日光白根山〜金精峠周回・初冠雪と黄金のカラマツ
- GPS
- 08:16
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 1,673m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 8:16
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
自転車:金精峠登山口にデポ。 早朝の国道120号は菅沼付近で路面凍結していた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・丸沼高原〜ロープウェイ山頂駅 下山道とゲレンデの一部を歩く。約1時間30分。 ・奥白根山山頂〜五色沼避難小屋 ザレた急坂とゴーロ帯。 ・国境平〜金精山 木の根が張り出し足場の悪い急坂。 ・金精山〜金精峠 ハシゴとトラロープ連続の急坂、凍結しているので滑落注意。 |
その他周辺情報 | 丸沼高原の案内。 https://www.marunuma.jp/green/ |
写真
感想
前線が東へ抜けると北から寒気が下りて来た。今年初の冷たい空気が流入。水曜日にまた前線が通過し、冬が着々と近づいてくる。
北部山間部では初冠雪を記録することは、予想していたが、その後はガスに覆われ晴れ間は望めないので、上越県境山稜へは行かない。先週の浅間山同様、終日快晴予想の日光白根山へ行くことにした。
以前は菅沼に下りて自転車で戻ってきたが、今回は金精峠まで行き自転車で戻る周回を計画。もちろんロープウェイに乗るつもりはないので、下から歩く。
前橋を3時30分に出発。沼田ICで下りて国道120号を日光方面へ。丸沼高原を過ぎると月の入り後で満天の星空。オリオン座が南中に輝いていた。
そのまま金精トンネルを抜けて登山口駐車場道へ。トンネル工事中なので駐車場が規制されていた。自転車をデポして日光方面へ下り、120号脇の展望台に車を停める。気温−3℃で寒い。
目の前には夜明けの男体山。淡い朝焼けに縁取られきれいだった。5時53分の日の出を待っているとスタートが遅くなるので、5時30分で撤収。丸沼高原へ向かう。
明るくなり道端の様子が分かるようになった。道脇の林の中は積雪し、丸沼行きの車線は、路肩から流れた水が路面で凍っている部分があった。要注意。モルゲンの武尊山を眺めて丸沼高原の駐車場へ入る。5台停まっていた。
RW駅脇のゲレンデから歩き出す。気温−3℃。オートキャンプ場では焚火で暖を取っていた。ゲレンデから下山道へ。コンクリートで舗装してあるので歩きやすい。その脇には地面から霜柱が立っていた。
駐車場から1時間半で山頂駅に到着。テラスからの景色を楽しむ。8時始発のロープウェイが稼働し始めた。朝日が眩く、奥白根西面の黄金のカラマツは黒つぶれして見られなかった。残念。
鳥居をくぐると積雪した紅葉があった。二荒山神社で参拝し登山口へ。積雪したシャクナゲやシラビソ、苔生した樹林帯を通過していく。木道にもうっすらと積雪し滑りやすかった。
地獄ナギの鋭いルンゼを通過し、徐々に標高を上げていく。周辺の紅葉は終わり、花がない時期なので淡々と歩いていく。森林限界を越えると一気に視界が開ける。南東から北西にかけて素晴らしい眺望。見上げると奥白根の岩稜帯と青空。
地衣類に覆われた緑色の岩を眺め、ザレた道を歩いて山頂へ。岩稜で狭い山頂に到着。気温−5℃、地面が凍っていた。初冠雪した谷川岳、武尊山、至仏山、燧ヶ岳。富士山や八ヶ岳、穂高岳槍ヶ岳まで見ることができた。
山頂東の断崖からは、奥日光山稜と五色沼の美しい景色。五色沼避難小屋方面へ下る。ザレた急坂は小石などで滑りやすい。斜面にあるダケカンバは全て葉を落とし、ナナカマドの葉も強風で落ちて実だけ紅く目立っていた。
五色沼避難小屋脇から前白根の尾根に取り付く。見晴らしの良い稜線からは、西には奥白根と五色沼、東には前白根尾根の黄金のカラマツが見えていた。輝くカラマツ。
ザレた道を登って前白根山に到着。火山岩と砂礫の山。美しいコマクサの群落に思い出す。ここで昼食。寒くなってきたので、もつ煮うどんを作って食べた。気温5℃なので身体の中から温まった。デザートにシナモンがたっぷり効いたアップルパイとコーヒー。おいしく頂いた。
