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Yamareco

記録ID: 341744
全員に公開
ハイキング
奥秩父

甲武信ヶ岳× - 毛木場駐車場から富士見へ直登8時間。時間切れで断念。

2013年10月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:21
距離
16.8km
登り
1,363m
下り
1,349m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:44
休憩
0:35
合計
12:19
6:01
143
8:24
8:32
219
12:11
12:12
141
14:33
14:40
35
15:15
15:16
15
15:31
15:44
10
16:53
16:55
39
17:34
17:37
12
17:49
17:49
31
06:00 毛木場駐車場
08:28 P2021付近
09:55 P2104
11:00 P2171
12:12 P2249
12:52 P2356
13:06 (昼食) 14:03
14:40 富士見
15:17 水師
15:35 梓山分岐
15:55 千曲川源流の碑
16:53 ナメ滝
17:53 大山衹神社
18:19 十文字峠分岐
18:21 毛木場駐車場
天候 文句なしの晴れ。
スタート時点で気温1℃。(車載温度計による)
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
毛木場駐車場(60台、無料、トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
<毛木場駐車場 〜 富士見>
※ よほどのモノ好きでなければ、止めた方が良いです。(^^;)
・P2021までは、踏み跡こそありませんが、問題なく歩けます。
・P2021以降は、馬酔木、密生した低木、手付かずの倒木などで、再三進路を阻まれます。RFが重要です。
・P2104を越えた辺りから、五郎山と富士見を繋ぐルートと思われる痕跡(マーキング)が所々で見られましたが、明瞭な踏み跡があるわけではないので、偶然見つけると安心する程度です。

