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Yamareco

記録ID: 2717001
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ハイキング
甲信越

千頭星山・辻山(甘利山駐車場よりピストン)

2020年11月08日(日) [日帰り]
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GPS
10:35
距離
16.8km
登り
1,759m
下り
1,758m

コースタイム

05:45 甘利山(広河原)駐車場出発
05:46 登山口
06:01 甘利山山頂 06:06
06:26 奧甘利山分岐
06:28 奧甘利山山頂(御来光待ち) 06:32
07:08 御所山・青木鉱泉分岐
07:33 千頭星山山頂 07:34
08:41 大ナジカ峠
10:45 苺平
10:59 辻山山頂 11:03
11:14 苺平(昼食休憩) 11:28
13:08 大ナジカ峠(小休止) 13:16
14:36 千頭星山 14:43
15:02 御所山・青木鉱泉分岐
15:34 奧甘利山分岐
15:59 甘利山山頂
16:13 経塚・東屋(三角点)
16:19 甘利山(広河原)駐車場帰着
天候 曇り後晴れ 苺平(11:00)気温5℃
過去天気図(気象庁) 2020年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
■往路:都内(21:22/0km)−首都高速−中央自動車道−韮崎IC−県道27号−<穂坂橋>−国道141号−<七里岩トンネル>−国道20号−<上円井>−県営小武川林道(一部未舗装)−市営小武川林道−県営小字沢林道−市営小字沢林道−甘利山駐車場(0:56/189km)

■復路:甘利山駐車場(16:46/189km)−小字沢林道−小武川林道−<上円井(17:36/209km>−国道20号−韮崎IC−中央自動車道−(小仏25キロ渋滞)−首都高速−都内(21:41/382km)

■駐車場:甘利山広河原駐車場(80台/無料)
駐車場は県道613号甘利山公園線の終点ですが、11月4日より冬期閉鎖されており通行できません。駐車場のトイレ、水道も使用不能です。
駐車場へは鳳凰三山への林道を利用して小武川林道から小字沢林道で行くことになります。国道20号線の上円井から約20キロの距離があります。
マップコード:167 345 718*72
コース状況/
危険箇所等
■小武川林道/小字沢林道
すれ違いが困難な区間が多い林道です。一部未舗装区間があります。
カーブが多く、林道入口から駐車場まで約20キロあります。
落石に注意です。当日は雨が降っている夜間に走りましたが、道路の中央付近に頭大の岩が落ちており、退かして走りました。

■駐車場−甘利山−千頭星山
良く整備された登山道です。詳細は割愛します。

■千頭星山−大ナジカ峠
登山道というより踏み跡といった感じです。不鮮明な箇所もありますが、随所にテープや目印があり、注意して歩けばルートを外すことはないでしょう。
このルートで注意が必要な箇所はロープが掛けられた2箇所です。登りではさほど問題になりませんが、下りでは下が見えるのでチョット緊張すると思います。
また、ヤセ尾根の下りやザレの巻きも注意が必要でしょう。
大ナジカ峠は笹原です。ケモノ道があります。しばらくテープや目印が見えなかったりすると、ケモノ道を歩いています。

