羊蹄山(喜茂別-148号)
- GPS
- 06:28
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 2,347m
- 下り
- 2,338m
コースタイム
06:50 羊蹄山
--
09:30 羊蹄山
10:30 喜茂別登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪切れはまだ無い |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は京極温泉。サウナが6人用になっていた。水風呂はマジで冷たい。 |
写真
感想
4月に入ったのに寒過ぎやしないか。昨日なんて仕事帰りは雪が降っていた。倶知安では10cm積もったらしい。これはあるぞ、羊蹄にはパウがある。シーズン最後のパウダーを食べにいこう。前日夕方移動で喜茂別登山口まで2時間。中山峠は吹雪で視界が悪かった。以前北海道に住んでいた頃は夏でもなければ積極的に車中泊はしなかった。本州3年間でずいぶん車中泊に慣れて車内の環境もだいぶ良くなったのでこれからも積極的に車中泊をしていく。真冬は勘弁だが。というか自宅が寒過ぎてクルマの方が暖かいかもしれない。どっちで寝ても寝袋マットだし。それなら現地で寝るわ。
タカさんと合流して遅めの4時出発。ライトを点けて出るがすぐに東の空が明るくなってきた。僕は細板、タカさんは太板で来ていた。やる気満々ではないか。森にはパラッと新雪が積もっていたが尾根は風に飛ばされてカチカチ。1,400mで堪らず板担いで爪。ビュンビュン北風が吹いている。沢の雪はハードパック。パウダーどころか帰りに緩むのかも怪しい。風が強すぎたんだよ。沢もあかんわ。しかしタカさんは諦めていなかった。「北面にはある・・・たぶんある・・・」と固い雪面をストックでぶすぶす刺してつぶやいていた。怖い。この人、粉ジャンキーだわ。
風に板を煽られながらジリジリ登ってぼっこ着。とりあえず北面を見るだけ見てみるか。下を覗き込むとカチカチでは無さそうに見える。まあこのまま喜茂別に戻っても固いだけだし行ってみるか。ところが飛び込んでみれば大当たり。4月とは思えないフレッシュな雪が溜まっていた。すげー、あるところにはあるんだな。1,500-1,300mの一番良いところをおかわりして外輪に戻ったら喜茂別側は風が穏やかになり、日差しを浴びて適度に緩んでいた。助かった。1,500mくらいまでは楽しめたが、その下は重たいモナカで脚パンパン。ヒーヒー言いながらクルマまで戻ってきた。羊蹄山の地形や風向きや雪の溜まり方は何度来てもよくわからない。自然は難しい。難しくて行ってみないとわからないから行くしかないのだ。パウダーにガリガリにシャバにストップにモナカに今日はあらゆる雪の上を滑った気がする。6時間で2,200mも登った。羊蹄はアプローチという概念がない。登った分だけ滑れる本当に素敵な山だ。この山さえあればいい。ただいまKING。
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