記録ID: 291384
全員に公開
ハイキング
大台ケ原・大杉谷・高見山
大台ケ原（日出ヶ岳）〜大台林道〜大杉谷（桃ノ木山の家〜七ツ釜滝〜登山口）〜大杉バス停
2013年05月04日(土) 〜
2013年05月05日(日)
nanfutsu
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 25:45
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 2,508m
- 下り
- 3,785m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
5月4日
大台ケ原ビジターセンター10:48-日出ヶ岳11:17-堂倉避難小屋12:13-桃ノ木縦道14:25-桃ノ木吊橋15:18-七ツ釜滝15:38-桃ノ木山の家16:13（泊）
5月5日
桃の木吊橋41m6:37-加茂助吊橋28m6:41-平等�7:01-平等�吊橋69m7:01-ニコニコ滝7:16-シシ渕7:47-千尋滝8:26-日浦杉吊橋60m8:46-水位観測所9:12-地獄谷吊橋40m9:27-熊谷吊橋42m9:30-大日ぐら吊橋16.5m9:43-宮川第三発電所9:59-六十尋滝10:45-宮川赤橋11:43-大杉バス停12:31
大台ケ原ビジターセンター10:48-日出ヶ岳11:17-堂倉避難小屋12:13-桃ノ木縦道14:25-桃ノ木吊橋15:18-七ツ釜滝15:38-桃ノ木山の家16:13（泊）
5月5日
桃の木吊橋41m6:37-加茂助吊橋28m6:41-平等�7:01-平等�吊橋69m7:01-ニコニコ滝7:16-シシ渕7:47-千尋滝8:26-日浦杉吊橋60m8:46-水位観測所9:12-地獄谷吊橋40m9:27-熊谷吊橋42m9:30-大日ぐら吊橋16.5m9:43-宮川第三発電所9:59-六十尋滝10:45-宮川赤橋11:43-大杉バス停12:31
| 天候 | 晴れ時々曇り 7〜21℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
帰り：大台町営バス大杉発JR三瀬谷下車 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
相変わらず本谷は通行止めのままで復旧のメドが立っていない模様。林道迂回コースが昨年開通したので、山ヒルのいない今の内に入谷決定。大台ケ原からの下山ルート、及び、町営バス利用のレポが無かったのでこれを実行。 |
写真
今回の目的の七ツ釜滝。落差120m。スケールの大きさに圧倒される。
以下、行程順。
以下、行程順。
近鉄阿倍野橋から吉野方面へ。途中から単線。なおかつロングレールじゃなく久しぶりにカタンコトンの音を聞きながら田舎路線を走る。
大和上市で下車。奈良交通大台ケ原行きのバスに乗車。連休とあってバス2台分の乗客。ここで登山届けを出せる。
大台ケ原ビジターセンター。今日はここに用事はないので早速大杉谷に向けて出発する。
このあたりはやっと冬が終わったってとこで、芽吹きはこれから。このあとシャクナゲ坂を通るがあっという間に過ぎてしまってシャクナゲを撮り忘れた。といってもまだ咲いてなかったが。
5/4 11:36
このあたりはやっと冬が終わったってとこで、芽吹きはこれから。このあとシャクナゲ坂を通るがあっという間に過ぎてしまってシャクナゲを撮り忘れた。といってもまだ咲いてなかったが。
堂倉避難小屋。中は二段ベッドでしっかりとした造り。
悪天候時には助かるだろう。15人くらいは裕に入る。
悪天候時には助かるだろう。15人くらいは裕に入る。
林道沿いはツツジがたくさん。黄色いツツジも咲いている。ミニシャクナゲか？
堂倉谷の流れが眼下に見える。沢音も聞こえる。遠く正面に見える水平道は堂倉谷をぐるっと回ってこれから行く先。ほぼ等高線どおりに林道がついているので、谷や尾根は凄く大回りになる。
5/4 12:42
堂倉谷の流れが眼下に見える。沢音も聞こえる。遠く正面に見える水平道は堂倉谷をぐるっと回ってこれから行く先。ほぼ等高線どおりに林道がついているので、谷や尾根は凄く大回りになる。
