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Yamareco

記録ID: 318591
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【八ヶ岳横断】富士見峠-御小屋尾根-阿弥陀岳-赤岳-県界尾根-鉄道最高地点

2013年07月07日(日) 〜 2013年07月08日(月)
 - 拍手
GPS
13:36
距離
31.9km
登り
2,178m
下り
1,796m

コースタイム

[b]【1日目】[/b]
14:20 富士見駅
14:30 富士見峠
14:50 分水牧場
15:18 "三の沢"三角点
16:04 海洋センター
17:33 別荘の小径との合流点
17:52 舟山十字路

[b]【2日目】[/b]
03:45 舟山十字路
04:49 御小屋山
05:29 不動清水(10分休憩)
07:07 阿弥陀岳(10分休憩)
07:38 中岳のコル
07:48 中岳
08:25 赤岳(15分休憩)
10:02 大天狗
10:27 大ナギ頂
10:36 小天狗(10分休憩)
11:17 防火線の頭(5分休憩)
11:35 登山口
12:42 鉄道最高地点
天候 7/7 sun
7/8 sun時々cloud
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:高尾→小淵沢→富士見
復路:野辺山→小淵沢→高尾
コース状況/
危険箇所等
1日目の多くは農道歩き
立場大橋付近から丸山地区別荘地からの道と合流点まで道標のない轍状の道
舗装路を多いものの、一部は未舗装で分かりにくいところは少ない

