また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 338947
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

栂海新道を歩く(初日、土砂降りと雷の洗礼)

2013年08月23日(金) 〜 2013年08月25日(日)
 - 拍手
mogu その他4人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
58:54
距離
34.8km
登り
2,928m
下り
3,609m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

23日:北俣小屋5:15〜(2時間55)〜5合目8:10〜(2時間10)〜イブリ山頂10:20/11:00〜(2時間30)〜朝日小屋13:30着
※行動時間8時間15分
24日:朝日小屋5:30〜(1時間15)〜朝日岳山頂6:45〜(40)〜吹き上げのコル7:25〜(30)〜照葉の池7:55〜(3時間400)〜黒岩岳11:35/11:45〜(1時間45)〜サワガニ山山頂13:30/13:45〜(45)〜北俣の水場14:25/14:55〜(55)〜犬が岳山頂15:50〜(10)〜栂海山荘16:00着
※行動時間 10時間30分
25日:栂海山荘5:40〜(1時間05)〜黄蓮山6:45〜(40)〜黄蓮の水場7:25〜(20)〜菊石山7:45/7:55〜(40)〜下駒ヶ岳8:35/8:45〜(1時間35)〜白鳥山10:20/10:50〜(1時間10)〜シキ割の水場12:00/12:20〜(50)〜坂田峠13:10/13:25〜(35)〜尻高山14:00〜(400)〜二本松峠14:40〜(1時間15)〜親不知登山口15:55着
※行動時間10時間25分

