１万２千株の山つつじが咲く 南伊豆長者ヶ原

2009年05月03日(日) [日帰り]

• GPS: 02:15
• 距離: 4.1km
• 登り: 306m
• 下り: 306m

コースタイム

08:45 山ツツジ公園駐車場⇒ 09:10 東屋⇒ 10:15 暗沢山⇒ 11:00 ツツジ公園駐車場

天候

うす曇り
三島市：最高気温 23.2℃ 最低気温 14.1℃

コース状況／危険箇所等

静岡県の伊豆半島を走る国道136号線を下田市方面へと南下、西海岸を走行し、雲見温泉を過ぎゴミ焼却場手前を左折して狭い道を天神原集落を目指しました。
天神原集落からは、さらに道が狭くなり車幅一台分しかありませんでした。
公園の駐車場は広く約50台が駐車できるスペースが有り、自家用車で埋まっていました。
山ツツジ公園面積は約6haだそうで、一周1.262kmのハイキングが中心で、平坦な「らくらくコース（752m）」も設定されていました。
早速、公園内の道を上がると、すぐに山ツツジが自然のままに群生していました。剪定されたツツジにはないワイルドな魅力がありますが、まだ蕾もあり満開には少し早いようでした。
ここは戦前、開拓民により林業・牧畜が行われていたようですが戦後手付かずのまま放置されてた一帯だそうで、2004年から公開された地元人にもあまり知られていない山ツツジの新スポットです。
高台には東屋があり遠く富士山が霞んで見えました。
大峠に下がり、NTTの電波搭がある暗沢山へと向かいました。舗装された作業道を行き止まりまで上がると、東屋から見えた電波搭に着きました。
北側に進むと標高520.27mの暗沢山山頂で一等三角点とベンチがあり、松崎方面の入り組んだ海岸線と富士山が見えました。
東屋まで戻り、緩やかな道を下がって駐車場に到着しました。

時間に余裕がありましたので松崎町の石部集落にある棚田、重要文化財の旧岩科学校も見学しました。

写真

5/3 9:42

山ツツジ公園駐車場

5/3 9:47

山ツツジまつりの案内板

5/3 9:43

山ツツジ公園案内板

5/3 10:01

長者ヶ原遊歩道の案内板

5/3 10:06

東屋があり富士山が霞んで見えました。

5/3 10:02

剪定されたツツジにはないワイルドさが魅力な山ツツジ

5/3 10:18

5/3 10:41

大峠分岐

5/3 10:41

暗沢山へと向う歩道

5/3 10:46

暗沢山へと向う作業道

5/3 11:10

暗沢山山頂からの松崎町の海岸線方面の展望
入り組んでいます

5/3 11:09

標高520.27mの暗沢山山頂の一等三角点

5/3 11:49

ツツジ公園内を周回する歩道
快適でした

5/3 11:57

会場で配布されていた案内マップ

撮影機器：

EXILIM ZOOM EX-Z1200 カシオ

感想

yosi-yama

伊豆半島の南伊豆というと綺麗な海を連想しますが、地元の新聞で長者ヶ原山ツツジまつりを知りましたので行ってきました。
まだ蕾もあり満開には少し早かったのですが、斜面に自然のまま咲いていた山ツツジは新緑と紺碧の海の色と調和し、十分目を楽しませてくれました。
満開になれば丘陵一面が朱色に染まり、見る者を圧倒することと思います。元は荒れ果てた雑木林の中で、たくましく生き延びた山ツツジの群生地だったようですが、整備された遊歩道は起伏も緩やかでスニーカーでも安全に歩くことができます。高原のさわやかな風の中で散策すると、ゆったりとした時間が流れ、日常の慌ただしさを忘れさせてくれることと思います。
また、冬季の晴天時に訪れることができると山頂から駿河湾越しに富士山がくっきりと見ることが出来ると思います。
時間に余裕のある方は近くの雲見温泉にある高通山に登るとさらに楽しめます。標高519mの低山ですが、山頂からは変化に富んだ伊豆西南海岸、北側展望台からは西伊豆の海岸線や富士山を望めます。眼下に見える雲見温泉と富士の景観はまさに絶景です。ここ高通山山頂付近にも、約2,000本の山ツツジが自生しています。３月下旬から４月上旬にかけは山桜も楽しめます。

松崎町には松崎温泉・桜田温泉・大沢温泉・岩地温泉・石部温泉・雲見温泉と温泉が散在し、ナマコ壁など見所もあちこちにあります。｢道の駅｣花の三聖苑の「かじかの湯」は9時〜20時までの営業で料金は大人500円、露天風呂もあります。