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Yamareco

記録ID: 415559
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雪山ハイキング
中国山地東部

晴天、無風、展望、霧氷の沖ノ山

2014年03月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
hino_yama その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:07
距離
15.4km
登り
861m
下り
859m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

大茅スキー場8:04・・(2.4km)・・峰越峠分岐9:30・・(1.1km)・・若杉原生林入口東屋10:10・・P1140・・県境尾根稜線11:34・・P1196.3m三角点 12:18・・石の灯籠12:48・・沖ノ山13:22-13:50(昼食)・・北峰13:54・・沖ノ山14:00・・石の灯籠14:16・・P1196.3m 三角点14:43・・県境尾根分岐15:08・・東屋15:38-16:04(コーヒーブレイク)・・峰越峠分岐16:22・・大茅スキー場17:02
天候 晴天、無風
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳥取自動車道を志戸坂トンネル手前(岡山県側)で降りて大茅スキー場方面へ進む。 今冬は通常峰越峠まで除雪されるが前日までの寒波降雪で除雪は大茅スキー場迄だった。
コース状況/
危険箇所等
冬期限定コースなので道標、マーキングは皆無
登山者も少ないのでトレース跡も余り期待出来ないので、読図能力あるいはGPSナビが必要。
積雪期の沖ノ山ルート概念図
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積雪期の沖ノ山ルート概念図
積雪期の沖ノ山ルート3D概念図
積雪期の沖ノ山ルート3D概念図
沖ノ山スノーシュー山歩きデータ
沖ノ山スノーシュー山歩きデータ
今冬は峰越峠分岐まで除雪されているはずだったが、昨日までの寒波で新たに40cm〜50cmの新雪が積もり、大茅スキー場までしか除雪されていなかった。 想定外だが此処からスノーシューを取り付けてスタートする。(8:00)
今冬は峰越峠分岐まで除雪されているはずだったが、昨日までの寒波で新たに40cm〜50cmの新雪が積もり、大茅スキー場までしか除雪されていなかった。 想定外だが此処からスノーシューを取り付けてスタートする。(8:00)
若杉原生林の登山口まで3.5km、標高差285mの道路を新雪ラッセルです。 
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若杉原生林の登山口まで3.5km、標高差285mの道路を新雪ラッセルです。 
スノーシューを履いていても膝下ぐらいまで沈み込み、一歩、一歩の前進で疲れます。 200mも新雪ラッセルすると疲労困憊し先頭を交代しながら進む。後ろに回ると仲間が踏み固めた雪になるので、その間に体力を回復させる。
スノーシューを履いていても膝下ぐらいまで沈み込み、一歩、一歩の前進で疲れます。 200mも新雪ラッセルすると疲労困憊し先頭を交代しながら進む。後ろに回ると仲間が踏み固めた雪になるので、その間に体力を回復させる。
峰越峠(みそぎとうげ)への分岐を過ぎると道路はいっそう積雪が増えてくる。 雪の重みで木立による自然アーチゲートが出来ている。
峰越峠(みそぎとうげ)への分岐を過ぎると道路はいっそう積雪が増えてくる。 雪の重みで木立による自然アーチゲートが出来ている。
深雪道路を先頭でラッセルする山の大先生Wさん
深雪道路を先頭でラッセルする山の大先生Wさん
天気は最高だが、体力の消耗が激しい。私はこの時点で「沖ノ山まではとても到達出来ない、若杉原生林の登山口までで引き返そう」と考えていた。
天気は最高だが、体力の消耗が激しい。私はこの時点で「沖ノ山まではとても到達出来ない、若杉原生林の登山口までで引き返そう」と考えていた。
まだ登山口まで到着出来ていないのにこの景色です。 結局、登山口まで3.5kmを2時間6分もかかってしまった。
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まだ登山口まで到着出来ていないのにこの景色です。 結局、登山口まで3.5kmを2時間6分もかかってしまった。
植林帯の急斜面
ネガティブな私は「この状態では沖ノ山までは無理、引き返そ!」と提案したが、ポジティブな大先生は「未だ時間は早い、充分に沖ノ山に行ける」と却下。自ら深雪植林帯の急斜面に突入していきます。
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植林帯の急斜面
ネガティブな私は「この状態では沖ノ山までは無理、引き返そ!」と提案したが、ポジティブな大先生は「未だ時間は早い、充分に沖ノ山に行ける」と却下。自ら深雪植林帯の急斜面に突入していきます。
なんとか先頭を交代しながら植林帯の急斜面を登りきると、傾斜は少し緩やかになり自然林の出現です。 少しペースが出来てきた。
なんとか先頭を交代しながら植林帯の急斜面を登りきると、傾斜は少し緩やかになり自然林の出現です。 少しペースが出来てきた。
P1140を少し巻いて登っていくと氷ノ山が見える位置まで到達
P1140を少し巻いて登っていくと氷ノ山が見える位置まで到達
県境尾根の直下を登る
県境尾根の直下を登る
県境尾根直下まで登ってくると、雪の綿帽子を被った木々が青空に映えて美しい。
県境尾根直下まで登ってくると、雪の綿帽子を被った木々が青空に映えて美しい。
県境尾根到達(11:34)
ネガティブな私は「此処までで充分、沖ノ山迄はまだ遠いので昼食にし引き返そ」と再び提案。 ポジティブな大先生は再び却下
県境尾根到達(11:34)
ネガティブな私は「此処までで充分、沖ノ山迄はまだ遠いので昼食にし引き返そ」と再び提案。 ポジティブな大先生は再び却下
県境尾根から望む東方面のパノラマ  風もなく天気は最高だ  でも、ずーとラッセルが続く  
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県境尾根から望む東方面のパノラマ  風もなく天気は最高だ  でも、ずーとラッセルが続く  
まっさらな県境尾根雪原と山毛欅(ぶな)の樹林帯
まっさらな県境尾根雪原と山毛欅(ぶな)の樹林帯
県境尾根を少し下ってから、P1196.3三角点ピークの一つ手前のピークを登る。
県境尾根を少し下ってから、P1196.3三角点ピークの一つ手前のピークを登る。
県境尾根を登る大先生
県境尾根を登る大先生
P1196.3には四等三角点(点名 若杉)が設置されている
P1196.3には四等三角点(点名 若杉)が設置されている
P1196.3三角点ピークまで登ってくると、やっと目的地の沖ノ山が見えた。(12:16) まだ遠い。 昼食休憩を提案すると 女性同行者から却下 「昼食は「沖ノ山で」と  この女性もポジティブな人だ!
P1196.3三角点ピークまで登ってくると、やっと目的地の沖ノ山が見えた。(12:16) まだ遠い。 昼食休憩を提案すると 女性同行者から却下 「昼食は「沖ノ山で」と  この女性もポジティブな人だ!
P1196.3三角点ピークの下り斜面雪原
このルートで一番のロケーションです。
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P1196.3三角点ピークの下り斜面雪原
このルートで一番のロケーションです。
P1193辺りの山毛欅雪原
P1193辺りの山毛欅雪原
P1193辺りのなだらかな雪原
P1193辺りのなだらかな雪原
沖ノ山への稜線を登っていく。 やっと沖ノ山が指呼の距離になった
沖ノ山への稜線を登っていく。 やっと沖ノ山が指呼の距離になった
沖ノ山直下の稜線から望む「東山とうせん」  積雪期に一度は登ってみたいがアプローチが長い
沖ノ山直下の稜線から望む「東山とうせん」  積雪期に一度は登ってみたいがアプローチが長い
山毛欅の霧氷林帯を登る大先生
山毛欅の霧氷林帯を登る大先生
沖ノ山への稜線雪原を登る
沖ノ山への稜線雪原を登る
獣のの足跡 
片足で4つの窪み 大きさは25cm□ほど。 何の足跡だろう
獣のの足跡 
片足で4つの窪み 大きさは25cm□ほど。 何の足跡だろう
沖ノ山への稜線を登っていく。 やっと沖ノ山が指呼の距離になった
沖ノ山への稜線を登っていく。 やっと沖ノ山が指呼の距離になった
沖ノ山直下の稜線から望む北方面のパノラマ
沖ノ山直下の稜線から望む北方面のパノラマ
沖ノ山直下の稜線から望む東方面のパノラマ
沖ノ山直下の稜線から望む東方面のパノラマ
沖ノ山の頂上直下の稜線は雪の花が満開
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沖ノ山の頂上直下の稜線は雪の花が満開
霧氷林帯雪原を登る
霧氷林帯雪原を登る
山毛欅の霧氷林帯  雪の花が綺麗だ!
山毛欅の霧氷林帯  雪の花が綺麗だ!
延々5時間15分の新雪ラッセルでやっと沖ノ山に到着です。(13:22)
延々5時間15分の新雪ラッセルでやっと沖ノ山に到着です。(13:22)
沖ノ山(1318.2m 二等三角点 点名 中原)
沖ノ山頂上到着。やっと遅い昼食に(13:22-13:50)
2014年03月11日 13:33撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
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3/11 13:33
沖ノ山(1318.2m 二等三角点 点名 中原)
沖ノ山頂上到着。やっと遅い昼食に(13:22-13:50)
沖ノ山北峰
沖ノ山頂上から展望の良い北峰は数分で行ける。 展望写真を撮影中の私と見守る大先生 
2014年03月11日 14:01撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3/11 14:01
沖ノ山北峰
沖ノ山頂上から展望の良い北峰は数分で行ける。 展望写真を撮影中の私と見守る大先生 
沖ノ山北峰から北方面のパノラマ 左方面の山はなじみが薄いので山座固定出来ませんでした
沖ノ山北峰から北方面のパノラマ 左方面の山はなじみが薄いので山座固定出来ませんでした
沖ノ山を14:00に下山開始。 往路は約5時間15分要したが、さて下山はどの程度の時間がかかるやら??
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沖ノ山を14:00に下山開始。 往路は約5時間15分要したが、さて下山はどの程度の時間がかかるやら??
下りの雪原ではトレースを外して新雪を蹴りたてて下る。快感です
2014年03月11日 14:53撮影 by  Canon EOS 60D, Canon
3/11 14:53
下りの雪原ではトレースを外して新雪を蹴りたてて下る。快感です
県境尾根分岐到着(15:08)
往路に此処から沖ノ山まで2時間20分かかったのに、なんと1時間8分でここ迄下ってきた
県境尾根分岐到着(15:08)
往路に此処から沖ノ山まで2時間20分かかったのに、なんと1時間8分でここ迄下ってきた
若杉原生林登山口の東屋到着(15:38)
県境尾根から30分で到着。 時間的な余裕が出来たので東屋で30分間のコーヒーブレイク
若杉原生林登山口の東屋到着(15:38)
県境尾根から30分で到着。 時間的な余裕が出来たので東屋で30分間のコーヒーブレイク
17:02太陽が傾いた大茅スキー場に無事に到着。スキー場関係者が心配して下山を待っていてくれていました。
17:02太陽が傾いた大茅スキー場に無事に到着。スキー場関係者が心配して下山を待っていてくれていました。
撮影機器:

装備

個人装備
コンパクトカメラ
ランプ
1/25000地図
1
ガスバーナー
カップラーメン+食料
シエラカップ
スノーシュー
1L
テルモス
0.5L
GPS
ザイル10m
6本詰め軽アイゼン
防寒着

感想

◆今冬は峰越峠まで除雪されているはずだったが、前日までの寒波で新たに40cmから50cmの積雪が有り、まさか、まさかの想定外で除雪は峰越峠分岐より2.5kmも手前の大茅スキー場迄で止まっている。 おかげで大茅スキー場から長い、長いアプローチ道路を(若杉原生林登山口まで3.5km)スノーシューを履いていても膝下まで潜り込む新雪ラッセル(約2時間)を強いられた。
ネガティブな私は体力と時間的な制約を考えて何度も途中で引き返しを提案したが、ポジティブなリーダーは日没までの時間を考えると時間は充分にあり、ゆっくりと歩けば沖ノ山まで行けると、自ら果敢に新雪ラッセルに挑んでいきます。 おかげで往復16km、9時間を要したが晴天、無風、展望、霧氷の四拍子揃った沖ノ山を楽しむ事が出来て、達成感も味わえた

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