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Yamareco

記録ID: 276465
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ハイキング
霧島・開聞岳

鹿児島へGO!(3)韓国岳&大浪池・なぜ登る?「そこに穴があるから」

2013年03月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:30
距離
6.9km
登り
706m
下り
588m

コースタイム

大浪池登山口 11:09
大浪池稜線 11:28 ※すぐ手前に休憩所
韓国岳避難小屋 12:40-47 ※大浪池・韓国岳鞍部
韓国岳山頂 13:34-14:11(昼食)
硫黄山 15:07
えびの高原 15:18
天候 晴れのち曇り
一昨日の高千穂峰と同様に春霞
(火山灰・黄砂・PM2.5ミックス?)
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
大浪池登山口には10台程度の駐車スペース(無料)がありますが満車で、
県道の坂を少し下った先の路肩の広い部分に駐車しました。

帰りは韓国岳・硫黄山登山口のあるえびの高原側に下山し、
バスで大浪池登山口まで下山しました。所要6分で160円です。

■えびの高原→大浪池登山口 9:10、11:30、13:00、15:30発(1日4本・毎日運行)
■大浪池登山口→えびの高原 9:00、11:20発(1日2本・毎日運行)

霧島連山周遊バス(霧島市観光協会・いわさきバスネットワーク)
http://kirishimakankou.com/modules/page/index.php?content_id=34

大浪池登山口の駐車台数の少なさを考えると、バスの時間にあわせてえびの高原に駐車し(410円/日)、
バスで大浪池登山口に移動、えびの高原に下山したらそのまま帰る方がいいかも知れません。
コース状況/
危険箇所等
・大浪池登山口→大浪池稜線
よく整備された石畳のハイキング道が池まで続いています。

・大浪池稜線→韓国岳避難小屋
土壌保護のために岩を並べた上を歩く区間があります。
降雨時は歩きづらいかも知れません。

コースから池に面した断崖に出れる踏み跡がいくつもあります。
落ちたら確実に無事ではないので十分に注意してください。

・韓国岳避難小屋→韓国岳山頂
コースの土壌流出が酷く、山頂までほぼずっと木段が設けられています。
えびの方面のルートと比較して、傾斜はかなり急です。

・韓国岳山頂→えびの高原
傾斜も緩く比較的歩きやすい普通の登山道です。特に危険箇所はありません。

【昼食購入】
えびのICからえびの高原に向かう途中にある、白鳥温泉上湯の白鳥茶屋で
おにぎり(200円)と鶏の炭火焼(300円)をテイクアウトしました。
ICからのルート上に1軒もコンビニがなく困っていたので助かりました。
しかも味も美味しかったです。オススメ。
http://www.city.ebino.lg.jp/display.php?cont=100911103933

