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Yamareco

記録ID: 479929
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南ア/赤石岳・大倉尾根

1997年12月28日(日) 〜 1998年01月01日(木)
 - 拍手
13K その他3人
GPS
104:00
距離
36.6km
登り
2,573m
下り
2,725m

コースタイム

12/28(日) 晴
 静岡駅(9:00)==赤石渡(12:30-45)--さわら島冬期小屋(14:30)
12/29(月) 快晴
 さわら島(5:55)--1500m(7:10-20)--1700m(7:50-8:00)--1950m(8:50-9:00)--
 2300m(9:55-10:05)--2470m(11:35-12:15)--赤石小屋(12:45)
12/30(火) 雪
 赤石小屋(6:15)--富士見平(7:15-7:30)--赤石小屋(7:50)
12/31(水) 雪のち快晴
 赤石小屋(5:20)--富士見平(6:25-45)--2769m峰の先のコル(7:40-50)--
 小赤石(10:20-40)--赤石岳(11:22-37)--小赤石(12:10)--岩峰下(13:10-20)--
 富士見平(14:25-15:00)--赤石小屋(15:20)
1/1(木) 曇のち雪
 赤石小屋(7:30)--さわら島(10:00-10:30)--畑薙第1ダム(15:30)==静岡市街
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
地図の軌跡は手書きです。
富士見平から赤石岳
富士見平から赤石岳
冬期小屋
小赤石岳から赤石岳
1
小赤石岳から赤石岳
赤石岳から大倉尾根全景
赤石岳から大倉尾根全景
尾根下降
岩峰通過(懸垂下降)
1
岩峰通過(懸垂下降)
岩峰下部から撮影した岩峰
岩峰下部から撮影した岩峰

感想

12/28(日) 晴
 静岡駅(9:00)==赤石渡(12:30-45)--さわら島冬期小屋(14:30)
計画書に誤記があり13Kが集合場所である こだま441号 に乗り遅れる.
そのため予定していた畑薙鉄道バスを利用できずやむを得ず静岡駅よりタクシー
に乗る.しかしこれが幸いしタクシーはバス終点である畑薙ロッジより約20km奥
の赤石渡まで林道を入ってくれて,さわら島まで約4kmの歩行で済んだ.
(タクシー代:約\25,000)
冬期小屋ではガラス窓があり明るく比較的暖かい4畳の小部屋を利用した.
我々の他には,体調不良で赤石岳東尾根から引き返してきた単独行者1名が到着,
宿泊した.

12/29(月) 快晴
 さわら島(5:55)--1500m(7:10-20)--1700m(7:50-8:00)--1950m(8:50-9:00)--
 2300m(9:55-10:05)--2470m(11:35-12:15)--赤石小屋(12:45)
雪が殆ど無いため輪かんとスノーバーを小屋に残して出発.2000m程度まで登ると
徐々に雪が出てきた.赤石小屋新館は閉鎖していたが,冬期も解放している旧館
を利用した.旧館は土間を囲んだ15畳程度の板の間で10畳程度の2階部屋もある.
小屋から3分程度下った水場が利用でき水造りの必要なく快適であった.
翌日は悪天候が予想されたので富士見平まで偵察し,本日の行動を終了する.
小屋は我々だけの貸切り状態で,コンロを囲んでシュラフに入り就寝.

12/30(火) 雪
 赤石小屋(6:15)--富士見平(7:15-7:30)--赤石小屋(7:50)
降雪の中,出発.富士見平にてしばらく待機したのち小屋に帰還.
冬期小屋は結構寒いので板の間でテントを張り,コンロで暖をとる.
4人パーティーと単独行者が小屋に到着する. テントの中で就寝.

12/31(水) 雪のち快晴
 赤石小屋(5:20)--富士見平(6:25-45)--2769m峰の先のコル(7:40-50)--
 小赤石(10:20-40)--赤石岳(11:22-37)--小赤石(12:10)--岩峰下(13:10-20)--
 富士見平(14:25-15:00)--赤石小屋(15:20)
降雪の中,出発.6:00過ぎ徐々に明るくなるがガスで視界がきかない.
富士見平から樹林帯の中,夏道を進み,2769m峰の先のコルより尾根筋に上がる.
徐々に霧も晴れて赤石岳が眺望出来る様になる.腰程度のラッセルや岩稜部,
左右切れ落ちた痩せ尾根を進み高度を稼ぎ,85年に引き返した岩峰下部に到達.
左側から右上する様にザイル(40m×1ピッチ)を出してこれを通過,85年の引き
返し地点に到達する.目の前に小赤石岳が見える.まもなく,小赤石岳に到達,
記念写真を取って赤石岳を目指す.稜線上は風が非常に強く寒い.特に鼻や頬が
しびれる.ラッセルはなく雪氷にアイゼンが良く効き歩き易い.
山頂では簡易温度計は-15℃を示し,風も強いのでとにかく寒い.互いに握手した
後,早々に下山を開始する.なお,赤石避難小屋は2階建てで立派なものだった.
冬期も解放している,とのことであった.
小赤石岳からの下りも既に10人以上が通過したトレースがあり歩き易い.先の岩峰
は懸垂下降(20m×2)で通過した.
当初は今日中にさわら島まで降りる予定だったが帰着時刻を考慮し,これを断念,
赤石小屋泊まりとする.
小屋には我々の他には2人パーティーと先日の4人パーティーの2組が宿泊した.

1/1(木) 曇のち雪
 赤石小屋(7:30)--さわら島(10:00-10:30)--畑薙第1ダム(15:30)==静岡市街
赤石小屋からの下りは非常に長く「よくこんな所登ったな〜」が正直な感想だ.
畑薙ダムまでの林道も非常に長く,捻った左足が痛むI田は歩くのが辛そうだ.
また,C葉,13Kは靴擦れになった.ようやく第1ダムに着き登山本部に連絡.
畑薙ロッジ発のバスは既に間に合わないので静岡市街からタクシーを呼ぶ.
2時間の待ち時間は駐車場でフライを被って時間をつぶす.やがてタクシーが来て
静岡駅前のビジネスホテルに宿泊. 翌日,解散・帰宅した.

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