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Yamareco

記録ID: 291475
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積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

知床、ウィーヌプリ〜知床岬〜東海岸 

2013年04月27日(土) 〜 2013年05月01日(水)
 - 拍手
taxi その他2人
GPS
101:15
距離
45.4km
登り
1,638m
下り
1,633m

コースタイム

4月27日 曇〜雨〜雪〜吹雪
04:50 相泊 発
06:35 観音岩
09:45 剣岩〜メガネ岩通過
10:40 ペキン川 河口
16:15 標高680m C1設営

4月28日 吹雪
吹雪のため終日停滞 C1=C2

4月29日 吹雪〜雪
05:50 C2出発
08:23 ウィーヌプリ手前650mポコ
08:45 ウィーヌプリ山頂
13:45 岬手前鹿柵通過
14:15 知床灯台
14:50〜55 知床岬
16:15 赤岩C3

4月30日 曇〜晴〜小雪
04:20 C3出発
05:20〜06:20 カブト岩高巻き
07:00〜55 念仏岩高巻き
11:30 ペキンの鼻手前より高巻き開始
14:45 モイレウシ川河口、高巻き完了
17:15 化石浜C4

5月1日 小雪〜曇
07:15 C4出発
08:10 トッカリ瀬、水嵩多く通行不可のため一度引き返す。
08:50 トッカリ瀬手前より高巻き開始
10:40 ウナキベツ川手前の海岸に降りて高巻き完了。
11:15 観音岩
13:15 相泊
天候 オホーツクに低気圧が停滞し、非常によろしくないコンディション。27日の夜テントでラジオ聞いていたら、暴風雪警報は出るは注意報はばんばん出るわで暗澹たる気持ちに。停滞した28日にごうごうと風が鳴るなか聞いた「ウトロでは積雪45cm」には心を折られそうだった。
過去天気図(気象庁) 2013年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
札幌→相泊 480km
コース状況/
危険箇所等
GPSトラックが上手く取り込めなかったのでルートは手打ち。おかしなところに終了点がついて、平面距離が長くなっているのはご愛嬌。

雪がついてしまったので、海岸線のへつりや高巻きも難易度を正確に推し量れない。が、ここを目指す人は干満潮、高波情報はきちんと調べていかないと停滞を余儀なくされるかも。

