荒川水系・滝川豆焼沢
- GPS
- 30:45
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,626m
- 下り
- 2,622m
コースタイム
19日 幕場7:50〜(遡行)〜両問の滝8:30〜登山道10:35/10:50〜(登山道)〜雁坂小屋11:25/11:35〜黒岩尾根〜林道終点14:50〜出会いの丘P14:40着
天候 | 両日とも晴天(下山後温泉に入っていたら雨になった) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※出会いの丘駐車場にはトイレ有り、自販機等は無い ※出会いの丘から山道を行く場合、トウガク沢までは比較的整備されているがそれより先は崩壊箇所などが有って荒れている ※大滝は左に巻き道あり、その上の2段8mの滝上部の巻きが難しい |
写真
感想
18日晴れ
5年ぶりに豆焼沢に行ってきました、記録を見ると5年前も同じ5月18日に遡行しているが天気は今回みたいに良くは無かった。その時は前夜発日帰りで歩くのに必死でしたが豆焼沢は滝も多くとても綺麗な沢だったと記憶していました。今回は沢で釣りを楽しみながら一泊する予定ですが、私は釣りはしないのでのんびりと沢を楽しもうと思います。
当日は出会いの丘に8時集合、珍しく全員自家用車で来た。広い駐車場なので問題なく止めておけます。せっかくの一泊なので出来れば下から遡行したいなと思いましたが、釣り師さんが先に入って行ったらしく今回もトオの滝まで山道を行くことになりました。出会いの丘のヘリポート脇から踏み後をたどっていくが、はじめまっすぐに行ってしまいこの踏み後は直接沢に下りる踏み跡でだった。少し戻り尾根まで登る急な山道を登りトウガク沢の堰堤広場に着いた。ここからトオの滝までの山道は崩壊しているところも有り荒れていますが踏み後はしっかりとしている。
トオの滝に着いたところで休憩、ここで早速松井さんと米本さんが釣り竿を出す。米本さんがトオの滝の釜に竿を入れるとすぐにヒットしてみんなびっくり大きなイワナが釣れました、このイワナは沢の神様へ敬意を表し放流した。トオの滝は右から小さく巻く、しばらくはゴーロ歩きが続き左右から枝沢が流れ込む十字三叉の地点を過ぎると2段5mの滝となる。この釜で釣りをした松井さんがイワナを釣り上げる、滝は1段目は右から登り2段目でお助けひもを出してもらい登った。ここからは先は釣り師3人が先行して私は一番後ろからのんびりと歩いて行く。
次の釜で釣りをしているのでしばらく待っているとピンクの花が目についた。見た目はハクサンコザクラみたいですがこんな所にあるわけ無いしと思ったが、そういえばヌク沢でも見たなと思い出して帰ってから記録を見たらクモイコザクラかな?と書いてあった結構群落で咲いていました。谷の中も新緑でこの時期は天気がいいと本当に気持ちがいい、記憶と遡行図を見ながら歩いて行く。途中の釜でまたまた松井さんがイワナを釣り上げています今夜のおかずはバッチリだ。次々と出てくる滝を登っていくと沢が左に大きく曲がる所のスダレ状8mが見えた、ここは前回右から登ったと記憶していたので右を登ったが苔が着いて滑るので慎重に登る。ここを過ぎると豆焼沢のハイライト4段50mの大滝があらわれる。沢のガイドブック「東京周辺の沢」の表紙を飾っている大滝です。前回よりは水量が少ない感じですがその大きさは見事の一言、みんなで記念写真を撮り合った。高巻きは左から前回の記憶を頼りに登る、大岩の左を巻き気味に登り小さなコルから倒木を頼りに滝上に下りる。
大滝は比較的簡単に巻けますが問題はこの上に有る2段7m滝です、下段は右から簡単に登れるが上段が難しい。前回もここが一番登るのに時間が掛かったところ、滝の左上に残置が見えるが上級者じゃないと超えられないと思う。今回は松井さんが右壁を登っていきましたが途中で手こずるが何とか登り、玉木さんが一段下から空身で登る。二人にロープを出してもらって私が登るが登り、米本さんはザックを先に上げてから空身で登った。豆焼沢の中で私的には一番難しい所だった。次の4段20mの滝も右から巻いて下りたところに良いテント場有ったので今日はここに泊まることになりました。
テントとタープを張り薪集めをして焚き火をおこす、私はご飯炊き係なのでうまく炊けるか心配だったが美味しく炊けてほっとした。玉木さんがイワナのお刺身と唐揚げを作ってくれそれぞれのおつまみを持ち寄り「居酒屋さわね」の開店です。
19日晴れ
朝、小鳥の声で目が覚めた。空気が乾いているせいかタープもテントも夜露に濡れていない、思っていたよりも寒くなく快適に眠れました。朝ものんびりそれぞれに支度をして出発、しばらくはナメとゴーロが続き、米本さんが最初の釜で釣り竿を出したが大滝から上にはイワナは居ないみたいです。スダレ状のナメ滝を越えてしばらくゴーロを歩いて行くと正面に豆焼沢の第二のハイライト両門のスダレ滝が見えて来た、前回よりは水量が少ない感じでチョット迫力が足りない気がするけどやっぱり見事だ。右沢を登り上に出るとナメ滝が続き左から一本沢が入ったところで、私の遡行図の標高と合わずに少し迷ったが、ゴルジュが出てくるはずがまだ出てこないのでこのまままっすぐに進む。右に崩壊しているところを過ぎるとミニゴルジュが出てきたのでこっちで良かったとほっとするが結局遡行図に書いた標高が間違っていたのでした。もう一つゴルジュを登るといよいよ詰めに入る、雁坂小屋の給水塔がある登山道に出る枝沢を探していくが前回来たときは残雪がたくさん有り様子が違っていて分からない、左の枝沢で唯一水が流れているところを登れば給水タンクの所に出そうだったが私たちはそのまま本流を詰めて登山道に出た。
登山道を雁坂小屋まで歩く前回は小屋番さんが居ましたが今日は誰も居ない、少し休んでから長い黒岩尾根を下って無事に出会いの丘に戻りました。沢を釣りをしながら遡行したのは初めての経験でしたが、のんびりと沢を歩け沢の恵みを頂いて今シーズン初めての泊まりの沢を無事に終えた。5年ぶりに訪れた豆焼沢は晴天で迎えてくれ、忘れていたところが結構あって歩いてみて改めて思い出したりして1度遡行した沢を再訪するのもまた楽し。
前回の記録良かったら見てね〜 http://sawa.mogudesu.com/?eid=569547
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