岩をくり抜いた随分昔の作業用宿泊施設があった。中には二段ベッドと炊事場がしつらえてある。林業が盛んだった頃のものか。
湧き水があったので頂く。おいしいんだが、真夏ならうれしいだろうが、今日は肌寒くてゴクゴクというわけにはいかない。
支沢沢山流れ込んでいるが、どれも急なルンゼ状のものや今にもころがってきそうな大きな岩を抱える沢ばかり。六甲だとこれで立派な沢になる。
5/4 13:46
支沢沢山流れ込んでいるが、どれも急なルンゼ状のものや今にもころがってきそうな大きな岩を抱える沢ばかり。六甲だとこれで立派な沢になる。
距離は長いが、ずーっと1,100mあたりの水平道で眺めがいいので飽きない。
途中、植生が変わってから急坂になり踏み跡もだんだんと不明瞭となる。
最初は桃ノ木小屋用の電話線か何かかなあと思っていたが、途中で切れたり、木にくくり付けられたりしてたので、どうも道案内のケーブルのようだ、その他にもピンク・黄色のリボンや黄色のシールが木に貼ってある。これらがなくなったらルートロストしてることになる。
1
5/4 14:53
最初は桃ノ木小屋用の電話線か何かかなあと思っていたが、途中で切れたり、木にくくり付けられたりしてたので、どうも道案内のケーブルのようだ、その他にもピンク・黄色のリボンや黄色のシールが木に貼ってある。これらがなくなったらルートロストしてることになる。
鉄索の支柱がある。もう少し下にもある。ルート確認の判断ができる。
とりあえず七ツ釜滝をピストンする。大杉谷の巨岩群。小さなビルくらいの大きさの岩がゴロゴロしている。沢のスケールが凄い。
谷に吸い込まれそう。白いところは濁流が削り取ったところなので、増水した時の様子は計り知れないほど強烈なのだろう。
七ツ釜滝。凄いとしか言いようがない。大迫力。見えているのが三〜五段目。上二つはこの滝を登らないと見えないそうだ。無理だな。
沢の流れは、垂直に切り立った岩壁の根元を容赦なく削り取っていく。
無垢の木で造られた小屋で清潔でなかなかりっぱ。
お風呂はシャンプー石鹸ダメだが熱いお湯に浸かれるだけで極楽。
お風呂はシャンプー石鹸ダメだが熱いお湯に浸かれるだけで極楽。
晩ご飯。海老フライ・唐揚げ・ひじき・ポテトサラダ・ごはん・みそ汁・つけもの。どれも冷凍やレトルトものだが、こういう山の中で食べるとどれもごちそう。なお、唐揚げはトンカツがワラジのようにヘビーだったので替えてもらった。
5
5/4 17:30
晩ご飯。海老フライ・唐揚げ・ひじき・ポテトサラダ・ごはん・みそ汁・つけもの。どれも冷凍やレトルトものだが、こういう山の中で食べるとどれもごちそう。なお、唐揚げはトンカツがワラジのようにヘビーだったので替えてもらった。
翌朝の桃ノ木山の家。朝ご飯の写真を撮り忘れたが美味かった。お昼の特製弁当を作って頂いて出発。
とても親切なスタッフの方々のおかげで楽しい宿泊ができた。お世話になりました。
2
5/5 6:36
翌朝の桃ノ木山の家。朝ご飯の写真を撮り忘れたが美味かった。
お昼の特製弁当を作って頂いて出発。
とても親切なスタッフの方々のおかげで楽しい宿泊ができた。お世話になりました。
お昼の特製弁当を作って頂いて出発。
とても親切なスタッフの方々のおかげで楽しい宿泊ができた。お世話になりました。
どこも谷から50m近いところに道があるので滑らないように慎重に歩く。
いや〜、すごかった大杉谷も終わり。バス停まで9.6kmを歩くことにする。
宮川第三発電所。不動ダム経由で水を引いているらしい。ものすごく大掛かり。
大杉谷登山センターにある古い写真。昭和30年代の七ツ釜滝。滝の真ん前に吊橋が架かっている。すごい迫力だったんだろうな。
登山口からは長かったけど、木々の緑や赤橋や2カ所の隧道や湖面の風景を見ながらだと気持ち良く歩ける。ここを歩く人はめったにいないとか。大杉バス停付近の食堂で缶ビールを買う。うめ〜。その後、町営バスで帰途につく。貸し切り状態。約1時間半でJR三瀬谷へ。これで運賃はたったの300円。平日はスクールバスと併用だそうだ。
1
5/5 14:02
登山口からは長かったけど、木々の緑や赤橋や2カ所の隧道や湖面の風景を見ながらだと気持ち良く歩ける。ここを歩く人はめったにいないとか。大杉バス停付近の食堂で缶ビールを買う。うめ〜。
