丹後街道を歩く
ア?ドッポ
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コースタイム
24日：4：47久美浜温泉-8：26峰山駅-10：45大内峠-13：17成相寺-15：03大天橋（天橋立）-16：21宮津駅
25日：4：14宮津-11：08白鳥峠-15：11松尾寺-16：02松尾寺駅
26日：5：55松尾寺駅-6：26青葉隧道-9：59若狭和田駅-11：57青戸大橋-14：10加斗隧道-16：16小浜
27日：6：01小浜-7：36若狭姫神社-8：44若狭彦神社-11：44瓜割の滝-14：14倉見峠-15：37十村駅
28日：4：53敦賀駅-6：56関峠-8：27木野隧道-10：01三方駅-11：29十村駅
| 天候 | 23日はほぼ全日雨だった。24日以降は天気予報は当たらず、毎日、1時間程度は雨に見舞われた。雨が降っていない時間帯は灼熱の日差しである。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
復路：敦賀〜彦根 JR、彦根〜横浜 高速バス |
写真
下調べを十分しておけば、もっと楽しいコースになったかも。
新鮮な朝どれの魚が食べたくて急いできたが、単なる道の駅でレストランはあるが、開店は10：30だった。持ち合わせのパンで腹ごしらえをする。
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持ち合わせのパンで腹ごしらえをする。
地蔵盆は関西の習慣だが、北陸の方にも伝わっているようだ。
小浜市街には丹後街道の案内が大変多い。
若狭姫神社。早朝の7：30頃だが宮司さんが御朱印を扱ってくださった。大変に話好きな方で、たっぷり地元情報を入手出来ました。
若狭彦神社を参拝後、再度訪れた時はビニール傘をいただきました。
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大変に話好きな方で、たっぷり地元情報を入手出来ました。
若狭彦神社を参拝後、再度訪れた時はビニール傘をいただきました。
双葉山、神風、力道山など懐かしい名前が記されていた。
高さは成人男子より明らかに低い、幅は両手を広げたよりも狭いと思われる。
十村駅は興味が持てる駅である。無人駅だがかっての駅舎を公文学習塾として活用していたり、駅トイレや駅舎を綺麗にするボランティアが活躍している。
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感想
丹後街道は宮津と敦賀を結ぶ街道だが、出石神社を参拝するため養父市八鹿駅（山陰道）から歩き始めた。
今回は天候には恵まれなかった。出発前の予報ではそれほどではなかっただけにびっくりである。
終日雨はなかったが、毎日、雨に見舞われた。短時間に激しく降って炎天になる。これの繰り返しが精神的にも肉体的にも最も堪えた。
出石神社を参拝して豊岡から宮津は北近畿タンゴ鉄道に沿うように進むが、県境だけは沿線から離れ河梨峠を越える。峠を越えて久美浜駅は数キロだが、久美浜温泉は12Kmも離れて、雨の中ようやくの思い出湯元館に到着する。
2日目は上下雨支度での出発である。網野、峰山、大宮を過ぎて、沿線から離れて丹後縦断林道をひたすら歩く。三坂峠を越え大内峠から天橋立を目にした時は感動である。しばし疲れを忘れた。丁度雨も上がった。
成相寺の参詣道路の長く厳しいのは承知していたが、やはり地獄であった。かって私も走ったように他府県ナンバーの自家用車が登って行き、参拝を終えて下ってくる。境内では私を追い抜いていった一行が大変だったでしょうと声をかけてくださった。下りも傘松公園まで歩き、リフトで下り籠神社参詣後天橋立を経て2泊目の宿は宮津駅グンゼ工場のすぐ近くであった。
3日目は雨音で目覚めた。昨日は長ズボンと上下レインコートで股ずれを生じたので、今朝は短パンに上下レインコートで出発した。
粟田峠を越え由良川に沿って南下し八雲橋を渡って西舞鶴、東舞鶴と進む。更に松尾寺参拝である。山道を登り切って寺務所にたどり着くと歩き遍路であることが明白なためか「どこから来ました？」と声を掛けられ、しばし会話をする。
そして温かいコーヒーと美味しいクッキーを頂き傍のベンチで戴く。疲れて食欲が無いのでクッキーは一枚残してもらっていくことにした。宿について優しを噛み締めながら頂いた。松尾駅から宿のある東舞鶴駅まで電車で戻ったが、宿まで歩く気力が湧かない。タクシーワンメータのお世話になる。こんなことは初めてである。
余力があれば市内散策の予定だったが、以前にも訪れた街なので中止した。
4日目は松尾寺駅からの出発である。昨日の極度の疲労は回復しているが、足裏は皮が剥がれてテープで固定しながらの歩行である。吉坂峠を青葉隧道で抜けると福井県である。道中では多くの石仏や地蔵盆で飾られた綺麗な地蔵さんをたくさん見かけた。京都の文化圏であることを感じる。
それにしても高浜や和田の海水浴客相手の民宿がひどく衰退しているのには驚かされた。道路が整備されたことで日帰りで海水浴が楽しめ、宿泊の必要がなくなったのが原因である。民宿の看板は出ていても営業しているのは1割以下と見えた。
あまりの暑さに和田駅近くの喫茶店で休む。かき氷が食べたかったが、扱っておらずアイスクリームで我慢をする。足の手当をして出発である。
本郷から原発施設のある大島半島の犬見崎に立派な青戸大橋が架かっていた。ちょっとすた景観である。原発の支援と思われる施設が多数あるおおい町から小浜市に入ると国道沿いの立派な歩道はなくなり、路肩の白い白線内を用心して歩くようになる。岡津製塩遺跡は立ち寄る計画だったが、足の具合が良くないのでパスした。
加斗、勢浜トンネルを越えると急に小浜らしい雰囲気になった。小浜はあまり宿がないようになかったように思う。せくみ屋に素泊まりして小浜駅近くで”ぐじ”を食べる。焼くのに時間はかかったが、やはり美味しかった。
当初、4日目は若狭姫・若狭彦神社を参拝して新平野駅まで歩き、5日目で敦賀に到着の計画であった。
計画変更して小浜・敦賀間を2日間掛けて歩くことにした。
5日目鯖街道の起点を通過して若狭姫・彦神社を雨に急襲されながら参拝して、名水瓜割の滝を訪ねる。これが期待はずれで滝とは名ばかりであった。
気力は少し残っているが平均速度3.0Kmになっており、距離も30Kmになっていたので、十村駅を本日のゴールとした。電車で宿のある敦賀に向かう。
敦賀駅前はビジネスホテルが多数、しかも全国チェーンでなくローカルのホテルが多い。これもおそらく原発関連の人たちがお得意さんと見られる。
6日目 快晴とTVで放映している傍で雨が降っている。十村駅まで移動して敦賀に向かう予定だが、始発を待たずに敦賀から十村に向かうことにした。逆コースは正解であった。朝の体調が良いうちに、関峠を越えることができた。今市で雨が激しくなる。あまりの土砂降りに前方に見えるドライブインらしき建物を目指し、足早に進む。五木茶屋千鳥苑であった。まだ開店前であったが軒先で少し雨宿りする。止む気配もないので、近くにあった放置傘（骨は一本折れているビニール傘だがないよりはマシである。）を借用して先に進む。普段は苦手のトンネルだが、今回は雨がしのげて快適と感じた坂尻トンネルを抜ければ、少し小止みになっていた。
三方五湖の眺望も諦めてひたすら十村駅を目指す。敦賀行の電車は10：24の次は12：25である。駅に到着したのは11：29で一時間近くの電車待ちである。
それにしてもなんとか丹後街道を歩き通せたことに感謝である。
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