<富士見 〜 梓山分岐 〜 毛木場駐車場>
・一般登山道で概ね問題ありませんが、沢から少し離れるルートを沢沿いに直進しそうになる場所がナメ滝手前にあります。間違った人の踏み跡が続いているので、余計に間違えやすいです。しばらく行って踏み跡が無くなったら引き返し、沢から左に延びる涸沢の方向にケルンを探してください。その方向が正規ルートです。登る場合は問題ありません。
毛木場駐車場の入口付近(写真奥)から取り付く。
2013年10月13日 06:03撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
10/13 6:03
毛木場駐車場の入口付近(写真奥)から取り付く。
登り始めはこんな感じ。問題なし。
2013年10月13日 06:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 6:05
登り始めはこんな感じ。問題なし。
毛木場駐車場を見下ろす。既に満車状態。
2013年10月13日 06:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
10/13 6:08
毛木場駐車場を見下ろす。既に満車状態。
いい感じです。
2013年10月13日 06:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 6:27
いい感じです。
どこを登ろうか。これが楽しい。
2013年10月13日 06:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 6:35
どこを登ろうか。これが楽しい。
やっぱり岩稜帯もないとね。
2013年10月13日 06:36撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
10/13 6:36
やっぱり岩稜帯もないとね。
登った急斜面を見下ろす。
2013年10月13日 06:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
10/13 6:46
登った急斜面を見下ろす。
腰を伸ばすために上を見たら綺麗だった。
2013年10月13日 07:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
13
10/13 7:16
腰を伸ばすために上を見たら綺麗だった。
木がけっこう密集してます。
2013年10月13日 07:37撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 7:37
木がけっこう密集してます。
低い枝がうるさい。
2013年10月13日 07:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 7:46
低い枝がうるさい。
誰か倒木をどけてくれ〜。
2013年10月13日 07:59撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
10/13 7:59
誰か倒木をどけてくれ〜。
時々巨岩もありました。
2013年10月13日 08:05撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 8:05
時々巨岩もありました。
P2021は西側を巻く。東側は地図によると絶壁。
2013年10月13日 08:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 8:27
P2021は西側を巻く。東側は地図によると絶壁。
注意しないと、踏み抜きます。
2013年10月13日 08:44撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 8:44
注意しないと、踏み抜きます。
P2021付近の開けた場所から南方向。中央辺りの一番奥が富士見かなぁ。
2013年10月13日 08:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 8:53
P2021付近の開けた場所から南方向。中央辺りの一番奥が富士見かなぁ。
こんなヤブ漕ぎは、まだかわいい方です。
2013年10月13日 09:25撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 9:25
こんなヤブ漕ぎは、まだかわいい方です。
ずっと、こんな山容であって欲しかった。
2013年10月13日 09:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 9:27
ずっと、こんな山容であって欲しかった。
北向きの斜面は、とにかく苔。
2013年10月13日 09:46撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 9:46
北向きの斜面は、とにかく苔。
P2104から五郎山(右)と、遠くは八ヶ岳?
2013年10月13日 09:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 9:55
P2104から五郎山(右)と、遠くは八ヶ岳?
P2104からの下り。広く明るい鞍部を右(西)に行けば五郎山。
2013年10月13日 09:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
2
10/13 9:56
P2104からの下り。広く明るい鞍部を右(西)に行けば五郎山。
シダ(?)の群生?
2013年10月13日 10:09撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 10:09
シダ(?)の群生?
これって踏み跡?
2013年10月13日 10:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 10:16
これって踏み跡?
お、マーキングだ。誰かは通ってるんだな。
2013年10月13日 10:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
10/13 10:27
お、マーキングだ。誰かは通ってるんだな。
P2171。
2013年10月13日 11:00撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 11:00
P2171。
これは無理でしょう。大きく東側を巻きました。
2013年10月13日 11:02撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
10/13 11:02
これは無理でしょう。大きく東側を巻きました。
立っている木が少ないとホッとする。
2013年10月13日 11:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
10/13 11:21
立っている木が少ないとホッとする。
P2171から下ってきた斜面。南斜面はこんな感じが多かった。
2013年10月13日 11:29撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
10/13 11:29
P2171から下ってきた斜面。南斜面はこんな感じが多かった。
まさに原生林、いや密林と言うべきか。
2013年10月13日 11:51撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 11:51
まさに原生林、いや密林と言うべきか。
立ち枯れているのも多かった。
2013年10月13日 12:10撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 12:10
立ち枯れているのも多かった。
ココまで来て「この先進めなくなったら、俺どうするんだろう」なんて、チラッと思ったりした。
2013年10月13日 12:50撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 12:50
ココまで来て「この先進めなくなったら、俺どうするんだろう」なんて、チラッと思ったりした。
下りも大変なんですってば。
2013年10月13日 13:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 13:01
下りも大変なんですってば。
もう勘弁してくれぇ。ザックが通らない。
