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Yamareco

記録ID: 300754
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ハイキング
栗駒・早池峰

物見山(種山)

2013年05月21日(火) [日帰り]
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isako その他1人
GPS
03:35
距離
7.5km
登り
247m
下り
244m

コースタイム

10:25 「遊林ランド種山」駐車場から出発
10:45 ブリューベルの広場
11:20 アザリアの広場
11:30 物見山山頂
12:00 下山開始
12:35 星座の森
13:10 水辺の広場
13:40 せせらぎの広場
14:00 「遊林ランド種山」
天候 晴 とても気持ちの良い一日
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
水沢I.Cから30〜40分で「道の駅種山ヶ原」へ。
道の駅と反対側にある「遊林ランド種山」に広い駐車場あり。
今日はここにとめます。
このほか「せせらぎの広場」近く、
「星座の森」さらに放牧地奥にも駐車場がありました。
コース状況/
危険箇所等
危険なところはありません。
途中に東屋などもあり、きれいに整備されています。
宮沢賢治の作品からイメージされた名称がつけられた
小径がたくさんあるので
道の駅などにあるリーフレット(地図がのっている)をもったほうが
安心だし、楽しめます。
「遊林ランド種山」から出発。どの道を行こうか悩むくらいたくさんの径があります。
「遊林ランド種山」から出発。どの道を行こうか悩むくらいたくさんの径があります。
かわいい監視小屋。
放牧の時に使われていたのかな。
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かわいい監視小屋。
放牧の時に使われていたのかな。
カラマツ林の道。
賢治風にいうと「カラマツ」は「ラリックス」なのだそう。
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カラマツ林の道。
賢治風にいうと「カラマツ」は「ラリックス」なのだそう。
オオカメノキのアジサイのような花
オオカメノキのアジサイのような花
山桜もまだ咲いていました
山桜もまだ咲いていました
「アザリアの広場」にでると不思議な建物が見えました。
雨雪量観測所だそうです。
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「アザリアの広場」にでると不思議な建物が見えました。
雨雪量観測所だそうです。
残丘(モナドノックス)
「そしてこここそ高原の残丘(モナドノックス)/種山の尖端である/雨や炭酸風の試薬に溶け残り/苔から白く装はれた/巨きな二つの露岩である」
宮沢賢治『(下書稿)種山と種山ヶ原 パート2』より
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残丘(モナドノックス)
「そしてこここそ高原の残丘(モナドノックス)/種山の尖端である/雨や炭酸風の試薬に溶け残り/苔から白く装はれた/巨きな二つの露岩である」
宮沢賢治『(下書稿)種山と種山ヶ原 パート2』より
日当たりのよい山頂付近にアズマギク。
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日当たりのよい山頂付近にアズマギク。
あまり登山な感じではないけれど三角点がありました。
あまり登山な感じではないけれど三角点がありました。
種山ヶ原
「物見山」よりも「種山」の方がしっくりきます。
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種山ヶ原
「物見山」よりも「種山」の方がしっくりきます。
今はもう放牧はしていないみたいです。
道の駅に昭和30年代の写真がありました。
馬がたくさん写っていました。
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今はもう放牧はしていないみたいです。
道の駅に昭和30年代の写真がありました。
馬がたくさん写っていました。
「星座の森」にある「風の又三郎」の像。
マントってかっこいいな。
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「星座の森」にある「風の又三郎」の像。
マントってかっこいいな。
谷の方へ降りるみちでニリンソウの群落をみつけました。
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谷の方へ降りるみちでニリンソウの群落をみつけました。
沢沿いは、あちらもこちらもニリンソウ!すごい。
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沢沿いは、あちらもこちらもニリンソウ!すごい。
ニリンソウのお花畑です。
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ニリンソウのお花畑です。
アマナかな。
エンレイソウ
シロバナノエンレイソウ
シロバナノエンレイソウ
キケマンかな。
ネコノメソウ

感想

宮沢賢治が好み、
その作品にも登場する「種山ヶ原」。
「物見山」という名なのだそうですが、
「種山」の方がしっくりきます。

賢治の物語の言葉をかりると、

種山ヶ原といふのは北上山地のまん中の高原で、
青黒いつるつるの蛇紋岩や、硬い橄欖岩からできてゐます。
高原のへりから、四方に出たいくつかの谷の底には、
ほんの五六軒づつの部落があります。
春になると、北上の河谷のあちこちから、
沢山の馬が連れて来られて、此の部落の人たちに預けられます。
そして、上の野原に放されます。
それも八月の末には、みんなめいめいの持主に戻ってしまふのです。
なぜなら、九月には、もう原の草が枯れはじめ水霜が下りるのです。

(宮沢賢治『種山ヶ原』より 冒頭部分)

という場所なのだそう。

よく観光パンフレットで見かける
少年の像をみたいな、と思いでかけました。
「風の又三郎」の舞台もここ「種山ヶ原」なのですね。

今シーズン初の山歩きです。
今年はずーっと寒いままで
なかなかでかける気分にもなれないでいましたが
ようやく春な感じになってきました。

芽吹いたばかりの緑。
カッコウのこえ。
念願だった像もみることができて
大満足。

さらに・・・
下山途中にニリンソウの大群落に出会いました。
道沿いにずっと咲いており、
風に揺れているのです。
いい時期にあたりました。嬉しい。


ラリックス(カラマツ)の道をあるき、
怪しい博士でもいそうな建物をみて、
白くゆれる花畑にもたどりつき、
なんだか
宮沢賢治の物語や詩の世界を歩いた気分です。


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