2日目は全て一般登山道
阿弥陀岳や赤岳山頂直下は岩場
県界尾根もクサリとハシゴの連続

水場情報
阿弥陀聖水:舟山十字路から徒歩5分(水量は豊富)
不動清水:登山道から徒歩2分(水量は水汲みには十分な量)
出発地点の富士見駅
2013年07月07日 14:21撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
3
7/7 14:21
出発地点の富士見駅
富士見峠
2013年07月07日 14:33撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 14:33
富士見峠
中央本線の上を通って八ヶ岳方面へ
2013年07月07日 14:34撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 14:34
中央本線の上を通って八ヶ岳方面へ
分水牧場
2013年07月07日 14:51撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 14:51
分水牧場
中央自動車道をくぐる
2013年07月07日 14:52撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 14:52
中央自動車道をくぐる
しばらく農道
2013年07月07日 14:56撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 14:56
しばらく農道
南アルプスの鋸岳
2013年07月07日 15:01撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 15:01
南アルプスの鋸岳
目指す山はまだ遠い
2013年07月07日 15:04撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 15:04
目指す山はまだ遠い
1069.3の四等三角点
基準点名は"三の沢"
2013年07月07日 15:18撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 15:18
1069.3の四等三角点
基準点名は"三の沢"
三角点周辺は農道
2013年07月07日 15:19撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 15:19
三角点周辺は農道
立沢集落に入る
2013年07月07日 15:34撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 15:34
立沢集落に入る
蚕玉神社と読める
2013年07月07日 15:37撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 15:37
蚕玉神社と読める
庚申塔やら二十三夜塔などがあった
2013年07月07日 15:40撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 15:40
庚申塔やら二十三夜塔などがあった
富士見海洋センター
2013年07月07日 16:04撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 16:04
富士見海洋センター
しばらくマツ林の道
2013年07月07日 16:47撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 16:47
しばらくマツ林の道
2013年07月07日 16:55撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 16:55
献上の由緒つたえよ 萩ノ花
何を言ってるのか、よくわからない
2013年07月07日 16:59撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 16:59
献上の由緒つたえよ 萩ノ花
何を言ってるのか、よくわからない
この表示は石碑のことを指している?
2013年07月07日 17:00撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 17:00
この表示は石碑のことを指している?
八ヶ岳森の小径の道標
2013年07月07日 17:32撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 17:32
八ヶ岳森の小径の道標
しばらく舗装路歩き
2013年07月07日 17:34撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 17:34
しばらく舗装路歩き
舟山十字路に到着
阿弥陀聖水へ立寄る
2013年07月07日 17:53撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 17:53
舟山十字路に到着
阿弥陀聖水へ立寄る
水量は豊富
2013年07月07日 17:58撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/7 17:58
水量は豊富
ゲートを通過
しばらく行ったところでこの日は幕営
2013年07月07日 18:13撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/7 18:13
ゲートを通過
しばらく行ったところでこの日は幕営
2日目
御小屋山付近で夜明け
2013年07月08日 04:49撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 4:49
2日目
御小屋山付近で夜明け
三等三角点もある
基準点名は"鷹打場"
2013年07月08日 04:49撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 4:49
三等三角点もある
基準点名は"鷹打場"
毎年調査して標識を立てているようだ
2013年07月08日 04:51撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 4:51
毎年調査して標識を立てているようだ
2013年07月08日 04:53撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 4:53
左から鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳
2013年07月08日 04:59撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 4:59
左から鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳
編笠山と西岳?
2013年07月08日 05:00撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 5:00
編笠山と西岳?
不動清水でちょっと寄り道
2013年07月08日 05:29撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 5:29
不動清水でちょっと寄り道
水量は豊富とは言えないが十分な量
2013年07月08日 05:32撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 5:32
水量は豊富とは言えないが十分な量
よく見ると標識に
100m、徒歩2分と書いてあった
2013年07月08日 05:35撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 5:35
よく見ると標識に
100m、徒歩2分と書いてあった
八子ヶ峰ヒュッテが見えた
2013年07月08日 06:01撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 6:01
八子ヶ峰ヒュッテが見えた
マツに赤い実?がなっていた
2013年07月08日 06:16撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 6:16
マツに赤い実?がなっていた
標高2500mを超えるとハイマツが現れた
2013年07月08日 06:24撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 6:24
標高2500mを超えるとハイマツが現れた
遥か彼方に木曽御嶽山
2013年07月08日 06:36撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 6:36
遥か彼方に木曽御嶽山
富士見スキー場
2013年07月08日 06:36撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 6:36
富士見スキー場
甲斐駒ヶ岳と鋸岳
鋸岳の奥は仙丈ヶ岳
2013年07月08日 06:36撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 6:36
甲斐駒ヶ岳と鋸岳
鋸岳の奥は仙丈ヶ岳
阿弥陀岳には
思いのほか早く着いた
2013年07月08日 07:07撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
2
7/8 7:07
阿弥陀岳には
思いのほか早く着いた
四等三角点?
2013年07月08日 07:20撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 7:20
四等三角点?
2013年07月08日 07:33撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 7:33
岩場を下っていく
2013年07月08日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 7:35
岩場を下っていく
これが玉葱状構造?
2013年07月08日 07:35撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 7:35
これが玉葱状構造?
中岳のコル
2013年07月08日 07:38撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 7:38
中岳のコル
イワヒバリ?
2013年07月08日 07:48撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
2
7/8 7:48
イワヒバリ?
こんなところにも蚕玉王神の石碑が
背景は富士山
2013年07月08日 07:48撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
4
7/8 7:48
こんなところにも蚕玉王神の石碑が
背景は富士山
富士山をアップで
2013年07月08日 07:48撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
3
7/8 7:48
富士山をアップで
赤岳を見上げる
なんだか神々しい!
2013年07月08日 07:49撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
3
7/8 7:49
赤岳を見上げる
なんだか神々しい!
文三郎尾根分岐からの行者小屋
2013年07月08日 08:04撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 8:04
文三郎尾根分岐からの行者小屋
2013年07月08日 08:06撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 8:06
しばらく岩場
2013年07月08日 08:13撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 8:13
しばらく岩場
赤岳に着いた!
2013年07月08日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 8:25
赤岳に着いた!
一等三角点
2013年07月08日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 8:25
一等三角点
信仰の山って感じがする
2013年07月08日 08:25撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
2
7/8 8:25
信仰の山って感じがする
相変わらずガスガス
2013年07月08日 08:39撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 8:39
相変わらずガスガス
県界尾根をくだる
2013年07月08日 08:58撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
2
7/8 8:58
県界尾根をくだる
ハシゴ
2013年07月08日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 9:04
ハシゴ
さらにハシゴ
2013年07月08日 09:08撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 9:08
さらにハシゴ
野辺山方面を見下ろす
2013年07月08日 09:13撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
1
7/8 9:13
野辺山方面を見下ろす
金峰山の五丈岩
2013年07月08日 09:24撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
3
7/8 9:24
金峰山の五丈岩
左から
茅ヶ岳、富士山、天子山塊
2013年07月09日 22:57撮影
3
7/9 22:57
左から
茅ヶ岳、富士山、天子山塊
双耳峰の御荷鉾山
2013年07月08日 09:26撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 9:26
双耳峰の御荷鉾山
2013年07月08日 09:49撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 9:49
南相木ダム
2013年07月08日 09:51撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 9:51
南相木ダム
2013年07月08日 09:53撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 9:53
2013年07月08日 10:26撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:26
大なぎ頂
2013年07月08日 10:27撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:27
大なぎ頂
振り返って赤岳
2013年07月08日 10:29撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 10:29
振り返って赤岳
権現岳と三ツ頭
2013年07月08日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 10:32
権現岳と三ツ頭
小天狗
2013年07月08日 10:36撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:36
小天狗
北杜市の盆地の向こう側に見える天子山塊
2013年07月08日 10:46撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 10:46
北杜市の盆地の向こう側に見える天子山塊
小天狗から先はちょくちょく笹が出てくる
2013年07月08日 10:49撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:49
小天狗から先はちょくちょく笹が出てくる
礫岩?
2013年07月08日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:57
礫岩?
2013年07月08日 10:57撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 10:57
2013年07月08日 11:02撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:02
2013年07月08日 11:15撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:15
防火線の頭
三等三角点がある
基準点名は"相の原"
2013年07月08日 11:17撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:17
防火線の頭
三等三角点がある
基準点名は"相の原"
防火線を下っていく
2013年07月08日 11:24撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:24
防火線を下っていく
防火線を下りきると登山ポストがあった
2013年07月08日 11:35撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:35
防火線を下りきると登山ポストがあった
しばらく砂利道
2013年07月08日 11:41撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
7/8 11:41
しばらく砂利道
八ヶ岳をパノラマで
2013年07月09日 23:34撮影
3
7/9 23:34
八ヶ岳をパノラマで
瑞牆山と金峰山
大ヤスリ岩と五丈岩が見える
2013年07月08日 12:27撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 12:27
瑞牆山と金峰山
大ヤスリ岩と五丈岩が見える
2013年07月09日 23:40撮影
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7/9 23:40
日本で一番高いところにある線路
昨年の11月と同じアングルで撮ってみた
2013年07月08日 12:46撮影 by  Canon PowerShot SX50 HS, Canon
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7/8 12:46
日本で一番高いところにある線路
昨年の11月と同じアングルで撮ってみた
撮影機器:

