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Yamareco

記録ID: 378354
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

棚山・阿梨山

2013年11月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:24
距離
14.2km
登り
1,124m
下り
956m

コースタイム

矢坪バス停   08:40
永昌院     08:50
棚山      10:45−10:55
太良ヶ峠    11:40
石仏2体    12:10−12:15
阿梨山     12:55−13:05
幸澗院     13:50
千代田湖バス停 14:05
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
山梨市駅 08:12−(山梨市営バス)−08:39 矢坪バス停

(帰り)
千代田湖バス停 14:10−(山梨交通バス)−14:28 甲府駅バスターミナル
コース状況/
危険箇所等
●矢坪バス停 〜 棚山登山道の起点(林道の終点)
  永昌院の先からは林道歩きになります。
  林道は途中から何度も枝分かれしますが、忠実に本線をたどり、ほったらかし温泉に向かっていけば、
  恐らく迷わずにそのまま棚山への登山道に入れるはずです。
  ただしそれでは遠回りになるので、地形図にも描かれている支線に入ってショートカットを試みたの
  ですが、枝分かれが激しい上に地形図通りの位置には道がなくなったりします。たまたま選んだ道は、
  かなりいい線まで登れたのですが、あともう少しというあたりでドン詰まったので、水平移動して
  林道に出てみたら、すぐ先が登山道の起点でした。

●棚山登山道の起点 〜 棚山
  頻繁にピンクテープが付けられた道で、分かりにくいところはありません。要所要所に立っていた
  道標も思っていたよりも多くて、マイナールートにしては、きちんと整備されていました。
  途中で「重ね石コース」と「山の神コース」に分かれますが、今回は「重ね石コース」を歩きました。
  「重ね石コース」に入ると、大量の落ち葉でしばしば道が不明瞭になりましたが、必要十分な間隔で
  ピンクテープが現れて、しっかりと道案内をしてくれました。
  なお「重ね石コース」には、かなり傾斜がきつい箇所もあって、このコースを下りに使うのであれば
  要注意だという印象です。でも下る時に落ち葉が滑って難儀しそうな箇所の多くには、補助ロープが
  下げられていたので、大きな危険はないと思います。

●棚山 〜 太良ヶ峠
  「山と高原地図」では一般登山道(赤実線)となっています。
  確かにそこそこ踏まれていますし、途中までは明瞭な尾根筋を進むので、迷う心配は少ないのですが、
  道形は頼りなく、道標などによる案内もほとんどないので、赤破線のレベルに近い印象でした。
  しばらくして兜山方面からの道を合わせると、以降は明瞭な道に変わっています。

●太良ヶ峠 〜 石仏2体
  最初は林道を進んで、地形図に破線路が現れる地点でその破線路に入ってみましたが、道はすでに
  失われていて、踏み跡のない斜面を適当に登る感じになりました。
  でもすぐに、積翠寺と帯那山を結ぶ登山道にぶつかるので、道のない所を歩く距離は短かったです。
  登山道に入ってしまえば、良く踏まれているので、問題になる箇所は全くありません。

●石仏2体 〜 阿梨山
  石仏2体からさらに登山道を少し登った所で、阿梨山方向への尾根が左に分岐しますが、その地点に
  目印は何もありませんでした。
  阿梨山方向への尾根に入っても、踏み跡らしい踏み跡はほとんど見られません。
  地形図では破線が描かれていますが、かつて付いていた道も、ほとんど消滅してしまった模様です。
  正しい尾根から外れかけて、GPSで誤りに気付いて修正することが何度かあり、地図とコンパスが
  きちんと使えるならばともかく、私の場合はGPSがなければ無事には歩き切れなかったと思います。
  また、局所的にかなりの急降下となる箇所もあって、何度か手を使って下ることになりました。
  かつての道が失われた現在、下りで歩くには向いていない尾根だと感じています。
  さらに、阿梨山の少し手前で一般登山道に迎えられるはずなのに、それも全く分かりませんでした。
  最後までずっと道形は不明瞭のままで変わらず、登山道と呼べるような道にはならないうちに、
  阿梨山の頂上に着いています。

