また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 332964
全員に公開
沢登り
剱・立山

黒部・上ノ廊下 今シーズン初遡行

2013年08月09日(金) 〜 2013年08月13日(火)
 - 拍手
クマ その他3人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
29:34
距離
45.8km
登り
3,852m
下り
3,160m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

※上記表示のGPS軌跡に関して、渓谷のため軌跡が暴れた部分を多少補正(削除)しています。また、太郎平から折立までの途中で電池が切れてしまいました。以上、ご容赦願います。しかし単三2本で4日間GPSがもったのはすごい。さすが、シック・エナジャイザー・リチウムイオン乾電池!

●8/10
07:00 黒部ダム
07:30 ロッジくろよん
08:00 御山谷出合
09:19 中ノ谷出合
09:40 平の渡し(10:00-10:17)
12:00 奥黒部ヒュッテ 着替えなど準備 -12:56
13:00 入渓(東沢谷から)
13:10 上ノ廊下
13:33 熊ノ沢出合
15:30 下ノ黒ビンガ手前 幕営

●8/11
07:15 下ノ黒ビンガ手前
07:30 下ノ黒ビンガ
07:55 口元ノタル沢出合
08:00 口元ノタル沢すぎのゴルジュ 飛び込み泳ぎ -10:00
10:40 廊下沢出合
11:17 広河原(黒五跡)インゼル
12:10 上ノ黒ビンガ
13:45 金作谷出合 幕営

●8/12
06:45 金作谷出合
07:55 金作谷出合すぎのゴルジュ 泳ぎ2箇所 -08:20
09:50 赤牛沢手前のゴルジュ 泳ぎ -10:30
10:45 赤牛沢出合
11:00 立石
11:05 岩苔小谷出合
11:30 岩苔小谷出合すぎのゴルジュ 泳ぎ1箇所、飛込み1箇所 -12:30
12:42 立石奇岩 大休止 -13:10
14:35 E沢手前の河原 幕営

●8/13
07:00 E沢手前の河原
07:09 E沢出合
07:52 B沢出合 大東新道へ -08:07
09:06 薬師沢小屋 着替え -10:12
12:05 太郎平 -12:30
14:30 折立
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天候 ずっと快晴
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【往路】8/9深夜 深草高速バス停発 → 8/10早朝 扇沢駅着 仮眠 
    8/10 6:30 扇沢駅始発 → 7:00 黒部ダム着
【回送】扇沢駅→折立 三渓社 24,000円(この会社は良心的だと思います)
【復路】8/13お昼 折立発 → 8/13 20:50 深草高速バス停着
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コース状況/
危険箇所等
●8/10入渓の前に奥黒部ヒュッテに山行計画書を提出した。その際、年配のご主人から、今シーズンはまだまだ水量が多くて、まだ誰も上ノ廊下には入っていないし、昨日(8/9)入ったパーティもその日じゅうに戻ってきている・・・という情報を得た。そのため、他のパーティはみんな東沢谷へ転戦していったが、我々は強靭なCL(Y氏)のもと、行けるところまで行こうという結論に達した。上ノ廊下に入渓して最初の渡渉の際、あまりの水量とその流速に面くらい、いきなり4人でのスクラム渡渉を強いられ、個人的には正直、すぐに戻る運命になるだろうと思っていた。あとで聞いた話だが、このときCLのY氏は、何事も弱気になっていては、できることもできなくなってしまうんだと考えていたらしい。最初から心の在り方が違っている。猛省したい部分だ。

【黒部ダム〜平ノ小屋側の渡場】
 関電トロリーバスの始発が6:30になるのは夏の特定期間だけだが、この始発に乗って、そのつもりで歩けば、10時の渡しにはじゅうぶん間に合う。走る必要まではない。我々は20分前に着いた。なおこの船代は無料。