2013年10月13日 13:04撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 13:04
もう勘弁してくれぇ。ザックが通らない。
既に13時過ぎ。腹をくくってメシ。
2013年10月13日 13:20撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10
10/13 13:20
既に13時過ぎ。腹をくくってメシ。
尾根筋ほど馬酔木が密生しているので、トラバース気味に登る。
2013年10月13日 14:16撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 14:16
尾根筋ほど馬酔木が密生しているので、トラバース気味に登る。
久しぶりの人工物。標高約2390のピーク。あと少し。
2013年10月13日 14:23撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 14:23
久しぶりの人工物。標高約2390のピーク。あと少し。
倒木を越えるのも一苦労。足が上がりません。
2013年10月13日 14:30撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 14:30
倒木を越えるのも一苦労。足が上がりません。
一面の苔。
2013年10月13日 14:33撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 14:33
一面の苔。
辛うじて富士見到着。富士山は見えません。登ってきた方向にはロープ。やっぱりね。
2013年10月13日 14:41撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 14:41
辛うじて富士見到着。富士山は見えません。登ってきた方向にはロープ。やっぱりね。
修行の碑だそうです。今日の記念にサインしたい。
2013年10月13日 14:47撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 14:47
修行の碑だそうです。今日の記念にサインしたい。
登山道って歩きやすいなぁ。
2013年10月13日 14:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
4
10/13 14:54
登山道って歩きやすいなぁ。
水師への登り。もう足が限界です。3分おきに立ち休憩。
2013年10月13日 15:08撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
10/13 15:08
水師への登り。もう足が限界です。3分おきに立ち休憩。
良く見ると「ミズシ」と書いてありました。
2013年10月13日 15:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:17
良く見ると「ミズシ」と書いてありました。
少し下ると、
2013年10月13日 15:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 15:19
少し下ると、
突然開けて、南に富士山がお出迎え。
2013年10月13日 15:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:21
突然開けて、南に富士山がお出迎え。
東には甲武信ヶ岳。待ってろよーっ!、、、次回まで!(泣)
2013年10月13日 15:26撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:26
東には甲武信ヶ岳。待ってろよーっ!、、、次回まで!(泣)
山頂ズーム。夕陽でも待っているのかな?
2013年10月13日 15:27撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:27
山頂ズーム。夕陽でも待っているのかな?
毛木場駐車場への分岐(梓山方面)。当然、甲武信ヶ岳はあきらめて降ります。
2013年10月13日 15:35撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 15:35
毛木場駐車場への分岐(梓山方面)。当然、甲武信ヶ岳はあきらめて降ります。
登ったつもり。いや、登らなかったことの証に一枚。
2013年10月13日 15:45撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:45
登ったつもり。いや、登らなかったことの証に一枚。
日没後の沢沿いはリスクが高い。できるだけ進まないと。靴紐を締め直しペースを上げます。
2013年10月13日 15:49撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 15:49
日没後の沢沿いはリスクが高い。できるだけ進まないと。靴紐を締め直しペースを上げます。
千曲川・信濃川源流の碑。沢には飲料用のコップが置いてありました。
2013年10月13日 15:55撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 15:55
千曲川・信濃川源流の碑。沢には飲料用のコップが置いてありました。
尾根もいいけど、沢もいいね。
2013年10月13日 15:56撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 15:56
尾根もいいけど、沢もいいね。
このケルンのおかげで迷わずに済んだが、日没前で良かった。
2013年10月13日 16:41撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 16:41
このケルンのおかげで迷わずに済んだが、日没前で良かった。
ナメ滝。写真はいいから、先に進めって。<俺。
2013年10月13日 16:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
5
10/13 16:53
ナメ滝。写真はいいから、先に進めって。<俺。
びみょう・・・
2013年10月13日 17:17撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
10/13 17:17
びみょう・・・
全体的には、紅葉する木は少ないような気がしました。
2013年10月13日 17:22撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
10/13 17:22
全体的には、紅葉する木は少ないような気がしました。
大山衹神社。願掛けは省略できません。
2013年10月13日 17:53撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
10/13 17:53
大山衹神社。願掛けは省略できません。
ついにヘッ電。でも沢から離れ、大きな道に出ているので大丈夫。
2013年10月13日 17:54撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
3
10/13 17:54
ついにヘッ電。でも沢から離れ、大きな道に出ているので大丈夫。
後ろからの月明かりが自分の影を作り、意外と明るく感じられました。
2013年10月13日 18:01撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
1
10/13 18:01
後ろからの月明かりが自分の影を作り、意外と明るく感じられました。
十文字峠との分岐。あわよくば、ココから降りて来ようなどと思っていた私は、大馬鹿者です。
2013年10月13日 18:19撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 18:19
十文字峠との分岐。あわよくば、ココから降りて来ようなどと思っていた私は、大馬鹿者です。
無事ゴール。ほぼ同時に、心配した家族からの溜まっていたメールを着信しました。m(__)m
2013年10月13日 18:21撮影 by  COOLPIX S8000, NIKON
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10/13 18:21
無事ゴール。ほぼ同時に、心配した家族からの溜まっていたメールを着信しました。m(__)m
撮影機器:

