羅臼岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,426m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
5.00 820m 極楽平
7.05 1535m アイゼン歩行開始
7.52 1659m 羅臼岳山頂
8.12 1659m 羅臼岳発
8.54 820m 極楽平
9.31 239m 岩尾別温泉
天候 | 雨のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木下小屋から山頂までうまくルートを取れば雪は繋がっていた。尾根上は雪切れが多い。 |
写真
感想
北海道3日目、トムラウシ オプタテシケと天国だったが今日の羅臼は甘く無いだろう。今年の1月も羅臼に挑戦して山頂まであと標高100mと迫ったが猛烈な強風で敗退を余儀なくされた。
羅臼岳は風との闘いであるが春ならもうどんな状況でもピークは踏めるだろうと思っていたが、今回も甘くは無かった。オプタテ下山後帯広から250km移動して知床に来た。夕方岩尾別温泉に着く雪は見える。明日はまずまずだろうか。深夜1時半起床していざ出発。
2.30 239m 岩尾別温泉発 小雨の中歩き出す。尾根上は雪は無いだろうから尾根下をトラバース気味に雪を繋げて行く。まあまあ雪は繋がっており、これなら山頂まで問題なかろう。
5.00 820m 極楽平 この辺りから天候は急速に悪化,雨は強くなりガスも下りて来た。ガスが出る前に滑降ラインの北面くの字ルンゼは確認出来ていた。ここは雪は繋がり滑降出来る。ここからは夏道を大きくそれくの字ルンゼを目指す。雨のためシールは濡れ新雪がだんごになってこびりつく。もう取っても取っても切りがない。
斜度が上がるとだんごでスリップしてその度に停滞雪落としに明け暮れる。それでも先頭を交代で高度を上げラスト100mで氷化急斜面となりアイゼンにした。
7.05 1535m アイゼン歩行開始 雪を繋げて岩をぬって高度を上げる。帰りはここを滑らなくてはならない,髭は真っ青になっている。さあがんばろう、もうすぐ山頂だろう。平坦な岩場に飛び出すと山頂はすぐ先だった。岩場を登ると山頂標識が見えた。
7.52 1659m 羅臼岳山頂 ゴール,もう寒いし風もあるし早くこの地獄から逃れたい。もう羅臼は卒業したい。
8.12 1659m 羅臼岳発 山頂付近から板を履けばもうこっちのもの急斜面だろうが氷化斜面だろうがホワイトアウトだろうが、もう心配ない,後は重力に従って落ちるだけ。
岩場だけは気を付けて決して気を緩めない,慎重にターンを刻む,登りのトレースを頼りにガスの中一気に滑り落ちて行く,極楽平が見えるとガスは抜けた。
8.54 820m 極楽平 ほーー極楽です。ここからは雪を繋げて木下小屋まで滑るだけ、雪を完璧に繋げてさあゴールです。
9.31 239m 岩尾別温泉 今日も完全燃焼、三連勝で明日は斜里へ
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