【針ノ木谷側の渡場〜奥黒部ヒュッテ】
 意外にたくさんのハシゴがあってアップダウンとなるが、短いのでそれほど辛くはない。2時間弱で奥黒部ヒュッテに着く。途中で多くの湧き水が左側から出ているが、甘くてとてもおいしい。

【入渓(東沢谷)〜上ノ廊下〜下ノ黒ビンガ】
 水量の多さと水流の速さゆえに、常に4人スクラム渡渉を強いられた。単独渡渉は不可能。1箇所左岸を高巻きし空中懸垂して降りた。下ノ黒ビンガは衝立のように行く手を防いでいて恐ろしい感じがした。15:30に早々と幕営を決めて、日向ぼっこにいそしむ。

【下ノ黒ビンガ〜金作谷出合】
 口元ノタル沢出合直後に険悪なゴルジュがあり、飛び込んで泳いで突破する。そのすぐあとの渡渉でTさんが5mほど流されてロープで確保するも、リカバリーに2時間もかかってしまった。Tさんはショックで震えが止まらず、しばらく動けず。大休止後、何度かスクラム渡渉のあと、広々とインゼルを形成している広河原(黒五跡)に着く。ほっとする平和な時間を過ごす。そのあと、ヘツリ、高巻き、スクラム渡渉、振り子渡渉などを駆使して上ノ黒ビンガを通過する。このあたりは泳ぐ必要はない。13:45に金作谷出合に着くが、この先の核心部通過に時間を要することを考慮して、早々に幕営を決める。金作谷の雪渓はかなり後退していた。幕営場所は砂地でおまけに水も湧いていて最高の場所だ。

【金作谷出合〜E沢手前の河原】
 金作谷出合すぐにある最初の泳ぎポイントは、高巻きと懸垂でクリアした。続いて現れるゴルジュは、2箇所ほど泳いで突破した。そのあとも険悪な渓相は続くが、スクラム渡渉とヘツリで突破する。赤牛沢手前にあるゴルジュは激流を飛び越えて泳いで突破した。高天ヶ原からの岩苔小谷が流れ込む立石あたりは平和な河原だったが、すぐに表情が変わって険悪なゴルジュとなり約20mを逆らって泳いで突破する。寒さに耐えながら地図の1757m地点で右(左岸)から美滝が流れ込むのに見とれて、ふと左に目をやると立石奇岩がそそり立っているのが見えた。立石奇岩から先は、もうこれまでのような険悪な場所はない。安堵感とともに大休止をした。そのあと何度かスクラム渡渉を繰り返し、E沢手前の砂河原で幕営とした。今日もまだ14:30と少々早いが、渓を味合うにはこのくらいの時間が良い。テントの前で、虫を捕まえては釣りをした。ほんの10分ほどで尺モノのイワナが2匹釣れた。火を起して塩焼きにした。

【E沢手前の河原〜薬師沢小屋】
 E沢出合から渡渉やヘツリを繰り返し、1時間弱ほどで前に一般登山者が見えるようになった。B沢出合の大東新道に着いたのだ。ここでまた日向ぼっこして休憩ののち、一般道とは信じられないような大東新道を進んで薬師沢小屋にゴールした。おおきな達成感と充実感、さらに開放感を味わいながら小屋の下のテラスを独占して着替えをした。

【薬師沢小屋〜折立】
 一般道なので他の方のレポートを参考にしてほしいが、太郎平までの木道はまわりに湿原がたくさんあってお花畑が広がっていて、大好きな登山道のひとつである。逆に太郎平から折立までは、石ごろごろの歩きにくい登山道だ。底の柔らかいトレランシューズではいやだった。