●阿梨山 〜 幸澗院
  阿梨山から幸澗院への道も、「山と高原地図」が一般登山道(赤実線)としています。
  しかし頂上直下には引き続き道などなく、地図とコンパスで方角を確認して、踏み跡があるかないかの
  急斜面を強引に下り始めることになります。
  最初の急斜面を下り切れば、その先で踏み跡が明瞭になりますが、尾根上に続いていくその踏み跡を
  ただ追っているだけだと、何の目印もなかった幸澗院への分岐点を通り過ぎてしまう可能性が大です。
  標高が860m圏まで下った所で、尾根から外れて左に下る必要があるので、左への分岐に注意して
  いなけければなりません。
  きちんと左折できたとしても、そこから先では似たような道が何本か並走するようになり、分岐点では
  本線と支線の見分けが付かないので困りものでした。GPSを頼りながら、地形図の破線路から大きく
  外れない道を選んでいたのに、最後は幸澗院の奥ではなく真横に出てしまったので、途中のどこかで
  分岐道の選択を間違えていたようです。
  結局、幸澗院に下り切るまで、道標による案内は一切なく、テープも稀にしか見かけませんでした。
  こんな状況の道を、登山地図に一般登山道として掲載するのは、私の感覚では誤りだと思っています。
  もしも載せるのであれば、少なくとも尾根からの降下点に、道を誤りやすいことを示す「迷」マークが
  必須ではないでしょうか。

