夏の立山 三山周回
- GPS
- 35:00
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:00
天候 | 晴れ微風の登山日和 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていますが、岩稜とガレ場で落石に注意が必要です。 水場は何ヶ所かある。名水も コース途中のトイレは、雄山社務所、各山荘で使用料100円 室堂はハイキング、一般観光客も多い。 雄山は小学生団体登山で渋滞気味だったそうです。(私たちは渋滞前に通過) |
その他周辺情報 | 宿泊は浄土山と雄山の鞍部、一の越山荘に泊まりました。 2日目昼食は、室堂手前の、みくりが池温泉の喫茶かレストランで (私は屋外テラスでソフトクリーム) |
写真
装備
備考 | 天気良ければ強烈な紫外線。日焼け止め、長そでシャツ、サングラス、滑りにくい手袋は持って行ってよかった。下着類の着替えもサッパリする。 |
---|
感想
有料道路の通行料51,820円を払ったバスは、美女平から立山杉の原生林を通り抜け、高山植物の咲く弥陀ヶ原を蛇行しながら進んで行く、やがて前方にくっきりと立山が見えてきた。
とても素敵! やや雲が流れているが、残雪と緑と山肌のコントラストが鮮やか。
到着した室堂は、観光客や登山者、黄色い帽子の小学生の団体などでとても賑やか。
展望台から今回のルートの稜線を目で辿る。右の浄土山から雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、真砂乗越、その向こうの別山、別山乗越、雷鳥坂の周回ルートがすべて見えている。
わくわくする一方、こんなに歩けるのかしら?と少し不安にもなる。
一日目は室堂から浄土山を目指す。こちら側は観光客も少ない。
さて、残雪を難なく横切った登山口からは、いきなりの岩登り。
立山は全体に岩稜とガレ場の山と知る。
明日登る雄山の急坂を眺めてから、一の越山荘で宿泊。この日は比較的すいていた。
くっきりした山の傾斜を眺めながら夕食。
深夜、人の話し声で目が覚め、眠れなくなったので星を見に外に出てみた。
暗い夜空を見上げると、星々が静かに空を埋め尽くし、一筋の銀河が天を横切っていた。
肉眼で見たのは、ひょっとしたら初めてかもしれない。午前2時半過ぎだった。
二日目
朝から良い天気で、北アルプスの山々がクリアに見えている。雄山を目指し見上げるような岩場を直登。昨日、小学生の団体がアリのように登っていたのも此処だった!
雄山山頂到着。良い眺めで、遠くに富士山のシルエットも確認できた。
ドンドンと太鼓の音が時折聞こえ、3003mの雄山神社でお祓いを受ける人もいる。
次は最高地点3015mの大汝山。ザックを映画のロケ地の休憩所にデポして山頂へ。眼下に黒部ダムも見える。遮るものがない名だたる山々を見渡す。剱岳も間近に。
更に前進、富士ノ折立は落石が多くて危険とのことで横脇を通り、真砂岳に向かって少し下る。
なだらかな尾根道と残雪の内蔵助カールを見下ろしながら歩いていく。
緑と残雪のまだら模様の山の斜面も、室堂も、ずーとはっきり見えていて、美しい眺めに、ただただ感動し続ける。 (クリアな視界は、紫外線も強い。腕時計と手袋の間の隙間の肌が、そこだけ一筋日焼けしてしまった。)
真砂乗越から別山へ登り返し、剱岳の岩稜の塊を間近に眺める。
振り返れば今日歩いてきた岩の立山が連なっている。
別山を後に雷鳥坂を下り、低木の樹林帯を抜け、残雪の上を楽しく慎重に歩き、雷鳥沢キャンプ場に到着して、ホッと気が緩む。今日は本当に良く歩いたものです。
でも、ここはまだゴールではなかった!
なんと!この谷間から、みくりが池までの長〜い階段を登り返すとのこと!
疲れた私にとっては、ここが一番の難所となり、少々バテました。
ようやく賑やかな室堂ターミナルに戻り、バスで帰路に着きます。弥陀ヶ原を再び通り、豊富な水の落ちる称名の滝も見えました。
天気に恵まれた今回の立山は、変化に富み、とても満足度の高い山旅になりました。
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