●今回の山行計画を支えているひとつに、扇沢から折立までのクルマの回送利用ということがある。立山黒部アルペンルートのオフィシャルページに載っている5社全ての回送サービス会社に、この回送が出来るかどうか問い合わせたところ、すべての会社で可能という回答を得た。ただ、この回送には有料道路(有峰林道)が含まれるので、これを含めた料金を訊ねたところ各社料金はまちまちで、5万円〜2.4万円という大きな開きが出た。今回お願いした三渓社は最安価格ではあったが、1.扇沢での係員の印象が良かった。2.折立での駐車場所が近くて判りやすく、かつ駐車場所に関するEメイルをくれた。3.キーインロックではなく、レターパックで郵送してくれた。など、満足している。このサービス利用上の注意点としては、回送距離が208kmあり、かなり余分目の燃料を入れておく必要がある事と、キーは絶対に2個持っていくことである。でないと計画が終わってしまう!

●装備は沢登りのフル装備に加えてクライミングの基本装備だ。ロープはF社のフローティングロープ25mと、クライミング用のナイロンロープ30mも持った。高巻きの際の懸垂下降のためである。新兵器として、クロールのプル練習用の水かきのついたグローブを使用したが、効果的だった。我々は持っていなかったが、ライフジャケットもパーティに一つはほしい。あと、合図を決めて笛を使用することを痛感した。

