【過去の記録】 鬼押し出し公園 浅間山溶岩流の跡

2009年10月10日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 1.6km
• 登り: 67m
• 下り: 73m

コースタイム

9：37　　鬼押し出し公園駐車場
9：42　　門
9：54　　浅間山観音寺
10：27　門

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鬼押し出し公園駐車場　100台以上停められます

コース状況／危険箇所等

　濡れていたら滑りそうだが基本的にはスニーカーやハイヒールで大丈夫。アスファルトの上を歩く、これをハイキングと行ってもよいのか？？？しかし、まあ、火山に関する史跡だからと無理やりヤマレコに載せてしまった。

　今年の目標の一つに、浅間山山頂（合法的な範囲）までたどり着きたいと思っている。

写真

10/10 9:37

　鬼押出し園と書かれている橋を渡り、鬼押し出し溶岩を見に行きます。

10/10 9:42

　1783年（天明3年）に起きた噴火による噴出物と、それを祭った観音様を公園化したものである。

10/10 9:43

　公園化され、アスファルトの道となっているので登山靴でなくても歩くことができる。この日も、たくさんの人が訪れていた。

10/10 9:44

　噴火災害の記念碑である。

10/10 9:44

　浅間山が雲の中に隠れていますね。きれいな成層火山です。

10/10 9:44

　基本、このような溶岩の中を歩きます。雰囲気を楽しむ散策路です。

10/10 9:45

　いかにも火山という感じですね。

10/10 9:45

　灯篭が立ち、宗教的な雰囲気も持ち合わせています。

10/10 9:45

　ちょっと遠くに見える観覧車。今も営業をやっているのでしょうか。

10/10 9:46

　大きい溶岩ですね。手前の人と比べてみましょう。

10/10 9:46

　急な噴火があったときのためのシェルターも用意されています。ここを使う前に、噴火情報が出て、避難が行われることを望みます。

10/10 9:47

　ヒカリゴケの一種ですね。火山地帯にはヒカリゴケがよく発達します。

10/10 9:49

　溶岩の風景。

10/10 9:49

　同じく溶岩の風景。

10/10 9:51

　浅間山観音堂、大地を鎮めるために建てられたのでしょうね。

10/10 9:54

　鐘をつきに行く人たち。

10/10 9:56

　高いところから見ると、こんな風景も広がっています。

10/10 10:09

　浅間山をアップにしてみました。

10/10 10:13

　浅間山を少し入れてみました。

10/10 10:24

　出口が見えていますね。この短い火山の旅も終わりですね。

撮影機器：

EOS 40D CANON

感想

aideiei

　私がまだ、登山を積極的に考えていなかった時期の記録である。成り行き登山などは行っていたが、登山道具は家の片隅にしまったままだ。
　今回の旅は、当時の愛車のパッソ君を引き渡す直前、浅間山近辺をドライブしたのだ。この旅行では、浅間山、白糸の滝、火山博物館、草津白根山の湯釜、懐古園、日本国道最高地点、などを旅してきた。

　鬼押し出し岩は、天明の大噴火の際の溶岩である。昔から、日本の天明の大飢饉の一因とされているが、実は天明の飢饉よりも後に噴火が起こっている。天明の飢饉の前にはアイスランドのラカギガル山が大噴火を起こしており大量のエアロゾルが噴出された。それが天明の大飢饉の一因になったと考える方が現在は有力である。
　現在はプリンスホテルによる運営で観光地化され、たくさんの観光客が訪れている。アスファルトが敷かれているのでハイヒールでもサンダルでも何でもよい、まあ、スニーカーが基本であろうか。9時台に到着し、大駐車場に入れて散策を開始する。

　門を入ると、ジュースの自動販売機もあるし、食堂もあるし至れり尽くせりだ。まあ、登山ではない、ハイキングかどうかといわれるとそれも怪しい、観光地巡りと行ったところであろう。標高は1400Mほどであり、アップダウンはある。

　風景をいろいろ見ながらゆっくりと回る。黒々とした溶岩がいかにも生々しい。これらの溶岩は、静かに流れたものではなく、火砕流のように爆発的にここにやってきた溶岩が冷えたものであるということらしい。溶岩の酸化具合から、そう考えるとつじつまが合うそうである。

　当時の私は、浅間山を見ても「わぁ、きれいだな♥」と思うだけであったが、今写真を見てみると、「登りたい」と思う。これはやはり昨年から結構な割合で山に行っているからなのだろうな、山を見ると登りたくなる。しかも、素晴らしい山ならなおさらだ。しかし、当時の私はただ満足して歩いていたようだ。

　この鬼押し出し溶岩により数軒の家が流され、死者が出ている。それを持つって浅間山観音が建立され、観音堂がある。悲劇ある所に宗教あり・・・である。東京上野の寛永寺の別院であるらしい。まあ、一応写真に収めておく。また、観覧車や昔の朽ちた建物も結構残っている、プリンスホテルによる再開発の際に打ち捨てられたものであるらしい。

　と、その時、私は花の中が「ぬるっ」としたのである。気温7度、半袖・・・。のぼせて鼻血を出してしまったのである。鼻の中にちり紙を詰めながら歩く・・・Tシャツも汚してしまったようだ・・・残念。
　休みながら歩き、休みながら駐車場に戻ってくる。いい写真を撮れたとホクホク顔、車に積んであったシャツを取り替え、次の観光地に急ぐのである。

　
「浅間山」の「アサマ」は火山を表す俗語であるようで、「阿蘇」などもここから発生しているそうだ、また「浅間」と書いて「センゲン」と呼ぶこともあるようで、主に富士信仰にかかわって使われる。よく、この浅間山を富士信仰の山として誤解している人がいるが、そうではなくもともと本来の「アサマ」なのである。