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記録ID: 358560
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ハイキング
十和田湖・八甲田

東北遠征35日目 奥入瀬の大秘境、松見の滝

2013年10月10日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
04:30
距離
17.6km
登り
562m
下り
545m

コースタイム

5:30 起床
5:55 登山開始
6:39 右手分岐
7:10 私有地イン
7:37 左折ポイント
7:59 松見の滝〜8:15
8:36 林道
9:02 私有地アウト
9:33 左折分岐
9:53 吊り橋
10:25 駐車場着
天候 気持ちよい秋晴れ♪
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場という程でもありませんが、何台も停めることが出来るスペースがあります。
トイレもあり。
コース状況/
危険箇所等
山道に入ってから、片側がかなり急斜面で危ない所、多々あります。
車はゲート前の適当な広場に停めました。
車はゲート前の適当な広場に停めました。
さて、いよいよ松見の滝に挑みます!
ゲートの左側をこえて出発!
さて、いよいよ松見の滝に挑みます!
ゲートの左側をこえて出発!
長い長い、そして不安感もいっぱいの林道歩き。
長い長い、そして不安感もいっぱいの林道歩き。
ただし、ここを歩かなければ見ることが出来ないような山深い景色もあり、満更でもありません。
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ただし、ここを歩かなければ見ることが出来ないような山深い景色もあり、満更でもありません。
吊り橋は立入禁止です!
これが右への分岐点ではありません!
直進!
吊り橋は立入禁止です!
これが右への分岐点ではありません!
直進!
そしてこちらが紛れもなく「右折」するポイントです。
直進の道と、右折の道です。Y字路ではありません。
そしてこちらが紛れもなく「右折」するポイントです。
直進の道と、右折の道です。Y字路ではありません。
だいたい日陰なのですが、今日は快晴ですよ〜♪
だいたい日陰なのですが、今日は快晴ですよ〜♪
「コバヤシ」さんの私有地らしいです。
申し訳ありませんが無断で歩かせていただきます。
山菜などの採取はしません!
「コバヤシ」さんの私有地らしいです。
申し訳ありませんが無断で歩かせていただきます。
山菜などの採取はしません!
わだちとわだちの間が草ぼうぼうになってきたら近い!
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わだちとわだちの間が草ぼうぼうになってきたら近い!
突如、「これ以上行くな!」と言わんばかりの木の枝でとうせんぼ。
突如、「これ以上行くな!」と言わんばかりの木の枝でとうせんぼ。
そうなのです、そこが左折ポイントなんですね〜♪
これでようやく一安心。
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そうなのです、そこが左折ポイントなんですね〜♪
これでようやく一安心。
山道に入ると、明瞭な跡があります。
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山道に入ると、明瞭な跡があります。
ピンクテープも確実にあるので間違えませんが…
それなりの覚悟も必要です。
ピンクテープも確実にあるので間違えませんが…
それなりの覚悟も必要です。
一気に眼前に登場!松見の滝ーーー!!
これはまだ崖の上から。
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一気に眼前に登場!松見の滝ーーー!!
これはまだ崖の上から。
水の高さまで下ります。
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水の高さまで下ります。
足元はガレガレ、要注意。
足元はガレガレ、要注意。
下の滝の滝壺に大接近。
すごい勢いですよーー!
下の滝の滝壺に大接近。
すごい勢いですよーー!
漂うものに人工物皆無。山奥を象徴しています。
漂うものに人工物皆無。山奥を象徴しています。
こちらは上の滝をアップで。
一筋の綺麗なラインです!
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こちらは上の滝をアップで。
一筋の綺麗なラインです!
こんな空でありがとう!
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こんな空でありがとう!
さて、急登を登って帰らねば…
さて、急登を登って帰らねば…
本当に山深いところに来たな〜。
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本当に山深いところに来たな〜。
林道、上も注意しながら下も注意せねば…
林道、上も注意しながら下も注意せねば…
せっかくなのでちょこっとだけでも奥入瀬渓流を歩きましょう。
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せっかくなのでちょこっとだけでも奥入瀬渓流を歩きましょう。
せっかくなのでちょこっとだけでも十和田湖を歩きましょう。
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せっかくなのでちょこっとだけでも十和田湖を歩きましょう。
大きく移動して、同じく百名瀑の七滝。
大きく移動して、同じく百名瀑の七滝。
駐車場から1分ほど。
駐車場から1分ほど。
道の駅の食堂からでも見えました。
道の駅の食堂からでも見えました。

感想


今回の大遠征の中で、かなり楽しみにしていた滝にようやく挑戦する時が訪れました。

間近には天下の奥入瀬渓流。
観光客のひしめく中、流れに逆らうかのように奥の奥へ歩かないと出会うことの出来ない秘瀑。

期待と同時に、大きくのしかかる不安もありました。
一体なんの不安かというと「情報量の少なさ」です。

検索するといくつものレポートが出てくるのですが、
不安を消し飛ばすほどの詳細なレポが見当たらない…
どれもこれも何か一つ欠けてて、それらを総合的に考えたイメージしかつかめません。


終止符を打ちましょう!!!

このレポで、一発解決!!!