●幸澗院 〜 千代田湖バス停
  単なる車道歩きで、ほぼ道なりに進んでいけばOKでした。

※千代田湖→甲府駅のバス路線
  通年運行されているのは1日2往復のみで、しかも午後は1時半前という早い時間にしかありません。
  ただし、例年10月下旬から11月末までの土休日に限り、昇仙峡への快速バスがここを経由して運行され、
  甲府駅行きは午後に計3便あるので、今回はそれを利用しています(この日が今年の最終運行日でした)。
中央線の山梨市駅で下車して、山梨市営バスに乗り継ぎます。
2013年11月30日 08:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 8:01
中央線の山梨市駅で下車して、山梨市営バスに乗り継ぎます。
矢坪バス停からスタート。一般的な登山口ではなく、ここから歩き始める人など稀だと思います。
2013年11月30日 08:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 8:38
矢坪バス停からスタート。一般的な登山口ではなく、ここから歩き始める人など稀だと思います。
雲ひとつなくスッキリと晴れ渡りました。落葉が進んで茶色を帯びた山肌も、青空の下ではきれいです。
2013年11月30日 08:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 8:44
雲ひとつなくスッキリと晴れ渡りました。落葉が進んで茶色を帯びた山肌も、青空の下ではきれいです。
永昌院には10分ほどで到着。武田氏ゆかりの寺院で、境内には信玄の曾祖父である信昌が眠っています。
2013年11月30日 08:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 8:49
永昌院には10分ほどで到着。武田氏ゆかりの寺院で、境内には信玄の曾祖父である信昌が眠っています。
落ち着いた境内では、もう少し早ければ、モミジが色鮮やかだったことでしょう。
2013年11月30日 08:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 8:50
落ち着いた境内では、もう少し早ければ、モミジが色鮮やかだったことでしょう。
境内から甲府盆地を挟んで富士山を望む景観は、国土交通省選の関東富士見百景に数えられています。
2013年11月30日 08:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 8:50
境内から甲府盆地を挟んで富士山を望む景観は、国土交通省選の関東富士見百景に数えられています。
朝靄に煙る甲府市街も、冬の朝らしくて趣のある情景です。
2013年11月30日 08:52撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 8:52
朝靄に煙る甲府市街も、冬の朝らしくて趣のある情景です。
永昌院から先は、しばらく林道を歩いて、なるべく最短経路で登山道に合流することを目指します。
2013年11月30日 08:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 8:55
永昌院から先は、しばらく林道を歩いて、なるべく最短経路で登山道に合流することを目指します。
林道の傾斜が増してくると、すぐに路面が荒れ始めて、石ゴロで歩きにくくなります。
2013年11月30日 09:03撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:03
林道の傾斜が増してくると、すぐに路面が荒れ始めて、石ゴロで歩きにくくなります。
はじめのうちは、地形図の通りに分岐点が現れます。ここで直進する本線と分かれて、左に折れる支線へ。
2013年11月30日 09:06撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:06
はじめのうちは、地形図の通りに分岐点が現れます。ここで直進する本線と分かれて、左に折れる支線へ。
ところがその後は、道がやたらと分岐しはじめるので、進路を見極めるのが厄介でした。
2013年11月30日 09:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:17
ところがその後は、道がやたらと分岐しはじめるので、進路を見極めるのが厄介でした。
地形図に最も近い道を拾っていき、林の中を抜けたと思ったら、やや藪っぽいススキの中に入りました。
2013年11月30日 09:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:29
地形図に最も近い道を拾っていき、林の中を抜けたと思ったら、やや藪っぽいススキの中に入りました。
この、荒廃した別荘風ログハウスの前に出たところで、さらに上を目指す道は消滅していました。
2013年11月30日 09:34撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:34
この、荒廃した別荘風ログハウスの前に出たところで、さらに上を目指す道は消滅していました。
ログハウス前の小道をたどって、すぐ東に接近していた林道へ。この林道は登山道でもあります。
2013年11月30日 09:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:40
ログハウス前の小道をたどって、すぐ東に接近していた林道へ。この林道は登山道でもあります。
林道に出た所では、富士山の方角が開けていて、なかなか良い眺めでした。
2013年11月30日 09:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 9:40
林道に出た所では、富士山の方角が開けていて、なかなか良い眺めでした。
すぐに舗装林道は終点となって、その先に続いていく登山道を、この日初めて見る道標が示していました。
2013年11月30日 09:41撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:41
すぐに舗装林道は終点となって、その先に続いていく登山道を、この日初めて見る道標が示していました。
登山道に入ると、棚山までの間は、頻繁にピンクテープが付けられていて、道迷いの心配は不要でした。
2013年11月30日 09:45撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:45
登山道に入ると、棚山までの間は、頻繁にピンクテープが付けられていて、道迷いの心配は不要でした。
しばらく進むと、「重ね石コース」と「山の神コース」の分岐点に出て、「重ね石コース」に入ります。
2013年11月30日 09:50撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 9:50
しばらく進むと、「重ね石コース」と「山の神コース」の分岐点に出て、「重ね石コース」に入ります。
大量の落ち葉が道の所在を隠していましたが、ピンクテープが適度に現れて道案内をしてくれました。
2013年11月30日 10:01撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:01
大量の落ち葉が道の所在を隠していましたが、ピンクテープが適度に現れて道案内をしてくれました。
傾斜がきつい箇所も現れます。下りで落ち葉が滑りそうな箇所には、補助ロープが下げられていました。
2013年11月30日 10:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:09
傾斜がきつい箇所も現れます。下りで落ち葉が滑りそうな箇所には、補助ロープが下げられていました。
このコースの名前にもなっている重ね石。よくもまぁ、こんなにきれいに重なったものです。
2013年11月30日 10:16撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 10:16
このコースの名前にもなっている重ね石。よくもまぁ、こんなにきれいに重なったものです。
重ね石を反対側から見るとこんな具合でした。
2013年11月30日 10:17撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 10:17
重ね石を反対側から見るとこんな具合でした。
1104mピークには「棚山前こぶ」という標識が付けられていました。棚山本峰は、写真中央の三角形です。
2013年11月30日 10:32撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:32
1104mピークには「棚山前こぶ」という標識が付けられていました。棚山本峰は、写真中央の三角形です。
棚山の頂上直下では、再び補助ロープの下がる急坂が現れますが、これを登り切れば頂上は間近です。
2013年11月30日 10:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:38
棚山の頂上直下では、再び補助ロープの下がる急坂が現れますが、これを登り切れば頂上は間近です。
棚山の頂上。最高点の場所自体は狭いのですが、少し南側に南アルプスを眺められる展望地があります。
2013年11月30日 10:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:51
棚山の頂上。最高点の場所自体は狭いのですが、少し南側に南アルプスを眺められる展望地があります。
頂上の標識も控え目なものだけでしたが、この山にはそれが似つかわしかったと思います。
2013年11月30日 10:51撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:51
頂上の標識も控え目なものだけでしたが、この山にはそれが似つかわしかったと思います。
展望地から眺める南アルプスは、最南部を除くほぼ全ての峰々がズラリと並んで見えていて壮観でした。
2013年12月01日 11:49撮影
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12/1 11:49
展望地から眺める南アルプスは、最南部を除くほぼ全ての峰々がズラリと並んで見えていて壮観でした。
