行くも地獄、戻るも地獄!!! 二度と歩かんぞ! 南アルプス☆しらびそ峠から赤石岳難関ルート★
- GPS
- 15:05
- 距離
- 38.0km
- 上り
- 4,363m
- 下り
- 4,353m
コースタイム
04:40 しらびそ峠、出発
06:04 大沢岳第二登山口
06:37 大沢渡
07:01 大沢山荘
07:32 リンドウ出合
08:48 からまつ峠
10:04 大沢岳
11:10 百間洞山ノ家
12:55 赤石岳
14:17 百間洞テント場
8月1日(木)
04:50 百間洞山の家、出発
05:33 しらびそ峠分岐
07:32 大沢渡
08:37 林道
10:25 しらびそ峠、下山
天候 | 7/31(水) 晴のち午後曇り 8/01(木) 早朝から雨、 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
松本市ー飯田市ーしらびそ高原 しらびそ峠展望台に駐車スペースあります。 ここまで、交通機関はタクシーしかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆しらびそ峠ー大沢渡下降点(大沢岳第二登山口) 看板にも書かれている通り、橋が崩落の為通行止めです(崩落箇所にロープが取り付けてあり、なんとか通行可能でした)行くか行かないかは自己判断です。 林道は土砂崩れが多く歩きにくい。 第二登山口の目立つ場所に案内板があり。 ☆大沢渡下降点ー大沢渡 ジグザグに付けられた、明瞭な踏み跡がありました。 尾根を外さず忠実に歩こう。 大沢渡に籠渡しがあり、渡渉できない時は利用可能「でも水面ギリギリなのでお尻が濡れるかも」 増水しないかぎり、渡渉も可能です。 また、ヒルもいたので注意です(ヒルは川だけ) ☆大沢渡ー大沢山荘ー林道出合 大沢山荘までnucchiさんのレコを参考させていただきました。 渡渉してから、尾根に取り付いてしばらく道が判りづらい「獣道もある」 林業で歩いてた道であろう踏み跡が続いてますが、木の枝が散乱しており道が隠れてたり歩き難いです。 迷いやすい箇所もありました(リボンむやペンキ印を見逃すな) 大沢山荘は廃墟で一階は泊まれないが、二階は毛布もあり宿泊可能でした。 水場はありません。 ☆林道ーからまつ峠ー大沢岳 2600m地点まで激急登が延々と続く厳しい尾根。 明瞭な道が続いており、迷うことは無いでしょう。 こちらは倒木が多く跨ぐのが大変。 森林限界より上は、急坂が続きザレているので足元に注意です。 分岐には道標が立っており、左に行くと10分ほどで大沢岳に到着する。 百間洞まで急坂ですが良い道です。 ☆百間洞ー百間平ー赤石岳 メジャーな縦走ルートでとても歩きやすいです。 百間平や赤石岳山頂周辺は木々も無く、濃霧時は道迷いに注意。 このルートは南アルプスの中でも、トップクラスの厳しさを誇ります。 山頂までの距離が遠い・累積標高差がバカでかい・道の悪さと迷い・人が居ないので助けを求めれないなど、かなりのリスクが伴います。 行くか行かないかは自己判断です。 安易な入山はやめましょう。 日帰りはかなり厳しいので、テン泊か小屋泊まりの方が楽です。 山小屋 百間洞山の家 トイレ、水場、テント場あり「泊まらなくても食事提供あり*午後4時までに受付を」 昼食や飲料水も販売。 下山後のお風呂 ハイランドしらびそがあります(11:00-18:00 \500円) HPはこちら http://shirabiso.com/ |
写真
感想
以前、ある方から依頼?っていうかそそのかされて、今回の未踏ルートを歩いてみた。
行く前は、計画書のルートを手動で描いてみたら、ななんと!! 累積標高差がバカでかいし距離も遠い。
登山地図では、しらびそ峠から大沢岳まで片道11時間♪
これじゃ日帰りもできないし、初めて歩く道なのでかなり不安だし・・・
ということで、一泊二日でも強行だがテント泊で登ってまいりました。
今回の山行! しらびそ峠から大沢山荘まで、nucchiさんのレコを参考させていただきました。
ありがとうございました。
初日、夜中に松本を出発し、中央道を飯田ICで降りて、しらびそ峠に着いたのが午前4時前。
準備を整えて04:40に出発。
しらびそ峠から今から向かう大沢岳が朝の光を浴びている。
今朝は雲一つ無い快晴の天気だ。
期待が膨らむぜ!!!
そやけど、林道を経て大沢渡まで登るんじゃなくて、標高を800m下るのですよ(^^)/
普通は登りでしょ(笑)
林道は土砂崩れや橋の崩壊などで、荒れ放題三昧。
これじゃ暗い時間にライトを点けての出発はダメだ!!!!