■大ナジカ峠−辻山
大ナジカ峠から苺平手前のピークまでは急登が続きます。登りで下から見ると踏み跡が不鮮明な箇所がありテープや目印のお世話になりましたが、下りでは上から見るので踏み跡が明瞭で、迷うことはありませんでした。
苺平から辻山はよく踏まれていました。
深夜0時半です。甘利山広河原駐車場に向かって走っています。県道甘利山公園線が11月4日で冬期閉鎖されたため、県道613号線上には通行止めが4箇所もあります。
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深夜0時半です。甘利山広河原駐車場に向かって走っています。県道甘利山公園線が11月4日で冬期閉鎖されたため、県道613号線上には通行止めが4箇所もあります。
広河原に着きました。ゲートは閉められています。すぐ左側が駐車場になります。80台ほど駐められる広い駐車場ですが、車は1台もありません。
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広河原に着きました。ゲートは閉められています。すぐ左側が駐車場になります。80台ほど駐められる広い駐車場ですが、車は1台もありません。
通行止め期間は令和3年4月末日までと書かれています。そろそろ1時になるので5時頃まで車中泊をします。
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通行止め期間は令和3年4月末日までと書かれています。そろそろ1時になるので5時頃まで車中泊をします。
5時45分、駐車場を出発をします。上空の雲が厚いのか明るくなってきません。
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5時45分、駐車場を出発をします。上空の雲が厚いのか明るくなってきません。
15分程で甘利山の山頂です。平坦で広い山頂です。
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15分程で甘利山の山頂です。平坦で広い山頂です。
下界には雲海が広がっています。
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下界には雲海が広がっています。
奧甘利山への途中で振り返った甘利山の山頂です。とくに見栄えのする山でもないのに、名前が知られていたり、山梨百でもあるのは、6月中旬頃のレンゲツツジが有名なようです。
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奧甘利山への途中で振り返った甘利山の山頂です。とくに見栄えのする山でもないのに、名前が知られていたり、山梨百でもあるのは、6月中旬頃のレンゲツツジが有名なようです。
奧甘利山の山頂です。北側の展望はよくないのですが、南東方向に開けているので御来光待ちです。
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奧甘利山の山頂です。北側の展望はよくないのですが、南東方向に開けているので御来光待ちです。
微妙な雲でした。太陽は上がってしまいました。
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微妙な雲でした。太陽は上がってしまいました。
奧甘利山の分岐を先に進むと、これから向かう千頭星山が見えます。
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奧甘利山の分岐を先に進むと、これから向かう千頭星山が見えます。
大西峰付近の笹原です。あちこちにテン泊ができそうな場所や、テン泊と見られる痕跡があります。
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大西峰付近の笹原です。あちこちにテン泊ができそうな場所や、テン泊と見られる痕跡があります。
青空が広がってきましたが、秋の雲です。
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青空が広がってきましたが、秋の雲です。
樹木はありますが北西方向の視界が開け鳳凰山です。
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樹木はありますが北西方向の視界が開け鳳凰山です。
地蔵岳とオベリスクです。
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地蔵岳とオベリスクです。
千頭星山の山頂です。山梨百ですが、誰もいません。周りはカラマツなどの樹林帯で展望はありません。
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千頭星山の山頂です。山梨百ですが、誰もいません。周りはカラマツなどの樹林帯で展望はありません。
基準点名:千頭星 等級:二等 標高:2138.80m
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基準点名:千頭星 等級:二等 標高:2138.80m
鳳凰三山、左から薬師岳、観音岳、地蔵岳です。
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鳳凰三山、左から薬師岳、観音岳、地蔵岳です。
大ナジカ峠から苺平に抜ける辻山のP2524の大崩壊地(糸−静構造線)です。左の崩壊地の左側を登ります。
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大ナジカ峠から苺平に抜ける辻山のP2524の大崩壊地(糸−静構造線)です。左の崩壊地の左側を登ります。
八ヶ岳です。奧は蓼科山です。
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八ヶ岳です。奧は蓼科山です。
千頭星山の南西側に連なる2つのピークです。甘利山から辻山の間で唯一緊張する場所です。
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千頭星山の南西側に連なる2つのピークです。甘利山から辻山の間で唯一緊張する場所です。
大ナジカ峠には道標のようなものはありませんでした。唯一の標記がこの現在地でした。
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大ナジカ峠には道標のようなものはありませんでした。唯一の標記がこの現在地でした。
大ナジカ峠です。金山沢側を見ています。このまま夜叉神まで行けそうな気がします。反対側の丸沢へ下る所にはテープのようなものがありました。
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大ナジカ峠です。金山沢側を見ています。このまま夜叉神まで行けそうな気がします。反対側の丸沢へ下る所にはテープのようなものがありました。
大ナジカ峠から辻山に向かいます。P2524へは急登です。登りでは踏み跡不明瞭でしたがテープや目印がたくさんあり助かりました。下りは踏み跡明瞭でした。
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大ナジカ峠から辻山に向かいます。P2524へは急登です。登りでは踏み跡不明瞭でしたがテープや目印がたくさんあり助かりました。下りは踏み跡明瞭でした。
苺平に飛び出しました。ここまで誰にも会っていませんが、夜叉神峠からのメインストリートにも人影はありません。
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苺平に飛び出しました。ここまで誰にも会っていませんが、夜叉神峠からのメインストリートにも人影はありません。
帰りの時間が押しているのですが、今回の目的は「辻山」、急いでピストンしてきます。
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帰りの時間が押しているのですが、今回の目的は「辻山」、急いでピストンしてきます。
辻山には山頂標はなく、三角点の石柱と辻山と書かれた石が置かれていました。
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辻山には山頂標はなく、三角点の石柱と辻山と書かれた石が置かれていました。
基準点名:辻 等級:三等 標高:2584.99m
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基準点名:辻 等級:三等 標高:2584.99m
辻山の三角点は展望は得られませんが、少し南西方向に進むと展望地があり、白峰三山が目に飛び込んで来ます。
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辻山の三角点は展望は得られませんが、少し南西方向に進むと展望地があり、白峰三山が目に飛び込んで来ます。
千丈ヶ岳
薬師岳から早川尾根です。
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薬師岳から早川尾根です。
辻山の山頂に戻って来ました。11時をチョット過ぎてしまいましたが、急いで昼食を摂って下山します。
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辻山の山頂に戻って来ました。11時をチョット過ぎてしまいましたが、急いで昼食を摂って下山します。
崩壊地の近くから見た千頭星山です。帰路のCTは5:40、1時間ほど詰めないと日没になってしまいます。右下の笹原が大ナジカ峠のようです。
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崩壊地の近くから見た千頭星山です。帰路のCTは5:40、1時間ほど詰めないと日没になってしまいます。右下の笹原が大ナジカ峠のようです。
大ナジカ峠をアップに...
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大ナジカ峠をアップに...
崩壊地を上から覗き込みます。22番目の写真、左側の崩壊地の真上です。
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崩壊地を上から覗き込みます。22番目の写真、左側の崩壊地の真上です。
大ナジカ峠から千頭星山への最初のロープです。登りではさほど緊張感はありません。
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大ナジカ峠から千頭星山への最初のロープです。登りではさほど緊張感はありません。
写真では判りにくいですが、上から覗くと左側にスパ〜っと切れ落ちているので、多少緊張するかも知れません。
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写真では判りにくいですが、上から覗くと左側にスパ〜っと切れ落ちているので、多少緊張するかも知れません。
2番目のロープです。
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2番目のロープです。
岩が濡れていて滑りやすいですが、ロープがあるので安心して通過できます。
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岩が濡れていて滑りやすいですが、ロープがあるので安心して通過できます。
千頭星山まで戻って来ました。14時半を過ぎた頃ですが、日がだいぶ傾いてきました。
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千頭星山まで戻って来ました。14時半を過ぎた頃ですが、日がだいぶ傾いてきました。
甘利山が見えました。西側にある千頭星山の影が伸びています。
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甘利山が見えました。西側にある千頭星山の影が伸びています。
甘利山の山頂です。なんとか明るい内に下山できそうです。
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甘利山の山頂です。なんとか明るい内に下山できそうです。
甘利山からの下山は、真っ直ぐ駐車場には行かず、経塚経由で下ります。経塚には東屋があり、東屋の奧P1671.8には三角点があります。
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甘利山からの下山は、真っ直ぐ駐車場には行かず、経塚経由で下ります。経塚には東屋があり、東屋の奧P1671.8には三角点があります。
基準点名:絶頂 等級:三等 標高:1671.82m
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基準点名:絶頂 等級:三等 標高:1671.82m
富士山は終日見えていました。
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富士山は終日見えていました。
駐車場に戻ってきました。広い駐車場に我が車が1台だけです。お疲れ〜...
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駐車場に戻ってきました。広い駐車場に我が車が1台だけです。お疲れ〜...

