白馬岳
- GPS
- 27:47
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,844m
コースタイム
7/14 白馬山荘6:34→9:05白馬尻山荘→10:15猿倉荘
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
乗鞍岳手前雪渓急傾斜にて強風時、極めて危険。 白馬大雪渓下部 小規模クレバス多発 |
写真
感想
計画では、栂池高原駅より白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉小屋にて温泉三昧を満喫しようと言う夢の様なものだった。だが、悪天候に阻まれ当初計画を断念、白馬大雪渓を下山ルートとする事となった。
ゴンドラから望む上空に薄日有り、回復を期待したが、叶わず雨中登山。乗鞍岳手前 雪渓の急傾斜で、強風に煽られつつ必死に通過し、乗鞍岳に至るも回復の徴候なし。此の時点で、途中遭遇せし白馬岳よりの登山者の、『氷霰混じりの強風と雨』で凄い状態との情報を思い、白馬大池山荘泊も視野に入れる状況となる。白馬大池山荘にて昼食を摂りつつ続行か断念かを思案中、空に雲の切れ目から陽光差し込むを目にし、白馬岳登山続行を決意する。ところが、小蓮華山より先は、やはり情報の通り氷霰混じりの雨が真正面から顔を直撃し、目を空けるのもままならぬ状況。更に道幅の無い縦走路にて、身体が浮く程の強風に晒され恐怖感に襲われる。やっと辿り着いた山頂も、大荒れにて直ぐ白馬山荘に下るも、途中右からの強風で身体を支え切れず、登山路際にあるロープに捕まる有様。白馬山荘にて宿泊用紙に記入時、手がかじかんで字が思うように書けず、傍の石油ストーブで暫し暖を取る状態で、如何に気温が低かったかやっと気付くほど疲労困憊していた。
山荘内での情報収集に因ると、白馬岳より白馬鑓ケ岳の縦走路は強風時、危険で有る事。大出原と鑓沢周辺の残雪表層堅く、10爪以上のアイゼンでないと安全確保は危ういとの事。更に温泉小屋手前鎖場にては、手のかじかみに因る落下事故多しとの事。こうした情報を基に、翌朝前日と同様の天候で回復の兆し無く、白馬大雪渓を回避路として下山する方が得策と判断した。大雪渓は、上部こそ風は有るものの、尾根とは格段の差、全く風への恐怖感は無かった。ただ雪渓下部は、クレバスが意外に多く、例年と様相を異にしているとの声を耳にした。
老体に鞭打っても白馬三山踏破と鑓温泉満喫の夢は図らずも破れたが、下山後小谷村雨飾山荘脇の野湯に浸かり、鑓温泉よりここの方がいいと雄叫びを上げつつ、山旅を終えた。
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