初雪!京都北山・雲取山から旧花背峠を経て鞍馬寺へ
- GPS
- 05:53
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 800m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
10:55立命ワンゲル小屋(トイレ有)〜11:22三の谷出合〜11:42芹生(トイレ有)〜12:24旧花背峠(昼食)12:40〜
12:52鞍馬尾根入り口〜13:50P634〜14:05鞍馬山14:15〜14:35鞍馬寺〜15:00鞍馬駅
天候 | 曇り(山頂付近は小雪)後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
叡山電鉄鞍馬駅へ下山 |
コース状況/ 危険箇所等 |
花背高原からの雲取山登山道は荒れてはいるが、標識も整備され、迷うことはない。雲取山頂からは、3つの谷沿いに降りることができる(登りに使ったのが一の谷から雲取峠を経たもの)が、二の谷、三の谷ともに最初の下りはかなり急で足元注意である。 今回は、二の谷を下ったが、途中何か所か渡渉が有ったりはするが、それほど危険な場所やミスコースするような場所は無いだろう。一の谷出合の近くに立命ワンゲル小屋がある。トイレや炊事場、温泉?(風呂)、祠なども完備されていて、快適そうですね。 一の谷との出合から先は芹生を経て旧花背峠までは林道を歩く。旧花背峠から峠下バス停方面の林道を100mほど進んだところから右側にアソガ谷から貴船への分岐がある。ここを上がってきた団体さんに伺った範囲では、この谷も荒れていて、所々崩壊して片斜面になっているところもあるそうだが通行はできますよとのこと。 鞍馬尾根へは、さらに林道を5分ほど進んだところの分岐を右側に真っ直ぐ進むが、入り口に通行止めの標識とバリケードがされていた。理由は、クマやイノシシ、マムシなど危険だから..と書かれていた。下山する鞍馬寺側も境内の参道に出るところにロープが張られていたところを見ると鞍馬尾根は基本的には通行してはならない道だったのかもしれない。。コース的には、林道を離れて一般登山道になった後も踏み跡は薄いもののテープの標識なども適度にあり、何より尾根筋を外さなければ迷う心配は少ないだろう。 京都北山は、一般的に杉林を中心に樹林に覆われているためどこも展望はない。この雲取山も写真で見るように山頂を含めて樹林コースのため展望はない。ただ、鞍馬尾根の途中で2,3か所比較的樹林が切れている個所があり、東から南へ比叡の山並みなどが望める。10月に歩いた西側の貴船山側は開けた場所もなくビューポイントは無かった。 トイレは、途中、ワンゲル小屋(屋外のバイオトイレを使わせてもらえる)、芹生ロッジ(よくわからない施設)の向かいにそれぞれある。鞍馬寺まで行けば沢山ある。 なお、鞍馬寺は入山に200円必要であるが、今回は山側から入ってしまったので申し訳ないけどそのまま出場しました。 |
写真
感想
12月に入って今年もいよいよ最後が見えてきて、目標の年間40山行と累積歩行距離の500kmのクリアも視野に入ってきた。今回は、もう一つの目標である関西百名山制覇への通過点として雲取山が80座目にあたる。
雲取山と言えば日本百名山でもあり、東京都の最高峰である同名の山が有名であるが、ここ京都の雲取山は余り知名度は無さそうで、私も最近まで良く知らなかった。アクセスとして公共機関を使うとなるとバスで花背高原まで行くのが便利である(今回もそうした)が、このバス何せ一日に3本しか無い。時間も朝一番早いバスを逃すと次は登山口到着が11時を過ぎるため、早起きをして京都・出町柳7時50分のバスに乗り込んだ。帰りも同じで、充てに出来ないため、下山は鞍馬か貴船にして叡山電鉄を利用することにした。そのため15kmを越えるロングトレイルになったが、かなりの部分が林道など立派な路を歩くので比較的楽に歩くことが出来た。
京都からバスに乗り鞍馬を過ぎて峠越えに懸かると俄かに天気が下り坂に、天気予報では晴れて悪くないはずだったのにと愚痴を言っても仕方なく、花背峠を越えると山にはガスがかかり、さすがに日本海側の気候なのかしらと、納得するしかなかった。
花背高原バス停では、自分と若い女性が降りた(貴船口を過ぎた後は、乗客は我々二人しかいなかったと思う)が、女性は登山者ではなく住民関係者だったのか、すぐさまどこかの家に駆け込んで行かれ、さびしいバス停に一人取り残されてしまった。細かい雨が降っていたので、雨具を着用して学校の横の道を登り始める。すぐさま、スキー場の跡らしいところを過ぎ、1番の数字の書かれた標識が現れ、この後はその標識を数えながらの登山となる。多くは薄暗い杉林の中を登る。多少荒れてはいるが、立派な道が続き、それほど急なところも無いことから歩きやすい印象であった。
寺山峠、一の谷出合を過ぎる頃から、雨だと思っていたものが何やら白い感じ..更に登っていくにつれみぞれから雪に代わって周囲も何やら白っぽくなってくるのには一寸焦ったものの、「ずんずん積もる」ほどの量でも無いし、風も無いので続行し、薄っすらと白くなった雲取峠に到着する。峠から山頂までは、15分足らずでほんの一足であった。山頂は、予想していた通り樹林の中で展望も無く(と言っても天気が悪いので同じであるけど..)、記念撮影と下山路を確認して、この日はワンゲル小屋のある二の谷を降りる。降り口の近くは、なかなかの急坂で木やロープにつかまりながら慎重に下る。下り約15分、一の谷との出合いとのちょうど中間付近に立命館大のワンゲル小屋がある。小屋からは二の谷の沢沿いに下り、一の谷との出合い、三の谷との出合に至る。ここからは立派な林道歩きが芹生、旧花背峠へ続く。
祠のある旧花背峠でアソガ谷から上がってきた団体さんと一緒になる。今日初めて出会う登山者だった。
ここからは鞍馬尾根を鞍馬寺へ下る。途中、何か所かで道が分岐し、その度に通行止めだの立入禁止の標識やロープを踏み越えていくのは幾分心苦しくなる。おまけに林道と分かれてからは踏み跡も薄いルートであるが、アップダウンの少ない尾根道コースで、しかも途中何か所かは展望も開ける楽しいコースである。最後に鞍馬寺の奥の院への参道の途中、立ちいらないで下さいと書かれたところに飛び出した時には、一般の参拝客の人達に変な顔で見られてしまった。
まあ、この冬の初雪と、関西百名山第80登の区切りを両方経験でき、今年の目標達成まであと一歩まで来たということが言えそうです。。
今回の総歩行距離:15.8km 今年の累積距離:491.6km
今回の総累積標高:1,076m 今年の累積標高:37,048m
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