奥穂高岳・涸沢岳
- GPS
- 16:57
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 1,979m
- 下り
- 1,978m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:32
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 7:14
天候 | 晴れ一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
その他周辺情報 | 涸沢小屋(2食付き,13000円),テント場(1泊2000円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
短パン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
テント
寝袋
折り畳み傘
クッカー
ガスバーナー
水筒
ナイフ
|
---|---|
備考 | 種類ごとにパッキングをしておくともっとすぐに取り出せた。山小屋やテントでは耳栓があるとよかった。ヘルメットは山荘でレンタルした。 |
感想
今回の連休は初めての北アルプスとして奥穂高岳を目指すことにしました。前日の夜に深夜バスに乗って朝5時半に上高地バスターミナル着。夏のアルプス登山経験がないためあまり服を持ってきていなかったのですが,バスから降りたら(短パン,長袖シャツ)あまりの寒さに震えが来てこの先どうなることかと焦りました(その割にはTシャツの人も多かったのですが,日が昇るとすぐに暑くなりました。)。
河童橋から梓川に沿ってずっと木立の中の林道を歩きます。天気も快晴で気持ちいい。徳澤園ではテントが多く張られていました。横尾では登山客がたくさん集まっていました。少し休憩した後,横尾大橋を渡って本谷橋に向かいます。本谷橋は吊り橋ですが,荷物を背負っていて体の重心が上に来ていたので,足元の左右の揺れと反対に上半身が揺れて少し怖かったです。
本谷橋に着いた頃にはかなり暑くなっていました。ここで少し休憩した後,坂を登って行きます。結構な坂ですが,低山の急坂とそんなに変わることはありません。ただ,暑いのとレジャー用テントや寝袋でいつもより荷物があるので,最後は足が少し重く感じました。涸沢に到着し,(見えているのに結構遠い)涸沢小屋にチェックインし,その日は夕食を食べて早く寝ました(耳栓があった方がいいです)。
翌朝4時過ぎに起きてモルゲンロートを堪能し,朝食を食べて6時過ぎに奥穂高岳に向けて小屋を出発。登山者の中には日の出前に出発する人もかなりいました。ガレの上を歩いて登り,ザイテングラート取付に到着。ここからはポールをしまって登って行きます。岩場の道が結構狭く,上り下りのすれ違いに気を使います。途中でちょっと道を間違って登ってしまい,下が砂地で滑るために立ち上がれず,先にも進めず,戻ろうにも滑って戻るスペースがなくてそのまま滑落しそうな感じで,かなり焦りました。他の登山客から右側に巻いてから左の登山道に戻れるとアドバイスを受け,何とか岩の隙間に指を入れて体を持ち上げて右側に登り,復帰できました。さらに登って行くと穂高岳山荘が見えてきました,雪で滑らないように注意して登って行き,山荘に到着。
山荘の前から奥穂高岳の山頂へ登ります。登り始めが結構垂直のため,ハシゴや鎖を使って登って行きます。下山者と登山者がすれ違うスペースがないので,声を掛け合って調整します。その後も登って行って頂上直下へ。頂上の2つのケルンでは写真を撮るため順番に並び,ソロ登山者は次の方に携帯を渡して撮ってもらっていました(私も)。山頂からの眺めは絶景でした。360度快晴で遮るものはなく,槍ヶ岳,中岳,前穂高岳も見え,燕岳という言葉も出ていました。ジャンダルムも見えていて,その上に人がいるのが見えましたが,とても行ける自信はなく,凄いなと思いました。
頂上でしばらく絶景を堪能した後,慎重に下りて穂高岳山荘に戻りました。そして,向かいの涸沢岳に登りました。山頂から北側には北穂高岳や槍ヶ岳が見えました(山頂の北側は絶壁!)。山頂では北穂高岳から登ってきた方や,槍ヶ岳から北穂高岳を越えて登ってきた方に会い,これまた凄い人たちだと思いました。
涸沢岳を下りて奥穂高岳山荘で昼食を取り,涸沢小屋に向けて下山しました。下山後,カールにテントを張って涸沢小屋に戻ったところ,激しい夕立ち。ビールを飲みながら雨が止むのを待ち,テントに戻って夕食を取り就寝。
翌日はゆっくり起きてテントをたたみ,行きと同じコースを逆に辿って河童橋に到着しました。自分にとって初めての北アルプスでしたが,天気もよく無事登頂できて本当に良かったです。
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