感想

八ヶ岳を麓から歩いて登りたいと思ったので、今回は中央本線の富士見駅から歩いてみました。

[b]【1日目】[/b]
予定が色々と変わったために富士見駅に着いたのは午後2時になりました。

駅からスタート地点?の富士見峠へ向かいました。
峠は国道20号にあるので交通量は多かったです。

峠から北東の八ヶ岳方面へと進みました。
しばらく舗装路だったのでランニングシューズで歩きました。
この日は天候もよく、炎天下の舗装路はなかなかシンドかったです。

分水牧場を過ぎたところで中央自動車道をくぐりました。

1069.3三角点経由で立沢の集落にある目抜き通りを通りました。
道中には古そうな神社や馬頭観音などがありましたが、
通りすがりの住民に聞いたところ、詳しいことはわからないと言われてしまいました。

1151.6三角点も立ち寄ろうかと思いましたが、三角点のある道を外してしまったので確認しませんでした。
貯水池脇にも1234.5三角点があるはずでしたが見つけられませんでした。

そのまま舗装路を進み、突き当たったところから山道となりました。
ここで山靴に履き替えて進むことにしました。
道はスネ丈の笹が生えていて、轍を辿るような感じでした。

右手には時折、留山(止山)という看板があり、無断立入の場合は罰金50万円と書かれていました。
周囲は赤松林だったので余程いい物が採れるのかもしれません?