ウィーヌプリ南ポコの手前から稜線上に乗ったが、ハイマツがひどい。ウィーヌプリの先は雪が積もりすぎて正確なところはわからず。
知床の春(4/27 05:45)
2013年04月27日 05:45撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
4/27 5:45
知床の春(4/27 05:45)
観音岩。(4/27 06:37)
2013年04月27日 06:37撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 6:37
観音岩。(4/27 06:37)
まだまだ余裕。(4/27 07:19)
2013年04月27日 07:19撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 7:19
まだまだ余裕。(4/27 07:19)
化石浜の番屋廃屋。けっこうたくさん廃屋がある。(4/27 07:44)
2013年04月27日 07:44撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 7:44
化石浜の番屋廃屋。けっこうたくさん廃屋がある。(4/27 07:44)
(4/27 09:22)
2013年04月27日 09:22撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
4/27 9:22
(4/27 09:22)
タケノコ岩越えてモイレウシ湾が見える。このあたりから雨。せつない。(4/27 09:30)
2013年04月27日 09:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 9:29
タケノコ岩越えてモイレウシ湾が見える。このあたりから雨。せつない。(4/27 09:30)
メガネ岩。干潮時刻でらくらく通過。(4/27 10:08)
2013年04月27日 10:08撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 10:08
メガネ岩。干潮時刻でらくらく通過。(4/27 10:08)
ペキン川を遡行開始。このあとすぐでかい滝があり、右岸草付きを半べそかきながら高巻き。緊張で過呼吸になるかと思った。上がりきると歩きやすい鹿道。(4/27 10:58)
2013年04月27日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 10:58
ペキン川を遡行開始。このあとすぐでかい滝があり、右岸草付きを半べそかきながら高巻き。緊張で過呼吸になるかと思った。上がりきると歩きやすい鹿道。(4/27 10:58)
小さな滝が2カ所ほど。画面左の壁を巻く。雪がなかったらどうだったのか。わからん。
2013年04月27日 14:15撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/27 14:15
小さな滝が2カ所ほど。画面左の壁を巻く。雪がなかったらどうだったのか。わからん。
2日目。ふて寝。
2013年04月28日 13:40撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
4/28 13:40
2日目。ふて寝。
3日目。意を決して先へ進む。たまに風でこける。(4/29 06:30)
2013年04月29日 06:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 6:30
3日目。意を決して先へ進む。たまに風でこける。(4/29 06:30)
ウィーヌプリ手前。すっかり雪とハイマツのミックスに。雪が降っていなかったら完全な藪漕ぎだったかも。(4/29 07:34)
2013年04月29日 07:34撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 7:34
ウィーヌプリ手前。すっかり雪とハイマツのミックスに。雪が降っていなかったら完全な藪漕ぎだったかも。(4/29 07:34)
一日で発達した雪庇。ちょっとしたショックでボロボロ崩れる。雪が降っていなかったら(以下略)(4/29 10:25)
2013年04月29日 10:25撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 10:25
一日で発達した雪庇。ちょっとしたショックでボロボロ崩れる。雪が降っていなかったら(以下略)(4/29 10:25)
稜線上は厳冬期。雪が(以下略)(4/29 11:01)
2013年04月29日 11:01撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 11:01
稜線上は厳冬期。雪が(以下略)(4/29 11:01)
早すぎた開花。フクジュソウの氷漬け。
2013年04月29日 13:16撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 13:16
早すぎた開花。フクジュソウの氷漬け。
灯台近く。鹿柵どうやって越えようと思ったら、ちゃんとつけていてくれました。アスレチック的な。
2013年04月29日 13:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 13:48
灯台近く。鹿柵どうやって越えようと思ったら、ちゃんとつけていてくれました。アスレチック的な。
知床灯台。いかつい。(4/29 14:13)
2013年04月29日 14:13撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 14:13
知床灯台。いかつい。(4/29 14:13)
岬の先端へ。寂しいことこの上ない景色。
2013年04月29日 14:50撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 14:50
岬の先端へ。寂しいことこの上ない景色。
アブラコ湾。ここが地の果て。風が強くてひたってる余裕なし。写真撮って撤退(4/29 14:57)
2013年04月29日 14:57撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/29 14:57
アブラコ湾。ここが地の果て。風が強くてひたってる余裕なし。写真撮って撤退(4/29 14:57)
4日目。先ずはカブト岩を目指して。雪のついているルンゼ〜コルを乗越します。まじですか、勘弁してください。
2013年04月30日 04:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 4:58
4日目。先ずはカブト岩を目指して。雪のついているルンゼ〜コルを乗越します。まじですか、勘弁してください。
カブト岩高巻き中。一番奥がペキンの鼻。
2013年04月30日 05:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 5:49
カブト岩高巻き中。一番奥がペキンの鼻。
青い三角定規。
2013年04月30日 06:08撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 6:08
青い三角定規。
次は念仏岩。雲が薄くなってきた。
2013年04月30日 06:34撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
4/30 6:34
次は念仏岩。雲が薄くなってきた。
これも高巻く。雪が降って登りやすくなったのか、滑落しやすくなったのか。
2013年04月30日 07:12撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 7:12
これも高巻く。雪が降って登りやすくなったのか、滑落しやすくなったのか。
男滝。今回青空が見えたのはこの時だけ。
2013年04月30日 08:22撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 8:22
男滝。今回青空が見えたのはこの時だけ。
ペキンの鼻遠し。
2013年04月30日 10:39撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 10:39
ペキンの鼻遠し。
雪が降ったから見えているだけで、海岸いたるところを歩いているんだろう。
2013年04月30日 14:30撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 14:30
雪が降ったから見えているだけで、海岸いたるところを歩いているんだろう。
なみたかし。
2013年04月30日 15:44撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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4/30 15:44
なみたかし。
国後島を背に漁船が網を繰る。クナシリなんてまったく見えんが。
2013年05月01日 07:34撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
1
5/1 7:34
国後島を背に漁船が網を繰る。クナシリなんてまったく見えんが。
観音岩。帰って来たんだなぁ。ここで落ちたらいやだなぁ。そんなことばかり考えながら通過(5/1 10:58)
2013年05月01日 10:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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5/1 10:58
観音岩。帰って来たんだなぁ。ここで落ちたらいやだなぁ。そんなことばかり考えながら通過(5/1 10:58)
相泊も雪に埋もれていた。コーラが飲みたい。(5/1 13:05)
2013年05月01日 13:05撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
5/1 13:05
相泊も雪に埋もれていた。コーラが飲みたい。(5/1 13:05)
帰り道、車から見えた遠音別岳。あれも、登ったんだぜ(自己満足)。
2013年05月01日 15:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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5/1 15:49
帰り道、車から見えた遠音別岳。あれも、登ったんだぜ(自己満足)。
中標津あたりで。久しぶりの太陽が眩しい。
2013年05月01日 17:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2, PENTAX
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5/1 17:52
中標津あたりで。久しぶりの太陽が眩しい。

感想

荷物を軽量化して、二泊三日で岬を往復、なんて話していたがとんでもない。予備日をフルに使って、非常食まで使って四泊五日(うち一日停滞)でへとへとになって戻る。

いつも気候の厳しい知床だが、今回は全道的に厳しく、知床も例外ではなく。

スノーシューは稜線上だけ、と思っていた。ところがどっこい、一日目の午後からはほとんど雪の上での行動となった。高巻きではアイゼン、それ以外はスノーシューと足元は常に重装備。

停滞中、テントが埋まっていくので何度も除雪に出たがそのときスコップでテントを傷つけてしまう。服部文祥「サバイバル登山家」がフラッシュバック。

初日の雨から全身濡れたままでの5日間。登山靴は完全浸水したので渡渉もガンガンやって逆に良かったが、つらかったのは寝袋。毎晩体を入れると衣類がずぶ濡れになって手がふやける(でも入らないよりは暖かい)ってのは初めての体験。化繊シュラフの導入を検討すべきか。


大先輩2名に金魚のフンのようにくっついての山行だった。せめて足は引っ張らないように、と思っていたが高度感のあるところではへっぴり腰で見ちゃいられない。30も年上の二人なのに、登りラッセルで着いていけないってのはどういう体力なんだ。コンディション悪い中明るさを忘れない、イレギュラーなことが起こっても冷静さを失わない、そんな心の有り様も見習いたい。「心・技・体」って言葉が頭をよぎった。先輩、その背中しっかり見させてもらったぜ!



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