林道の大沢岳第二登山口に着くと立派な案内板がある。
大沢渡までジグザグに付けられた明瞭な道で安心した。
さらに、登山道を歩いてると、ななんと! タマゴタケがいっぱい生えてるやんけぇ♪
この辺で10個は見つけたかな。
そらこんな道に誰も来ないわ! わははは(^^)
大沢渡に降り立つと、川の水流は勢いがあり飛び石伝いでは無理なので、靴を脱いでの渡渉となる。
しかし、籠渡しがあるので渡渉せずに渡ることができた。
ちょっと水面ギリギリだったのでお尻が濡れるのか心配したが、ギリセーフだった(笑)
あと、川周辺で注意しなければいけないのはヒルだ。
足元を確認するとやっぱいました。
ヤマビルファイターを吹っかけて退治。
ここより、大沢岳まで標高差1800mの登りだよ。
こりゃ! 誰もこのルートは歩かんわ! っと思いましたぁ♪
ほどなく登って大沢山荘に到着し廃墟した山荘を見た。
なにか不気味に感じた。
こんなとこで一泊なんてできないぜ!!!
廃墟山荘から時々道を見失いながらも、なんとか林道跡に登り着いた。
この林道跡で一休み。
ここから大沢岳まで容赦の無い激急登が続き、汗だくになりホンマ嫌になりまっせ(^^)
だけど針葉樹林帯の中で暑さはしのげる。
2600m地点よりハイマツが現れ、森林限界を突破したらザレの急登に耐える。
ここまで明瞭な道でホンマ助かったで!!!
兎岳と同じ目線になると、稜線の分岐は近い。
分岐を左にとり、10分ほどで大パノラマが広がる大沢岳に到着しました。
北に目をやると、悪沢岳や塩見岳の山々が連なり、南に目をやれば聖や光岳まで見える。しかも中央アルプスや北アルプスまで眺望できた。
良い天気でホンマ俺は晴れ男よのう(^0^)/
標高2400mまで下げて百間洞山ノ家に到着し、テントと夕食の受付を済ませて赤石岳へ空身で目指しました。
現在の時刻は11:20、山荘の人から「夕食の17時までに来てください!」といわれた。
自分では5時間あれば赤石の往復は可能と判断。
空身でぶっ飛ばす。
天気もこの上なく気分も爽快じゃー♪
あっという間に赤石岳に到着したが、最期の登りはダルかった(笑)
今年二回目の赤石岳も晴れてくれて嬉しいです。
ホンマ俺は晴れ男! 羨ましいだろぉ! どんなもんじゃい!!!!
今からゆっくり歩いて山荘まで、余裕で到着でき夕食まで寝てられる。
17:00になって小屋の夕食。
待ちに待った、名物のボリュームトンカツは超美味かったぁ♪
御飯とお味噌汁もおかわりしちゃった(^^)
平日のわりに小登山客も20名ほどは居たかな、テント場は7張程度だった。
お腹もいっぱいになって、外のベンチで1時間ボケーっとしマイテントへ。
今日はかなりハードで疲れたのか、何時の間にか瀑睡してた。
翌日は、雨の朝を迎えました。
もう最悪です。
久しぶりの雨男になってもた。
ちょっと心配だったのは、大沢渡の渡渉だった。
尾根を下ってる途中、雨が本降りになったり止んだり。
とにかく急いだ。。
登山道で岩や木の根が濡れて足を取られ、何度かずっコケて痛かった(笑)
ようやく大沢渡に到着すると、川は増水してなく安心して必殺籠渡しで渡れた。
もちろんここでヒルスプレー噴射!
さあ! 林道まで標高差500mの激急登だぜぇー♪
合羽を着てると蒸して暑すぎる。
途中で合羽を脱ぎ、傘だけで激急登に耐えた。
ようやく林道に出た。
ここまで出発してから休憩なしで来てもた。
最期の林道歩きも、しらびそ峠まで登り坂で疲れた足にこたえる。
周りの景色もガズカスで何も見えない。
2時間ほど林道を歩いて、ようやく下山した。
登山靴は濡れて、体も結構濡れていた。
ホンマ久しぶりに雨男や!!!
ここから1km先のハイランドしらびそへ向かい日帰り入浴
ああ気持ちよかった(^0^)
今回のルート!
俺が一番乗りのようだ。
そんなに魅力的なルートでもないし、「このルートやったぞ!」っという自己満足のような山行やった。
日帰りじゃなく、テント泊にしといて大正解。
しかし、黒戸尾根や地蔵尾根などが厳しいルートと言われているが、今日このルートから見れば、ホンマにヒヨコだぜぇーい!!!!!!!!
日帰りもやりたいが、そんな気分にもならんルートだ!
ホンマ、もう二度と歩きたくないリストに入ったぜぇ♪
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