●有峰有料林道のゲートを出てすぐにあるY差路を右に行くと、すぐに亀谷温泉の国民宿舎白樺ハイツがある。温泉もまあまあだが、ここの温泉ランチセットは1000円でおすすめである。
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扇沢駅の改札前。始発の6:30に乗るために長蛇の列が出来た。
2013年08月10日 06:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 6:05
扇沢駅の改札前。始発の6:30に乗るために長蛇の列が出来た。
黒部ダムに向う通路。
2013年08月10日 06:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 6:51
黒部ダムに向う通路。
黒部ダムでは観光放水していた。
2013年08月10日 06:58撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/10 6:58
黒部ダムでは観光放水していた。
黒部ダムを、ぞろぞろとスタートする。
2013年08月10日 07:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 7:03
黒部ダムを、ぞろぞろとスタートする。
少し速めに歩いたら、10時の便に20分前に着いた。
2013年08月10日 09:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/10 9:36
少し速めに歩いたら、10時の便に20分前に着いた。
これが平ノ渡しの船。20人ぐらいで満員か?
2013年08月10日 09:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 9:50
これが平ノ渡しの船。20人ぐらいで満員か?
平ノ小屋のご主人?が操船する。しっかりルアー釣りの竿が置いてあった。
2013年08月14日 20:14撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:14
平ノ小屋のご主人?が操船する。しっかりルアー釣りの竿が置いてあった。
対岸はハシゴを登る。
2013年08月10日 10:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/10 10:42
対岸はハシゴを登る。
大きく下るハシゴもある。
2013年08月14日 20:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/14 20:15
大きく下るハシゴもある。
んーと? ナデシコ系?
2013年08月10日 11:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 11:35
んーと? ナデシコ系?
東沢谷に架かる簡易橋を渡ると、
2013年08月10日 11:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/10 11:55
東沢谷に架かる簡易橋を渡ると、
すぐに、奥黒部ヒュッテがあった。
2013年08月10日 11:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 11:59
すぐに、奥黒部ヒュッテがあった。
上ノ廊下に入渓してスタートする。これまでの沢登り経験にない水量と水圧を感じる。
2013年08月10日 14:02撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 14:02
上ノ廊下に入渓してスタートする。これまでの沢登り経験にない水量と水圧を感じる。
失敗できないヘツリ。
2013年08月10日 14:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 14:25
失敗できないヘツリ。
高巻いたあと、空中懸垂して
2013年08月10日 15:11撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 15:11
高巻いたあと、空中懸垂して
水面へジャボンと降りる。
2013年08月10日 15:12撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 15:12
水面へジャボンと降りる。
荒々しい衝立のような下ノ黒ビンガのカベに向って進む。
2013年08月14日 20:16撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:16
荒々しい衝立のような下ノ黒ビンガのカベに向って進む。
ロープを使って振り子渡渉。
2013年08月10日 15:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 15:32
ロープを使って振り子渡渉。
下ノ黒ビンガの手前で、いい感じの河原があったので幕営することにした。
2013年08月10日 16:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/10 16:33
下ノ黒ビンガの手前で、いい感じの河原があったので幕営することにした。
睡眠充分。翌朝、元気良く出発する。
2013年08月11日 07:22撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 7:22
睡眠充分。翌朝、元気良く出発する。
水量は少し減った気もするが、スクラム渡渉でないと渡れない。
2013年08月11日 07:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 7:32
水量は少し減った気もするが、スクラム渡渉でないと渡れない。
雪渓もだいぶ残っている。
2013年08月11日 07:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 7:41
雪渓もだいぶ残っている。
口元ノタル沢出合。
2013年08月11日 07:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 7:44
口元ノタル沢出合。
すぐにこのゴルジュ。上ノ廊下の険悪さがむき出しになる。
2013年08月11日 08:01撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 8:01
すぐにこのゴルジュ。上ノ廊下の険悪さがむき出しになる。
激流に逆らってヘツルが、剥がされそうになる。
2013年08月14日 20:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:17
激流に逆らってヘツルが、剥がされそうになる。
突然、平和な雰囲気の広河原(黒五跡)にでる。
2013年08月11日 10:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 10:17
突然、平和な雰囲気の広河原(黒五跡)にでる。
薬師の稜線が見える。
2013年08月11日 10:34撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 10:34
薬師の稜線が見える。
インゼルが出来ているので、分流した流れはさほど厳しくない。
2013年08月11日 10:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 10:41
インゼルが出来ているので、分流した流れはさほど厳しくない。
このあたりでパーティのテントがたまりやすいらしい。
2013年08月11日 11:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 11:05
このあたりでパーティのテントがたまりやすいらしい。
平和な河原を進む。いいお天気。
2013年08月11日 11:15撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 11:15
平和な河原を進む。いいお天気。
薬師岳がきれいに望める。
2013年08月11日 11:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 11:19
薬師岳がきれいに望める。
アップしたらもっといい感じ。
2013年08月11日 11:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 11:19
アップしたらもっといい感じ。
振りかえってローアングルで。ちょっと斜めで失敗。
2013年08月11日 11:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 11:29
振りかえってローアングルで。ちょっと斜めで失敗。
スゴ沢の滝だったような?
2013年08月14日 20:18撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/14 20:18
スゴ沢の滝だったような?
上ノ黒ビンガの入口
2013年08月11日 11:54撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 11:54
上ノ黒ビンガの入口
上ノ黒ビンガが聳える。
2013年08月14日 20:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:19
上ノ黒ビンガが聳える。
また激流になってきた。弱気になる自分をふるいたたせる。
2013年08月11日 12:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
8/11 12:13
また激流になってきた。弱気になる自分をふるいたたせる。
美滝だ。沢の名前はわからない。
2013年08月14日 20:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
8/14 20:19
美滝だ。沢の名前はわからない。
進む方向が、南下するようになってきた。
