【2014北海道の山旅� 〕�尻岳】長官山から望む利尻岳の威容に感動。雲海に浮かぶローソク岩に感激。
りきまる
- GPS
- 07:47
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,489m
- 下り
- 1,572m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 7:47
※ 下りは高山植物の撮影に時間をかけたので，登りと同じくらいの時間を要しています。
| 天候 | 終日快晴。ただし，沓形側はガス。避難小屋から上部の尾根の登りでは，西からの風が強かったですが，幸い，山頂では風も収まり，のんびりできました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
船
2014年7月19日(土) ●クルマ移動 約270�卅�行（磐越道 磐梯河東IC〜新潟中央IC 土日割引適用 1,990円） マイカーで自宅出発03:20→国道349号→国道118号→国道294号→国道49号→磐梯河東IC06:47〜磐越道〜新潟中央IC08:11→(給油)→08:45新日本海フェリー新潟フェリーターミナル着 ※当初の計画では，常磐道〜磐越道利用で自宅を04:30発の予定でしたが，早く目が覚めてしまったので，途中まで一般道利用で経費を節約しました。 ●フェリー乗船（新日本海フェリー「ゆうかり」クルマ＋運転者1名ツーリストB運賃25,190円） 新潟港10:30発（乗用車の船内乗り込みは09:30から） 小樽港着は翌日04:30 ※今回初めて新日本海フェリーを利用しましたが，ネット上で予約からカード決済まですべて完了するうえ，「e乗船券」をプリントして持参すれば，乗船手続きも不要という，とても便利なシステムでした。大洗の商船三井に比べ，料金は安いし，小樽港到着が翌朝04:30なので，その日のうちに利尻島まで移動できることが，選択において大きなポイントでした。 2014年7月20日(日) ●小樽港〜稚内港フェリーターミナル クルマ移動 約328�卅�行（のんびり観光ドライブ） 小樽港05:00→石狩市→雄冬岬→留萌市→小平町（重要文化財旧花田屋鰊番屋見学）→初山別村とんがり館で昼食→サロベツ湿原センター見学＆木道一週→幌延ビジターセンター見学→日本海側に利尻島を望みながらオロロンラインを北上→15:55稚内フェリーターミナル到着 ※フェリーターミナル駐車場（一日千円）が満車だったため，国際線フェリー用駐車場に案内されましたが，ラッキーなことに，こちらは無料でした。 ●往路フェリー乗船（ハートランドフェリー 稚内〜利尻島 二等運賃 2,340円） 稚内16:30発 利尻島鴛泊港18:10着 （送迎車で旅館雪国へ18:20着） ●「旅館 雪国」 1泊2食税込み 12,150円（和室一名利用，北の新鮮な海の幸プラン） HP http://www17.ocn.ne.jp/~yukiguni/ ●復路フェリー乗船（利尻島〜稚内 二等運賃 2,340円） 鴛泊14:25発 稚内港16:05着 ●稚内港から宗谷岬を経由し，オホーツクラインを走行。「道の駅猿払公園」で食事＆入浴(350円)，「道の駅 おこっぺ」にて車中泊。走行距離は193�辧� ※ 一旦，「道の駅 おうむ」にて車中泊しようと駐車しましたが，国道沿いで騒がしいので，その先の「道の駅 おこっぺ」まで足を伸ばしました。こちらは，国道から少し町中に入るので，とても静かで快適でした。車中泊は私を含め4台のみ。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
のちほど追記します。 |
写真
この日の夕方はレストランが大混雑。そろそろ空いてくるかと思い，午後7時頃に並びましたが，食べ始めたのは午後8時近く。メニューは料理を自分で取るカフェテリア方式。刺身や唐揚げなどの居酒屋メニューをチョイス。この写真のもので2,410円。もちろんこれだけでは足りないので，このほかに追加しました。
7月20日(日)午前4時半に小樽港に到着。下船後は，ひたすら日本海側をドライブ。ここは小平町にある，国の重要文化財「旧花田屋鰊番屋」です。
