飯豊連峰 地神山/北股岳（丸森尾根〜石転び沢）

2021年05月31日(月) [日帰り]

• GPS: 09:49
• 距離: 18.6km
• 登り: 1,900m
• 下り: 1,900m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:21
• 休憩: 1:08
• 合計: 9:29

2:29 飯豊山荘上駐車場
4:37 4:38 丸森峰
5:15 5:29 地神北峰
5:37 5:37 地神山
5:56 5:58 扇ノ地神
6:15 6:15 門内小屋
6:19 6:19 門内岳
7:00 7:07 北股岳
7:27 8:05 梅花皮小屋
9:59 10:04 石転びの出合
11:40 11:40 温身平
11:56 11:57 飯豊山荘上駐車場
11:58 ゴール地点

天候

快晴！！

アクセス

■アクセス
山形市方面より、R13→R113→小国町を越えてから→県道15→県道260→飯豊山荘
■駐車場
5/28より飯豊山荘まで入れるようになりました。
飯豊山荘奥の草地に50台位。（無料）

コース状況／危険箇所等

■登山ポスト
駐車場奥に登山届所あり。

■ルート状況（5/31時点の状況）
丸森尾根
登山口から標高1,400mを一気に登ります。前半は岩場の急登、夫婦清水を過ぎると掘られた登山道がメイン。全体的に開けているので視界は概ね良好。丸森峰に着くと主稜線がグッと近くに感じるようになります。丸森峰から地神北峰直下までは雪渓が繋がっています。長い雪渓歩きとなる為、アイゼン、ピッケル必携だと思います。
主稜線（地神北峰〜梅花皮小屋）
今回歩いたルートの主稜線での残雪は北股岳直下のみでした。急傾斜の下りだったのでアイゼン使用。その他は夏道が出ております。ルート明瞭で危険箇所なし。ハクサンイチゲの群落はもう少し先のようです。
石転び沢〜温見平
アイゼン、ピッケル必須です。石転び沢最上部は40度以上の急傾斜、更に至る所から落石跡多数。この日も北股岳方面から拳大の落石が2回殆、自分の数メートル先を転がって行きました。急傾斜の下り途中で身動き取れない中の落石だったので肝を冷やしました。上部だけでなく石転び沢出合い付近まで落石注意です。石転び沢出合付近は雪渓の状態によりルートが異なります。出合〜堤の間も残雪、へつり、トラバース、崩落跡、ルートロスの可能性などがあり危険個所多数のルートです。

