塩の道トレイル・新緑の大網峠越え

2014年05月27日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.6km
• 登り: 920m
• 下り: 748m

コースタイム

0832根知駅ー0900フォッサマグナパークー1020塩の道温泉ホワイトクリフ1100−1105山口番所跡ー1107塩の道資料館1200−1220大ザイの神1225ー1300白池1320ー1340角間池1345−1355大網峠ー1440菊の花地蔵ー1525横川の吊り橋ー1545芝原の六地蔵ー1600大網諏訪神社1610ー1645姫川温泉ー1655平岩駅

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

車で南小谷駅まで向かい、駅前の小谷村営駐車場（無料）に駐車、JR大糸線利用。
【往路】0751南小谷ー0812平岩ー0832根知　500円
【復路】1716平岩ー1741南小谷　

コース状況／危険箇所等

■道の状況
今年は残雪が少ないようで、大網峠を信州側に降りた斜面に50mぐらい残っていた程度です。踏み抜きとぬかるみを避けるため、持参したスパイク長靴に履き替えましたが、通常の登山靴とストックがあれば対応可能です。

また、菊の花地蔵を超えた急斜面のジグザグ道に、この冬に崩れたと思われる倒木が根元から持ち上がって道をふさいでおり、くぐったり跨いだりすれば通行可能ではありましたが、6月にならないと整備が入らないとのことなので、注意です。

■温泉情報
平岩駅の周辺にある姫川温泉は糸魚川市側に立派なホテル国富が立ち寄り1000円、小谷村側に鄙びた昭和の旅館2軒があり、また最近オープンした日帰り施設・疵の湯があり、入浴料500円から600円です。

■宿泊情報
糸魚川の塩の道起点からスルーハイクされる方のために一応書いておきます。
大網峠越えセクションの起点にはシーサイドバレースキー場併設の塩の道温泉ホワイトクリフがあり、テント泊1張り1000円、素泊まり3240円〜とリーズナブルで色々な客室タイプとレストランがあります。自炊できる離れの大部屋もあります。

コース途中の白池周辺には、しろ池の森原の館というキャンプ場（無料）があります。

セクション終点の姫川温泉には上述の温泉宿があり、旅館で素泊まり5000円から、ホテルは朝食付きで13110円（2名から）というお値段です。

■飲食店
根知も平岩も駅周辺には売店など何もなく、飲み物の自販機があるぐらいなので、あらかじめ昼食など用意してから行くべきでしょう。

■交通機関
今回は駅から駅まで歩くプランで行きましたが、根知駅からトレイルヘッドの山口番所までは日陰のない田んぼの中を延々1時間歩くので晴れた日は日射がきつく、またアスファルト舗装路上を歩くので登山靴だと疲れます。糸魚川駅から出ている山口行きバス（糸魚川バス）を根知駅の近くの根知新道というバス停から乗れば15分に短縮されるので、本数は少ないですが利用をお勧めします。

写真

5/27 7:47

南小谷駅で、JR西日本管轄の大糸線に乗るところから遠足の始まり♪

5/28 7:23

車窓からの景色は、北欧のフィヨルドを走る列車みたいです

5/27 8:28

山がどんどん低くなり、日本海が近いことを感じさせます

5/28 7:23

前日の大雨のせいか、姫川は白波を立てた濁流

5/28 7:24

根知駅から歩くこと1時間、やっとトレイルヘッドの山口に到着

5/27 11:09

資料館にて歩荷の古道具をチェックしていきます

5/28 7:24

若かりし頃、八ヶ岳の山小屋でボッカをしていた上司、50キロの荷を担ぎあげ得意気

5/27 12:04

頸城三山、左から駒ケ岳、鬼面ケ山、鋸岳だそうです

5/27 12:21

後方を振り返れば日本海

5/28 7:24

シーズン初めにもかかわらず、歩きやすくきれいなトレイル

5/28 7:25

古道を感じさせる杉並木

5/27 13:00

エメラルドグリーンに輝く白池のむこうに雨飾山

5/28 7:25

5/28 7:25

5/27 13:08

5/28 7:25

5/27 13:20

5/28 7:25

5/27 13:45

角間池のまわりも落葉樹が多く、紅葉の時期もよさそう

5/28 7:26

大網峠を越えて信州側に降りるとすぐ、残雪がありました、でも今年は少ないそうです

5/28 7:26

信州側にたくさん咲いていたイワカガミ

5/27 14:40

空中をぶらんぶらん悩ましい、マイマイガの毛虫

5/27 14:44

この冬の雪の影響でしょうか、昨秋にはなかったという倒木が行く手をはばみます

5/28 7:26

重荷を背負わされた牛もここで一息ついたという

5/27 15:02

いかにも水飲み場

5/27 15:03

ダイモンジソウも咲いてました

5/27 15:05

5/27 15:26

大雨のたびに流されたという横川の吊り橋。

5/28 7:26

吊り橋から下をのぞくと、下の廊下のような渓流

5/28 7:26

見事なS字渓谷

5/27 15:48

この6体のお地蔵さんまで来たら、大網の集落まではあと少し

撮影機器：

GR DIGITAL IV リコー

感想

aymiy

ゴールデンウィークに小谷村に越してきてすぐ、塩の道まつりがあって、全長120kmの塩の道トレイルのうち、小谷村の千国越えから白馬村を通って、大町市の木崎湖までは歩いたけれど、トレイルの白眉といわれる大網峠越えを早くやってみたくて機会を伺っていた。

6月にならないと残雪が多くて大変だよ、と聞かされていたので躊躇していたが、スケジュールの都合上、5月下旬にトライすることに。

当日はお天気に恵まれ、この時期にしては暑いぐらいの陽気で、標高の低いところは少し蒸したが、ブナの林に入っていけば涼しい風が吹くとても気持ちの良いトレイルでした。

心配していた雪はたいしたことはなく、古のボッカの物語に思いをはせながら、次はテント泊しながら秋に歩いてみたいな〜と思いました。