七倉山荘前のタクシー待機は、今年は11月3日で終わっています。そうでなくても最初から七倉山荘から歩くつもりだったんですけどね。
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七倉山荘前のタクシー待機は、今年は11月3日で終わっています。そうでなくても最初から七倉山荘から歩くつもりだったんですけどね。
調べる人が多いと思うのですが、七倉山荘と高瀬ダムの間は、指定車両(自転車含む)以外は全て通行禁止。つまり、指定会社のタクシーを使う以外はここから歩くしかないということ。残念ながらチャリデポという技は七倉山荘までしか使えません。
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調べる人が多いと思うのですが、七倉山荘と高瀬ダムの間は、指定車両(自転車含む)以外は全て通行禁止。つまり、指定会社のタクシーを使う以外はここから歩くしかないということ。残念ながらチャリデポという技は七倉山荘までしか使えません。
最初のトンネルは真っ暗。8時-15時は灯りを消しているそう。というわけで、ライトは必携。
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最初のトンネルは真っ暗。8時-15時は灯りを消しているそう。というわけで、ライトは必携。
船窪小屋への登山口はトンネルのごく手前にあります。
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船窪小屋への登山口はトンネルのごく手前にあります。
1つ目のなが〜〜〜〜いトンネルを過ぎると、たまに見かけるお猿さん。割と人馴れしている様子ですがもちろん上高地のように近づいてはきません。
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1つ目のなが〜〜〜〜いトンネルを過ぎると、たまに見かけるお猿さん。割と人馴れしている様子ですがもちろん上高地のように近づいてはきません。
顔みたいな3つ管。
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顔みたいな3つ管。
高瀬ダムへのつづら折りの登り途中で。ダムの洪水吐は傾斜が45度位ありますね。。。そして晴れているとこの洪水吐の向こうに見える山は。。。(後の写真で改めて)
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高瀬ダムへのつづら折りの登り途中で。ダムの洪水吐は傾斜が45度位ありますね。。。そして晴れているとこの洪水吐の向こうに見える山は。。。(後の写真で改めて)
1時間ちょっとで高瀬ダムの上へ。タクシーなら15分ですけどね💦向こうのトンネルをくぐると北アルプス三大急登のトップ、ブナ立尾根へ。奥は不動岳、その左は烏帽子岳かな?
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1時間ちょっとで高瀬ダムの上へ。タクシーなら15分ですけどね💦向こうのトンネルをくぐると北アルプス三大急登のトップ、ブナ立尾根へ。奥は不動岳、その左は烏帽子岳かな?
昭和54年に造られた高瀬ダム。その前まではある程度整備されたルートがあり、昭和20年代頃は葛温泉までバスが通っていたそうです。高瀬ダム建造後に地質の変化があり、ルートが崩壊したことで登山者が激減、東京電力の観光ツアーバスが大震災前までは高瀬ダムまで通っていましたが、大震災後の事業整理でそれもなくなり、現在では以前にも増して静かな場所となりました。
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昭和54年に造られた高瀬ダム。その前まではある程度整備されたルートがあり、昭和20年代頃は葛温泉までバスが通っていたそうです。高瀬ダム建造後に地質の変化があり、ルートが崩壊したことで登山者が激減、東京電力の観光ツアーバスが大震災前までは高瀬ダムまで通っていましたが、大震災後の事業整理でそれもなくなり、現在では以前にも増して静かな場所となりました。
「槍ヶ岳」という標識はありますが、ここから槍ヶ岳へ登る人は極稀。
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「槍ヶ岳」という標識はありますが、ここから槍ヶ岳へ登る人は極稀。
ダムの東側に着けられた水平な路をひたすらひたすら歩いていきます。薄曇りの中の冠雪しつつある裏銀の山々。
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ダムの東側に着けられた水平な路をひたすらひたすら歩いていきます。薄曇りの中の冠雪しつつある裏銀の山々。
林道終点。ダム保全用の車両があり、ここまではダンプカーも入ります。
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林道終点。ダム保全用の車両があり、ここまではダンプカーも入ります。
ここからは普通の水平な登山道。流石にスニーカーとかではキツイですね。
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ここからは普通の水平な登山道。流石にスニーカーとかではキツイですね。
と言っても、古いながらもよく整備されています。多少崩落箇所はありますが、恐怖を感じるような箇所はありません。
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と言っても、古いながらもよく整備されています。多少崩落箇所はありますが、恐怖を感じるような箇所はありません。
名無避難小屋。すぐそばに「名無沢」という沢があることに由来する旧くからある避難小屋です。
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名無避難小屋。すぐそばに「名無沢」という沢があることに由来する旧くからある避難小屋です。
ダルマストーブ設置。燃やすものだけならいいのですが、割と新しいゴミもチラホラ。。。