感想

11月4日、県道甘利山公園線が冬期閉鎖された。実はこのタイミングを待っていた。
紅葉の時期は過ぎたとはいえ、韮崎市から車で簡単に行ける利便性を考えると、観光客やハイカーは多いはず。
しかし、甘利山公園線が閉鎖されれば広河原の駐車場へは鳳凰山への林道を行かなければならないので遠回りとなり静かになるだろうと考えていた。

林道に入ったのは雨の降る深夜、道幅は狭く、カーブは多く落石もあり、未舗装の区間もあって慎重な運転を強いられた。
林道に入って約1時間、広い駐車場には予想通り1台の車もなかった。
ゲートが閉められたためか、トイレも水道も使用できなかった。

甘利山−千頭星山はハイキングコースでよく整備された登山道だった。
目印や道標もよく整備されていた。
千頭星山から先は、登山道というよりも踏み跡を拾って歩く感じで、多くの人が入っている感じはなかった。
しかしその分、テープや目印は豊富にあり、ルートを外したり迷うことは無かった。

登山口を入ってから苺平までの往復は誰ひとりとも会わず、辻山の手前で1人とスライドしただけという非常に静かな山行だった。

西大嶺や大ナジカ峠の笹原の開放感は素晴らしく、いつかザックにビールをいっぱい担いでテン泊をしたいと思いました。

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ハイキング 甲斐駒・北岳 [日帰り]
南アルプス:甘利山〜千頭星山ピストン
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

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