白山(市ノ瀬〜2022シーズン初滑り!)
- GPS
- 09:00
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,988m
- 下り
- 2,005m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 9:01
天候 | 雨→雪→ガス→晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
よってマイカーでは市ノ瀬ビジターセンターの無料大駐車場まで。 そこから別当出合までMTB利用。 この日は1,000m付近から雪が出始め別当出合では10cm程度の積雪があった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆砂防新道(〜黒ボコ岩) ・吊り橋の踏み板は外されている。 ・中飯場手前まではツボ足で、そこからはスキー利用。 ・木の枝が雪の重みで倒れていて歩きにくかった。 ・甚之助避難小屋は普通に利用可能。 ・夏道通りに歩く。 ◆黒ボコ岩〜御前峰 ・弥陀ヶ原から水屋尻雪渓方面の初冬ルートへ。 ・谷筋を詰めて途中から右へトラバース、逆くの字から山頂へ。 ・谷筋は地雷も少なくて風も弱いのでこの時期のルート取りにはベスト。 ◆御前峰〜中飯場手前(スキー滑走) ・登ってきたルートを黒ボコ岩まで滑って、少し観光新道経由で滑ってから十二曲がりに合流。 ・そこから登山道をひたすら滑って別当覗まで。 ・別当覗きから別当谷の崖をトラバースして中飯場の作業道に合流、 ・中飯場上の登山道に合流したら雪が少なくなるので板を担ぐ。 ・なお大魔人サンは覗ルートではなく砂防のシンボルツリーまで登山道滑走。 ◆中飯場上〜別当出合 ・夏道沿いにツボ足でズボズボ歩く。 ◆別当出合〜市ノ瀬 ・チャリでダウンヒル。上部は雪が残るので転倒注意。 |
写真
感想
暖かい11月になるはずだと思っていたのに、いきなりまとまった雪が降った。
先週まで秋山の雰囲気だった白山にもガッツリ雪が積もり、上部だけではなく登山口までもが純白に染まった。
その影響で市ノ瀬ゲートが閉鎖、瞬く間に白山は遠い山になってしまった。
遠い山といってもチャリがあれば問題ないし、そもそも市ノ瀬まではまだ車で入れるわけなので余裕。
むしろ静かな白山が戻ってきてくれてありがたい。
そんな中、大魔人サンからお誘いのLINEが来た。
そりゃいきますとも。
2時に市ノ瀬スタートということだったが、自分は15分ほどフライング。大魔人サンは10分遅れてスタートしたようだ。
これくらいハンデないと大変ですからね!
前半は小雨の中普通にヒルクライムしていったが、1,000mを超えたくらいから雪が出始めてS字カーブを曲がったらすっかり雪道。
もう漕ぐのはきつい、だが帰りに歩くのも嫌なので別当出合の手前まで頑張って押し歩きしてチャリデポした。大魔人サンもさすがのパワーで追い付いてくれた。
少し別当の休憩舎で休んでからツボ足で吊り橋を渡り登山開始。
想定より雪は多かった。
すぐにスキーが使えそうだったがシールを濡らしたくないので中飯場手前までツボ足で登り、そこから半年ぶりのシールハイクとなった。
やっぱりこの感じはいい、テクニックが要求されるのでただ歩くのより楽しい。
しかし想像以上にラッセルが求められ大魔人サンと先頭を交代しながら進んでいった。
いきなりのリハビリ山行でこのラッセルは正直きつかった。装備は重くなり、普段使わない筋肉を使っているのがわかる。
甚之助で休んで外に出ると空が白み始めていた。
辺りはすべて霧氷の森!日本海側の山では霧氷ができる前に雪が積もってしまうことが多いので貴重な風景だと思った。
登山道に忠実に黒ボコ岩を目指す。
雪で登山道がわかりにくい箇所もあるが、何度も通っているので心の目で見る。
ずっと天気が悪かったが少し景色も見えるようになってきたので一眼レフで写真を撮りまくる。
黒ボコ岩から弥陀ヶ原に出ると期待していた御前峰の景色は見られなかった。雲の中だ。
まあ仕方ない、スキーができるだけでも幸せだ。
ガスの中初冬ルートから御前峰を目指す。この時期は室堂には寄らない。
逆くの字あたりまで登ると青空が見え始めてきた。お?これは晴れるのか?