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ダルマストーブ設置。燃やすものだけならいいのですが、割と新しいゴミもチラホラ。。。
ふすまを開けると畳敷き。
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ふすまを開けると畳敷き。
こんなところにまで手掘りのトンネル。
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こんなところにまで手掘りのトンネル。
高瀬川の源流が近づきますが川幅は広く、川保全用の重機が通る轍が所々にあります。
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高瀬川の源流が近づきますが川幅は広く、川保全用の重機が通る轍が所々にあります。
唯一ちょっと崩れているところ。今年の7月の台風で崩れたようです。
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唯一ちょっと崩れているところ。今年の7月の台風で崩れたようです。
七倉ダムから3時間あまりでようやく湯俣の晴嵐荘が見えてきました。
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七倉ダムから3時間あまりでようやく湯俣の晴嵐荘が見えてきました。
晴嵐荘への吊橋地点にある看板。すでに閉鎖されているので看板も倒されています。どっちみち冬の間に雪で押しつぶされるからなんでしょうね。
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晴嵐荘への吊橋地点にある看板。すでに閉鎖されているので看板も倒されています。どっちみち冬の間に雪で押しつぶされるからなんでしょうね。
吊橋は今年の7月の台風で流されましたが、夏の間は丸木橋を仮設していました。既にそれも撤去され、完全に冬じまい。竹村新道へ行くには渡渉しなければなりません。
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吊橋は今年の7月の台風で流されましたが、夏の間は丸木橋を仮設していました。既にそれも撤去され、完全に冬じまい。竹村新道へ行くには渡渉しなければなりません。
水俣川にかかる吊橋。これは相当前からあるものですが未だ流されず残っています。
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水俣川にかかる吊橋。これは相当前からあるものですが未だ流されず残っています。
標識はありますがいずれもバリエーションであり気軽に足を伸ばせる場所ではありません。
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標識はありますがいずれもバリエーションであり気軽に足を伸ばせる場所ではありません。
水俣湯俣出合、硫黄尾根末端部にある山の神。硫黄尾根は自分の中では別世界。
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水俣湯俣出合、硫黄尾根末端部にある山の神。硫黄尾根は自分の中では別世界。
湯俣川方面に渡してあるロープ。ここから伊藤新道が始まります。硫黄尾根の赤い石はここまで伸びていることを伺わせます。
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湯俣川方面に渡してあるロープ。ここから伊藤新道が始まります。硫黄尾根の赤い石はここまで伸びていることを伺わせます。
まもなく上流側に噴煙が。
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まもなく上流側に噴煙が。
モクモクして前も見えません。
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モクモクして前も見えません。
黒いのは全部熱湯。あちっ!というくらい熱いです。
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黒いのは全部熱湯。あちっ!というくらい熱いです。
天然記念物の噴湯丘。
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天然記念物の噴湯丘。
こういう源泉の噴出の積み重ねが噴湯丘になるわけですね。
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こういう源泉の噴出の積み重ねが噴湯丘になるわけですね。
噴湯丘を間近に見ようと思いましたが、やはり渡渉が必要。
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噴湯丘を間近に見ようと思いましたが、やはり渡渉が必要。
そこで一応ネオプレンを持参してトライしますが、膝上まで流れがあったので、濡れるのが嫌で諦め。この時期は流石に装備を濡らしたくないです。
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そこで一応ネオプレンを持参してトライしますが、膝上まで流れがあったので、濡れるのが嫌で諦め。この時期は流石に装備を濡らしたくないです。
さて、先に来た人が作ってくれていたのであろう野天があったので、ありがたく入ることに。
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さて、先に来た人が作ってくれていたのであろう野天があったので、ありがたく入ることに。
お見苦しくて恐縮です。寝転んでやっと身体が浸かるくらいの深さですが、源泉と河川の水とが混じってちょうどよい湯加減。最高。
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お見苦しくて恐縮です。寝転んでやっと身体が浸かるくらいの深さですが、源泉と河川の水とが混じってちょうどよい湯加減。最高。
結局1時間位のんびりしてしましました。湯上がりは猛烈に寒く、慌てて着替えます。そしてまだ昼飯も食ってないし帰りも15km以上あるので少し急ぎます。