感想

今日は10月14日。昨日の山行で、身体はボロボロ。
ふくらはぎ、太もも、腰は当然として、どういうわけか左肩が異常に痛い。ヤブ漕ぎのせい?

さて今回は、Vルートを絡めての甲武信ヶ岳、そして埼玉最高峰の三宝山に挑戦なのですが、何と言っても目玉は、毛木場駐車場から富士見までの尾根筋を直登するルートです。

ヤマレコで調べると、毛木場駐車場付近に延びる支尾根を歩いたレコは無く、途中のP1204から先が、五郎山から富士見までのルートとして1件あるだけという秘境です。(DIYさん、参考にさせていただきました。ありがとうございます。)
富士見から先は、一般登山道を甲武信ヶ岳、三宝山、十文字峠を回り、毛木場駐車場に下る周回ルートです。

スタートから富士見までの時間が読めないのですが、踏破するための目安として甲武信ヶ岳に12時半までに到着できれば、ほぼ日没と同時のゴールが可能で、逆算すると、富士見には11時頃までに到着すれば良いことになります。
スタートから富士見までと、ザックリ同じ距離の千曲川源流遊歩道で登ると標準で3時間半掛かるところを、6時にスタートし5時間で登れば良いことになります。万一間に合わなそうな時は、千曲川源流遊歩道を下れば良いし、まぁ何とかなるだろう、と相変わらずのドンブリ計画でした。


毛木場駐車場には深夜0時頃に到着(さいたま市から4時間超)し、仮眠後ちょうど6時にスタートです。
3連休ということもあってか、約60台置けるという駐車場は、この頃には既に満車状態でした。

序盤はいつも通り、手付かずの自然相手の尾根歩きを楽しめましたが、P2021付近から急に様相が変わり始めました。足元には苔むした倒木が目立ち始め、馬酔木(アセビ)っていうの?、クネクネした細い木が密集するような山容になってきたのです。馬酔木はなぜか尾根筋ほど生えていたので、再三山腹をトラバース気味に倒木を跨ぎながら進まざるを得ませんでした。

それでもなんとかP2104を超えると、西に見える五郎山からのルートと思われるマークを木に見つけ、少しはましなルートになるのかな、と淡い期待を抱くも、踏み跡は相変わらず無いし、マークはたまーに見つかる程度なので道案内にはならず、倒木と馬酔木や低木は増々ひどくなり、あっさり裏切られる。
時刻を見ると、富士見までまだ1/3程度なのに10時を過ぎていました。11時頃に富士見到着なんて、どうあがいても無理。あわよくば五郎山にも寄ってみようか、などと思っていた自分にあきれ返るばかりです。

低木が生い茂る密林をザックが通れる場所を見つけながら、時には狭い木と木の間をこじ開けるように力ずくで、とにかく前へ前へと進み続けましたが、次第に、果たして富士見に辿り着けるのか?ココまで来て進めなくなったらどうするんだ?なんていう不安に襲われ始めました。(って、戻るしかないでしょうが。)自分にあきれ返るなどと呑気に自嘲している場合ではなくなったぞ。マジで。

11時目標だった富士見まで残り約1.5Km地点まで、根性で登ってきましたが既に13時過ぎ。体力も限界間近。もうダメだ。こうなったら開き直ってメシだ。P2356を過ぎた辺りで、ついに壊れました。(笑)

正しかったかどうかはわかりませんが、こんな状況にもかかわらず、じっくり昼食を取りながら体力気力の回復に努め、富士見には到着できることを前提に今後の対応を考えました。
1.甲武信小屋にお世話になる。(富士見到着が15時過ぎるようだったら考える。)
2.千曲川源流遊歩道を下って戻る。(富士見到着が14時頃なら可能か。)
3.ビバーク。(2を選択して迷ってしまったら止む無し。ダウンは持ってきたけど今朝は1℃だったなぁ。)

1時間の休憩後、どうにかこうにか富士見に到着しました。時刻は14時40分。とりあえず先がわからない秘境は抜けたので一安心しましたが、さて、どうしたものか、と。
千曲川源流遊歩道で下ると標準で4時間半かかるので、日没は免れませんが一般登山道ではある。が、沢伝いでヘッ電は少々リスクあるなぁ。決断は先送りして、とりあえず、千曲川源流遊歩道入口の分岐まで鉛のように重たい足で急ぎます。水師への登りが本当に辛かったよぉ。

15時35分、千曲川源流遊歩道入口の梓山分岐に到着し、考えた末に日没を覚悟し下山を決断しました。

下り始めてすぐ、この日最初で最後の登ってくるハイカーと会いました。急斜面に滑って手を付く10歳くらいの男の子を後ろから黙って見つめるお父さん。「こんにちは。」(私)、「こんにちは。」(男の子)、「(この時間ですから)今日は泊まりですよね?」(私)、「はい、そうです。」(お父さん)。今夜の星空は最高だろうなぁ。何故か、元気を取り戻し、ペースを上げて歩くことができました。

その後は写真でわかるように、途中でヘッ電のお世話になりましたが、その頃には広い林道になっていて、迷うことなく無事に駐車場に辿り着けました。ヘッ電で石ゴロゴロの沢伝いだったら、踏み跡もわかり難く難儀したことでしょう。

・・・・・猛省すべき山行でした。

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コメント

まあまた(汗)
甲武信ヶ岳という名前からは想像もできないハードなルートですね、よくご無事で生還されました

途中からの原生林の写真がどれも同じように見えて写真見ながら軽く遭難しちゃいましたよ(笑)

これからの時期は日照時間も短いので早め下山予定の計画が大事ですよね・・・ワタクシもぼちぼち早く山行きたいです  ・・・今週末も所用でアウト
2013/10/16 20:35
直登8時間って(>_<)
kinoeさん こんばんは

直登8時間って凄すぎ!

