下北半島 大尽山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 631m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
10/26 大尽山 タイム:屏風山ヒュッテ7:40―宇曾利湖林道8:43―67/68林班界9:01―山頂11:27~12:20―一体地蔵12:38~55―登山口14:03~12―恐山入り口14:50
過去天気図(気象庁) | 2003年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
10/25(交流会)青森を13時に発って一路むつに向う。途中、二箇所ほど車中から風力発電用の風車を見る。釜臥山へ行く途中の車道脇に会場となる屏風山ヒュッテがある。ヒュッテは他に荒川岳にもあるとの事。二人がなにやら準備しているようであったが、我々はまだ早いからと先ず展望を楽しむべく釜臥山へ向かう。
市の展望所がありさらに歩いて山頂まで行けるようになっている。係員がいて案内をしていた。太平洋、津軽海峡、陸奥湾はじめ、もちろん眼下にはむつ市街が手にとるほど近く見ることが出来る。11月からは雪のため通行は出来ないとの事であった。道路は二車線でバスも登ってきていたほどなので結構見学者は多いようだ。戻ってヒュッテに行くと、冬を前にしての掃除を会長自らやられているとの事であった。明日は荒川岳ヒュッテの清掃をやるとの事。ヒュッテ二軒の管理を市から委託されているとの事だった。大きなストーブがあり、薪もたっぷり運んである。トイレもついているが水は無いとの事。この日のためポリタンに詰め運んで来てあった。縫道石山から八戸山水会の皆さんも戻ったので二階にシュラフを敷きいつでもダウンできるようにして長机を前にして座る。早く来た順に乾杯を繰り返しているうちにむつのメンバーも集まり佐会長の挨拶に続いて自己紹介の後懇親会となる。山の情報交換、歌合戦あり賑やかなうちに夜もふけて23時半頃就寝となる。夜半雷雨があった。
26日
青森八戸に加えてむつからは竹さん、気さんが案内役になりヒュッテの裏から宇曾利湖一周林道へ下って行く。14号台風で倒れたブナやヒバの大木があちこちに見られ歩道もしばしば迂回を余儀なくされた。踏み跡程度なので案内が無ければ落ち葉に隠れて判然としない。
途中はきのこを探そうと目は自然に倒木に注がれる。ブナシメジ、ナラタケ、ブナハリタケなどが見られた。「恐山山地域森林生態系保護地域」に指定されたので風倒木もそのままになっている。営林局が森林局となり今度また縮小され森林行政が全く機能しなくなってしまう傾向にあったので、作為的に保護地域の名を冠して何もしなくても良いようにしたのだろうと思った。一周林道を二十分ほど歩き恐山山友会の看板と67・68の林班界の看板のところからやぶこぎとなる。217度に磁石を定め高い方に進む。下はじめじめしてぬかるところもあり、小川もあり、丸木橋ではおっかなびっくり渡る。斜度が急になるとブナの倒木にきのこが目に付きだす。今度はムキタケだ。何度か休憩し、ヒバの幼木が込み合っている地点に難儀して間もなく山頂に到達する。
約二時間半を要した苦労の甲斐あって展望は素晴らしい。陸奥湾越しに八甲田山、津軽半島の山々、北海道の山並みまで360度の展望だ。一足早く中さんが山頂にいたのには驚いた。大川目・角違方面から登ったとの事。車を止めて40分で登ったとの事だった。間もなく後続のむつ山岳会のメンバーが登山道経由で登ってきたが狭いので下で昼食にすると下がって行く。昨晩副会長が言ったとおり山頂でダニを池さんが見つける。放牧地が多いので下北地域はダニが多いのだと斎さんが補足する。昼食後一体地蔵の三叉路まで下がり昼食を採り終えた後続パーテイと一緒に登山口へ下山する。亭々たる森林の中は下にやぶがなく見通しが良く歩きやすい。山頂からのくだりは急で之では登りも大変なことだろうと想像された。西風が当たる斜面には丈の低いブナが生えていて津軽半島の山を思い出した。勾配が緩くなってからは昔伐られた跡が伺われる切り株が見られる。倒木にきのこを見つけ袋を下げてくるメンバーもいる。登山口からは、車を回送するメンバーと別れて我々は恐山に向けて林道を進む。恐山寄りは車も通っていないようで笹が道を狭めている。湖の傍にはイソツツジが一面に生えていたり、温泉が湧いているところもあった。白い砂の湖畔からは今登って来た大尽山が湖面を隔てて眼前に兜のようなシルエットで聳え立っていた。
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