槍ヶ岳(飛騨沢)
- GPS
- 08:44
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,241m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
03:10 槍平小屋
05:50 飛騨乗越
06:20 槍ヶ岳
--
06:40 槍ヶ岳
07:00 飛騨乗越
07:40 槍平小屋
08:40 新穂高ロープウェイ温泉駅
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飛騨乗越ちょい下で雪が切れる。 |
その他周辺情報 | 下山後は荒神の湯。その後富山へ移動して春日温泉。 650円。今は土日しかやっていない。レストランは休業中。サウナが3人用なので狭い。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
水曜に降雪があったがその後天気が良すぎて雪は瀕死。四ッ岳なら生きているだろうか。でもなあー、今日はめちゃくちゃ天気が良いんだよなあー。そりゃ晴れた四ッ岳は100倍楽しいことは間違いないが、晴れなくても楽しい四ッ岳に晴れた日に行くと損した気分になる。この理屈は自分でも理解できん。よーし天気が良いから今週も槍ますか。飛騨沢の雪は生きているか五分五分だが景色は確実に良い。四ッ岳を登り返して遊ぶよりも飛騨沢一発の方がシール貼ったり剥がしたりせずに2,000m登れるので楽ちんだ。どうせ写真を撮り合う仲間がいないのでパウは無くてもいいや。自分がパウダーを滑るよりもパウダーを気持ちよさそうに滑っている人を上手く撮れた時の方が気持ち良いし。というわけで金曜早めに仕事を終えたらノンストップでネオ穂高へ。かなり集中して運転してきたので駐車場に着いたら即落ち。良い疲労感でぐっすり3時間眠れた。
23時半起床の24時出発。僕の横に停めていた人もスキーで出発の準備をしていた。スキーの後続が居ると帰りのトレースが固まって助かる。木曜は祝日で金曜につなげた人も多かったのだろう、立派な高速道路が出来ていた。今日は久々のNoラッセルだ。星が綺麗で気分が上がる。気温は高くも低くもなくちょうど良い。槍平まで3時間、飛騨乗越まで3時間だった。槍平小屋は無人だったがテントが3張りあった。いつも思うがこんな快適な小屋があるのにテントに泊まるってすごい。僕にはできない。山登りをはじめ持久系スポーツは一般人から見れば「なんで自分からしんどいことしているのか理解不能」と思われている。同じようにあえてテントに泊まるというのも好きな人にしかわからない楽しさがあるのだろう。
脚は満タンだし写真を撮る仲間もいないのでペースが緩まない。先週高度順応したおかげで今日は3,000mを超えても苦しくなかった。飛騨乗越に着いても真っ暗だが風は無い。嘘みたいに穏やか。助かった、暗い地獄はマジ勘弁だ。今日はガイドも地獄ゴーグルも出番がなかった。槍ヶ岳山荘を通ると前泊の人がベンチで休憩していた。おはようございます。穂先は凍っている箇所も無いので研いだばかりの爪を温存したくてブーツのまま登った。浮いていない乾いた岩を選んでしっかり3点支持で登ればok. 爪が無いとハシゴが楽。山頂は360度の大展望。富士山まで見えた。日の出待ちをしていると先ほどの男性が登ってきたので写真を撮ってもらえた。ありがとうございます。それにしてもなんて穏やかなのだろう。昼寝できそうだ。しかしこのまま気温が上がれば帰りが大変だ。
日の出を見たら下山開始。飛騨乗越まで歩いて下りたらデポした板を履いた。今週も飛騨沢をタマランチできるなんて幸せだ。しかし柔らかいのは上部の北西面だけで少し落とせばどこもモナカ。テール滑りでモナカを砕きながら下りてきた。脚パンパン。今日はNoタマランチです。しかし槍平から白出沢の区間は森の雪が柔らかくて楽しかった。今日は板が159cmなのでカニが楽。軽いしテールが邪魔にならないので快適そのものだ。この区間、5年前に初めて先生に連れて行ってもらったときはそりゃもうしんどくて泣きそうだったなあ。槍平-白出沢の間は誰にも合わなかった。場所によっては前から団体が来ると避けるのが大変なのでよかった。白出沢からはトレースボブスレー。日陰なので板が走りまくる。走りすぎて寒い。穂高平山荘からの林道ショートカット斜面が今日一番良い斜面だった。というか飛騨沢ピストンのルート中、ここは毎回良い斜面な気がする。下山は8時40分。9時間かからず朝飯前。高速道路の力は偉大だ。無雪期に歩いてピストンするのとそんな変わらないんじゃないか。
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