まずは駐車場。
国道102を十和田市方面から十和田湖へ向かった場合、
右折するT字路「黄瀬」を曲がります。
左手に公衆トイレを見ながら橋を渡ると、正面にゲートが見えます。

周辺は10台も20台も停められそうな適当な広場になっているので、そこに停めましょう。

ゲート脇の、歩行者用通路を通り、いよいよ長い林道歩き開始!

歩く速度は各々違うので、タイムは参考程度に考えてください。
黄瀬川を右手に見てしばらく歩きます。
30分ほど行くと「吊り橋」がありますが、

こ れ は 無 視 で す

立入禁止の看板も貼ってあるので、間違う事はないでしょう。

そのまま直進を続けること10〜15分。
今度は「直進と右折が分かれるT字路」に着きます。

こ こ を 右 折 し ま す

何やら地図で確認すると、2箇所右折するような道がある場合があります。

自分手元の「昭文社 スーパーマップル東北道路地図」では地形通りの、

そしてgoogleマップで見ると歩いた限り、どこを指しているのかわからない謎の分岐点があります。

この、謎の分岐点のせいで、どうやらT字路を直進してしまうようなのですが、間違えないでください。



「吊り橋直進、T字路右折」です。
それ以降の「林道」、分岐は一切ありません。



そこを右折出来たのならば、残る問題は、
「どこを左折するのだろう。」だけです。

この問題、簡単なようで難しい。
というのは歩いた者にしかわからないでしょう。

曲がる所は一切難しくありません。
絶対に見落としはないです!

では何が難しいのか。


「さっきの踏み跡が曲がる所なのかな…」


単なる不安感が、この場合大きく大きくのしかかってくるのです。
それだけ林道歩き、距離が長く単調な景色なんです。
左に曲がっているような踏み跡も何本も何本もあります。

さっきのとこ曲がるのかな…?と一度思い始めてしまったら、不安は募るばかり。
もし行き過ぎてしまっていたらずっとずっと進んでしまう。
ずっとずっと進んでしまったら、それこそここまで来たのに!と意地になって引き返せなくなってしまう。

その不安の無限ループが難しいのです。

このレポで終了しましょう!



まず右折したら、くねくねとカーブを描き、登りの坂道を歩きます。

20分前後歩いたら、一番大きな通過ポイント、
「私有地突入」があります。
無断で、と書いてあって躊躇しがちですが、

「たき火や、山菜の採取は絶対にしないこと!」とあるので、
通過して滝に行くことは、大目に見てくれているようです。
ありがたく歩かせていただきます。

はい、私有地に入りました。

その後は、まず砂利砂利だった林道が、一度草草な林道に変わります。
季節にもよるかもしれませんが、まあ土か砂利かでわかるでしょう。

草草がまた砂利砂利に、そしてまた草草にと、
短いスパンで変化します。

砂利に戻った後、今度は右に大きくカーブしながら、
久々の登り坂をぐっとあがります。

上がりきって、平坦な道を歩き続けると、最終的に
「草草な長いエリア」を歩き始めます。

私有地に入り、およそ2〜30分

・道の中央に横たわった木の枝多数
・初めて出現するピンクテープ
・赤と白のしましまポール
・「松見の滝」の看板

ここが一番不安だった左折ポイントの「間違うわけのない入口」です♪



もう一本道です。
分岐もクソもありません。

露に濡れそうならカッパを装備し、
かなり細く、険しく、そして激しいアップダウンがありますが、

道 は 明 瞭 で す !

30分前後、イメージしていたよりは長い道のりでしたが、
ようやく到達です。

近づくにつれて、轟々と響く滝の音、ごくりと飲みこむ唾の音、
ドキドキと聞こえるのではないかと思うほどの己の鼓動を感じながら、
松見は突然姿を見せてくれました。

まだ崖の上から眺める松見の滝は、ここまでの苦労と不安を吹き飛ばす力を備えた素晴らしい滝でした。

焦る気持ちをなんとか抑えながら、最後の急坂を下り、
そしてゴール。

見えない落ち口から鋭く突きさすかのような一本筋の上の滝。
それを受け、広い落ち口で大量の水を一気に落とす下の滝。

両サイドの断崖絶壁、真っ青に澄んだ空。
感無量とはこの事です。

下の滝は、滝壺まで近寄り、水飛沫を肌で感じることが出来ます。

長い道のりを歩いてきて、会えてよかった。



帰り、
またあの道を帰るのか、という疲労感はもちろんゼロではありませんが、
大きかった不安感が一切なくなったのはだいぶ違います。

軽い足取りで、往路では見えなかったものが見えたりして新鮮でした。

行きたいのだけれど…と躊躇していた方、
是非、不安感をなくしてからチャレンジしてください!




奥入瀬渓流、十和田湖と、おまけ程度に見た後、
秋田県の小坂、七滝も訪れました。

「苦労して会いに行くこと」

これがどれだけ素晴らしい調味料になるのか、まざまざと感じてしまいます。
滝自体は大きなものなのですが、
駐車場からものの1分。
サンダルで行けてしまうお手軽さ。

この滝が秘境にあった場合、評価は変わってくるだろうな〜

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利用交通機関:
技術レベル
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3/5

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