八甲田山雪中行軍

2014年02月13日(木) [日帰り]

• GPS: 02:50
• 距離: 7.1km
• 登り: 173m
• 下り: 166m

コースタイム

10：35銅像茶屋→10：50後藤伍長銅像→11：25第三露営地→11：45桉の木森山→13：00銅像茶屋→13：14車にて鳴沢第二露営地→14：10車にて雪中行軍遭難資料館

天候

晴れ時々雪

アクセス

利用交通機関：

自家用車

9：00酸ヶ湯温泉→10：35歩き出し

コース状況／危険箇所等

登山的には危険箇所はありません．ただ，人通りは（登山者も含め）全くないので不測の事態には注意です．

写真

2/13 9:28

本日もスノーシューで出発

2/13 9:57

お茶を沸かすのに時間が掛かる

2/13 9:57

筑摩屋雪中行軍隊，総員1名，事故なし，現在員一名，集合終わり！
これより右手の吹き溜まりを通って馬立場へ向かう！
出発！前へ〜進め！

2/13 10:32

♪雪の進軍　氷を踏んで
♪どこが川やら　道さえ知れず
♪馬は斃れる　捨てても置けず
♪ここはいづくぞ　皆敵の国
♪ままよ大胆　一服やれば
♪頼り少なや　煙草が二本

2/13 10:33

気温，零下4℃！（映画「八甲田山」のセリフ）

2/13 10:35

銅像茶屋の裏，銅像の銘板の書き下し文

2/13 10:50

馬立場山頂，後藤伍長像の後ろ姿が見えてくる

2/13 10:52

後藤伍長が背にする八甲田山は今日も雲をかぶっている

2/13 10:55

馬立場から見た駒込川渓谷．ここに迷い込んだことで悲劇が始まった

2/13 10:56

馬立場から見た鳴沢台地

2/13 11:00

馬立場を降り，冬季閉鎖中の県道40号へ

2/13 11:10

中ノ森を左に見つつ

2/13 11:25

県道40号線を下る

2/13 11:25

中の森の碑．ここが11名の亡くなった第三露営地である

2/13 11:40

安の木森山に登る

2/13 11:47

映画で三國連太郎が「青森湾だ・・・・・・」と言った場所．
この先後藤伍長救出現場・神成大尉遭難現場まで行きたかったが，ここまでの行程と同距離を歩いて更に戻ってこなければいけない．雪も降り出してきたし尿意が強くなってきたので引き返す．

2/13 12:24

真ん中のトドマツの左に，小さく後藤伍長銅像が見える

2/13 12:30

馬立場を目前にして雪が強まってくる

2/13 12:33

スノーシューでもツボ足．膝まで埋まる

2/13 12:50

銅像茶屋に帰還

2/13 12:53

気温，零下7℃！

2/13 13:14

このあと車で鳴沢に来るが，車を停める場所も雪の壁に取り付く場所もなかった

2/13 13:14

ここが鳴沢・第二露営地．ここで30名以上が亡くなった

2/13 14:12

続いて車で青森市街・幸畑の陸軍墓地・雪中行軍遭難資料館へ．
199人の英霊に向かって合掌する

2/13 14:47

光る点が遺体発見位置．今回わたしは銅像茶屋〜馬立場〜安の木森を往復した

2/13 14:48

当時の装備と自衛隊の装備の比較

翌日の帰京時，新青森駅から見えた安の木森．
次に来る時は，第一露営地から賽の河原まで雪中行軍コース完全踏破を目指そう．

撮影機器：

PowerShot S90 CANON

iPhone 5s Apple

感想

chikumaya

命の危険というほどの天候ではないとはいえ，スノーシューでもツボ足になる積雪と雪質．万一足を痛めたりすれば，助けを求められる他の登山者など一切いない場所．
「ここで何人が亡くなった・・・・・・」と神妙な気持ちになるよりも，いつもの山行と同じように「生きて帰ろう」と言う考えが頭を占領していました．
しかし，手が凍傷でズボンからちんこを出せず失禁してそれが凍って凍死する将兵が続出したと知っていたので，青森市街に来るまでトイレは我慢してましたが．

高倉健 北大路欣也 三國連太郎 加山雄三
“八甲田山”
小林桂樹 丹波哲郎 大滝秀治 島田正吾 藤岡琢也 神山繁
佐久間弘則 緒形拳 前田吟 秋吉久美子
新克利 大竹まこと 森田健作 江角英明
監督：森谷司郎　脚本：橋本忍　製作：橋本忍・野村芳太郎・田中友幸　原作：新田次郎（『八甲田山死の彷徨』新潮社）　撮影：木村大作　音楽：芥川也寸志
東宝映画 1977年