子王山〜高山(御嶽)〜三名湖[Shall we 段差?]
- GPS
- 05:36
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 873m
- 下り
- 872m
コースタイム
6:46 子王山6:49
6:57見晴らし茶屋
7:47御嶽(高山)7:52
8:55鮎川湖9:02
9:25三名湖9:32
11:20見晴らし茶屋
11:34子王山
11:51かあちゃん茶屋
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス | かあちゃん茶屋駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
子王山 階段の山なので膝爆弾の人は注意しよう。 御嶽コース(日向山〜高山) 御嶽コースと書かれた手書きの道標に従い進む。尾根筋を通って行けば間違いない。 コース上で熊糞を3-4回見たので熊避けグッズ準備しておこう。 その他は舗装道路歩きなので車に注意。 下山後は鮎川の湯 4時間700円 |
写真
感想
二千階段、なんといいましょうか、地獄絵図にでも出てきそうなネーミングではないか。
群馬県藤岡市、子王山。
「京都 大原 三千院」と並び「群馬 藤岡 二千階段」と地元住民に広く親しまれた、かどうかは定かではないが
あの歌のタイトル「女ひとり」と相反する「男ひとり」で訪ねてきた。
平日は営業していない かあちゃん茶屋。その駐車場は桜が舞い散る、日本の風情を絵にかいたような場所。
…なんてちょっと誇張してみたもののすぐそばには藤棚のトンネルが続き、季節が訪れればこれまた風情のある山道なのではなかろうか。
藤棚を抜けるととてもえげつない階段が始まる。
しかし
いつもなら嫌がる段差も今日はそれが目的のようなもの。子王山の地獄絵図を極楽浄土の楽観ハイクにしてやろうではないか!そしていっぱしの「段サー」になって故郷に錦を飾ろうではないか!
意気込みだけでは息切れするだけで生きる屍のように山頂へ。快晴だが霞みがあって今一つの遠望だがまあ、わずか550mの山頂にしては眺めは良い。
見晴らし茶屋まで下りてだいたい14-500段だろうか、良くわからないが数える気もなく今度はその先にある高山を目指す。
この高山とは別名御嶽というようで御嶽コースとしてハイキングルートが設定されている。
道中2-3箇所あるコースマップを確認して歩いていくのだが分岐点があるわけでもなく、荒れがちだがひたすら尾根筋を通り抜けていく道だ。
適度なアップダウンに急な斜面、痩せた道やたまに出てくる妙な看板など、意外と楽しめる。
のだが、ただ唯一の気がかりが存在したのだ。
bearのshitだ、しかも複数箇所に。
彼らもわかっているのだろう。確かに子王山では目につくところには一切なかったそれ。この御嶽コースは自分等の場所なのだと言わんばかりに山道のど真ん中にそれをするとは。
縄張りに挨拶もなく立ち入ったことをshitに詫び、挨拶がわりの熊避け鈴を盛大に鳴らしつつ先へ。
下山した先は舗装道を歩いて鮎川湖と三名湖をレイキング。子王山でもそうだったがミツバツツジやサクラやその他花音痴な私でも心踊らされる花々。心だけは「ダンサー」の華が咲いたようだ。
とはいえ集中力の殆どを御嶽コースで使い果たしたため、鮎川湖では周回できないのを行き止まりまで行って知り、三名湖では入口がわからず適当な場所から入り込んだらたまたま湖岸に出られたが、途中で立入禁止の鉄塔の前に出てしまったりヘッポコ。
きた道を戻りつつ重要文化財に指定されている高山社跡を見学。中に入ると今日初めての来客が私だったのだが、案内をしてくれる係の人がせっかく出てきたのに「いや、ハイキングの最中に立ち寄っただけですので。」と説明をやんわり拒否。ぶらり立ち寄ったことに初めて罪悪感を感じたひとときだった。
もう一度御嶽コースで戻るのはshitに卒倒しそうなのでそっとしておくことにして車道をひたすら戻る。途中で怪しげな林道に入り、ここが行き止まりだったらかなりの車道大回りを強いられるところであったが無事御嶽コースの入口辺りに合流。
見晴らし茶屋で最後に一息ついて再度子王山山頂を目指す。なんたって今日はそのために段サー目指して道中もいたるところで階段のある場所を立ち寄ってきたのですからっ(写真参照)。
山頂でご夫婦とお話しをしたあと最後のえげつない階段下り。
藤棚を見上げるとやっぱり雪の影響だろうか、ほとんど枯れていて今年に咲くのかどうか怪しい。
そしてかあちゃん茶屋に無事帰着。「段サー」になれたかどうかは計り知れぬところだが、茶屋の桜だけは静かに舞い踊っていた。
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