1つ前の写真の山名ガイド付き縮小版。
2013年12月01日 14:06撮影
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12/1 14:06
1つ前の写真の山名ガイド付き縮小版。
南アルプス北部のアップ。左半分が白峰三山、その右隣に鳳凰三山が続き、右端が甲斐駒ヶ岳です。
2013年11月30日 10:48撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
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11/30 10:48
南アルプス北部のアップ。左半分が白峰三山、その右隣に鳳凰三山が続き、右端が甲斐駒ヶ岳です。
富士山の方角は、木立に少し邪魔をされていました。
2013年11月30日 10:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:47
富士山の方角は、木立に少し邪魔をされていました。
反対側には、大菩薩嶺や小金沢連嶺などが見られました。
2013年12月01日 11:51撮影
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12/1 11:51
反対側には、大菩薩嶺や小金沢連嶺などが見られました。
1つ前の写真の山名ガイド付き縮小版。
2013年12月01日 14:06撮影
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12/1 14:06
1つ前の写真の山名ガイド付き縮小版。
棚山から太良ヶ峠への道は、いきなりの急降下で始まります。
2013年11月30日 10:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 10:54
棚山から太良ヶ峠への道は、いきなりの急降下で始まります。
途中で通過する1160m圏峰。登山地図では「神峰」とされていますが、現地には地名の表示はありません。
2013年11月30日 11:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:11
途中で通過する1160m圏峰。登山地図では「神峰」とされていますが、現地には地名の表示はありません。
尾根筋はそれなりに踏まれていますが、道案内がほとんどなく、一般登山道としては心許ない感じでした。
2013年11月30日 11:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:13
尾根筋はそれなりに踏まれていますが、道案内がほとんどなく、一般登山道としては心許ない感じでした。
この地点で、兜山方面からの道を左から合わせると、以降は明瞭な道に変わりました。
2013年11月30日 11:18撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:18
この地点で、兜山方面からの道を左から合わせると、以降は明瞭な道に変わりました。
しばらく進むと、登山道脇に広場が出現しました。ベンチも置かれていて、居心地の良さそうな場所です。
2013年11月30日 11:27撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:27
しばらく進むと、登山道脇に広場が出現しました。ベンチも置かれていて、居心地の良さそうな場所です。
このあたりは「ドコモふれあいの森」として整備されているようです。
2013年11月30日 11:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:29
このあたりは「ドコモふれあいの森」として整備されているようです。
その後は太良ヶ峠まで林道を歩きます。
2013年11月30日 11:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:35
その後は太良ヶ峠まで林道を歩きます。
太良ヶ峠には、4方向から林道が集まっていて、峠としての趣が感じられる場所ではありませんでした。
2013年11月30日 11:40撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:40
太良ヶ峠には、4方向から林道が集まっていて、峠としての趣が感じられる場所ではありませんでした。
太良ヶ峠の先も少し林道を歩いて、地形図に破線路が現れるこの地点から、正面の斜面に取り付きました。
2013年11月30日 11:48撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:48
太良ヶ峠の先も少し林道を歩いて、地形図に破線路が現れるこの地点から、正面の斜面に取り付きました。
間もなく積翠寺と帯那山を結ぶ登山道にぶつかりました。それなりに踏まれた道です。
2013年11月30日 11:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:55
間もなく積翠寺と帯那山を結ぶ登山道にぶつかりました。それなりに踏まれた道です。
合流地点には道標もありました。積翠寺から帯那山へは2008年に歩いていて、ここに来るのは2度目です。
2013年11月30日 11:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 11:55
合流地点には道標もありました。積翠寺から帯那山へは2008年に歩いていて、ここに来るのは2度目です。
登山地図に「石仏2体」と書かれている地点で、ひと休みしていきました。
2013年11月30日 12:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:09
登山地図に「石仏2体」と書かれている地点で、ひと休みしていきました。
ここで阿梨山方向への尾根が左に分岐します。標高は1280mで、ここがこの日の最高地点です。
2013年11月30日 12:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:22
ここで阿梨山方向への尾根が左に分岐します。標高は1280mで、ここがこの日の最高地点です。
踏み跡はほとんど見られません。2度ほど正しい尾根を外しかけて、GPSを見て気付いて修正しました。
2013年11月30日 12:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:24
踏み跡はほとんど見られません。2度ほど正しい尾根を外しかけて、GPSを見て気付いて修正しました。
局所的にかなりの急降下となっている箇所もあって、何度か手を使いつつ下っていきます。
2013年11月30日 12:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:38
局所的にかなりの急降下となっている箇所もあって、何度か手を使いつつ下っていきます。
阿梨山の狭い頂上は樹木に囲まれていて、展望は全くありませんでした。
2013年11月30日 12:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:54
阿梨山の狭い頂上は樹木に囲まれていて、展望は全くありませんでした。
阿梨山を示す標識も、私製のささやかな物があっただけです。
2013年11月30日 12:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:55
阿梨山を示す標識も、私製のささやかな物があっただけです。
あまり人が来ないのが幸いしてか、三角点に破損等は見られず、良好な状態が保たれているようでした。
2013年11月30日 12:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 12:54
あまり人が来ないのが幸いしてか、三角点に破損等は見られず、良好な状態が保たれているようでした。
阿梨山から下り始めて少し進むと、やっと明瞭な道が現れました。ほどなく送電線鉄塔の脇を通過します。
2013年11月30日 13:13撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 13:13
阿梨山から下り始めて少し進むと、やっと明瞭な道が現れました。ほどなく送電線鉄塔の脇を通過します。
ところが、幸澗院への分岐点は分かりにくく、その先でも道が分岐したりして、かなり注意が必要でした。
2013年11月30日 13:39撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 13:39
ところが、幸澗院への分岐点は分かりにくく、その先でも道が分岐したりして、かなり注意が必要でした。
時折、前方の樹木の間には、千代田湖の湖面が見られるようになりました。ゴールは間もなくです。
2013年11月30日 13:29撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
11/30 13:29
時折、前方の樹木の間には、千代田湖の湖面が見られるようになりました。ゴールは間もなくです。
最後は幸澗院の奥ではなく真横に出てしまったので、途中のどこかで分岐道の選択を間違えていた模様。
2013年11月30日 13:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 13:49
最後は幸澗院の奥ではなく真横に出てしまったので、途中のどこかで分岐道の選択を間違えていた模様。
幸澗院の先は車道歩き。途中に下帯那バス停がありますが、午後の便は少し前に行った後でした。
2013年11月30日 14:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 14:00
幸澗院の先は車道歩き。途中に下帯那バス停がありますが、午後の便は少し前に行った後でした。
ゴールの千代田湖バス停に到着。ここで季節運行の快速バスを待って、甲府駅に向かいます。
2013年11月30日 14:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
11/30 14:05
ゴールの千代田湖バス停に到着。ここで季節運行の快速バスを待って、甲府駅に向かいます。

