鹿島槍北壁主稜

2022年03月12日(土) 〜 2022年03月13日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.5km
• 登り: 2,056m
• 下り: 2,053m

コースタイム

12日
駐車場(7:20)アラ沢出合(9:30)天狗の鼻=Ω1(15:00)
大谷原の駐車場にC0。夜中うるさいオッサン現る。本州怖い。沢の渡渉は2回。転石でいけた。アラ沢に少し入り、急登こなして尾根に出る。トレース拝借しつつ尾根を登る。常に脚が攣りそうでペースが上がらない。第1、第2クーロアール共に急な雪壁だがロープは要らない程度。天狗の鼻には既にテント3張。1時間でイグルー作る。ここは風も強いし軽量化にもなるしイグルーがオススメ。天気予報が微妙なので狙いを主稜に変更。

Ω1(6:00)北壁トラバース開始地点(6:20)Ω1(6:40)スノーコル(8:00)鹿島槍北峰(14:00-14:20)Ω1(16:00-16:30)駐車場(21:00)
イグルー出ると北壁上部がガス。天狗尾根の下りのルーファイ等も考慮して天狗尾根アタックに切り替えて出発。偵察だけのつもりで少し北壁のトラバース。するとイケる気しかしなくなってきたので急いで装備取りに戻って出直す。トラバースは所々結構急。微尾根を超えるために下ったり登ったりも以外に多い。雪の状態良くてロープは出さなかった。出すとしてもスノーバー以外で支点取るのは大変そう。取り付きのスノーコルから雪壁を100mほど左上気味に登る。2箇所ほどワンポイントあったので、コルからロープ出しても良かった。20m程の壁の基部に着きここからロープ出す。氷化した岩と草付きと硬雪のミックス壁。10cmスクリューやペッカー等で支点取り30mでピッチ切る。そこから左のルンゼに入り、コンテでしばらく雪壁を登る。次第に雪も悪く斜度も強くなり、適当なところで再びスタカットに切り替える。ブッシュ混じりの岩峰を右から捲き、再び主稜上に上がったところでロープを仕舞う。雪稜や氷化したハイマツ混じりの急登を登り続け北峰へ。結局一日天気持ってくれた。天狗尾根の下降は視界ないと迷いそう。アラ沢奥壁がいかつい。天狗の鼻まで懸垂2回。テンバで今日中に降りるかどうかしばらく悩んだ末に下りだす。気温上昇のせいで雪がグズグズに腐っており歩きにくい上にビチョビチョに濡れて不快調。沢沿いは雪崩跡だらけ。登りのトレースも流されている。暗くて様子がよくわからないので懸垂で沢に降りたつ。あとは沢沿いをトボトボ歩いて車まで。

天候

12日晴れ
13日曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大谷原駐車場、広い

コース状況／危険箇所等

斜面にクラック多し、雪は全体的にザラメ

写真

渡渉

アラ沢から尾根に上がる

天狗の鼻とアラ沢奥壁

ロケーションイグルー

快適

北壁トラバース

北壁トラバース

氷のリボン

スノーコルから登りだす

ワンポイントその1

ワンポイントその2

氷化した岩と草付きと硬雪の壁

そのフォロー、バックにカクネ里

左の雪壁に入る

雪壁登り

雪壁登り、次第にルンゼ状に入る

草付きの岩峰をまく

最後の登り

最後の登り

北峰

天狗尾根懸垂

天狗尾根下降

ガソリン高い

感想

hazuki2012r

北アルプスの山はデカかった。次はしっかり鍛えて中央ルンゼに行きたい。壁の真ん中に垂れる氷のリボンもカッコよかった。脚が攣るのは運動不足か、どうしたらいいんだろう。