急登が大の苦手のオイラには、クラクラしちゃうようなコース

しかも到底登山道に見えない登りですね

↑drunkyさん も言っていますが写真を見て疑似遭難体験できちゃいますね

ますますkinoeさん のコースの敷居が高くなってきていますね

ともあれ無事下山お疲れさまでした
2013/10/17 0:13
re: まあまた(汗)
またまた、やっちゃいました。

今までも何度か見通しが甘い山行を経験し、その度に反省してきたはずなのに、今回は余りにヒドイ。

ただね、言い訳ですけど、あそこまで進むのが大変な尾根って、正直想像できませんでした。 でも、あるんですねぇ。

やっぱり写真、同じように見えますか?それでも涙を飲んで半分ほどに絞ったんですけど・・・

> これからの時期は日照時間も短いので早め下山予定の計画が大事ですよね
優しいお言葉、痛み入ります。ホントそう思います。

こうして、コメントをいただき、返信できていることを感謝しなければいけませんね。
2013/10/17 0:25
re: 直登8時間って(>_<)
好きで8時間も登ったりしません。断じて!

情報が少ないルートでは、何が待ち構えているかわからないことが、よーくわかりました。

これ以上、見通しの甘い山行はもうしないでしょう。(たぶん)

RossiRossiさんも(?)ハードな山行に移行しつつある感があるので、私の悪例を見て、余裕ある計画で楽しんでくださいね。

でも困ったことに本音を言うと、すごい達成感を感じてしまいました。(無事だったから言えるんですけどね。)
2013/10/17 0:43
ハードだ・・・・
まずはお疲れ様でした。

目的の山に辿り着けないのは物足りなさがあるかもしれませんが、
下りてこられて良かったです

原生林やらザックがひっかかるような生え方とか、
いつもよりも格段にハードだったんですね。

RossiRossiさんもおっしゃってますが、
kinoeさんの行くコースがだんだんレベルアップしているようです
2013/10/17 8:12
re: ハードだ・・・・
確かにハードだったのは間違いないですけど、チョット種類が違いますよね。こんなボディーブローのようなハードさは求めていないです。はい。

甲武信ヶ岳は目的と言うより、ルートの象徴という感じで捉えています。こういう存在が無いと、レコにタイトルが付けられないので。

まさか、こんな山行のレベルアップを図る人なんていないでしょうが、もし狙うならロープより鋸を持っていかないと、ですよ。

安全に楽しく、それが一番ですね。(って言える立場ではありませんが。)
2013/10/17 22:03
素晴らしい!!!
こんにちわ DIYです。

毛木からP2104なんて歩く人居ません! 笑

実は私もその稜線考えたのですが、富士見までが長く時間が読めなかったので五郎山(一般道)からでショートカット歩行にしました。

記録見て やはり止めて正解だったような、、、
kinoeさんの記録を見て 行ったつもりになれました。

これからも 面白い山記録 お願いします
2013/11/16 20:39
re: 素晴らしい!!!
DIYさん、こんばんは。

賞味期限切れのレコにコメントありがとうございます。

何を仰います!
P2104から先が大変なんじゃないですか!
DIYさんは、それを2時間弱で歩いてるんですから。 (私は昼食を除いても3時間

大抵の尾根は、そこそこ歩けるものですが、あんな密生状態の尾根は初めてでした。完敗です。

甲武信にはまだ登っていないので、いずれとは思っていますが、さいたま市から毛木平は遠いし、逆側からだと日帰り周回のルートは難しいし、、、いつになることやらです。

こちらこそ、これからも参考にさせていただきます。
2013/11/17 0:46
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