鰊番屋の見学を終えて駐車場に戻ると，私のクルマの隣に自衛隊の特殊車両がズラリ。先頭がボートのような形の車両は，水陸両用車だそうです。北海道での訓練を終え，福岡に戻る途中とか。自衛隊の皆さん，お務めご苦労様です。先の大震災でも自衛隊の活躍がなければ，被害はさらに拡大したことでしょう。これからも，国民の生命財産を守るため，日々の訓練に励んで頂きたいと思います。
05:03北麓野営場に到着。旅館のクルマで送ってもらいました。管理棟のところにある登山ポストに計画書を投函して，05:05に登山開始です。
登り始めて30分ほどで4合目に到着。でも，標高はまだ390�辰任后�ここから山頂までの標高差は，約1,320�辰△蠅泙后�まだまだ先は長いです。
07:25 長官山に到着。ここで初めて利尻山頂が姿を現します。登山口から標高差約千�辰鯏个辰討�ましたが，利尻山頂はまだ遠いです。
2
感想
・ 北海道の深田百名山は，5年前の長期勤続休暇の時に，幌尻岳，十勝岳，大雪山縦走（旭岳〜トムラウシ岳）と4つの頂に登り，昨年はガスで展望は得られなかったものの，後方羊蹄山に登りました。でも，まだ残り4つの山頂を踏んでいませんでした。
・ 今年は，5年ごとに取得できる「長期勤続休暇」の権利行使年度にあたっていることから，この休暇を活用し，7月19日(土)〜26日(土)までの8日間の日程で，まだ未踏の利尻岳・斜里岳・羅臼岳・雌阿寒岳の4山を目指すことにしました。距離が離れているこれらの山を登るためには，車の活用が欠かせません。そこで，マイカーをフェリーに乗せ，新潟港から小樽港へと向かいました。
・ 自宅から近い大洗港からも，北海道行きフェリーが出航していますが，こちらは北海道到着が午後または夜となっています。これでは，途中で宿泊を入れないと，稚内港から利尻島へと向かうフェリーに乗ることはできません。一方，新潟港から出航している新日本海フェリーのほうは，乗船の翌朝04:30に小樽港に到着するので，その日のうちに利尻島へと行くことができます。そのため，わざわざ270�劼睥イ譴真軍禮舛泙妊�ルマで移動して，北海道に向かうことにしました。
・ 小樽港から稚内港までは，日本海沿岸を走り，重要文化財である旧花田屋鰊番屋を見学(350円)したり，2005年にラムサール条約に登録されたサロベツ湿原を見学したりしながら，最後は日本海側に利尻島を望みながらオロロンラインを北上してフェリーターミナルに到着。約330�劼粒擇靴ご儻�ドライブでした。
・ 利尻島での宿泊は，当初は宿を予約できず，北麓野営場でのテント泊を考えていましたが，Eiji0220さんの利尻登山レコに記載されていた「旅館 雪国」のHPを検索したところ，なんとか宿泊予約が取れ，おいしい食事とお酒を味わいながら前泊することができました。なお，この宿では，朝五時にクルマで登山客を登山口まで送るとともに，下山してきた客については，宿に電話すれば，一人であっても迎えに来てフェリーターミナルまで送り届けるサービスをしています。このサービスのおかげで，14:25発のフェリーで稚内に戻ることができ，結果的に，翌日には快晴の斜里岳にも登ることができました。Eiji0220さんには，この場を借りて，御礼申し上げます。
・ さて，利尻岳登山の感想ですが，まずは，長官山からの利尻岳の威容に圧倒されました。標高差1,000�辰鬟�リアして長官山に登って初めて望むことのできるその姿は，まさに圧倒的な存在感でした。その姿を見るためだけに長官山を往復しても良いくらいの価値があると思います。
・ さらに，山頂から眺めた，雲海の上に浮かぶローソク岩と南峰の素晴らしい存在感に感激。東側は快晴なのに，西側には雲海が広がり，とても美しい景観が広がっていました。
・ そのうえ，山頂周辺のお花畑の素晴らしさにも感動。ここにアップした高山植物の写真はほんの少しですが，実際には，もっと多くの種類の花が咲き誇っていました。以前から憧れていた「洋上の富士」に，このような素晴らしい天候のもと登頂することができたことを，山の神様に深く感謝する次第です。
・ なお，登山地図などでのこの山の一般的な名称は「利尻山」とされているようですが，深田久弥が「利尻岳」の名称を用いていることから，本記録では，「利尻岳」とさせて頂きました。
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