【温泉】
霧島新湯温泉 新燃荘(立ち寄り湯500円)
硫化水素ガス中毒防止のため、入浴は30分以内に限定されているという秘湯です。
http://www.88onsen.com/kagoshima_4/
今日は鹿児島最終日、霧島に戻って再び、山のぼり☆大好き〜♪
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今日は鹿児島最終日、霧島に戻って再び、山のぼり☆大好き〜♪
大浪池登山口からは大浪池まで、樹林の中をゴージャスな石畳の登山道が整備されています。
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大浪池登山口からは大浪池まで、樹林の中をゴージャスな石畳の登山道が整備されています。
20分ほどの登りで大浪池休憩所を過ぎると、間もなく大浪池の稜線へ。
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20分ほどの登りで大浪池休憩所を過ぎると、間もなく大浪池の稜線へ。
着いた♪
お〜〜☆
お〜〜☆
な〜〜☆
ここからは、池に沿うように反時計回りで稜線を進みます。
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ここからは、池に沿うように反時計回りで稜線を進みます。
ちょうどまんさくが花期を迎え、黄色い花をつけていました。
ちょうどまんさくが花期を迎え、黄色い花をつけていました。
そして待望の新燃岳火口が、結構くっきり見えています。
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そして待望の新燃岳火口が、結構くっきり見えています。
新燃岳の噴煙、萌え〜♪
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新燃岳の噴煙、萌え〜♪
反対側には地熱発電所の白い煙が。霧島ってホントすごいところだな。
反対側には地熱発電所の白い煙が。霧島ってホントすごいところだな。
大浪池を半周したのち、奥に鎮座している霧島山最高峰・韓国岳(からくにだけ)に登ります。
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大浪池を半周したのち、奥に鎮座している霧島山最高峰・韓国岳(からくにだけ)に登ります。
まずは鞍部へと少しばかり下降。
まずは鞍部へと少しばかり下降。
鞍部にはこの山域でまれな、韓国岳避難小屋があります。分岐もあるので道を確認します。
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鞍部にはこの山域でまれな、韓国岳避難小屋があります。分岐もあるので道を確認します。
いざ、韓国岳へ・・・これがけっこうな急登、しかも木段が延々と続きます。
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いざ、韓国岳へ・・・これがけっこうな急登、しかも木段が延々と続きます。
開析が進む旧火山の宿命か、登山道の土壌流出と植生への影響が著しく、山頂までほぼずっと木段・木道が通してありました。
開析が進む旧火山の宿命か、登山道の土壌流出と植生への影響が著しく、山頂までほぼずっと木段・木道が通してありました。
高度が上がるにつれ、こんな溶岩流の跡も。
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高度が上がるにつれ、こんな溶岩流の跡も。
樹林を抜けると、霧島の驚異の大地が背後に広がりました。
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樹林を抜けると、霧島の驚異の大地が背後に広がりました。
さっき通ってきたばかりの大浪池が眼下に。いったいぜんたい、なんて穴なんだろう。
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さっき通ってきたばかりの大浪池が眼下に。いったいぜんたい、なんて穴なんだろう。
その先はゴロゴロした岩の斜面を登っていきます。
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その先はゴロゴロした岩の斜面を登っていきます。
奥では新燃岳が大きな口を開いています。
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奥では新燃岳が大きな口を開いています。
何度見ても噴煙に萌え〜☆
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何度見ても噴煙に萌え〜☆
どうやらそろそろ山頂のようです。
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どうやらそろそろ山頂のようです。
山頂に着いたら向こう側に、大きな穴があった。
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山頂に着いたら向こう側に、大きな穴があった。
とにかくでかい、
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とにかくでかい、
火口でした。
はい、ビッグ・スマイル。
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はい、ビッグ・スマイル。
はい、穴のポーズ。
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はい、穴のポーズ。
では新燃岳の噴煙をオカズに、
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では新燃岳の噴煙をオカズに、
今日のランチをいただきましょう。
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今日のランチをいただきましょう。
宮崎県側の、通りがかりの食堂で作ってもらったおにぎり。美味しい〜。
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宮崎県側の、通りがかりの食堂で作ってもらったおにぎり。美味しい〜。
そしてこの鶏肉の皮つき炭火焼が美味い!さすが宮崎地鶏。
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そしてこの鶏肉の皮つき炭火焼が美味い!さすが宮崎地鶏。
もっと穴と噴煙を眺めていたいところですが、少し雲行きが怪しいので下山します。
もっと穴と噴煙を眺めていたいところですが、少し雲行きが怪しいので下山します。
上りとは違う方向へ、えびの高原の方に下りることにします。
上りとは違う方向へ、えびの高原の方に下りることにします。
guraの後ろでguruが撮影対象を探しながら歩いていたら、大きな石でつまづき、宙を舞って激しく転倒!
guraの後ろでguruが撮影対象を探しながら歩いていたら、大きな石でつまづき、宙を舞って激しく転倒!
手持ちのカメラが捕らえた転倒の瞬間です。ヒザをすりむいてパンツ2箇所に穴が(涙)。
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手持ちのカメラが捕らえた転倒の瞬間です。ヒザをすりむいてパンツ2箇所に穴が(涙)。
擦り傷だけでまだ良かったです。気を取り直し、韓国岳の火口に別れを告げて下っていきます。
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擦り傷だけでまだ良かったです。気を取り直し、韓国岳の火口に別れを告げて下っていきます。
すると、これまでとは別の穴や池が見えてきます。
すると、これまでとは別の穴や池が見えてきます。
しかも穴が大小いくつもあるし、硫黄で白くなってるところもあるし。
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しかも穴が大小いくつもあるし、硫黄で白くなってるところもあるし。
何だあのプリン山は?!
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何だあのプリン山は?!
甑岳(こしきだけ)という山で、旧火口になんと池塘が広がっているそうです。次は行ってみたい!
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甑岳(こしきだけ)という山で、旧火口になんと池塘が広がっているそうです。次は行ってみたい!
穴に囲まれるように広がる、えびの高原が見えてきました。一気に下ります。
穴に囲まれるように広がる、えびの高原が見えてきました。一気に下ります。
振り返ると、韓国岳の側面が崩れて怖いことに。あのクビレのせいで水が溜まらなかったのかな。
振り返ると、韓国岳の側面が崩れて怖いことに。あのクビレのせいで水が溜まらなかったのかな。
上から白く見えていた硫黄山は、新燃岳噴火の影響か噴気が止まり、淋しげな雰囲気でした。
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上から白く見えていた硫黄山は、新燃岳噴火の影響か噴気が止まり、淋しげな雰囲気でした。
そうそう、いつまでも見ていたいのですが、バスの時間があるんですよ。
そうそう、いつまでも見ていたいのですが、バスの時間があるんですよ。
草原の中を急ぎます。
草原の中を急ぎます。
おつかれさま、今日も無事下山できました。素晴らしい鹿児島の山々を十二分に満喫しました。
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おつかれさま、今日も無事下山できました。素晴らしい鹿児島の山々を十二分に満喫しました。
バスの時間も大丈夫でした。これで大浪池登山口に戻ります。
バスの時間も大丈夫でした。これで大浪池登山口に戻ります。
クルマで秘湯感たっぷりの新湯温泉新燃荘へ。新燃岳噴火の時は、一時休業に追い込まれていたそうです。
クルマで秘湯感たっぷりの新湯温泉新燃荘へ。新燃岳噴火の時は、一時休業に追い込まれていたそうです。
新燃岳のエネルギーがそのまま注ぎ込まれているかのような、かなり濃ゆ〜いお湯でした。
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新燃岳のエネルギーがそのまま注ぎ込まれているかのような、かなり濃ゆ〜いお湯でした。
いやあ〜霧島は面白すぎです。全山縦走路が再開になったら、また来ないとね。
鹿児島の鹿さんも、それまでまたね〜☆(終)
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いやあ〜霧島は面白すぎです。全山縦走路が再開になったら、また来ないとね。
鹿児島の鹿さんも、それまでまたね〜☆(終)