2013年08月11日 12:28撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/11 12:28
進む方向が、南下するようになってきた。
美滝が続く。
2013年08月14日 20:20撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2
8/14 20:20
美滝が続く。
とっても美しいので、浴びることにする。
2013年08月11日 12:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
8/11 12:33
とっても美しいので、浴びることにする。
段々の滝。勝手に命名。
2013年08月14日 20:20撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:20
段々の滝。勝手に命名。
水しぶきがいいねえ。
2013年08月14日 20:21撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/14 20:21
水しぶきがいいねえ。
河原歩きは、次の険悪な場所への心の準備によい。
2013年08月11日 13:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 13:42
河原歩きは、次の険悪な場所への心の準備によい。
金作谷出合。雪渓はかなり後退していた。
2013年08月11日 13:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/11 13:42
金作谷出合。雪渓はかなり後退していた。
金作谷出合で14時まえだが、この先の核心部に備えて早々に幕営とする。
2013年08月11日 14:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
8/11 14:44
金作谷出合で14時まえだが、この先の核心部に備えて早々に幕営とする。
翌朝。この幕営場所は砂地で、水場もあり絶好の場所なので、この創作物を覚えておくとよい。
2013年08月12日 06:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 6:37
翌朝。この幕営場所は砂地で、水場もあり絶好の場所なので、この創作物を覚えておくとよい。
さあ、今日も良い天気!
2013年08月12日 06:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 6:46
さあ、今日も良い天気!
うっ、ゴルジュになってきたよ〜。
2013年08月12日 07:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2
8/12 7:25
うっ、ゴルジュになってきたよ〜。
ここは高巻いて懸垂し、朝一の泳ぎを回避した。
2013年08月12日 07:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 7:42
ここは高巻いて懸垂し、朝一の泳ぎを回避した。
でも、この先どうする?
2013年08月12日 07:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 7:42
でも、この先どうする?
へつりながら、高巻く。
2013年08月12日 08:53撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 8:53
へつりながら、高巻く。
泳がなくて済んだ・・・ほっ
2013年08月12日 09:20撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 9:20
泳がなくて済んだ・・・ほっ
まさにV字谷。
2013年08月14日 20:22撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
8/14 20:22
まさにV字谷。
あっ、こりゃあかんわ。
2013年08月12日 09:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 9:59
あっ、こりゃあかんわ。
なんとか、高巻きとヘツリで突破。
2013年08月12日 09:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 9:59
なんとか、高巻きとヘツリで突破。
けんあく〜! かんべんして〜!
2013年08月12日 11:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 11:41
けんあく〜! かんべんして〜!
うひょ〜! げきりゅう!
2013年08月12日 11:41撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 11:41
うひょ〜! げきりゅう!
わかったよ。ここは覚悟して泳いで突破する。
2013年08月12日 12:01撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 12:01
わかったよ。ここは覚悟して泳いで突破する。
また、平和な渓に戻った。
2013年08月12日 12:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
8/12 12:36
また、平和な渓に戻った。
立石のスダレ状美滝を越える。
2013年08月12日 12:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 12:38
立石のスダレ状美滝を越える。
やっと立石奇岩じゃ〜! ここから先、渓は険悪さがなくなり平和となる。
2013年08月14日 20:23撮影 by  DSC-TX10 , SONY
2
8/14 20:23
やっと立石奇岩じゃ〜! ここから先、渓は険悪さがなくなり平和となる。
あっ、天気は良かったんだ。
2013年08月12日 13:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 13:35
あっ、天気は良かったんだ。
渡渉でコケて、レンズが曇る。
2013年08月12日 14:14撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 14:14
渡渉でコケて、レンズが曇る。
E沢手前で砂場の河原があったので幕営することにする。
2013年08月12日 14:14撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/12 14:14
E沢手前で砂場の河原があったので幕営することにする。
気持ちに余裕が出来たので、虫を捕まえて釣りをする気になった。ほんの10分で尺モノ2匹ゲットし、塩焼きにした。
2013年08月12日 16:01撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/12 16:01
気持ちに余裕が出来たので、虫を捕まえて釣りをする気になった。ほんの10分で尺モノ2匹ゲットし、塩焼きにした。
翌朝は陽が当たらず、濡れたままの沢ウェアを震えながら着込む。
2013年08月13日 05:18撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/13 5:18
翌朝は陽が当たらず、濡れたままの沢ウェアを震えながら着込む。
まだまだ高巻きがある。容赦はない。
2013年08月13日 07:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/13 7:39
まだまだ高巻きがある。容赦はない。
一般登山者が見える。大東新道が通るB沢出合だ。
2013年08月13日 07:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/13 7:44
一般登山者が見える。大東新道が通るB沢出合だ。
薬師沢小屋に到着。いや〜、達成感バリバリだ。
2013年08月13日 09:01撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/13 9:01
薬師沢小屋に到着。いや〜、達成感バリバリだ。
大東新道の分岐。
2013年08月13日 09:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/13 9:04
大東新道の分岐。
家に帰ってきた感じがした。
2013年08月13日 09:06撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/13 9:06
家に帰ってきた感じがした。
太郎平までの薬師沢ぞいのプロムナード。大好きな登山道のひとつ。
2013年08月14日 20:24撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3
8/14 20:24
太郎平までの薬師沢ぞいのプロムナード。大好きな登山道のひとつ。
濡れたカメラケースからの蒸発でレンズが曇る
2013年08月13日 11:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/13 11:51
濡れたカメラケースからの蒸発でレンズが曇る
太郎平方向の展望
2013年08月13日 11:56撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/13 11:56
太郎平方向の展望
太郎平小屋。
2013年08月13日 12:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
1
8/13 12:19
太郎平小屋。
折立。
2013年08月13日 14:33撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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折立。