※今回のパーティーは年配の方とカメラが趣味の方が居たので、休憩と撮影時間を多く取って歩いた。
天候 23日 登りはじめから土砂降りの雨と雷
24日 朝小雨とガス、7時頃から雨は止んだがガスは取れない
25日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
往路:泊駅からタクシーで北俣小屋に入る(1人\1000の補助金が出た)
帰路:親不知観光ホテルよりタクシーでひすいの湯まで行き入浴、のちタクシーで糸魚川駅まで行き、はくたかで越後湯沢経由で帰宅
コース状況/
危険箇所等
※北俣小屋から朝日小屋まではよく整備されていて迷うことは無い。
※栂海新道も全体的に道標等も整備され、登山道も歩きやすいが後半のアップダウンはこたえる。
※北俣の水場はよく出ていて、とても美味しいお水です。
※シキ割の水場も連日の雨でよく出ていました。
※親不知観光ホテル、栂海新道の登山者のみ日帰り入浴可能(1,500円)但し、宿泊客が多い場合は15:00まで、http://oyasirazu.net/index.html
※日帰り入浴 フォッサマグナ糸魚川温泉ひすいの湯 http://tetsuon.seesaa.net/article/125977574.html
1泊お世話になった北俣小屋を雨の中出発
2013年08月23日 05:18撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/23 5:18
1泊お世話になった北俣小屋を雨の中出発
吊り橋を渡ります
2013年08月23日 05:24撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/23 5:24
吊り橋を渡ります
1合目、イブリ山まで10合目です。登る目標になる
2013年08月23日 05:51撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/23 5:51
1合目、イブリ山まで10合目です。登る目標になる
このあたりで土砂降りと雷がなる
2013年08月23日 06:56撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/23 6:56
このあたりで土砂降りと雷がなる
5合目〜普通ならお休みどころですが・・・・
2013年08月23日 08:10撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/23 8:10
5合目〜普通ならお休みどころですが・・・・
尾根に出たところろ、まだ雷は鳴っている
2013年08月23日 09:37撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/23 9:37
尾根に出たところろ、まだ雷は鳴っている
やっと10合目、イブリ山山頂です。この時朝日岳方面でぴかっ!!ドッカンと雷が鳴りビビった
2013年08月23日 10:20撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/23 10:20
やっと10合目、イブリ山山頂です。この時朝日岳方面でぴかっ!!ドッカンと雷が鳴りビビった
朝日岳が見えてきた
2013年08月23日 10:58撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/23 10:58
朝日岳が見えてきた
このあたりでも雷が・・・怖い
2013年08月23日 11:41撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/23 11:41
このあたりでも雷が・・・怖い
登山道は沢になっていた
2013年08月23日 12:30撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/23 12:30
登山道は沢になっていた
やっとの事で朝日小屋に到着〜3回目です
2013年08月23日 13:27撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/23 13:27
やっとの事で朝日小屋に到着〜3回目です
美味しい夕食、
2013年08月23日 17:05撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/23 17:05
美味しい夕食、
24日朝、霧雨と強風の中出発
2013年08月24日 05:31撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 5:31
24日朝、霧雨と強風の中出発
朝日岳山頂到着、3回目ですがいつもガスガス・・・晴れることあるのかしら
2013年08月24日 06:45撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/24 6:45
朝日岳山頂到着、3回目ですがいつもガスガス・・・晴れることあるのかしら
下って、吹き上げのコル
2013年08月24日 07:23撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 7:23
下って、吹き上げのコル
さぁ〜いよいよ、栂海新道に入りますよ
2013年08月24日 07:24撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 7:24
さぁ〜いよいよ、栂海新道に入りますよ
一瞬ガスが取れて、朝日岳方面を振り返る
2013年08月24日 07:32撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 7:32
一瞬ガスが取れて、朝日岳方面を振り返る
照葉の池付近、とても不思議な風景でしょ
2013年08月24日 07:46撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
8/24 7:46
照葉の池付近、とても不思議な風景でしょ
渡ります
2013年08月24日 07:51撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 7:51
渡ります
木道があって助かる
2013年08月24日 08:13撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 8:13
木道があって助かる
ないとこんな感じ
2013年08月24日 09:33撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 9:33
ないとこんな感じ
ここは何処だっけかな
2013年08月24日 10:32撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 10:32
ここは何処だっけかな
黒岩平付近、雪渓が残っていた
2013年08月24日 10:36撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 10:36
黒岩平付近、雪渓が残っていた
晴れていれば綺麗なところだろうな
2013年08月24日 11:01撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 11:01
晴れていれば綺麗なところだろうな
黒岩山山頂に着いた
2013年08月24日 11:37撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 11:37
黒岩山山頂に着いた
尾根をたどっていく
2013年08月24日 12:04撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 12:04
尾根をたどっていく
文子ノ池と言うらしい
2013年08月24日 12:16撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 12:16
文子ノ池と言うらしい
稜線を歩きます
2013年08月24日 13:08撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 13:08
稜線を歩きます
サワガニ山山頂
