御林山(浅間尾根登山口-数馬峠-風張峠-山のふるさと村-麦山)
- GPS
- 04:30
- 距離
- 12.1km
- 上り
- 733m
- 下り
- 818m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小河内神社バス停から奥多摩行バス利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
山のふるさと村から麦山の浮橋までの湖畔の道は、ふるさと村側の入口に「残雪が多いため通行止」と記されて厳重にロープが架けられているが、実際に歩いてみると残雪は全く無く、1か所ある倒木も歩くのには支障が無い。 また、浮橋のふるさと村側も「強風のため通行止」としてロープが張られているが、麦山側は通行できるようになっていた。 両方とも脇を抜けたり柵を越えたりして通行したが、なぜそのような中途半端な措置が取られているか訳がわからない。単にここを管轄しているところの怠慢のように思われて仕方ない。 |
写真
感想
3月の雲取山以来歩いていないので、ちょっと沢山歩きたくなっていたが、例のごとく朝起きるのが遅くなってしまい、家を出たのが7時を回ってしまった。それで武蔵五日市9:00発の数馬行きであの近辺のどこかを歩くことにする。
バスの中で、そう言えばこの前松生山を歩いた時に浅間尾根の先の方を歩いていないなと思ったことを思い出し、風張峠に行きたくなって急きょ浅間尾根登山口で降りた。腹ごしらえをして歩き始め、50分足らずで風張峠への分岐に着く。バスを同時に降りてこちらに来た人は10人以上いたと思うが、どうやら彼らとはここでお別れのようだ。分岐から15分ほどで数馬峠に着いたが、その間にマウンテンバイクの連中ともう一組歩きの人たちに出合ったものの、その後登山道では一人も出合わなかったという非常にマイナーなルートである(もっとも奥多摩道路に時々出るのでそこでは多くの車やバイクに出合うのだが)。五日市からバス2台分の人達がバスに乗ったが、このようなところもあるのだ。奥多摩は広い。
ルート上一番問題があったのは浅間尾根駐車場から風張峠までのルートであった。浅間尾根駐車場で一旦奥多摩道路に出るが、その先は目の前の崖の上に付いている。道路を奥多摩側に100mほど行くと標識があるのだが、その指している先は崖があるだけである。しかし良く見ると木の根の間の土に確かに踏跡らしいものが付いているのに気付く。しっかりした木の根があるから登れる崖であるが、高さで30m程度なのでがまんして登る。しかし、その先もまた大変であった。山腹にトラバースする道が付けられているのであるが、路面が斜めになっているのと、木の間の間隔を良く見ると道らしいという状況が三頭山への道に出るまで続く。そして途中で崩れた痕もあるので、注意が必要だ。
また、その後もルートが閉められているなどの障害があったが、詳しくはルートに関するコメントを見ていただきたい。
今回は、これに増して特筆するべき事がある。
今回も歩いている間楽しみにしていたのが奥多摩駅近くの寿々喜家での一杯であった。予定通り入ってお酒を頼んだら、近くに座っていた二人連れの男性の方が一緒に話そうとおっしゃるので、お言葉に甘えて同じ席に入れていただいた。彼は30歳前くらいの若い米国人でポートランドから来たと言う。一緒にいるのは日本人の彼女である。時々彼女に通訳をしてもらいながら話を聞いたところでは、以前横須賀に住んでいたというので多分Navy関係であろうと想像はしたが、それよりも面白かったのはイスラム教とキリスト教やユダヤ教は同じオリジンであるという認識を話してくれたことである。以前からキリスト教とユダヤ教は同じルーツを持つのだろうと想像はしていたが、イスラムまで一緒だと一刀両断した考えを聞いたのは初めてであった。その辺りを専門にしている人だと彼女がおっしゃるので間違いないであろう。
彼は米国の東海岸よりもサンフランシスコのような西海岸の方が広くて新しい地域であるから好きだ、と言う話から始まったのであるが、そんな高尚な話にまで発展してしまった。たまたま私も最近台湾と日本の関係などに興味を持っていたので、つい引き込まれてしまったのだ。
ただ、新しい街でもLAは良くないというので、西海岸でもホームタウンのポートランドやサンフランシスコ、シアトルが好きだと言うことのようだ。後から考えれば、LAはどちらかと言えば海の街のイメージであるのに対し、ワシントン州やオレゴン州は結構近くに高い山があることと無関係ではないかもしれないとも思った。おそらくそれが来週帰国するという彼らが奥多摩に来たこととも関係があるのだろう。
たかだか1時間足らずの時間であったが、結構楽しく過ごさせていただいた。
ありがとうございました。occhanyama
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