感想

 渓中に3泊して、黒部・上ノ廊下の沢登りを堪能してきた。4人とも上ノ廊下は今回が初見だ。これまで自分が経験してきたすべての沢登りがママゴト遊びに思えるほど、大変厳しくて激ウマな沢登りだった。水量は平水よりも多いらしくて、険悪な激流に対峙するたびに弱気になる自分を、何度も奮い立たせながら、フィジカル・メンタルともに強靭なCLについて行ったという感じがする。空中懸垂、スクラム渡渉、振り子渡渉、泳ぎ、飛込み、激流ヘツリなど自分たちが持つ技能を寄せ集め、パーティとして総合的に生かされたことによって、(奥黒部ヒュッテのご主人が知る限り)今シーズン初の上ノ廊下突破を成功できたように思う。連日、比較的早めに幕営していたので、2日目以降、後からやってきた来た数パーティと抜きつ抜かれつになったが、もう順番なんてどうでもいい次元だった。もう一生、沢登りをしなくていいほど”おなかいっぱい”になった。それだけのものが黒部・上ノ廊下にはある。すばらしい場所だ。

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コメント

あこがれの上ノ廊下
クマさん、こんばんは。

コメ一番乗り〜

激闘の上ノ廊下、お疲れ様でした&おめでとうございます

今シーズンはだれも入っていない厳しい条件でも突破されるとは、すばらしいチーム力と精神力ですね。
もう、すごいとしか言いようがありません。
くやしいですが、あまりに圧倒されていつものおふざけコメントは封印です

私もいつかここを行ける日がくるのでしょうか?
今のままでは無理ですね...
行動を起こさねば!

それにしても、晴れた薬師の稜線がうらめしい...
2013/8/19 21:52
幕営の時間
カノスケどん、まいど。

今回は、沢登りの価値観が変わるほどすごかったですね。
険悪な場面に遭遇すると、突然、自分が弱気になってくるのですが、
そのたびに、気持ちを持ち直して対応してました。

したがって、フィジカルは言うまでもなく、メンタルも疲労困憊するのです。
パーティのメンバー全員が、そんな状態で
そのため、CLはお昼過ぎに、早々に幕営を決めてしまうわけですね!
こんなの初めてです。

カノスケどんも、ぜひ行動を!