再装備して出発。ガッツら食ったので余裕で五色山へ登り返す。それにしても奥白根山と五色沼、それを彩る黄金のカラマツの景色に目が離せない。素晴らしい風景。
五色山分岐を国境平へ向かう。右手には湯ノ湖と湯元温泉街が見えていた。下る道は洗堀され新たな道が横にできていたが、北斜面なので地面が凍っていた。直登の道は荒れるので土砂崩れも注意しなければならない。
国境平をさらに北上。一度コルに下りこんで再び登り返す。木の根が張り出した足場の悪い急坂。まるで白毛門の急登のようだった。山頂からは樹林帯越しに菅沼、燧ヶ岳も見えていた。
せっかく登った金精山から下る。北面はトラロープとハシゴの連続する急坂。凍結した岩場のトラバースもあり、滑落に充分注意した。
車の喧噪が聞こえてくると金精峠。金精神社にここまで無事に来れたことに感謝。登山口まではハシゴと荒れた急坂。斜面が脆いのか、土砂崩れなどが見られた。
登山口に到着。トンネル工事の事務所で駐車場は半分以下に規制されていた。デポした自転車を回収。自転車装備に換装して丸沼高原へ向かう。
トンネルを抜けると群馬県に戻ってきた。菅沼までダウンヒル。気温8℃の中を下るので防寒対策はしっかりとしてある。菅沼登山口の駐車場は、まだたくさん車があった。ここから1kmだけヒルクライム。大した坂ではないので余裕。菅沼を見ながら走った。今朝凍結していた路面は溶けていた。
ピークへ登り上げると丸沼高原までダウンヒル。車を追いかけるように飛ばす。あっという間に丸沼高原に到着。駐車場は平日だが満車。やはり紅葉目当ての観光客が多い。観光バスも何台か来ていた。
バッチを売店で贖い、コーラを秒殺でやっつけ着替えて帰路へ。沼田ICから高速へ。西日に子持山の獅子岩が輝いていた。夕日を浴びながら上武道路へ。日の入りは雲に隠れて見えず、夕焼けもあまり赤くならなかった。こういう夕暮れの日もあるさと、日光白根ブルーと岩稜の風景を思い出していた。
朝晩めっきり寒くなってきましたね。今日は朝から「からっ風」が吹き下ろすなかを、仕事で芳賀の方に寄ってから出勤しました。浅間山も冠雪し、谷川武尊方面は厚い雲に覆われていました。
丸沼高原では満天の星空でしたが、月の影響で天の川は見えませんでした。展望台から夜明けの男体山は美しく厳かでした。ロープウェイに乗る気はないので、最初から下山道とゲレンデ歩きしました。ゲレンデはシカの天国でしたね。
山頂駅から積雪はあったのですが、うっすらでしたね。やはり地理的にも尾瀬から越後三山あたり、群馬県の最北端辺りは雪が降りやすいですね。日光白根山は標高が高いですが、尾瀬で雪がたくさん降るため降雪量がやや少なくなります。それでも金精あたり4m以上になりますよね。
国境平と金精山の北面は岩も地面も凍っていて、滑りやすかったです。特に金精山北面は滑落したら見つかりませんからね。ココヘリあるから安心です。
紅葉は山麓が見ごろでして、RWから眺めると良い時期だと思います。私が帰るときには駐車場が満車でした。登山者も駐車場には結構いましたね。ただ私は早々と奥白根を抜けたので、山頂付近は全くわかりません。
いつもながらコース取り【いっぱい歩くね、そしてチャリンコ】
最初レコを見た時菅沼から混戦峠に抜けたのかと思いました、そしたら,展望デッキ写真???と思いルート確認したらスキー場のゲレンデを登ったのですね、RWだけで下道があるとは知りませんでしたよ、廻りの名山は雪化粧(霜かな)一気に冬になってしまいましたね、まだ10月・・・紅葉時は10月ですよでしたが、この季節の移り変わりの早さ体が追い付けませんよ。
お疲れさまでした。
前回3年前は菅沼に下りて自転車で戻ってきました。今回は前白根周辺の紅葉と景観を楽しみにして計画しました。下山道はRWの最終を乗れなかった人が自力で下山する道です。約1時間半で山頂駅に着きました。ゲレンデと下山道歩きでウォームアップしたので、奥白根までは楽々行けました。前白根からはまったりと景色を楽しみながら歩きましたが、国境平と金精山の凍結と急坂は予想外でした。
紅葉は山麓が見ごろでしたので、混雑してましたね。帰るときは満車でしたよ。丸沼高原のHPにも紅葉の様子がのってます。
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