感想

紅葉もあらかた終わって、山はすっかり冬支度に入りました。いよいよ低山の季節が到来です。
しかし今シーズンの第1弾は単なる低山ではなく、半分がたは道のない区間を歩くという、初っ端から極めて地味な山行となりました。
それでも棚山の頂上に着くと、澄み渡った青空の下に、冠雪した南アルプスの雄姿が眺められて、展望のきくこの時期ならではの喜びも大きく味わうことができた1日となっています。

なお、「コース状況」にも書きましたが、阿梨山を周回するルートが「山と高原地図」では一般登山道とされていますが、実際には安心して歩けるような明瞭な登山道は存在しませんでした。
心許ない踏み跡を追って、なんとか歩けなくもない状況ではあったものの、その踏み跡は私の感覚では赤実線(一般コース)どころか赤破線(難路)レベルにすら満たないものであり、道案内も不十分でした。
落ち葉が地面を覆って、1年で最も登山道が分かりづらくなる時期ではありましたが、それを差し引いて考えても、とても登山道があると言える状況ではなかったでしょう。
近い将来に阿梨山への登山を予定されている方には、ぜひこの点を考慮して、慎重な計画をして頂きたいと思っています。

ブログの記事はこちら (使用写真はヤマレコと同一ですが、写真の説明は少し丁寧に書いています)
http://cellist.blog.ss-blog.jp/2013-11-30

文章主体の詳細ページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2013_10_12/mt2013_10_12.html#20131130

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コメント

cellistさん こんにちわ〜
バリ込みルートお疲れ様でした
cellistさんらしい山歩きですね

棚山と阿梨山を繋げて歩くのは流石です
石仏2体からはゲレーの破線路(2012版では)ですから、かなり荒れた道だったと思います

cellisitさんがGPS無しでは と記載されてますから、さぞかし分かりづらい道?だったのでしょう

ここの所、安定した晴天が続いてますから休みは、ついつい山に足が向いてしまいますね
2013/12/3 10:51
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