記録ID: 353960
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
長野県長野市 鬼無里 堂津岳登山道整備ボランティア
2013年10月05日(土) 〜
2013年10月06日(日)
kintakunte
その他15人
- GPS
- 08:20
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 980m
- 下り
- 963m
コースタイム
〔1日目〕
登山道口7:25--8:10落合8:20--9:00奥西山9:10--10:40作業現場13:10--14:10奥西山14:20--15:00落合15:10-15:30登山道口
〔2日目〕
起床後各自解散
登山道口7:25--8:10落合8:20--9:00奥西山9:10--10:40作業現場13:10--14:10奥西山14:20--15:00落合15:10-15:30登山道口
〔2日目〕
起床後各自解散
天候 | 10/5(土)曇時々霧 10/6(日)晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中野市内5:15==6:15鬼無里==6:45奥裾花自然園 〔復路〕 奥裾花公園7:10==7:40鬼無里(いろは堂)9:10==10:40中野市内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〔アクセス・トイレ・駐車場・売店〕 ・長野市内から季節運転のバス利用 http://www.alpico.co.jp/access/nagano/okususobana/ 後は自家用車かタクシー利用となります ・長野市内を過ぎ裾花川を上流へ進むと間もなくダム手前からカーブが多くなり、道幅も狭くなるので対向車に注意しながらの運転となります。 砂利採取の現場が有り大型ダンプの通行が有るので特に注意が必要です。 ・コンビニは国道406号線加茂小学校と西部中学校に挟まれた曲がり道脇にあるのが、最後となります。途中に何件か商店や自動販売機が有るのを確認しました。 ・トイレは国道沿いに公衆トイレが2箇所を目視確認しています。奥裾花公園には駐車場と登山道入り口(藪平)にトイレが有ります。 ・鬼無里地区はコンビニはないモノの、何件かの商店、ガソリンスタンド、お蕎麦屋、旅館、そして全国に名をはせた『おやき』の製造・販売店が有ります。奥裾花公園内にも商店は有りますが、営業内容は把握していません。 〔登山道〕 ・公園〜登山道入り口〜落合 登山ポストは公園事務棟の玄関に設置して有ります。 車で入れるのはここまでで、シャトルバスが運行されていなければ登山道まで徒歩の移動となります。およそ1時間弱となります。 左に休憩所のログハウス(利用出来るか未確認)が見えると登山道口となります。ここでトレイ・水(無料)が利用で来ます。 ここで身支度を再度整え心新たに出発します。最初はうっそうとした森は散策路を歩きます。二つ目の分岐より本格的な登山道が始まり、ちょっと下草がうるさいですが暫くは快適に歩けます。 が、登りが始まると登山道の状態は少し滑りやすい地質に変わり、泥濘箇所もいくつか通ります。 熊に注意です。 歩けば歩くほど勾配がきつくなり長いスパンでのつづら折り登りを行います。 大分息が上がって来ると急に空が明るくなり落合の稜線に出て来ます。慣れると丁度汗が出て来る頃に到着です。 ・〜奥西山〜堂津岳 トイレ・水場は有りません。 開削作業から5年もたっている為に落合から直ぐに藪がかなりうるさくなりますが、踏み跡やマーキングはしっかりしています。時折道が広くなり歩きやすきなりますが、基本的にはネマガリダケの切株や木の根に注意しながら歩きます。 奥西山は道標が消えている為△点で確認です。ここはちょっと広くなっていますで休憩に適しています。 この先は倒木などが有り潜ったり乗り越えたりが何カ所が有ります。ちょっと藪がうるさくなり、沢筋と登山道を間違い易い個所が有りますので、前後のマーキングに注意して歩きます。 左から稜線が迫って来ると乗換えをします。この辺は広い稜線で幾つもの二重稜線が有りますので、登山道を外れずに進んで下さい。幾つか軽いアップダウンを繰り返すと、左へ少し降下してトラロープの箇所が出て来ます。ここで大きく降下して再び登る「大きな稜線乗換え」となります。 ここからが本当の『堂津岳の大自然』が始まります。ネマガリダケの太さが倍になります。時期に寄りますが高山植物が目につく様になります。(シラネアオイなど)明らかに植生が変わるのが判ります。そして熊の生息も近いと実感できます。\(◎o◎)/! この辺は開削して間もないので比較的歩きやすい所が増えますが、自然の力は凄いです。既に下草がうるさくなって来ています。(途中刈り払いをしました) 軽いアップダウンを繰り返すと明るさが増し、やがて岩場が出て来ます。ここが最大の難所で『岩場のナイフリッジ』を歩きます。山頂に向かって右が斜度70度以上の崖、左も同様ですが植生が有り下は見えません。登りで転ぶなら前方向、下りはお尻となりますが、その様な事にならない様に慎重に歩きます。 ここで一気に200m近くの高度を上げますので、急がず焦らず慎重に行きたいモノです。尚、荒天や荒天が見込まれる時はここで引き返す事を強くお願いします。どうしても・・・の心境ならば、ザイルでの安全確保が理想ですがやはり無理は禁物ですね。<m(__)m> ここを過ぎると20分位で山頂へたどり着けるでしょう。 ・山頂 トイレ・水場はありません。 山頂(△点)周辺は広く刈り込みをしましたので、お昼ご飯や大休止にもってこいです。風が強い場合は山頂手前の低い場所で、風をよけながらの休憩が良いかもしれません。 ここからは360度の大パノラマが見えるはず、「一部能登半島が見える?」の未確認情報も有ります。目の前には100名山高妻が鎮座し、続く稜線に乙妻、堂津から北へ目を進めれば天狗原山・金山が左に雨飾山、右に焼山・火打ちをしたがえてお出迎えです。 北アルプスは日本海側から立ち上がる稜線を確認出来、南へずっとトレースする事が可能でしょう。また戸隠山〜西岳の稜線が荒々しく戸隠地区から見た形とは違った裏戸隠を楽しむ事が出来ると確信しています。(次回は画像に収めるぞ) |
