巻機/米子沢(沢登り講習)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,109m
コースタイム
25:30巻機山登山口(桜坂駐車場)
9/23
5:30起床
6:30発
左岸林道より米子沢入渓
8:35スダレ状12m滝(つばめ岩)
9:13ゴルジュ入口
9:53大ナメ
10:45二俣
11:10巻機山避難小屋11:35
12:50五合目(米子沢俯瞰展望地)
13:45桜坂駐車場
=金城の里(入浴)
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
http://mt-farm.info/ ■米子沢 遡行グレード:2級 登るルート取りを知っていて多少クライミングに慣れた人なら ロープは不要(ただし携行するのは当然だが) 今回もロープは1回も出さなかった。 注意点:ゴルジュ入口の右テラスから上部に延びる踏み跡には入らないこと。 ゴルジュ入口の小滝落ち口に向かいトラバースして ゴルジュに入るようにする。 ■入浴施設:金城の里 ・巻機山登山口麓の清水集落から国道291号を下り 魚野川を渡ってすぐ左の細い道に入り200mくらい。 ・320円 ・営業時間10:00〜21:00(月曜定休日) |
写真
感想
米子沢は巻機山南西面にあげる
まさに良き山に良き渓ありの代名詞と思います。
個人的には今回6回目ですが何度来てもよいですね。
さて入渓口の米子沢左岸林道は以前「入渓禁止」と謳われていましたが
最近は「危険・・・」と表現が変っていました。
おそらく地元ほか愛好される方々の尽力によるものと深く感謝します。
桜坂駐車場の料金所前から始まる左岸林道を歩くこと10分弱。
2本目の左へ行く分かれ道を少し下れば
真ん中が空いているスリット型の堰堤です。
「本当にこれが米子沢?」と疑ってしまうような
長〜い涸れたゴーロを歩けば
ようやく前方にきれいなナメ沢が本流に向かい降りているのが見えます。
この辺りから水流も次第に現れ
スラブ状の小滝を越えていけば
先ほど遠望されたナメ沢と奥に大滝が見え隠れする米子沢本流の二俣。
本流右岸沿いにつけられた踏み跡を追い
この大滝を少し大きく巻く径がはっきりついています。
もしここで藪漕ぎなどしてしまうなら
それは途中径を間違ったと判断してもよいでしょう。
そしてスラブの乾いた岩をノーロープでフリクションを効かせながら
どんどんと登ります。
この辺りは水量が多いときは、水の浅さからは想像できないくらい
水圧を感じ、滑って流される事故が多いので
もし桜坂駐車場横の本流に少しでも水が流れているときは
水量が多いものと相当慎重になる必要があります。
12mスダレ状横向かいの滝とその上のツバメ岩を過ぎ
しばらく行けば沢は左へ曲がりゴルジュ帯。
ゴルジュ入口の右を登ると、テラスから更に上へ向かい
しっかりした踏み跡がありますが
これは以前救助用に作られた径なので
入らないよう注意が必要です。
高巻き径であろうとそのままどんどん登ってしまい稜線に出てしまったとか
途中から踏み跡が薄くなりおかしいと思ってトラバースした挙句
米子沢に戻るため懸垂下降で戻ったなど結構あります。
しっかりしたテラスに上がる前にゴルジュに2mトラバースして
ゴルジュに入るようにします。
ゴルジュ内の滝も少しは沢慣れした人なら容易に高巻くことができます。
ゴルジュを出て2つの滝を左から巻けば
この沢の絶景ポイントである大ナメ帯が延々と空に伸びてて
おそらく初めて来た人たちは感嘆の声をあげるところ。
遠く上越のマッターホルンと呼ばれる大源太山や苗場の山々が望まれます。
小滝を越えれば沢は次第次第に傾斜もなくなり
小川のせせらぎになって二俣に。
右俣は自然保護上、入渓禁止のロープが張られているので左俣へ。
木イチゴが沢の両岸になっており少し自然の恩恵を受けましょう。
くまさんはじめ動物たちの分まで採らないように。
少し歩けば左からはっきりした踏み跡が降りてきており
そこを辿れば巻機山避難小屋に飛び出し遡行終了。
あとは井戸尾根をどんどん下れば駐車場に戻ります。
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