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結局1時間位のんびりしてしましました。湯上がりは猛烈に寒く、慌てて着替えます。そしてまだ昼飯も食ってないし帰りも15km以上あるので少し急ぎます。
水俣川に架かる吊り橋は老朽化していて結構揺れます、という警告板ですが。。。
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水俣川に架かる吊り橋は老朽化していて結構揺れます、という警告板ですが。。。
見ての通り。こういうのに弱い人にはなかなかつらいかもしれません。
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見ての通り。こういうのに弱い人にはなかなかつらいかもしれません。
水俣川は普通の清水。昔の文献では左岸(上流から下流を見て左)に林道があったという記録がありますが、今では見る影もないただの河原。
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水俣川は普通の清水。昔の文献では左岸(上流から下流を見て左)に林道があったという記録がありますが、今では見る影もないただの河原。
さて、あまりに腹が減ったので名無避難小屋で昼飯です。先に手に入れたばかりの燕三条の4w1hでホットサンドと。。。
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さて、あまりに腹が減ったので名無避難小屋で昼飯です。先に手に入れたばかりの燕三条の4w1hでホットサンドと。。。
クラムチャウダーを作って食べます。はふはふ。
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クラムチャウダーを作って食べます。はふはふ。
午後は天気が回復し、烏帽子や不動岳などの裏銀と後立山の境目あたりの静かな山が一望です。
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午後は天気が回復し、烏帽子や不動岳などの裏銀と後立山の境目あたりの静かな山が一望です。
裏烏帽子。
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裏烏帽子。
高瀬ダム第5発電所。ものすごい落差のチューブ管。この落差を利用して発電するという発想。昔の人の知恵です。
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高瀬ダム第5発電所。ものすごい落差のチューブ管。この落差を利用して発電するという発想。昔の人の知恵です。
東沢出合から餓鬼岳。出合からはダムの畔に降りられます。このルートで唯一餓鬼岳が見える場所です。
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東沢出合から餓鬼岳。出合からはダムの畔に降りられます。このルートで唯一餓鬼岳が見える場所です。
だんだん烏帽子や不動、船窪と言った山々が近くに見えるようになってきました。この時点で15時半過ぎ。とりあえず明るいうちに高瀬ダムまで行けばあとは舗装路です。
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だんだん烏帽子や不動、船窪と言った山々が近くに見えるようになってきました。この時点で15時半過ぎ。とりあえず明るいうちに高瀬ダムまで行けばあとは舗装路です。
16時に高瀬ダム着。右岸(上流から下流を見て右)側にある洪水吐、まるでスキージャンプ台のよう。放水口に流木が詰まっていますが、放流の時にはまとめて流れていくんでしょうか。。。
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16時に高瀬ダム着。右岸(上流から下流を見て右)側にある洪水吐、まるでスキージャンプ台のよう。放水口に流木が詰まっていますが、放流の時にはまとめて流れていくんでしょうか。。。
この通り堤防の縁は流木でどん詰まり。
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この通り堤防の縁は流木でどん詰まり。
洪水吐の後ろに見えるのは唐沢岳。朝はガスっていて見えませんでしたが、こんなに間近に見られるとは!
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洪水吐の後ろに見えるのは唐沢岳。朝はガスっていて見えませんでしたが、こんなに間近に見られるとは!
5000mの看板から開始する七倉ダムへの残距離。。。実際には5500mくらいあり、「山と高原地図 鹿島槍・五竜岳 2011」での登り1.5h、下り1.25hというのはなかなか渋めです。。。
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5000mの看板から開始する七倉ダムへの残距離。。。実際には5500mくらいあり、「山と高原地図 鹿島槍・五竜岳 2011」での登り1.5h、下り1.25hというのはなかなか渋めです。。。
薄暗くなり始める中、急いで降ります。帰りはトンネルに灯りが点いているのでだいぶ気楽ではあるものの、最後の山の神トンネルは全長1.2kmほどと長大であり、歩行者には殊更長く感じられます。。。
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薄暗くなり始める中、急いで降ります。帰りはトンネルに灯りが点いているのでだいぶ気楽ではあるものの、最後の山の神トンネルは全長1.2kmほどと長大であり、歩行者には殊更長く感じられます。。。
何とか明るさが残るうちに下山しようと頑張るkun_pu氏。その先にはトンネルの出口=ゴールが。疲れているところ粘りを見せてくれました。
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何とか明るさが残るうちに下山しようと頑張るkun_pu氏。その先にはトンネルの出口=ゴールが。疲れているところ粘りを見せてくれました。
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