写真
撮影機器:
感想
5年の歳月をかけて開通した堂津岳(長鉄コース)、僅か2年間の手伝いなので私からは『祝、開通おめでとう』の言葉を贈ります。
機械化が進んだとは言えやはり作業は人が行うモノ、その苦労は話を聞けば聞く程チームワークの大切さを学びました。
先人は旧国鉄時代は長野地区の職員有志が開通させた登山道、その後維持管理が出来ず30年間放置されて荒れ果ててしまいましたが、それを今回平成チームが復活を成し遂げました。今後は維持管理が課題となりそうです。
私はそれほど堂津岳には興味は有りませんでしたが、その山容を見るなり非常に興味を感じ得ました。また、鬼無里と言う土地柄は、その昔交通の要所で当時の長野市内より人口が多く栄えていたとか、北は乙妻と堂津岳の間に有るコルを通り、さらに金山と焼山の間に有る富士見峠を通り、焼山脇を抜けて日本海に通じる街道、南は松本へ通じる街道、白馬や長野市街地へ向かう道(R406)を要していた。そんな歴史を感じると更に興味は尽きませんね。山としては乙見山峠までの延長もさる事ながら、乙妻・高妻経由で戸隠に下りるコースが出来れば楽しいかもと思っています。
さて、今回『開通宣言』が出されましたが、登山道の整備は始まったばかりです。5年前に刈り込んだ場所は既に藪が覆い始めています。足元はネマガリダケの切株が浮き、倒木が道を塞ぐなど、一般の登山道に比べてればまだまだで、単に藪漕ぎがなくなっただけとなります。
登山をされる場合は、往復約7時間や水場が無い事を考慮し、確りとした登山計画と体力・装備で望む事が必要です。
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コメント
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開通、おめでとうございます!!
結局お手伝いは出来ませんでしたが、無事の開通はとても嬉しいです。一昨年の6月ごろ登りに行ってちょうどナイフリッジの先の薮に阻まれて敗退した記憶が蘇りました
何とか年内に足を運んでみたいと思っています。
本当に、お疲れ様でした!!
kinta兄さん、とうとうやりましたね!
私も残雪期に行きましたが、
まだ情報が少なかった時なので
あんなナイフリッジがあるとは知らず
怖かったですね〜
でも、そんな苦労の末に山頂に着いた時は
感激しました。
kintaさん達は藪を切り開きながらの到達で
私の何倍もの苦労をして山頂まで行きついたんですね!
いろは堂はバイクで行くとステッカーが貰えるんですよ!
ぶなしめじのおやきがサービスとはラッキー
私もおやきが食べたくなりました〜
季節限定で、ちょっと高いので中々買えません
umasouさん、コンバンワです。
今回お誘いをするとの宣言をしましたが、なんと募集要項に「今まで参加された方のみの募集」と有りまして、お誘いができませんでした。<m(__)m>
最初は藪がうるさいですが、山頂に近ずくに従い『遊歩道』と間違えんばかりの快適な道も出て来ます。距離が長いですが、一つ楽しんでみて下さいね。
さく姉さんコンバンワです。
いやいや、開削の一番の苦労所は草刈り機を持って作業する方ですね。後は片づけとチョイ切りとなります。山頂に近付けば近ずくほど、作業出来る時間が短くなるのはもどかしいですね。出来れば乗越超えの古道復活してアクセスを良くしたいモノです。
日曜日の朝早く鬼無里の中を車で移動しましたが、こんなに良い所とは思いませんでした。大分トンネルが出来てアクセス時間も短くなったからだと思いますが、善白鉄道が全線開通していたらの思いが絶えず残念です。
さすが、鉄ちゃん、善白鉄道をご存じですね。
といっても私の生まれるず〜っと前です。
長野から裾花川沿いに行くと川の向こうにトンネル跡とか見えますね。
善光寺温泉というのもあって、昔はかなり栄えていたそうです。戦争でレールを供出して、鉄道も廃業したとか(?)
今はその名前がトラック部門に残ってますね。
姉さんコンバンワ、お褒めを頂きまして有難うございます。鉄道は免許を返上して廃線となった様です。そのまま屋号が今の会社へ引き継がれたとか?
また、裾花川周辺の住民にも善白鉄道の株を買って頂いて路線を伸ばした様です。
やはり残念の思いが・・・・・
先週、整備に参加したものです。今日、堂津に登ってきました。駐車場で堂津に向かう方1人、山頂で先客1人、いて感激しました。ヤマレコをみてきたそうです。ありがとうございます。
346さんコンバンワです。
こちらこそお疲れ様でした、開通当時の感動今も忘れませんね。先週再度登られ登山者がいらっしゃったとの事、当方も感無量です。春に、秋に色んな意味で素晴らしいコースなので、今後増々利用者が増える事を願うばかりです。また山行記録楽しみですね。
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