2013年08月24日 13:28撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 13:28
サワガニ山山頂
よく整備された登山道が延びる
2013年08月24日 13:46撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 13:46
よく整備された登山道が延びる
これからたどる尾根道です
2013年08月24日 13:58撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 13:58
これからたどる尾根道です
北俣の水場に到着、左の窪地を下りていくと
2013年08月24日 14:56撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 14:56
北俣の水場に到着、左の窪地を下りていくと
美味しい湧き水が出ていました、たくさん汲んでいった
2013年08月24日 14:36撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 14:36
美味しい湧き水が出ていました、たくさん汲んでいった
水場から2つピークを登る、こんなやせ尾根も
2013年08月24日 15:37撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 15:37
水場から2つピークを登る、こんなやせ尾根も
やっとの事で犬が岳山頂
2013年08月24日 15:48撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/24 15:48
やっとの事で犬が岳山頂
下って栂海山荘に到着、どうやら私達だけみたいだ
2013年08月24日 15:58撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/24 15:58
下って栂海山荘に到着、どうやら私達だけみたいだ
北moguさんが作ってくれた夕食
4
北moguさんが作ってくれた夕食
25日 朝日が出てきた、今日は晴れ
2013年08月25日 05:29撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 5:29
25日 朝日が出てきた、今日は晴れ
栂海山荘を下って振り返った所、結構な下りでした。
2013年08月25日 06:02撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 6:02
栂海山荘を下って振り返った所、結構な下りでした。
黄蓮山
2013年08月25日 06:46撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 6:46
黄蓮山
黄蓮の水場、沢の音が聞こえていました
2013年08月25日 07:24撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 7:24
黄蓮の水場、沢の音が聞こえていました
トレランの人とすれ違う、朝日小屋まで行くらしい
2013年08月25日 07:33撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 7:33
トレランの人とすれ違う、朝日小屋まで行くらしい
菊石山山頂、結構急登でしたが・・・
2013年08月25日 07:43撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 7:43
菊石山山頂、結構急登でしたが・・・
下駒岳の登りも
2013年08月27日 20:30撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/27 20:30
下駒岳の登りも
急登でしたよ
2013年08月27日 20:30撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/27 20:30
急登でしたよ
このコース唯一の岩場らしき所有り
2013年08月25日 08:26撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 8:26
このコース唯一の岩場らしき所有り
着きました
2013年08月25日 08:36撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 8:36
着きました
しばらく尾根を下る。正面に見える山が白鳥山
2013年08月25日 09:00撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 9:00
しばらく尾根を下る。正面に見える山が白鳥山
白鳥山の登り、ここも急です
2013年08月25日 10:04撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 10:04
白鳥山の登り、ここも急です
白鳥山到着、小屋を掃除していたご夫婦が居ました。ここで大休止、天気が良かったら日本海や北アルプスが見えるそうです
2013年08月25日 10:21撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 10:21
白鳥山到着、小屋を掃除していたご夫婦が居ました。ここで大休止、天気が良かったら日本海や北アルプスが見えるそうです
登山道脇にあった、シキ割の水場、よく出ていました。
2013年08月25日 12:02撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 12:02
登山道脇にあった、シキ割の水場、よく出ていました。
おっ日本海だ!!
2013年08月25日 12:34撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
8/25 12:34
おっ日本海だ!!
金時坂を下ると
2013年08月25日 13:05撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 13:05
金時坂を下ると
坂田峠に到着〜ここで男性達を置いて、車の回収がある北moguさんと今日中に帰る私が先行する。
2013年08月25日 13:10撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 13:10
坂田峠に到着〜ここで男性達を置いて、車の回収がある北moguさんと今日中に帰る私が先行する。
尻高山までは平坦だコースだったが
2013年08月25日 13:58撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 13:58
尻高山までは平坦だコースだったが
こんな大きな杉も
2013年08月25日 14:17撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 14:17
こんな大きな杉も
二本杉峠から入道山までの登りがこたえたなぁ・・・
2013年08月25日 14:56撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 14:56
二本杉峠から入道山までの登りがこたえたなぁ・・・
着いた!!
2013年08月25日 15:54撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/25 15:54
着いた!!
あれ?あの栂海新道のゲートが無いよ
2
あれ?あの栂海新道のゲートが無いよ
日本海に下りて
2013年08月25日 16:09撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/25 16:09
日本海に下りて
記念写真です、海からの登り返しが辛い
2013年08月25日 16:12撮影 by  u1050SW,S1050SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
8/25 16:12
記念写真です、海からの登り返しが辛い
栂海新道は黒岩平まではいろいろなお花の咲き終わりがあって、時期に来たらお花畑でしょうね。
2
栂海新道は黒岩平まではいろいろなお花の咲き終わりがあって、時期に来たらお花畑でしょうね。
撮影機器:

感想

山友のchiyomiちゃんから米沢の北moguさん(ネットでmoguつながりで知り合った)ご夫婦と栂海新道歩かない?とのお誘いがきた。あの有名な栂海新道、名前は知っていましたが長いコースだし北の外れでこんな機会が無ければ歩けないと思い日程も空いていたので参加することにした。

北moguさんのお友達二人参加で当初は6人で歩く予定だったが、chiyomiちゃんが夜行バスが取れずに不参加になり5人パーティーになりました。北moguさんから送られてきたコースタイムを見るとずいぶんゆっくりと時間が取ってあった。写真好きのご主人と、冥土の土産に歩くんだというお二人(70代)がいるのでコースタイムの三割増しで見積もったとのことでした。

22日
泊駅で米沢から車で来た北moguさんご夫婦と友人お二人と合流、タクシーで前泊する北俣小屋に入った。この小屋は6年前神戸のまむさん達と初めて白馬から朝日岳を縦走したときに下りてきた小屋でタクシーを待つ間美味しいソーメンを食べた記憶があり懐かしい。夕食を食べて明日からの縦走に備えて今日は早く休みます。

23日雨と雷
4時に起き4時半に朝食を食べて出発の準備をしていたら雨の音が・・・たしか昨日の天気予報では振り出しはお昼頃だったはずなのに降るのが早すぎるよといいながら雨具を着た。小屋番さんに見送られて出発、吊り橋を渡り登山道に入る。1合目2合目と登っていくと雷が鳴り始め空が真っ暗になり土砂降りの雨になった。あまりの土砂降りと雷なので北moguさんに「戻るという選択肢は?」と聞いたところ「取りあえず小屋まで行きます」と言われたので私も覚悟を決めました。男性陣は自分のペースで歩くからと言われ私と北moguさんが先に歩いて行くが、5合目をすぎる当たりから一人が遅れはじめる。このときになると登山道も沢状態で靴の中も浸水、私の登山歴のなかで一番の降りでは無いかな〜ほんとに凄い雨です。それても6合目からの尾根歩きになるころには雨も小降りになったりしたが殆ど本降りでした。イブリ山まで登り後続を待っている間にそそくさと食べ物を口に入れたが待てど暮らせと後続がやってこない・・・どうしたんだろうと思っていたところ、一人の登山者が登ってきた。後で判ったのですがこの方、地元のベテラン遭難救助隊の方でした。やっとみんな揃った所で休憩を取るも雨でお昼を食べるのもままならない、一人バテた方もあまり食べていないようでシャリバテだったのかも。後

イブリ山からいったん下り夕日が原に登りましたが、草原状の夕日が原でも雷が鳴り身を隠すところが無いので怖い。なんとか前朝日岳を回り込み朝日小屋に着いたときはほっとした。朝日小屋に泊まるのは3度目ですが、一番初めの時も土砂降りだったなぁでもこんんなにひどい天気では無かったけどね。夕食の時小屋の主人清水ゆかりさんからも「今シーズンで一番ひどい天気のなかようこそいらして下さいました」と挨拶してくれたくらいですから、今日登ってきたのは北俣から私たち5人と地元のご夫婦、栂海新道から登ってきた単独の男性と白馬から来た単独の男性だけで、後は停滞したグループがいただけだった。白馬からの男性は水平道を来たけど途中の沢が増水して渡れず引き返して朝日岳を越えた来たそうで4時30分に小屋に着いたらしい、栂海山荘から来た人も途中で雷がひどくしばらく動けなかったと言っていたがほんとにそれぞれ大変な思いをして登ってきていた。明日の天気が心配で天気予報を確認したら回復傾向なので予定通り小屋を出発することになり、いつもは混んでいる小屋も人が少なく一部屋私たちだけで使わせてもらいゆっくりと眠れました。

24日雨とガス後曇り
外を見ると小雨とガスと風が結構強く吹いている、美味しい朝食とお弁当を持って5時30分朝日岳を目指して小屋を出発。今日は男性陣に先に歩いてもらう、途中で雷鳥を見かけたり蓮華温泉に下山する人達が追いに抜いていきます。ガスと強風の中朝日岳山頂に着きました〜今回も何も見えません。記念写真だけ撮り吹き上げのコルに向けて下っていく、登山道は昨日の雨が流れた後がくっきりと刻まれていて昨日ここを登ってきた人は難儀しただろうなと思った。吹き上げのコルと名が付いているくらいだから風も強くよろけながらもなんとか分岐に着いた。

前回蓮華温泉に下りたときに見た日本海へという岩に書かれた文字、ここからいよいよ栂海新道に入ります。雨は小降りになり時折ガスがとれて山並みが見えるもすぐにガスが掛かる、登山道も案の定水浸しでした。照葉の池は増水していて木道が浮き橋のようでなんとも不思議な風景だった。黒岩岳まで思っていたほどのアップダウンは無くて木道が整備されて迷うことなく歩けるし、花の咲き終わりがたくさん有り時期に来れば素晴らしいだろうなと思う。特にアヤメ平や黒岩平は晴れているときにもう一度来てみたいなと思った。ゆっくりとしたペースで歩き5時間かかり黒岩山に到着、5人で記念写真を撮り先に進む。下っていくとガスも取れて山並みが見えるようになる、尾根伝いに歩いて行くと小さな池が出てきた、文子ノ池と名前が付いていました。

黒岩山からは景色も代わりアップダウンが増えサワガニ山に到着ここで遅いお昼を食べる、ここからは尾根歩きでこれから歩いて行く登山道が見えます、つぎの目標は北俣のノ水場ですが思っていたよりも早くに着きました。私と北moguさんご夫婦で水を汲みに行く、水場は下ってすぐに出てきました美味しい湧き水がたくさん出ていて北moguさんと私で7リットル汲んで戻た。水場から今夜泊まる栂海山荘まで2つのピークを越えて犬が岳に着きそこから10分足らずで栂海山荘に着きました。小屋は思っていたよりも大きくまだ誰もいません、昨日の天気で誰も登ってきていないのかも結局誰も来ずに私たちだけで小屋を使わせてもらいました。夜、外に出てみたら星空と糸魚川かな?の夜景が見えた。