ガスの流れが早く、それにつられて青空も出たり隠れたり。
眼下には巨大な雲海が文字通り大海原のように潜んでいた。
山頂で記念撮影を撮って奥宮に移動するうちにもどんどん雲が薄くなっていく。
これは神はお見捨てにならなかったってやつだ。
大魔人サンも一緒にテンションアップ!この天気、この景色でこれからスキーなんだから当然だ。
滑走準備をしたら岩を縫いながら登ってきたトレースに合流。
パウダーが詰まった谷を滑って弥陀ヶ原へ。マンダムすぎる。
弥陀ヶ原から五葉坂を振り返るとびっくりするような巨大なアイスモンスター群が姿を現した。
厳冬期は雪に埋まってしまうので気づかなかった。今の時期限定なのだろう。
写真を撮りまくって黒ボコ岩から観光新道を経由して砂防新道へ戻り登山道をボブスレー。山スキーで一番テクニックが必要な季節だ。
途中でウィペットを藪に引っ掛けて落としてしまった。ない、ない・・・と探すこと10分程度か。大魔人サンにだいぶ遅れをとった。
別当覗から別当谷をショートカットするしかないな。
ブッシュや地雷はまだ多そうだが自分の板は初冬用のキズ万歳マシーンなので問題ない。飛び込もう。
なんとか中飯場上で大魔人サンと合流できた。心配して少し上で待っていてくれたようだ。ありがとうございます。
あとはツボで夏道を歩いてチャリでダウンヒルして終了。
青空、パウダー、樹氷、スキー、景色など終わってみれば期待以上の素晴らしい山行となった。
今日は土曜友の会。ガンちゃんと白山に初滑りに出かけた。天気予報は雨のち曇りだが経験上多分上空は晴れるだろう。昨日の午後に市ノ瀬のゲートが閉じた、これはラッキー天気もイマイチなのでほぼ人は来ないな。深夜2時発の約束で車を走らせた、1時過ぎにガンちゃんから今日はフライングは無しにしようとラインが来た。チャリならいつも早く出るのになんでだろう、チャリ力が付いたんだろうか。
1時半に到着、ガンは準備中。まだ30分あるのでゆっくり音楽を聴きながら僕も準備をした。しばらくして車のドアの音がしたが気にならなかった。1時45分、そろそろチャリを下ろして準備しようか、外に出るとガンがいないではないか。猫だましを食らった…、サッサと準備をして行こう…チェーンが外れる…。約13分遅れだろうかガシガシ漕いで行く。
小雨が降っているのでカッパを着るが暑くてしょうがない、S字カーブ手前で積雪が出てきた、カーブを超えるとさらに増える。ガンのライトをやっと捉えた。ちょうど路肩駐車場付近で追いついた。雪が多くてもう漕げないから押し歩きで別当まで行く。ガシガシ漕いだので汗だく、シャツも濡れていた。気が付けば雨が雪に変わっていた。
別当で休憩して一本橋を渡る、昨日踏板が外された。サックっと渡りツボのまま中半場手前まで行く。もう積雪は十分なので板を履いた、久しぶりのこの感覚はたまんねー。中半場で20CMを超えている、今日はガチラッセルになりそうだ。2人で交代しながらトレースを伸ばしていった。2時間かかってやっと甚之助小屋に到着した。積雪は50CM近くあるだろうか、中に入って休憩した。防寒はまだいらない、栄養を摂って外に出たらもう明るくなっていた。
視界があり新雪を被った山が美しすぎる。これを見たかったし待っていたんだ。先ほどまでの疲れはぶっ飛んでいった、ガチラッセルは続くけど気合十分だった。でも手が冷たくてちぎれそう、早くもガイド手袋に替えた。トラバースをこなして十二曲がりの急登を登る、雪が多いからよっちゃんでした。黒ボコ岩はエビの尻尾に覆われて白ボコ岩になっていた。
ここで地獄ゴーグルを装着、寒さに強いガンちゃんはサングラスにやっと防寒テムレス…ありえん。弥陀ヶ原に上がると意外にも視界がある、白山は見えないけど天気は快方に向かっている。沢筋のルートに行く前にライブカメラの雪を落とした、これで皆見れます。沢筋に入るとガスで何も見えなくなるがラッセルから解放されたのでよかった。
さあラストスパート、今日はカチカチでないから安全だ。上空は明るくなってきた、風も穏やか、そして山頂に登り上げるとまさかの晴れ…(^^♪白山の神様が迎えてくれました。雲海が超きれい、これ極上です。記念写真を撮って念入りに11月のお参りを済ませた。さて楽しみの滑降です。山頂部は地雷があるけど今日も山頂から滑ります。至福のプチパウ、たまらんぜよ。写真を取り合いながらあっという間に高度を下げていく。
雪が腐っていないからよく滑る、観光新道の斜面からトラバース道を滑る、ここもあっという間。細い登山道もターンをしながら滑り降り甚之助を過ぎて更に滑降する。まだいける、覗きを過ぎてダケカンバまで滑り降りた。標高差1000m、初滑りにしては大満足でした。
覗きから中半場までの谷ルートは地雷が多いから却下したがガンちゃんはボロ板なのでそこを滑った。中半場で合流し後はテクテク下山するだけ。一本橋の雪は中途半端に解けていて滑りやすかったので慎重に渡り、別当からチャリって市ノ瀬にゴール。スキーヤーは誰もいない2人だけの貸し切り白山でした。。。
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