感想

鹿児島最終日は前線も去り天気はソコソコ回復。
依然として空が霞んでるのは、春だからと割り切りましょう。

帰京は鹿児島空港からなので、鹿児島市内から霧島に戻り、
いわば本命ともいえる韓国岳と大浪池へ。
特に大浪池は小説「死都日本」で破局的噴火の噴火口となった場所
ということで、guraは絶対に行きたかったようでした。

実際に見てみると、ああ、この穴が見たくて登ったんだと、
期待を裏切らない見事な穴ぶり。

穴の規模の大きさに加えてそれが視界の中に幾つもあり、
更に水の溜まっているものもあるという、
少なくとも日本では、恐らく霧島以上のものはないという光景を、
存分に楽しんできました。

なお、レンズが汚れていたのに気づかず、
一部の写真の映りが見苦しくて申し訳ありません。

続きは是非、これまた素晴らしい霧島の温泉にでも行きがてら、
実際に皆さんにも楽しんでいただくのがいいかと思います。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【鹿児島へGO!シリーズ】
(1) 高千穂峰・砂の惑星に荒ぶる春の嵐(3/9)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276407.html
(2) 開聞岳・それはきっと素晴らしい眺望(3/10)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276443.html
(3) 韓国岳&大浪池・なぜ登る?「そこに穴があるから」(3/11)※本レコ
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-276465.html
 

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コメント

なんだか悔しい(笑)
霧島へは新婚旅行で行って韓国岳も見ているのに登りませんでした。
こんなにいい山だったんですね
行けばよかった〜!
大浪池とか雑誌の表紙みたいな景色!

鶏の炭火焼き、霧島温泉もらしいですね。
現地に行ったら絶対外せないですw
遠征に行ったら名物を山で食べたいなぁ。
2013/3/16 0:37
まるで坂本龍馬のような
新婚旅行で霧島だなんて粋ですねえ

・・・ってwasabiさんの場合は
まるでおりょうのような、でしたか

名物といえば、鹿児島で誰かと話をするたびに
焼酎飲んだかと聞かれました。
絶対外さないようにw 下山後でお願いします
2013/3/16 1:12
guraさん guruさん
九州に来らっしゃったとですね〜
楽しく拝見しました〜(^^♪

また、次回楽しみしてます
2013/3/16 11:10
113さん!
コメントありがとうございます。
九州の山はホント新鮮な体験が出来ました

早速、次はどこ行く〜
guraの攻勢がいつになく積極的で大変です
2013/3/16 17:55
プロフィール画像
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

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