレイルランの人たちとのすれ違いがあるが、彼らはほぼ道の真ん中を駆け降りて行く。道の真ん中はほとんどぬかるみだった。我々は隅っこをぬかるみとトレイルランの人を避けるように登った。
数えきれないすれ違いがあったが、少しづつ進んで行った。ぬかるんだ急登ではちょっと苦戦する場面もあった。迷うことはないが、どろんこはとにかく大変だった。2つほどのピークを越えアップダウンがあるが、山頂まではなかなか近づけない感じではあった。
トレイルランの人たちがまばらになり、岩の歩きやすい道になった。そして、ゲレンデに出た。視界が一気に開けて、雲海や傘岳、北信の山々、遠く北アルプスが遠望できた。このゲレンデをスカイレーターとリフトの駅を見下ろすところまで進み、林道に入った。
林道は雪に覆われていた。10cmほどの積雪があったと思われる。後から初めて追い抜いて行く登山者がいた。あのぬかるみを帰るのは大変ですよねと話を交わした。コースタイムの40分は長く感じたが、登山の格好でない人たちと、山頂の建物が急に現れた。建物にはパン屋さんと書いてあった。
入店カードを記載して中に入ると、混んでいたので、とりあえずパンを買うことにした。持ち帰り用と併せて8個も買ってしまった。外で食べようと、一旦リフト駅の2階の展望台に行った。素晴らしい眺望で、笹原に紅葉が点在する渋峠らしい景色と、雪をかぶった白根山と浅間山が見えた。
雪をかぶったベンチで食べようかと思ったが、風が思いの外冷たくて店内に戻ることにした。運良く窓際の席が空き、店内もすいていたので買ったパンの他にキノコスープも注文してしまった。
帰り道を泥と格闘するか悩んだが、パンがつぶれてしまうと思われたので、ガイドブック(長野県 北信・東信 日帰りの山 伊部高夫著)にあった車道をショートカットするようにゲレンデを下ることにした。まず、→のぞきという案内から細い登山道に入り、リフトをくぐりながらつづら折れに下った。視界が開けると、横手山ドライブインの直上に出た。
ドライブインから、道をスカイレーター側に渡り、最初のカーブからゲレンデに入って下り始めた。ぬかるみもなく、とても歩きやすかった。しかも、トレイルランの人たちが踏み固めてあった。苔の緑、白樺やナナカマドの紅葉、そして山頂の雪と一応三段紅葉であった。泥んこ道を下らずに正解だった。昨晩念のため見たガイドブックに感謝。歩き良すぎて、休憩を忘れていたので、大分下ってから持参したナシと暖かいコーヒー、買ったパンをゲレンデにじかに座って食べた。
そうしているうちにまたトレイルランの人たちが駆け登ってきた。彼らは、あのぬかるみをまだ知らないのだ。それとも毎年そうなのかな?足がどうにかなりそうで尊敬する。
結局ゲレンデをひたすら下って駐車地に戻ることができた。
午後の陽に、平床の白樺林、蓮池の紅葉が素晴らしく、それを見ながら帰途についたのでした。トレイルランのロングコースの人たちはまだ走っておられた。横手山から焼額までまわってきたらしい。
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