ダラダラと歩いて行くと再び舗装路と合流しました。
合流地点には"八ヶ岳森の小径"の標識がありました。
調べてみると原町が企画したものらしく、色々と情報が出ていました。
http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail3.jsp?id=2834&pan=null

舗装路ではイタチかテンのような体形の黄色い動物が横断しているのを見ましたが、すばしっこくカメラに収めることはできませんでした。

舟山十字路から少し歩いたところにある水場、阿弥陀聖水で水を補給しました。
舟山十字路まで戻り、その近辺で幕営しました。

夜は雨が降ったものの、眠りを妨げられるようなことはありませんでした。

[b]【2日目】[/b]
日の出前に出発しましたが、道筋は明瞭だったので特に問題ありませんでした。
御小屋山に到着したころで空が明るくなりだしました。

時折木々がまばらになり、後ろを振り返ると八ヶ岳の裾野が見えるようになってきました。
不動清水に立ち寄り、新しい水と換えました。

ここからの道筋は徐々に傾斜がキツくなりました。
標高が2500mを超えると森林限界を超え、周囲はハイマツとなりました。

高度を上げていくにつれてガスの中に入ってしまいましたが
ガスの切れ間からは南アルプスの鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳
中央アルプスや木曽御嶽山などを見ることが出来ました。

途中、新しく付けられた道を外してしまい、直登ルートで上がってしまいましたが、特に問題はありませんでした。
阿弥陀岳に到着するとガスガスでしたが、休憩をとっていると富士山と南アルプスの峰々が
ガスの切れ目から少しの間だけ顔を出してくれました。

岩場の道を下り、中岳のコルを通過しました。
この辺りは北からの風が強かったです。

中岳の頂上ではガスがだいぶ少なくなり、富士山を安定的に眺めることが出来ました。
ここでは休憩をとらずにそのまま赤岳へと登りました。
この日は平日だったこともあるのか分かりませんが、さほど登山者も多くなく、
岩場も渋滞していませんでした。
赤岳の山頂で休憩をとり、頂上小屋で阿弥陀岳のバッチを買いました。

小屋からは県界尾根への標識があったので、それを目安にくだりました。
序盤からクサリやハシゴの連続でした。
途中、クサリに頼らざる負えない箇所もあり、なかなか面白かったです。

鎖場が終わったあたりで一回休憩をとりました。
休憩した場所は展望がよく、富士山周辺の山域や、奥秩父から西上州方面の山を望むことができました。

大天狗は通過し、小天狗でも休憩をとりました。
ここから防火線の頭までは笹ヤブがありましたが、こまめにリボンが付けてありました。

防火線の頭は薄暗く展望の無いピークでしたが、さらに下っていくと
その名の通り防火線があり、それに沿って下っていくかたちでした。

登山口からは砂利道で、八ヶ岳牧場の中の道でした。
ここでランニングシューズに履き替えました。

途中から舗装路となり、振り返ると雲のとれた八ヶ岳が見えました。
山がよく見える代わりに、暑さに耐えながら鉄道最高地点まで歩きました。

ここからは野辺山駅まで歩き、小淵沢経由で帰京しました。


[b]【まとめ】[/b]
今回の山行で奥秩父の最西端から八ヶ岳を接続できました。
赤岳は10年前に初めて登り、昨年も登りましたが、
やっぱりいい山だな〜と思わせてくれる山でした。

