谷川山系一ノ倉岳B.C. 芝倉沢の季節

2021年03月07日(日) [日帰り]

• GPS: 04:08
• 距離: 5.4km
• 登り: 772m
• 下り: 491m

コースタイム

天神峠分岐　　7:44
避難小屋　　　8:10
天神ザンゲ岩　9:14
トマの耳　 　 9:34
オキの耳　　　9:48
のぞき　　　　10:28
一ノ倉岳　　　10：52
芝倉沢　　11:25 〜12:08
RW 13:45

天候

晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

RW　週末のみ時短営業は3/19まで延長
今週末は、天神平バンクドスラロームのため7：00から営業でした。

コース状況／危険箇所等

尾根、稜線は概ねガリガリ
芝倉沢　291旧道出合から90度屈曲まで　大デブリ

写真

一ノ倉岳のコルから茂倉岳

上越方面は雲の下

期待を裏切らない、芝倉沢の季節

天神峠リフトトップ

ボーダーが多いです。

今季初、天神尾根アップ

いつも凛々しい俎板グラ

蒼い。

トマの耳、通過

トマからオキ

マチガ西黒尾根方面、3/1より今シーズンは終了です。

トマ振り返り。

オキ、通過。

浅間神社から振り返り。

くっきり、主脈

一ノ倉の上り、やっぱり辛かった。

上り途中の振り返りの景色

一ノ倉岳から、上越方面は雲の下です。

ドロップ後の稜線

ノド

S字からのデブリが、凄まじい。

完全にふさがれてます。

シートラで突破。

湯檜曽川出合までも西斜面からデブリが迫る。
この時期では始めて見た。

一ノ倉沢出合から、いつもより、くっきり見えました。

感想

ST

3/7　晴れ　
3月中旬過ぎまで寒気は来ない予報、冬は2月をもって終了した様子。
1，2月と昨年に比べ”良い雪”が多く、
谷川山系の中間部からの斜面で戯れる日々でしたが、
気温が上がって、チラチラとしか降雪がない日々が続く
”初春”の季節、この時期、自分の経験の中で、滑走に適する斜面を
与えてくれるのは、ここ芝倉沢をおいてありません。
尾根上の上りは、ガチガチでシール利くとは全く見えず、
フルシートラ、ほぼ踏み抜き無しで、一ノ倉まで到達しました。

数グループのボーダーが、ドロップポイントを探ってる中
一ノ倉岳と茂倉岳のコルから入って、
吹き溜まった部分を探りながらトラバース。
全体に北斜面の芝倉沢ですが、その中でも尾根状部の東向きに
吹き溜まります。
それに乗れば、急傾斜のエントリー部も気持ち良く落とせます。

S字から下の291旧道出合まで、左右と背後から雪崩れて
初夏の頃までデブリが残るエリアですが、
この時期に、これをほどの堆積を見たのは初めてで
滑ってしまえば短時間で抜けられる部分も
板担いで時間かけて越えるのは、左右まだ積雪が多く残る時期には
気持ち良いことはありません。

これからひと月程度が、自分にとって芝倉沢の季節ですが
この大デブリランドのため、天候を十分考慮する必要があります。

以下、フロントのGOPROがほぼ記録出来てませんでしたので
バック側メインな変則な絵です。

コメント

ぷるめい

大？！デブリ(@_@。
STさん
こんにちは。
昨年、笠ヶ岳から教えていただいた、芝倉沢ですね！デブリってすごいんですね。怖い感じがしますが。。。一ノ倉岳まで行くのでも大変そうですが、気持ち良い滑走、STさんの気持ちが伝わってきました

ST

Re: 大？！デブリ(@_@。
こんばんは。

3月、新雪パウダーがほぼ期待出来なくなり、
北斜面はガチガチ、南斜面の緩みを待つのが主になりますが、ここは、別世界になる条件が整い易いようです。

291旧道出合付近は　左右後から雪崩の
十字砲火を受ける可能性がある怖い場所ですが、今季は　雪が例年並みにあり、気温が上がった3月　一気に　全層雪崩となったようです。

一ノ倉　茂倉岳まで、この時期は　稜線が硬くなって踏み抜きが　無くなると　夏より早く移動可能です。気が抜けない箇所はありますけどね。

芝倉沢も4月中、滑る賞味期限切れになると
歩いて　上昇も下降もしやすい穴場な雪渓になりますよ。

長文失礼しました。