クマ
P.S そろそろ神保町あたりで道具を揃えてくださいね
2013/8/19 23:37
上の廊下
kuma-san、こんにちわ。

涼しそうですね
(変換ミスで「髪の老化」になってしまいました

山の上で涼しい(肌寒い)週末を過ごすと
下界の猛暑が信じられません。
同じ日本なのにこうも違うのかと。

kuma-sanも浮腫みますか?
日々重い荷物で鍛えているから大丈夫でしょうね
2013/8/20 8:25
いろいろ語ります
常用する熟語が優先的に変換されます!
 髪の老化・・・

今回は、ダウンウェア上下を着てシュラフカバーに入って就寝しましたが、寒くて寝られなかったです。標高はほんの2000m前後なのに、驚きです。

浮腫はボクにも現れます。原因はいろいろあるようですが、ボクの場合は、大量の水分摂取によって肝臓が疲弊し、一時的に低アルブミン血症が発生することが原因のようです。そのアルブミンとは、血漿タンパクの約6割を占める血中で最も重要なタンパクの1つで、役割としては、1.いろいろな物質の運搬、2.アミノ酸、脂肪酸などの栄養素の運搬、3.血中の膠質浸透圧の維持、などです。

本来アルブミンは肝臓で合成されるのですが、肝臓病や過労(!)などで、分岐鎖アミノ酸が不足、つまり他の目的で消費されてしまうと、合成が弱くなり、血中のアルブミンが低下してしまうのです。アルブミンなどの蛋白質は胃で分解されてしまうため、経口投与しても意味はありません。血中のアルブミンが低下してくると、むくみ、浮腫といった症状がでてきます。これは、血中のアルブミンが低下することで、膠質浸透圧というものが低下し、細胞間質から血管内へ水をひっぱってくることができなくなってきて、逆に、細胞間質のほうへ、たくさんの水が移行してしまうからです。

これを改善するには、そのアルブミンを合成するための分岐鎖アミノ酸を補給することが必要です。ボクが使用しているのは、リーバクト配合顆粒4150mg包というもので、主成分は、L−イソロイシン952mg、L−ロイシン1904mg、L−バリン1144mg(合計4000mgのアミノ酸)で、要するに、処方箋の要るアミノバイタルです。リーバクト顆粒と全く同じ成分のものとして、リックル配合顆粒やアミノバクト配合顆粒というものもあります。

浮腫がひどい場合は、医院に行って調べてもらいましょう。その原因がボクと同じ低アルブミン血症であれば、きっと上記クスリというか栄養剤というかアミノバイタル処方箋版を処方してくれるでしょう。効果はテキメンです。

わかりましたでしょうかね・・・(不安)

クマ
2013/8/20 22:20
kuma-sanの家庭の医学
そういえば美容院で育毛剤を勧められました

詳しい解説をありがとうございます。
よくわかりました

私の家族に、肝臓とか腎臓とかが悪い者がいて、
よく浮腫んでいます
多分似た様な症状でしょう。

私は重いザックの肩紐で押さえつけられたリとか
腕を使いすぎるとリンパの流れが淀んで浮腫みますね。
腕をだらんと下げていないで
肩紐を持ったりしてるといいみたい。
2013/8/20 23:16
はじめまして!
上の廊下お疲れ様でした。

金作谷〜立石奇岩で前後していた二人組パーティーです。
(時計を落とされたパーティーの方ですよね)

今回我々も初めてだったのですが、やはり水量は多かったようですね。
クリアできて自信がつきました。

またどこかの沢で会えるのを楽しみにしています。

たろー



拙ブログはこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/taro7m
2013/8/27 21:43
もはやなつかしいレベルですね!
たろーさん、こんにちは。

はい! 立石奇岩まで抜きつ抜かれつした4人組です。
腕時計を拾っていただいたこと、Mになりかわりまして
お礼申し上げます。

そうですか、貴パーティも上ノ廊下初めてでしたか・・・
でも、お2人のコンビネーションの良さには感心させられました。
泳ぎの得意な方と、重量で突破していく方の2人パーティでしたね!
特に、笛を使ったコミュニケーションには勉強させてもらいました。

志水ガイドパーティの方から、今回の水量がヤマケイDVD撮影時の2倍であった・・・という志水発言を伝えられました。さもありなんです。

こちらこそ、またどこかでお会いできることを楽しみにしております。

クマ(GPSを持っていた者です)
2013/8/28 9:51
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