御小屋尾根は長大なので登りで使う登山者は少ないということでしたが、
単調な登りということもなく個人的には楽しめました。
舟山十字路から阿弥陀岳まで休憩込みで3時間20分で登ってしまいましたが、
地図のコースタイムでは5時間になっていました。
今回は早朝で気温が低く、体力を削られずに済んだお陰かもしれません。

下りの県界尾根は傾斜のキツイところにクサリが設置されているので、なかなかスリリングな下りでした。
テント泊装備でくだるようなルートではなかったような気がします。

総合的に見ると自分の技量にあったコース取りで、樹林帯も奥秩父に似た雰囲気だったので楽しめました。

今回つながった奥秩父最西端への縦走の記録も合わせて読むと面白いかもしれません
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-248070.html

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コメント

涼しそう!
涼しいというレベルではないでしょうが、酷暑日の東京で読むとうらやましい。
 阿弥陀岳は単独で登ることは少ないでしょうね。縦走する人も赤岳まで来て安心して権現とかに行ってしまうでしょう。
 赤岳から見た阿弥陀岳はハイマツの緑がきれいでなかなか好きですね。

 県界尾根上部から見た62番は、カシミール3Dで確認したところ、左から赤久縄山、その奥の双耳峰が西御荷鉾山と東御荷鉾山、右の斜面は御座山ですね。
2013/7/10 11:14
kateosさん こんにちは
山の上は涼しかったです〜

双耳峰は御荷鉾山なんですね
調べていただきありがとうございます!

調べてみたら御荷鉾山ってミカボって読むんですね
それから以前、オススメしてくださった赤久縄山の近くの山なんですね。

そそられる山なので涼しくなったら登ってみようかな?と思います。
2013/7/10 11:22
Gipfelさん、初めまして。
私は、富士見町の分水牧場の近くに住むものです。
富士見駅から、富士見峠、分水牧場、立沢、海洋センター、よく見る光景です(この辺、散歩がてら自転車でうろつく場所です)。
富士見駅から船山十字まで徒歩で行ったのですね! 3時間半ですか。お疲れさま。
八ヶ岳、楽しめたようでなによりです。
2013/7/10 21:20
totoro_sanさん こちらこそ初めまして!
いいところに住んでらっしゃいますね

富士見峠から舟山十字路まで交通量も少なく、快適に歩けました!

山とは関係ないことなのですが、海洋センターと言うのはマグロなどの海の生き物の養殖をしているのでしょうか?
ちょっと気になったもので…
2013/7/10 23:07
立沢の海洋センターについて
私も、なぜ、あそこが海洋センターなのかはわかりません。ただ、これは田んぼ用の溜池というのが、メインの目的です。立場川から水を引き込み貯め、このため池から用水路がでているのは、一度確認しました。私は用水路マニアなので。この辺、森に隠れていますが、このような溜池がいくつもあります。昔、この溜池を使い、魚を放流して釣りをしたり、ボードでも出したのかもしれません。
2013/7/11 21:22
立沢の海洋センター
田んぼ用の溜池でしたか。
魚の放流はありそうですね。
回答して頂きありがとうございました!
2013/7/11 22:22
おはようございますGipfelさん!
はじめましてCCR-54と申します。

八ヶ岳横断楽しそうですね、参考にさせて頂きます!

実はGipfelさんの11月23〜25日山行、小川山〜信州峠〜飯盛山もかなり参考にさせて頂きました。この辺りは情報も少なく大変参考になりました。
結局、小川山〜信州峠間は当日天気も悪かったので松平林道を通ってしまったんですけどね(笑)
いずれは小川山〜信州峠も県境尾根通しで行ってみたいと思っています。

八ヶ岳横断、お疲れ様でした!
2013/7/12 6:33
CCR-54さんはじめまして!
山越えするのはとても楽しいです!

今回は高原あり、樹林帯あり、岩場ありで楽しかったです!

私の山行記録を参考にしていただきありがとうございます。
これからもユニークな?山歩きをしていこうと思います

関係ないことなのですがCCR-54のアイコンインパクトありますね
2013/7/12 18:28
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