写真

5/31 2:27

今年も丸森〜石転び沢周回にトライ。去年より2週間程早め。月明かりの中クライムオン。

5/31 3:21

月明かりに照らされて梶川尾根のシルエットが浮び上がる。

5/31 3:31

夫婦清水はガッツリ雪渓に埋まっていました…。

5/31 3:37

稜線の視界が効くようになってきます。

5/31 3:54

遠くの空が燃えてくる。

5/31 4:04

朝日連峰と蔵王連峰の間から、

5/31 4:21

御来光〜。
雲一つなし！！

5/31 4:29

5/31 4:29

丸森峰より地神山のモルゲンロート。丸森峰から地神山北峰までは残雪繋がっていました！

5/31 4:49

日の出後も月が見守ってくれていました。徐々に近づく地神山北峰。

5/31 4:49

雲海に浮かぶ朝日連峰。

5/31 5:02

地神山北峰直下はやや急傾斜。

5/31 5:02

左に目を移すと吸い込まれそうな雪渓が広がっているので少し緊張気味。

5/31 5:10

近づく主稜線と遠くに飯豊本山！

5/31 5:18

程なく地神北峰到着。やっと主稜線。

5/31 5:18

杁差岳までの主稜線。日本海までスッキリで言う事なし！

5/31 5:28

新潟の街並みの奥には佐渡ヶ島もハッキリ見えました。

5/31 5:37

右にひょっこり見えた北股岳と左に本山。

5/31 5:42

主稜線は夏道ですがあと少し早ければ残雪繋いで歩けたかも。

5/31 5:56

遠くなる杁差岳。

5/31 5:57

朝日連峰は以東岳がガスに包まれた。月山も鳥海山も拝めず予報は当たった模様。

5/31 6:02

門内〜北股岳。小屋も見えてきた。

5/31 6:02

本山〜烏帽子岳〜北股岳。

5/31 6:08

霜が降りる位肌寒かったが気持ち良い稜線歩きが続きます！

5/31 6:11

寒さに耐えながらハクサンイチゲ。まだ時期早く5株位しか見当たらず。

5/31 6:17

5/31 6:18

左から本山、梅花皮岳、北股岳。

5/31 6:26

峰桜も少しだけ咲いていた！

5/31 6:57

ようやく北股岳。奥はゼブラの大日岳。昨日石転び沢を登った梅花皮小屋泊の二組とスライド。

5/31 6:58

歩いてきた稜線と奥には日本海。

5/31 6:58

二王子岳と奥に佐渡ヶ島。

5/31 6:59

梶川尾根と奥に朝日連峰。

5/31 6:59

石転び沢下部を俯瞰。まだまだ安定しています。

5/31 7:00

本山〜大日岳と御西小屋〜北股岳までの稜線。

5/31 7:03

越後三山方面をアップ。

5/31 7:03

燧ヶ岳と会津駒ヶ岳をアップ。

5/31 7:11

北股岳直下はやや急傾斜なのでアイゼン付けて降ります。

5/31 7:19

少しずつ石転び沢の全貌が見え始める。

5/31 7:22

梅花皮小屋。上部から綺麗なシュプールが見えた。

5/31 7:22

梅花皮岳と烏帽子岳。

5/31 7:30

浩二清水はバシャバシャ出ています！

5/31 7:31

北股ブルー。

5/31 8:02

大日岳に挨拶済ませたら、

5/31 8:05

石転び沢にドロップイン！

5/31 8:06

5/31 8:11

5/31 8:11

あっという間に小屋が見えない斜度に。

5/31 8:11

全然伝わりませんが急傾斜で腰が引けてしまい恐る恐る降りています 汗

5/31 8:43

5/31 8:44

途中の草付きにて足とピッケル持つ腕を休ませます。

5/31 9:14

1時間位掛けてなんとか写真撮る余裕が出る斜度まで降りてきたが、2回拳大の落石が近くを横切り肝を冷やしました。

5/31 9:18

以降、撮った写真を並べてみます。

5/31 9:18

5/31 9:18

特に北股岳方面からの落石が多い様に感じます。

5/31 9:18

5/31 9:21

石転び沢を登られて来る6組位の方々とスライドしました。

5/31 9:23

5/31 9:23

5/31 9:24

5/31 9:26

5/31 9:26

5/31 9:31

5/31 9:31

ここまでスキーやボードを担いて来る方は凄過ぎます。

5/31 9:37

5/31 9:37

5/31 9:43

5/31 9:43

5/31 9:48

5/31 9:54

5/31 10:01

5/31 10:04

5/31 10:06

やっと石転び沢出合いです。上部の急傾斜ににビビり過ぎて2時間も掛かってしまいました。

5/31 10:16

出合いを過ぎて少しした所で夏道に復帰。

5/31 10:38

サンカヨウ。

5/31 10:47

5/31 10:48

キクザキイチゲ

5/31 11:04

下界は暑かった！うまい水で冷やします。

5/31 11:30

水浴びしたくなるー。

5/31 11:40

今回も良い経験になりました！！

5/31 11:56

無事に丸森尾根〜石転び沢周回完歩！

撮影機器：

Xperia 10 II SO-41A docomo SONY

感想

ao_hachi

飯豊山荘までの開通情報を得たので去年に続いて丸森尾根〜石転び沢の周回に行って来ました。去年よりタイミングが2週間早いので残雪は多く感じましたが、今年はどこの山に行っても例年に比べたら少ないという話は聞きます。稜線は前日ガスに覆われていた影響か、霜が降りるほど冷えましたが雲一つ無い景色に感動しきり。咲いているのは数株だけでしたが、準備中のハクサンイチゲが沢山あったのであと数日好天が続けば稜線を彩るでしょう。石転び沢の下りは去年よりも急傾斜に感じてしまい上部に時間が掛かってしまいました。腰引けて身動き取れない所に北股岳方面より2回落石が近くを通り肝を冷やしました。斜度が緩み安心出来たら写真撮りまくり。この日は平日でしたが晴れ予報だった事もあり石転び沢では6組位の方々とスライドしました。あの長いアプローチを経て、石転び沢を登る方々は凄過ぎます。