25日曇りのち晴れ
今日も行程は長いので4時起きです、手早く朝食を取って小屋の掃除をしてから出発。小屋からいきなり急な下りをおりて1時間ほどで最初のピーク黄蓮山に到着、黄蓮山からは振り返って見ると小屋が見えた。下った鞍部が黄蓮の水場、行かなかったけど沢の音が聞こえていたこのあたりは綺麗なブナの森が広がっているここでトレランの二人とすれ違う、私たちの横を駆け抜けて行きました。菊石山に登り下って今日一番の下駒ヶ岳の登り、ここはこのコース唯一の岩場ぽいところが有りました。急登を登り切りガレ場の淵を歩いて行く、次のピークは白鳥山ここの登りで単独の男性と会う。白鳥山も急登でハシゴやロープを頼りに登り切ると白鳥山荘に着きました。山荘を掃除しているご夫婦がいてお話をする、天気が良かったら展望の良い山らしいが今日は何も見えません残念。

白鳥小屋を後に最後のラストスパートここからはほぼ下りで、シキ割の水場は登山道脇にあり水はよく出ていました。 金時坂の檄下りを下りると坂田峠に着きました。ここで、男性陣を残し車を回収する北moguさんと今日帰る私は時間の関係で先行する。尻高山までの登山道は平坦だったがそれから細かなアップダウンが続き、一番こたえたのが二本杉峠からの登りで短いけど疲れた。しかし、坂田峠からが長かった。最後は建設中の林道を横断すると国道が見えてなんとか4時に親不知観光ホテルの所に着いたが、あの栂海新道入り口と書かれているゲートが無くなっていてがっかりでした。


親不知観光ホテルでは時間切れでお風呂には入れなかった。タクシーを呼ぶ間に私は海まで行き日本海にタッチ、二人でタクシーに乗り北moguさんは泊の駅に止めてある車を取りに行くので親不知駅で降り、私はそのまま糸魚川のヒスイの湯まで行ってからまたタクシーで糸魚川駅まで行き6時43分のはくたかで帰路についた。後日北moguさんから「男性陣は5時頃到着し、お風呂にも、ビールも飲まず、私が車回収まで待っていて、4人で栂海新道最終到着点の海に行ってきました」とメールをもらった。天気には恵まれなかったけど栂海新道は思っていたよりも良いところでした。


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2798人

コメント

天気わるくてたいへんでしたね
ぶな林ですれ違った2人組です。

前日は天気悪かったのですね、照葉の池付近全く印象が違います。
私たちは天気にも恵まれ無事に朝日小屋に着きました。

お疲れさまでした。
2013/9/2 22:42
駆け抜けて行きましたね(^^)
kurosukeさん、こんにちは
私たちは散々でしたけど、お二人はお天気の良いときに縦走できて良かったですね。

お疲れ様でした
2013/9/3 13:26
雨の中おつかれさまでした。
ものすごい雨の中、朝日岳までよく頑張りましたね。
自分ならめげそうかも・・・・。

栂海新道は自分にとって学生時代のよい思い出のコースなので、いつか再訪したいと思ってます。お天気よかったらもっと楽しめただろうに、残念でしたね。小屋独占できて楽しい夜だったのではと思います。美味しそうな食べ物もたくさん持参されていて、羨ましい・・・・。
2013/9/8 17:16
初日はめげましたよ
MINMINさん、ご無沙汰してます。
栂海新道があんなにお花の宝庫だとは思ってもいませんでした。
MINMINさんだったら、日本海から登るのでは?(^^)
2013/9/8 20:16
今回も雨でしたか。。。
雨の中、お疲れ様でした
朝日岳はいつも雨なのね

朝日岳まで縦走したのはもう、6年前になるね〜
あの時も雪倉から小雨で朝日岳では結構振られましたね

ロングコース、本当にお疲れ様でした
2013/9/13 15:34
もう6年前になるのねぇ
mumさん、あのときも土砂降りだったね、今回はそれに雷が加わって怖かった。

私思ったんだけど、朝日小屋に二泊して一日お弁当を持って黒岩平まで行くのも良いなぁ〜って、本当に良いところだったのよ。いつか行きたいね
2013/9/13 17:31
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら