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Yamareco

記録ID: 4229407
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積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

日高/神威岳からエサオマン、ナメワッカ、イドンナップまで

2022年04月28日(木) 〜 2022年05月01日(日)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
40.8km
登り
3,106m
下り
3,288m
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
びれい橋からスタート
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びれい橋からスタート
はじめは雪の消えた林道
はじめは雪の消えた林道
コンタ900位から雪が繋がる
コンタ900位から雪が繋がる
エサオマントッタベツが見えてきた
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エサオマントッタベツが見えてきた
主稜線に出た、北方をみる
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主稜線に出た、北方をみる
札内とエサオマン
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札内とエサオマン
伏美とオシキ
ピパイロ
神威ピーク
所々雪底は狭い
C1と札内岳
街の明かりが見える
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街の明かりが見える
日没、樹間にポロシリとトッタベツ
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日没、樹間にポロシリとトッタベツ
ポロシリに朝日があたる
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ポロシリに朝日があたる
エサオマンへの登り
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エサオマンへの登り
エサオマン北カール
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エサオマン北カール
札内分岐-ナメワッカJP間の稜線とカール
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札内分岐-ナメワッカJP間の稜線とカール
ナメワッカと彼方にイドンナップ
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ナメワッカと彼方にイドンナップ
エサオマンピーク
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エサオマンピーク
ポロシリ東カール
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ポロシリ東カール
札内と勝幌
ナメワッカカール群、スキー斜面
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ナメワッカカール群、スキー斜面
10の沢カールと中央奥にカムエク
10の沢カールと中央奥にカムエク
札内分岐からエサオマンを振り返る
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札内分岐からエサオマンを振り返る
エサオマントッタベツ川、カール、U字谷、モレーンといった氷河の痕跡が明瞭に残る
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エサオマントッタベツ川、カール、U字谷、モレーンといった氷河の痕跡が明瞭に残る
ナメワッカJPよりこれから行く東西稜線
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ナメワッカJPよりこれから行く東西稜線
ナメワッカへの稜線、真っ白なカール
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ナメワッカへの稜線、真っ白なカール
ナメワッカ岳、真っ白
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ナメワッカ岳、真っ白
ナメワッカピークからイドンナップをみる、だいぶ近づいてきた
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ナメワッカピークからイドンナップをみる、だいぶ近づいてきた
札内‐勝幌の東西稜線
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札内‐勝幌の東西稜線
東西稜線を振り返る
東西稜線を振り返る
1480付近から稜線が太くなる
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1480付近から稜線が太くなる
歩いたきた東西稜線を振り返る
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歩いたきた東西稜線を振り返る
カムエクはでかい
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カムエクはでかい
イドンナップ近づく
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イドンナップ近づく
イドンナップピーク
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イドンナップピーク
核心部を抜けて振り返る
核心部を抜けて振り返る
遠くに39
スキー斜面がいっぱい、ほとんど滑られていないだろう
スキー斜面がいっぱい、ほとんど滑られていないだろう
中央奥:カムエク、左:イドンナップ、新冠富士から
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中央奥:カムエク、左:イドンナップ、新冠富士から
ブル道にでた
林道に出た
17:08泉発のバスを目指す
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17:08泉発のバスを目指す

感想

4/28:晴れ 風やや強し
びれい橋(5:30)-神威分岐(11:00)-神威岳-C1標高1620(14:30)
帯広のゲストハウスでC0、タクシーでトッタベツ林道びれい橋まで。運ちゃんプリウスで頑張ってくれた。
神威北東尾根は下部雪がなく鹿道を辿る。標高900位で雪が繋がり始めスノーシューで神威分岐まで。アイゼンに切り換え神威岳を空身で往復。国境稜線はおおむね十勝側に雪底があり快調。時折ズボる。雪底が切れているところは日高側の踏み跡を行く。
この日帯広で強風注意報、天場は風が避けられるところを探す。1604を超えたところに小さい地すべり地形で風が防げそうなところを見つけそこに泊まる。夜おそく風収まる。

4/29:晴れのち高曇り
C1(5:30)-エサオマントッタベツ岳(6:50)-札内分岐(7:40)‐ナメワッカJP(9:30)-ナメワッカ岳(12:40)-最低コル標高1200,C2(16:00)
アイゼンを効かせエサオマンに。白いナメワッカ、はるか彼方にイドンナップが見える。札内分岐から尾根が広くなる。ナメワッカJPから東西稜線を見下ろすと様相が異なる細く白い尾根が繋がっている。ナメワッカカール上は両サイドが切れていて高度感あるが雪が安定しているので問題ない。北側の真っ白なカールは素晴らしいスキー滑降大斜面に見えた。ナメワッカ岳ピーク直下でハイマツ漕ぎ少々。ヤブ中でピッケルが肩紐から外れしばし捜索。
ナメワッカからは西向きのハイマツ斜面は藪漕ぎ、下りでよかった。逆縦走だと大変だろう。1200mの鞍部で泊まるがここも雪なく南側の雪の張り出し上に天張る。古い欠けた茶碗が落ちていた。焚火するが風なく、火が元気にならない。ずっとあおいでいないと火が消える。現役時代にストーブ持たずの夏山でコメ食いたさに必死で焚火をあおいだことを思い出した。

4/30:晴れ
C2(6:30)-イドンナップ岳(11:10)‐新冠富士(13:30)-標高1050、C3(16:50)
出だしは急だが1480のポコに上がると稜線は広く緩やかになる。スノーシューで十勝の稜線みたいなところを気持ちよく歩く。イドンナップ手前は2重稜線、知床を彷彿させる。
念願のイドンナップピークでゆっくり飯でも食おうと思いながらピークに上がる。が、眼前の雪稜を見て一気にトーンダウン。細い稜線に頼りなく雪がついている。これを超えないと帰れない。必死で凝視してルートを探す。急な雪面をピッケルとハイマツを頼りに攀じ登り、雪稜に馬乗りになってそれからヤジロベイになる、といった動作を何回か繰り返してようやく広いところに出た。やれやれ、何年たっても怖がりな性分は抜けない。
新冠富士から一気に夏道を下り今夜は沢中で泊まろう、という目論見はもろくも崩れ去る。時折ピンテがあるが道は埋まってわからない。1404では斜面を登ったり下りたりで時間を食う。尾根型がはっきりしてくるとかすかに判別できるが道とは名ばかりの踏み跡、さらに急なルンゼ下りがあったりと日高はすんなり山からおろさせてくれない。幸いなことに標高1050付近に20x20m程度の平らな残雪を見つけここに泊まる。

5/1:曇りのち雨
C3(4:30) - 林道に出る(7:40)
高度差50mほど下ると、刈り分けがされていて突然歩き易くなった。サツナイ沢で雪解け水を腹いっぱい飲んで林道に出る。17:08泉発のバスを目指し林道を無心に歩いていると、運よく通りがかりの地元釣り人が乗せてくれた。

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コメント

ヤンケ先生
単独での大きな山、日高の山脈、いいですね。ヤジロベイに笑いました。
2022/5/4 7:20
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