その後、町営バスで帰途につく。貸し切り状態。約1時間半でJR三瀬谷へ。これで運賃はたったの300円。平日はスクールバスと併用だそうだ。
その後、町営バスで帰途につく。貸し切り状態。約1時間半でJR三瀬谷へ。これで運賃はたったの300円。平日はスクールバスと併用だそうだ。
撮影機器：
感想
もともと「日帰りで行けないかなあ」と計画したのだが、公共交通機関利用だとまず時間的に無理があった。
神戸方面からだと信州に行くのと同じぐらい時間がかかってしまうし、今回は宮川ダム周り9.6kmも歩きたかったので合計約35kmの道のりとなり、距離的にも無理があり無難に山小屋を利用することにした。
2日間歩いてみて、日帰りなんてとてもじゃないが不可能だなということがわかった。
沢の規模や滝のスケールが大きく迫力満天。普段目にする六甲の沢だと、こちらの支流の支流程度なのでどこを見ても凄くて綺麗。どれも想像を越えていて充分満足。
ちなみに鎖は焼き付け塗装がしてあるのか、良くある錆びて手が錆臭くなるようなことは無く高級な鎖が岩盤にしっかり留められているのが印象的だった。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：12422人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
大台ヶ原山の最新記録
大台ヶ原
2024年04月21日 (日帰り) [B]
大台ヶ原開通！日の出楽しんでから西大台散策！
2024年04月20日 (日帰り) [B]
開山2日目の大台ヶ原
2024年04月20日 (日帰り) [C]
2024-04-20台高：大台ケ原・堂倉山
2024年04月20日 (日帰り) [C]
大台ヶ原山(ビジターセンター周回)97座目
2024年04月20日 (日帰り) [C]
巴岳の最新記録
大台ヶ原
2024年04月21日 (日帰り) [B]
大台ヶ原開通！日の出楽しんでから西大台散策！
2024年04月20日 (日帰り) [B]
開山2日目の大台ヶ原
2024年04月20日 (日帰り) [C]
2024-04-20台高：大台ケ原・堂倉山
2024年04月20日 (日帰り) [C]
大台ヶ原山(ビジターセンター周回)97座目
2024年04月20日 (日帰り) [C]
平等�瑤虜膿卦�録
大杉谷から日出ケ岳へ（日本百名山93座目）
2024年04月19日 [B]
大杉谷 日出ヶ岳 渓谷から山頂へ
2024年02月12日 [B]
大杉谷〜粟谷小屋
2023年11月18日 [B]
大杉谷から大台ヶ原山
2023年11月18日 [S]
大杉谷〜大台ヶ原 秘境巡り
2023年11月18日 [S]
nanfutsu さん、始めまして。 mesner と言います。
素晴らしい写真懐かしく拝見しました。
私は１９６６年の夏に行きました。１日目は大台荘に泊まり、２日目に桃の木小屋泊、３日目に帰宅の２泊３日でした。
通行止めは有りませんでしたが、吊橋が壊れたり（谷に下りて渡渉）、木の板が腐って穴が開いていたり、一人づつしか渡れない橋とか、吊橋が大変でした。今は立派になってますね。
それから、登山道が確りした鎖が取り付けられて安心して通れるようですね。私等のときは鎖など全くありませんでした。つるつるした岩が多いですよね。
その後私の友人の父親が退職後にここに行って、滑落して谷底に落ちて亡くなりました。
堂倉の滝（これは水量が多く、高さはそれ程ではないのですが、立派で堂々とした滝です）。与八郎の滝、隠れ滝、光滝と言ふのが、七つ釜の滝までにありますが、今はそれらが見れないようですね。でも、他の滝は昔と変わらないように思います。
mesnerさんこんにちは。
コメントありがとうございます。
ほんと素晴らしい渓谷でした。ただ、道が沢から異常に高いところに付いていたのが残念でした。もう少し下につければ滑落することも無いし渓流と戯れることもできるのに。
昔は登山道も吊橋も危なかしかったのでしょうね。
でもその分、迫力を充分に楽しめたのだと思います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する