風雨の合間の仙丈ヶ岳・大展望
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,138m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
20日 北沢峠3時12分→小仙丈岳→仙丈ヶ岳7時15分→仙丈小屋→薮沢小屋→北沢峠(11時15分)。広河原、芦安を経て帰京。
天候 | 19日、風雨、雷。20日、昼過ぎまで晴れ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2009年07月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
19日は悪天で下山する登山者が広河原に押し寄せ、たいへんな混雑でした。 北沢峠のキャンプ指定地は、水場、トイレとも完備しています。家族連れも安心。沢の傍のため、集中豪雨のような場合は、稀に水流が入り込むことありそうです。 短い好天と展望をねらうため、午前1時40分に起床。 北沢峠からの登りは星空のもと、午前3時発の登山にしました。もちろん道はよく踏まれており、夜道でも安心です。 下山に使った薮沢小屋を通るトラバース道は、3度目の使用でした。この時期は雪渓がまだ残り、より早い時期には注意が入ります。枝沢を数本、石飛びで渡渉しますので、大雨のときは注意。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
3度目の仙丈ヶ岳。以前は6月、8月の2回とも風雨にあったため、今回初めて山頂部の全容を見ることができた。
もともと今回の山行は18日夜、芦安に入り、車で泊まり、19、20日の両日で、北岳肩ノ小屋にキャンプし、花の撮影をしようと計画。ところが18日午後の天気図から甲信越は19日は大荒れと知り、出発を19日朝に半日送らせた。目的地も、風雨のなかテント装備で肩ノ小屋に上がるのは無理があり、風雨でテントではきびしいと判断して、北沢峠キャンプ、仙丈に変更した。
19日、広河原に13時すぎに着。しのつく雨。北岳と北沢峠から帰る登山者とで、バス停のテントはいっぱい。雨具を泥だらけにして、登山者が続々と降りてくる。臨時便が随時、ピストン。
この19日にも、早朝から北岳に向かった登山者もおり、20日に聞いた話では、北岳山荘にたどり着けず、肩ノ小屋は天候回復待ちの登山者を含めて、400人の超満員。風雨のなかで女性登山者が1人、倒れたという。
私たちは、北沢峠に折り返し下山者を迎えに出るガラガラのマイクロバスに乗せてもらい、雨の北沢峠に着いた。
テントを張っている途中で、雷雨。間をおいてまた雷雨。
20日、午前1時45分、起床。細い谷間から見上げる空に、びっしりと明るい星が光っている。快晴。
3時すぎ出発。山頂からの眺めがもつうちにと、元気に登る。
5合目の分岐手前で日の出。
南アルプス、中央アルプス、北アルプス、妙高・戸隠、八ヶ岳、上信国境、みな見える大展望。
ここからはカメラを肩に、花を撮影。
風雨の6月、ふらふらでたどったことがあった稜線を、今回は地形や花をゆっくり眺めながら歩くことができた。
花の写真は425枚もシャッターを切ってしまった。
明け方から見えていた上空のレンズ雲が、真上で空を覆うように発達してきた。富士山もレンズ雲をかぶっている。南アもまた同じ。天気の崩れが始まったが、「予約制」の仙丈小屋をめざし、登ってくる登山者、ハイカーが目立つ。「やっと予約がとれたから」とうれしそう。もちろん、軽装の人もいる。
帰りの中央道が渋滞して、奥多摩経由で帰ったが、夕方にはこの地域にもにわか雨があった。
短い好天をつかんで、仙丈の山頂部の眺めと大展望を楽しむことができた。
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